HuGっと!プリキュア 竜騎の暗殺者   作:水甲

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第49話 えみるの悩み

「改めましてエアです。よろしくおねがいします」

 

メイド服姿のエアが丁寧にお辞儀をしていた。今日からエアもハリーショップで働くことになった。

 

「よろしくね。エアちゃん」

 

はなたちもエアとすぐに仲良くなった。

 

みんなが働いてる中、俺はこっそりタツミを呼び出し、相談をするのであった。

 

「覚えてたって……告白をされたことをか?」

 

「あぁ、あの三人の気持ちについては知ってるし、その……」

 

「な、何というか大変だな。お前も……それで相談ってなんだよ?」

 

「俺はどうすれば良いんだ?正直誰か一人を選ぶべきなんだけど……誰かを好きになるっていう気持ちがよくわからないし……他の二人のことを思うと……」

 

「ミナト……お前は本当に優しいやつだな。だけどきっと選ばなかった二人はきっと後悔しないと思うぞ。あの三人を見て俺はそう思う」

 

タツミははな、えみる、ルールーを見てそういうのであった。本当によく分かってるな。

 

「あとはお前の気持ち次第だと思うぞ。誰と一緒にいてドキドキするかって知るべきだ」

 

誰か一緒にいてか……そうだな。

 

「お~い、そこの二人、ちょっとええか?」

 

店の窓から声をかけてきたハリー、何事かと思うとえみるに買い物を頼み、ルールーもついていくということで俺とタツミも一緒に行くことになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はなSIDE

 

「えみるとルール―大丈夫かな?」

 

「大丈夫よ。ミナトさんたちも一緒だから」

 

「そうそう、変なことに巻き込まれないから」

 

さあやとほまれの言うとおり、そうそう変なことに巻き込まれるわけ……

するとお店の扉が開くとそこには金髪の女の人とピンク色の髪の女の子が入ってきた。

 

「いらっしゃいませ」

 

「ねぇ、あんた、ここの店員?」

 

「えっと、店員って言うわけじゃないですけど、お手伝いで……」

 

「まぁなんでも良いわ。ちょっと聞きたいんだけどここにタツミがいるって聞いたんだけど……」

 

「あたしらちょっと知り合いでね」

 

「タツミさん……もしかして!?」

 

この二人はもしかしてミナトくん達の知り合い?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミナトSIDE

 

四人で買い出しに向かう途中、えみるはおばあちゃんを見て、慌てて走り出した。よく見ると車が向かってきている。

 

「あぶな~い!?」

 

「えみる、赤信号です」

 

轢かれそうだと思ったのかえみるは助けに行こうとするが、ルールーがそれを止め、おばあちゃんと一緒に信号を渡るのであった。

 

「あっ……」

 

何だかえみるは出遅れてしまい、暗い顔をしていた。

 

その後お店でも「おしまいだ」という声が聞こえ、慌てて変身しようとするが勘違いだったり……どうにも空回りしている気がした。

 

買い物を終え、ちょっと休憩しているときにえみるはギターを演奏するが、どうにも暗い音だった。

 

「今日のギターはずいぶんと暗いですね」

 

「……音楽というのは心が影響するのです……私の夢はプリキュアになることでした。夢に向かって頑張ってる先輩たちの分まで、プリキュアとして頑張ろうと思ったのですが……失敗ばかりで……これだったらルール―一人がプリキュアになったほうが良かったのです」

 

「えみる……そんなこと……」

 

「お前な……」

 

えみるはその場から逃げ出すように走り去るのであった。何というか荷物を置いていくなよ

 

「ミナト、追わないのか?」

 

「仕方ない。タツミとルールーは先に戻ってろ」

 

「はい……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えみるの後を追いかけると公園の遊具で膝を抱えているえみるとハリー、ほまれ、はぐたんを見つけた。

 

「なんや、ミナトも買い物をそっちのけで来たのか?」

 

「ちゃんとルールーたちに任せたよ。たくっ、ルールーに八つ当たりして……ほら、帰るぞ」

 

「ミナトお兄さんは……怒ってないんですか?八つ当たりしたこと……」

 

「俺は別に……似たようなことあったからな」

 

「何?あっちの世界で?」

 

「あぁ、警備隊の頃、張り切りすぎて失敗ばかり……隊長に怒られたっけ……」

 

だけどだからこそ自分には警備隊はあっていないとか考えた時期もあったけど、それでも俺は……

 

「なぁえみる、お前は何のためにプリキュアになったんだ?」

 

「私は……」

 

「その気持ちだけ忘れなければ、失敗しても落ち込んでいても立ち直れるし、頑張れる」

 

「ミナトお兄さん」

 

えみるが俺に抱きついてきた。何というか恥ずかしいのだけど……というかほまれ、頼むから冷たい目で見るなよ

 

「はぁ、まぁ仕方ないよね。それにミナトだったら心配ないしね。ねぇはぐたん」

 

「パパ、パパ」

 

何というか未だにはぐたんは俺のことをパパって呼ぶのはやめてくれないな。後々になってはな、さあや、ほまれのことをママって呼んだり、名前で呼ぶのに……

 

「はぁ」

 

「なんや、ため息なんかついて」

 

「気にするな。そういえばちょっと気になったんだけどハリー」

 

「なんや?」

 

「ミライクリスタルって今は何個なんだ?それがあれば未来を変えられるんじゃ……」

 

「そうやな~8個集まっとる。おかげではぐたんも成長しとるしな」

 

「ふ~ん」

 

これで成長か……だけど俺ははぐたんの成長よりもハリーの様子が気になった。何か隠してる気がするけど、何を隠してるんだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

近くの丘に行くとルールーがギターを弾いていた。俺とえみるはそっと近寄り

 

「下手ですね」

 

「ギターは心を表すんです」

 

俺が見守る中、二人は歌い出すのであった。何というか本当に仲が良いな。

 

「ミナトお兄さん、伝えたいことが有るんです」

 

「伝えたいこと?」

 

「えみる……ミナト、私も」

 

この二人が伝えたいことって……もしかして……

 

「「私は貴方のことが…………」」

 

二人が告白しようとした瞬間、オシマイダーが現れるのであった。何というかタイミングが良いのか悪いのか……

 

「可愛い子ちゃんみっけ!ぶへぇ」

 

おまけに超キモピエロ熊まで出てきたのか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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