はな、さあや、ほまれ、なぎさ、ほのか、ハリーとはぐたん。俺、タツミ、マインで茂みに隠れながら、ルールーとえみるの様子を見ていた。
「ルールーに言いたくないのです。あれはどういう意味ですか?」
「それは言いにくいということです。分かってもらえないんだって、嫌な気持ちになるのです!」
「えみるが説明しないからです」
「全部私のせいなのですか?」
えみるはルールーの頬を引っ張りながら、更に話を続けた。
「少しは考えるのです」
ルールーもえみるの頬を引っ張り、
「嘘をつかれるのだって、嫌な気持ちになります。ギターが壊れて全然平気じゃないくせに……」
「本当に後悔はしてません。だって……ギターの代わりはあっても、ルールーの代わりはいないでしょう?私は何度だって貴方を助けます。大切な親友なのですから」
「私もえみるが大切だからです。えみるの悲しいことも辛いことも教えてほしい。きちんと知って、えみるの力になりたいです」
本当に二人はお互いに思いやっているんだな。だからこそ喧嘩もするし……仲直りだって出来る。
二人はお揃いのブレスレットとギターを贈りあい、これで一件落着かと思った瞬間、のびのびタワーのほうから巨大なオシマイダーが現れた。あの姿、まさかと思うけどパップルなのか?
はなたちは変身し、俺とタツミ、マインを帝具を取り出した。すると俺達の前にドロテアが現れた。
「パップルの覚悟……手伝ってやらないわけにはいかんのう……いでよ!!改造危険種!!デスタグール!!」
黒い穴から現れたのは全身が骨で構成された恐竜のような容姿を持った超級危険種デスタグール。以前クロメが躯人形として使っていたけど……まさかまたこいつと戦うことになるとは……
キュアエール達はパップル・オシマイダーに攻撃を繰り出していくが、全く通じず、俺とタツミもデスタグールに蹴りを食らわせるが全く傷つかなかった。
「くそ、こうなったら……狂龍騎!!」
狂龍騎になり、拳の連撃を喰らわしていく。だが、デスタグールは攻撃を繰り出していく俺を思いっきり地面に叩きつけた。
「かはっ!?」
「ミナト!?」
「まずいわね。改造されてるから攻撃が通じない……それにプリキュアたちもピンチみたいね」
「それでも……負けるつもりは……」
パップル・オシマイダーとデスタグールは同時に光線を放とうとしていた。このままだとやられる……
「「デュアル!オーロラウェーブ!!」」
声が響き、パップル・オシマイダーを吹き飛ばしていった。そしてキュアエール達の前に白いプリキュアと黒いプリキュアの二人が並び立った。
「光の使者!キュアブラック!」
「光の使者!キュアホワイト!」
「闇の力のしもべたちよ!」
「とっととおウチに帰りなさい!」
「来た~!」
キュアエールが喜ぶ中、更にデスタグールの頭を地面に叩きつける一つの影が現れた。それはレガオンだった。
「その姿……どうやら怒りを制御しているみたいだな」
「レガオン……」
「ならばいい機会だ。いいものを見せてやる!!この姿でやるのは初めてだが……シア!!」
「わかりました。レガオン……愛の力を見せましょう」
シアがレガオンにそっとキスをした瞬間、レガオンの体に白いオーラが現れた。あれは……
「愛を受け取り……」
「愛を育む……」
キュアブラックとキュアホワイトがコンビネーションでオシマイダーを圧倒し、レガオンもどんなに俺たちが攻撃を繰り出しても通じていなかったデスタグールにダメージを与えていく。
「プリキュアの力と……愛の力……」
本当にすごいものだな……
「これでとどめだ!!」
レガオンがデスタグールを持ち上げ、上に大きく放り投げ、口を開いて白い炎を放ち、デスタグールを倒すのであった。
「やはり人間の姿ではいまいち力が出ないな……」
「仕方ないですよ。本気を出したら危ないですからね」
あれで本気じゃなかったのか?それにこれって……
「お前も愛を知れば使えるはずだ」
