HuGっと!プリキュア 竜騎の暗殺者   作:水甲

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第32話 負けたくない気持ち

それからというもの、赤ちゃんたちがルールーに集まり、ルールーは大人気になっていた。

さあやは負けじとおやつを持ってくるが、誤って落としてしまう。

 

さあやが落としたおやつを片付けをしている中、ほまれがあることを言った。

 

「それにしても意外だった。さあやにこんな負けず嫌いなところあったなんて……」

 

「なんか、恥ずかしい」

 

「いいんじゃない?そういうのいいじゃん」

 

「えっ?」

 

「そうそう、負けず嫌いっていうのは悪いことじゃないのよ」

 

セリューもさあやとほまれの二人の話に混ざった。

 

「負けず嫌いって負けたくない気持ちよね。それっていいことだと思う。しっかりとした信念があっていいわ」

 

「信念……」

 

「まぁ意地を張り続けないことが重要だけどね」

 

「……うん」

 

こういう時、一緒に住んでいる分セリューがさあやのことを一番理解していていいな。

ふっと気がつくとルールーの姿がなかった。

 

「はな、ルールーは?」

 

「何だかお手洗いに行くって言ってたよ」

 

それなら安心だな。そう思った瞬間、何か怪物の唸り声が聞こえた

 

「オシマイダー!!」

 

「今の声って……」

 

俺たちは顔を見合わせ、外に出るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外に出るとそこにはオシマイダーが暴れていた。はなたちはプリキュアに変身する中、俺はあたりを見渡すとルールーの姿を見つけた。

 

「仕事に準じるって事か」

 

「どうしたの?」

 

「いや、なんでもない。みんな行くぞ!!」

 

キュアエールたちがオシマイダーに立ち向かっていく中、俺とセリューは突然何かの攻撃を喰らい、吹き飛ばされそうになった。

体勢を立て直し、前を見るとそこにはフードの男が立っていた。

 

「またおまえか」

 

「ミナト、こいつは?」

 

「前に襲ってきたやつだ。ワイルドハントの奴らではないことは確かだ」

 

俺はレガオンを斧にして装着し、振り落とすが、フードの男は片手で受け止めていた。

 

「ハアアアア!!」

 

斧を受け止めていたフードの男に向かって、セリューが鉄球を振り落とした。フードの男はギリギリのところで避けた瞬間、俺は両腕、両足にレガオンを装着し、フードの男を思いっきり殴り、フードの男は地面に思いっきり激突した。

 

「手応えありだな。キュアエール達は……」

 

俺とセリューの二人がキュアエールたちの方を見ると、何故かキュアエールが赤ちゃんのおむつを取り替えていた。

 

「何してるんだ?」

 

「ミナトくん、赤ちゃんたちが泣き出して……それにおむつも……」

 

「あぁもう……」

 

俺とセリューがオシマイダーの方へと向かおうとした瞬間、俺の足が何かに掴まれ、近くの木に投げ飛ばされた。

 

「ミナト!?」

 

「大丈夫だ……今のは……」

 

フードの男が落ちた場所を見るとそこには見覚えのある顔をした少年がいた。

 

「……今のは効いたぞ。だが……」

 

「その顔……ハイト?」

 

「にしてはちょっと若い気がするけど……」

 

俺たちがそういった瞬間、フードの男は顔を晒されたことに気がつき、男から殺気が溢れてきた。

 

「よくも僕の正体を……よくも……」

 

男がフードを脱ぎ捨て、腰につけていた刀を抜いた。

 

「本気で殺してやる!!」

 

男が何かを叫ぼうとした瞬間、突然何かが男の上に降ってきて、男の首を掴んでいた。

 

「殺しちゃだめよ。全く顔を見られたくらいであせちゃって……」

 

突然現れた少女は男にそう呟いた瞬間、男は刀を鞘に収めるのであった。

 

「初めましてナイトイェーガーズのメンバーさん。私はハイト様直属の下僕のリアン。この子はフォルシュ。今回は引いてあげるわ。じゃあね」

 

リアンがそう言って、姿を消すのであった。直属の下僕って、ワイルドハントよりうえってことだよな。

 

「隊長が言っていた私達じゃ勝てないって……」

 

「この事かもしれないな」

 

俺とセリューが落ち込む中、キュアエールたちのことを思い出し、振り向くとオシマイダーを出していたルールーが赤ちゃんたちを守っていた。

 

「あいつ……」

 

「今のうちに!!」

 

動きが止まったオシマイダーに向かって、俺とセリューは蹴りを食らわし、地面に倒れ込ませた。その瞬間、キュアエールたちのトリニティコンサートでオシマイダーを浄化させるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ、ルールー、自分でオシマイダーを出したのにどうしてオシマイダーの邪魔をしてたんだ?」

 

「……それは……」

 

家に帰り、ルールーの行動が気になり、俺は思わず聞くのであった。ルールーは何故か答えづらそうにしていた。

 

「わかりません。あの時、プリキュアが赤ちゃんが気になり、戦いに集中できないでいた。私の目的である彼女たちの完全なデータが欲しかったため、あのようなことをしたと思います」

 

「本当にそうかな?」

 

俺としてはプリキュアたちを助けるために動いているように見えてたけど……まぁ言わないでおくか。

 

「ところでお聞きたいことがあるんだけど、あの時現れた二人は何だ?」

 

「わかりません。ですがもしかすると……いえ、敵である貴方に教えるべきことではありません」

 

やっぱり教えてくれないか。あのフォルシュってやつ……ハイトと同じ顔をしてるけど、まさかこの世界の歴史の裏で動いていたハイトなんじゃないのか?

 

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