HuGっと!プリキュア 竜騎の暗殺者   作:水甲

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第31話 さあやvsルールー

ある日の朝、物凄い物音で目を覚ました俺。時計を確認するといつも目が覚める時間をかなり過ぎていた。

 

「何の音だったんだ?」

 

音が聞こえた場所はどうやらはなの部屋にだった。俺はノックして入ると床に倒れ込んでいるとはなとそれを見つめるルールーの姿があった。

普通だったら等々やったのかと冗談を言うべきなのだが、ルールーには通じないし……

 

「何してるんだ?」

 

「野乃はなを起こしに来ました。引きずり出してもいいとのことでそれを実行したまでです」

 

よく見るとベッドが偉いことになっていた。うん、言葉通りに実行したのはいいことだろうけど加減してほしいな。

 

「そういえば今日は何かあるって話じゃなかったっけ?」

 

確か仕事体験の日じゃなかったっけ?まぁ俺は疲れているから今回はついていかなくていいか

 

「そうだった。ミナトくんも今日は……」

 

「寝る」

 

俺はそう告げて、部屋に戻ろうとすると何故かルールーに腕を掴まれていた。

 

「ルールー、離してくれないか?」

 

「あなたも行かないといけません」

 

「昨日、仕事が大変で……」

 

「だめです」

 

「……眠いんだけど……」

 

「だめです」

 

これ以上の問答は無理だな。俺は諦めるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のお仕事体験場所は保育園だった。はな、さあや、ほまれ、ルールー、ハリー、はぐたん、それに何故かセリューが来ていた。

 

「セリューがいるんだったら俺、いらなくないか?」

 

「全く昨日の疲れを残すなんて未熟なんじゃないんですか?ミナトは……」

 

「ここ最近、疲れが取れなくって……まぁ原因はわかってるけど……」

 

仕事の疲れというわけではなく、この間、奥の手を使用した際の後遺症が出てきてるな。

セリューの言うとおりまだまだ未熟だな。

 

「まぁまぁセリューさん、ミナトくんたちはどこかで休んでていいよ」

 

「まぁあんたら付き添いだしね」

 

「ミナトさん、職員の人が休憩室を使っていていいそうです」

 

三人に気を使われ、俺は職員に案内された休憩室で少し仮眠をとることになったのだった。

 

 

 

 

「ミナト、ミナト、起きて」

 

「ん?セリュー、どうかしたのか?」

 

仮眠に入ってからまだ二時間くらいしか経ってないけど、何かあったのか?俺はセリューに連れて行かれる場所に行くと、何故かさあやとルールーが険悪なムードになっていた。

 

「何があったんだ?」

 

「あぁ、ミナト、ちょっと……」

 

ほまれ曰くどうにもさあやがルールーに対抗心を持ってしまい、ルールーも負けじと対抗心を燃やしていた。

 

(さあやは意外だな。だけどルールーが対抗心を燃やすなんて……本当にアンドロイドとは思えないな)

 

心の中でそう呟いていると、さあやとルールーの二人が一人の赤ん坊をあやしていた。

 

「せいたろうくん、この格好をすると喜びます」

 

「ちがってよ!正確にはこうきて、こうきて、こうよ」

 

「いいえ、この動きです」

 

「違うわ。この動きからの連続ですわ」

 

何だかさあやの口調がおかしくなってないか?

 

「さあや、せいたろうくん、ポカンとしてるよ」

 

「少し黙っててくださる?」

 

「あう……」

 

はなが止めに入るとさあやは笑顔でそういうのであったが、笑顔がものすごく怖いんだけど……

 

「よろしくってよ」

 

これは変に止めずに見守っていたほうがいいな。

 

「ひょっとして、さあやって、ものすごく負けず嫌いなんじゃないのかな?」

 

「えっ?私、今までそんなふうに感じたことないけど……」

 

「はなじゃ自分と張り合うようなレベルになかったとか……」

 

「めちょっく!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

保育園より離れた場所にて、フードの男とドロテアの二人が保育園を見つめていた。

 

「見張るとはな。妾はてっきり直ぐ様襲いかかると思っていたが」

 

「……僕は君たちみたいな野蛮な存在じゃないよ」

 

「野蛮……まぁ一部の奴らだけじゃ。妾とコスミナと死んだイゾウはまだいいほうだぞ」

 

「ふん……」

 

フードの男は興味なさそうにしながら、見張りを続けていた。ドロテアはため息をつき一緒に見張りを続けた。

 

「それにしても見事なものじゃな。錬金術でもそこまで完璧なものは生み出すことはできんぞ」

 

「……ハイト様は全てに精通している。だからこそだ」

 

「主に従順みたいじゃな……」

 

「まぁでも、結構つまらない子だったりするんだよね~」

 

突然二人の後ろに一人の少女が現れた。フードの男は少女を見て苦虫を噛み潰したような顔をしていた。

 

「あら~ずいぶんと嫌そうな顔ね。暇つぶしに来たかいがあったわね」

 

「……用は済んだんだ。帰れ」

 

「それは断るわ。ハイト様のために私もちょっかい出してくるわ」

 

「なんじゃ、お前もハイトの言う3つの傑作のうちの一つか?」

 

「えぇ、そうよ。それじゃ……」

 

「待て、お前が行くなら僕が行く」

 

「そう、いってらっしゃ~い」

 

フードの男は直ぐ様姿を消すのであった。そして少女は不気味な笑みを浮かべていた。

 

「さぁて、ハイト様の言っていた面白い計画成就のために、頑張って引き出しなさいよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おでかけに行く子どもたちを見送り、はなたちが赤ん坊を高い高いをしているときのこと

 

「わ~お!それええな。俺も俺も」

 

「ハリーは大人でしょ」

 

「大人かて飛びたいん時はあるんや!オレも~オレも~」

 

ハリーがルールーに高い高いをせがんでいると、ルールーは何も言わずハリーを抱えて

 

「おおき……にぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!?」

 

ハリーは大空へと飛び、星になるのであった

 

「……ルールー」

 

「何でしょうか?」

 

「やりすぎ」

 

「……そうでしょうか?」

 

ルールーは落ちてきたハリーをキャッチし、ハリーはフラフラな状態で戻ってくるのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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