今日はみんなでスーパーに買い物に来ていた。それにしても何で急に?
「おぉ、あれは新発売のお菓子」
はなはいつも以上に興奮しているせいか、聞いても何をするのか教えてくれない。
「あんまりお菓子とか食べたくないんだけどな……」
「どうして?」
「栄養バランス考えて、管理しないと大変だから」
まぁほまれからしてみたら、太ったりしたら大変だからな。
「なし、今日はそういうのなし。だって、待ちに待ったパジャマパーティーなんだから」
「パジャマパーティー?」
何だか聞き覚えのない言葉が出てきたけど、一体何なんだろうか?
そんなことを悩みながら、ハリーショップに着くと何故かはなに止められた。
「ミナトくん、ちょっとまってて」
「何で?」
「着替えるからだよ」
まだ時間からしてみれば四時前だけど、何に着替えるんだ?気にしない方が良いか?
俺ははなに言われるまま、外で待つことにするが、何故かタツミとウェイブも外で待っていた。
「お前らも追い出されたのか?」
「あぁ、ミナト……」
「男子は着替えを覗いたら承知しないって、セリューとチェルシーに言われてな。だけどな。俺は……」
「惚気はいいから」
「なっ!?」
どうせウェイブのことだからクロメの裸しか興味が無いって言うのだろうな。さて、それにしても着替えるまで何してるかな?
「ふぅ、男たちが絶好のチャンスだって言うのにのんびり外で待っているのは可笑しくないか?」
突然声が聞こえた方を見るとラバが来ていた。
「ラバ、何しに来たんだ?」
「近い内に会いに行くって行ったろ!!」
「それでラバ、おかしいって?」
「決まってるだろ。女子が着替えてる。男だったら覗くしかないだろ」
「「「うわっ……」」」
俺、タツミ、ウェイブの三人は思いっきり引くのであった。覗き自体はどうでもいいけど、その女子の中にとんでもない奴らがいるのをわすれてないか?
「さぁ、行くぞ。パラダイスへ!!」
「ちょ、ラバ……」
止めようとするが、間に合わず覗こうとするラバだったが、扉から誰かの手が伸び、思いっきり引きづられ、中で何か殴る音が聞こえ、音がなくなった瞬間、扉が開くといつもの服のクロメとボコボコにされたラバが出てきた。
「ミナト、ちゃんと監視して」
「りょ、了解」
「ウェイブ、クロメを怒らせないほうがいいな」
「あ、あぁ」
俺たちはボコボコにされたラバを見て、新たな決意を固めるのであった。
しばらくして着替え終わり、みんなそれぞれのパジャマに着替え終わる中、ハリーがある質問をしてきた。
「なぁ、そのパジャマパーティーって何?」
「えっ?知らないの?」
「あぁ、俺も知らないんだけど、なんなんだ?」
「パジャマパーティーって言うのはイケてる女子のたしなみ。それがパジャマパーティー、夜更けまで本音のガールズトークに花を咲かせるの。大人のお姉さんの華麗なる宴だよ」
ようするにみんなで楽しく遊ぶってことか。
「まぁ何なのかわかったけど、どこでやるんや?」
ん?ここでやるんじゃないのか?はな、もしかしてお前……
「えっと、ハリー、今晩お世話になります」
「おい!」
許可をもらってなかったのかよ。
何だかんだではなたちはパジャマパーティーを楽しむ中。ラバは俺たちナイトイェーガーズだけを集めて、ある話をしていた。
「実はな。ある事情でハイトってやつについて調べてたんだ」
「ハイトのことって……あいつはオレたちと同じ世界の住人だからこっちに情報とかないんじゃないのか?」
「普通はそう思うけど……」
「まさか……」
セリューは何か気がついた。まさかと思うけど、ハイトは……
「どうにもこの世界の歴史の裏にはハイトが蠢いてるみたいなんだ」
ラバは何枚かの写真を見せた。そこにはどれもハイトの姿があった。
「どういうことだ?これ……」
「タツミ、ハイトが千年前に存在したやつだっていうのは知ってるだろ」
「あ、あぁ」
「皇具の力で長い年月生きながらえてきたそんな奴だと思ってたんだけど、どうにもそれだけじゃない。それがこの写真だった」
何でハイトがこの世界の過去にいるんだ?あいつは一体……
「それにある筋の情報だと皇具はハイトが作り、それをこっちに持ってきたと思ってたんだけど、どうにも埋まっていたものを発掘したみたいなんだ」
「どういうことだ?」
全員が訳がわからないと頭の中で思う中、ラバはため息を付いた。
「ようするにハイトって奴はかなり特殊なやつだって事だ。だからこそ……いや、言う必要はないか」
クライアス社
「研究熱心じゃの。ハイト」
「ドロテアか。何の用だ」
「聞きたいことが有るんじゃが……」
「何だ?」
「お前、人間か?」
ドロテアがそう聞いた瞬間、ハイトは不気味な笑みを浮かべていた。そして一本の剣を取り出した。
「人間だよ。一応な。だが、皇具の力で生きながらえている」
「それは知っているが、この世界のことを知るためにいろいろと調べていて知ったのだが、何故お前がこちらの世界にいるんだ?」
「ふふ、ふははは、そこに気がついたか。まぁいい。教えてやる」
ハイトはドロテアにあることを教えた瞬間、ドロテアは驚いた顔をして固まっていた。
「そ、そのようなことが……ありえるのか?帝具でもありえないはずだ」
「錬金術師なら分かるであろう。人を作れることがあるのだからな」
「お前は……」
「そうだな。いずれ見せてやる。3つの傑作の内の一つを」