長い間眠っていた感じだったけど、いざ目が覚めるとものすごくスッキリした気分だ。
俺はアカメと戦っているハイトに向かって、思いっきりしっぽを叩きつけた。
「ミナト、無事だな」
「あぁ、アカメ。ようやく会えたな。出来ればもう少し早めに合流してくれ」
「悪かったな。奴らのことを調べるのでな」
アカメは村雨を構え、俺は両手を剣に変えた。ハイトはというと無傷でその場に立っていた。
俺は剣の連撃をハイトに食らわせるが、ハイトの前に見えない壁みたいなものがあって攻撃が届かなかった。
「これならどうだ!!」
大きく口を開き、熱線を放つと見えない壁が砕かれる音が響いた。俺は両手の剣を敗との腕に突き刺した瞬間、あるものを感じた。
「どうした?」
「ハイト……お前……」
「気がついたか」
俺は後ろへ下がった。ハイトのやつから感じたもの……体の内側に金属か何かが……
「なるほど……3つ目の方法で狂龍騎を完全にコントロールできるようになったか」
「3つ目の方法?よく分からないけどそうみたいだな」
「ふふ、ふはははははははは!!貴様には驚かせられるな!!だがこれで完成できる!!退くぞ!」
ハイトは黒い穴を開け、リアン、ドロテア、倒れたフォルシュを連れ、黒い穴には飛び込むのであった。
俺は狂龍騎を解除するとその場に倒れた。
「ミナトくん!?」
「流石に……反動が大きいな……」
俺はそのままみんなに連れられ、ハリーハウスに戻るのであった。
クライアス社 研究室
ハイトたちが戻るとそこには二人の女性が待ち構えていた。
「あら戻ってきたみたいね」
「ふふ、実験は失敗だったのかしら?」
「クライアス社の新たな幹部と呼び出されたものか」
「私はジェロス。彼女はメラルド・オールベルグ」
「男には興味がないが、こうして蘇らせてくれた恩を返さないとね」
「ふっ、リアンよ。手伝ってやれ」
「了解です。ハイト様。ところでフォルシュは?」
「すぐに傷が治るだろう。それに目が覚めた頃にはコレが完成する」
ハイトは青い剣を取り出し、その場にいた全員に見せつけた。
「レギオン。皇具『暴龍騎・レギオン』奴のおかげで完成できる。そして見せつけてくれるであろうな。全てを破壊するというものがどんな意味なのかを……」
ハリーハウス
エスデス達はアジトへ、アカメ達はアンリの家に戻り、俺はというと傷の手当を受けていた。
「にしてもミナトの奥の手にあんなのがあるなんてな……アカメたちは知ってたみたいだけど……」
「タツミが入る前に一度だけ狂龍騎になったことがあるからな。まぁもっと前にブドー将軍に止められたけどな」
何とか制御しないと思っていたけど、今回の件で何とか制御できるようになったみたいだ。
とはいえ、セリューはベッドで横になっていた。
「奥の手使用後の後遺症まで同じなんて……」
狂化の後遺症で普通なら一ヶ月は動けなくなるけど、セリューが言うには普通に動く分にはすぐに回復できるけど、戦うには時間がかかるらしい
「セリューさん、今日はハリーハウスに泊まったほうが良いんじゃないんですか?」
「そうします」
さあやが心配そうにする中、はな、えみる、ルールーの三人が何故かもじもじしていた。
「あ、あのミナトくん……」
「その……あの件なのですが……」
「ミナト、貴方の答えが聞きたいです」
「答え?」
「あ、あのときミナトくんを助けるときに……その……」
「私達が言った言葉です」
「その答えを……」
「………悪いんだけど……何のことだ?」
「「「へっ?」」」
俺の返事に三人が固まるとタツミがあることを聞いてきた。
「お前、覚えてないのか?暴走してたときのこと?」
「あぁ、全然……気がついたらキュアエールが近くにいて……」
「「「はぁ~」」」
何故かはなたちが残念そうなため息を付いていた。
「覚えてないのでしたらこれはこれで良かったのかもしれませんね」
「はいなのです。まだチャンスが有るということなのですね」
「うん、チャンスはきっとある……」
俺はハリーハウスに泊まることになったのだが、ある理由で寝付けず、夜の散歩に出ていた。
すると同じように散歩をしていたチェルシーとばったり出会った
「あら、ミナトじゃない。何をしてるの?」
「散歩だよ。どうにも寝付けなくってな」
「ふ~ん、寝付けないのは………あの子達の思いについて悩んでるからかしら?」
「!?」
チェルシー、気がついてたのか?いや、これはカマをかけているのに違いない
「思いって何だよ?」
「ふ~ん、言わないとわからないのかな?はな、えみる、ルールーの三人が告白したこととキスしたことを」
俺はすかさず土下座していた。お願いだから口に出して言わないでほしいのだけど……
「いつ気がついた?」
「あのとき三人が返事を迫ったときに、一瞬だけど動揺してたからね。何となくそうじゃないかなって思ったの」
やっぱり気が付かれていたか。正直に言うと狂龍騎に飲まれていた時の記憶は覚えていた。
だからあの時の三人の告白とキスの感触は……
思い出しただけでも顔が熱くなってきた。
「それでミナト自身、どうするの?」
「それは………わからない」
恋愛とかそういうのは本当にわからない。あの世界にいた時はそういうのを考えることができないくらい忙しかった。
それに誰か一人を選ぶっていうのは……
「まぁゆっくりと考えるのね。ミナト」
チェルシーはそう言いのこして去っていくのであった。考えるか……
次回からはプリキュア本編に戻ると同時にアカメが斬る!のあるキャラを登場させる予定です。
そのキャラは……アカメが斬る!特別編のキャラです