「貴方ならきっと出来るはずです。だってもう好きな人がいるんですから」
「あぁ」
デスタグールを倒し、オシマイダーの方へと向かうとキュアマシェリとキュアアムールの二人がオシマイダーの中に入っていった。キュアアムールもオシマイダーの正体に気が付き、説得をするつもりだった。
しばらくしてから二人がオシマイダーの中から戻ってくると、新たなミライクリスタルとギター型のアイテムを手にし、
「「ツインラブギター!ミライクリスタル!」」
「Are you ready?」
「行くのです!」
二人がツインラブギターを構え
「心のトゲトゲ」
「ズッキュン打ち抜く!」
「「ツインラブ・ロックビート!!」」
赤と紫のハート型のエネルギーをオシマイダーに向かって放ち、オシマイダーは浄化されていった。
「愛してる」
「サンキュー!」
こうして戦いも無事に終わるのであった。
戦いが終わり、はぐたんがなぎさとほのかを連れてきたときと同じように門を開け、レガオンとシアの二人も帰っていくのであった。
俺は四人を見送り、マインがあいつに手紙を渡したところを見て、そっとその場から離れるのであった。
俺は大きな木の下で待っているとあいつがやってきた。
「あの……手紙読みました。これは……」
「読んだんなら分かってるだろ。俺はお前の気持ちを知りたい……聞かせてくれないか?」
「えみる」
俺は自分の想い人の名前を告げた。えみるは顔を真赤にさせていた。しばらくいいづらそうにしていると
「わ、私は……ミナトお兄さんのことが……いいえ、ミナトさんの事が大好きです。貴方の隣に立てるようなヒーローに、ふさわしい女性になりたいって思っています」
「えみる、俺はお前のその優しい心……誰かを愛していくっていう気持ち……そういうところに惹かれたんだ。だから俺もお前のことが…………好きだ」
俺も自分の気持を告げた瞬間、えみるが俺に抱きついてきた。
「嬉しいのです……嬉しくって……嬉しくって……貴方のことが見れません」
「えみる……」
俺はえみるの顔あげさせ、そっとキスをするのであった。
「ミナトさん、大好きです」
満面の笑顔でそう告げるのであった。それにしても……
「ところでえみる、ここに来ることを誰かに言ったのか?」
「はい、ミナトさんが急にいなくなったので……みんな心配して……」
「そうか……」
タツミSIDE
「えみる、よかったです」
「うん、本当に……」
ルールー、はなの二人が笑顔でそういう中、ほまれ、さあやは……
「何というか……まぁ何も言わない方がいいよね」
「そうね。二人が愛し合ってるから余計なことは言わない方がいいよね」
俺、マイン、ハリー、はぐたんはというと……
「何というかようやくあいつも好きなやつができたんだな」
「あの二人、まだまだ初心者みたいなものよ。ちゃんと教えてあげましょう。タツミ」
「まぁよかったんやな。なぁはぐたん」
「えみりゅー、みにゃとー」
みんなが祝福するのであった。だけど何だかミナトがレガオンを構えていた。
「まずい!?みんな、逃げるぞ!!」
「覗いてたのバレたみたいね」
その後、追ってくるミナトから全員が逃げ出すのであった。
かなり誰とくっつかせるか悩みました。本来はハーレムもいいかと思いましたが、やはりミナトの性格上、ハーレムは無理ですね。
えみるを選んだ理由としては、まずはなはプリキュア本編で暗い過去を持っているということが判明したため、くっつかせるよりかは今後の本編で闇落ちした時に物語上の展開の都合でくっつきませんでした。
ルールーは最後までどっちにするか悩みました。ですがやはり作者個人としてはえみるが好きなので……
またえみるとミナトは割と一緒にいることが多いですからね
さて次回はついにクライアス社の社長が………をやるつもりでしたが、次回はオリストをやり、しばらくは映画の話をやっていくつもりです。
魔法使い組、アラモード組に、まさかアカメが斬る!零のあのキャラたちが……