いちかとナタラ案内された場所は人気がない場所だった。
「ここからマホウ界って言う所に行けるのか?」
「う~ん、ここからじゃなくっても行けるんだけど……ひと目があるからね」
いちかは鍵を俺たちに見せた。何の変哲もない鍵だけど、これが一体?
「この鍵は今から会いに行くみらいちゃんたちからもらったもの。この鍵をどこでもいいから扉にさすとマホウ界に行けるんだって」
「それじゃそのみらいさんたちに会えるんですね」
「なんや、便利なものがあるんやな……」
「とはいえ……いや変なことは言わない方がいいな」
ナタラが何かを言いかけたけど、何だろう?すごく嫌な予感がする。いや、考えすぎだよな
「それじゃ行くよ~」
いちかが鍵を使って扉を開いた瞬間、まばゆい光が俺たちを包み込むのであった。
光が消えるとあたり一面青空が広がっていた。ここがマホウ界か……まるで空の上にいるみたいで……立っていられるなんてな。これも魔法の力か
「み、ミナトくん?」
「はな、言わないでくれ。受け入れたくない」
「あ、あはは、変な所に出ちゃったね」
「扉から出る場所はランダムだからね……運が悪かったとしか……」
扉が消えた瞬間、俺達は地面めがけて落ちていくのであった。
「「きゃああああああああああああああああーーーーー!!?」」
「これはやばいな。死んだかも……」
「こんな状況でよく落ち着いていられるね」
「はぐたんを見てみろ。喜んでるぞ。あいつは将来すごい奴になる」
「アホみたいなことをいってなぁぁぁぁぁぁぁ!?」
「ペコ~~~~~!?」
このままだとまずいと思った瞬間、3つの影が通り過ぎた。最初は鳥かと思っていたが、よく見ると箒に乗った女の子三人だった。
黒髪の少女はいちかとナタラを、金髪の女の子はギリギリだったけどはなを助け、ピンクの髪の女の子はハリー、ぺこりんを助けたけど……俺だけまだ落ちてるんだけど……
「ってはーちゃん!?あの人も!?」
「はー!?待ってて!!」
ピンクの髪の女の子がギリギリ助けてくれた。
「はー、良かった。無事で」
「一瞬死ぬかと思ったぞ」
「えへへ、ごめんね~」
何というか無邪気な子だな。こいつ……
俺たちは地面におろしてもらうといちかが事情を説明し始めようとしていた。
「みらいちゃん、リコちゃん、ことはちゃん。ありがとう」
「どういたしまして」
「久しぶりね。今日はどうしたの?」
「そっちの子ははじめましてだよね」
「は、はい、あの私、野乃はなって言って……この子ははぐたんで……」
「「わぁ~かわいい~」」
みらいとリコの二人がはぐたんを見て、何故か思い出話を始めていた。とりあえずウソバーッカは現れていないみたいだし、今のところは大丈夫みたいだけど……
「とりあえず話を……」
話を進めようとした瞬間、殺気を感じた。俺はすかさず桐一文字を抜き、身構えるとこっちに向かって猛スピードで突っ込んでくる少女がいた。
「何をしてるんだァァァァァァァ!!」
一気に距離を詰められ、鋭い蹴りを放ってきた。俺はギリギリのところで避けた。
「そこのナンパ野郎!!みらいとリコとはーちゃんには手出しはさせないよ!!」
「ナンパ?誤解してるみたいだけど俺は別に……」
「問答無用!!」
「話を聞け!?」
少女の蹴りを防御するが、威力が強すぎるせいか俺はそのままふっ飛ばされ、誰かとぶつかった。
「つぅぅ!?何なんだよ」
「はー……」
「ん?」
気がつくと何故か俺はことはを押し倒している体勢になっていた。というかことは、顔を真赤にさせるな
「はーちゃんに手を出して……もう許さない!!」
というかあっちは馬鹿なのか?俺はすぐに立ち上がるとナタラが俺たちの間に割って入った。
「ポニィ、落ち着いて」
「どいて……ってナタラ?どうしているの?それにそっちの奴が持ってるの……アカメの……」
「アカメ……あいつの昔の仲間か?」
「ポニィ、事情を話すよ」
ナタラがこれまで起きたことを話した。ポニィは話を聞き終えると……
「なるほどね……つまりあんたは私よりちょっと未来から来たんだね」
「まぁそうなるな」
ポニィからも事情を聞き、どうやら俺より何年も前より転移してきたみたいだな。今更だけど驚くことはないな。
「あのそれで私達……」
はながみらいたちに助けを求めようとした瞬間、緑の扉が現れ、そこからウソバーッカが現れた
「来たみたいだな」
「今度こそ……」
「仕方ない。行くよ!みらい、リコ、はーちゃん!」
「「「うん!!」」」
三人がまばゆい光に包まれ、プリキュアに変身した。みらいとリコは青いドレス姿、ことはは緑色に花を彩った衣装だった。
「「「はあああああああああ!!」」」
三人が攻撃を繰り出していくが、何だ?この違和感は?
「行っけぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「プリキュア・エメラルド・リンカネーション!!」
猛スピードで駆け出し、蹴りを放つポニィと緑色の光線を放つことは……キュアフェリーチェ。だけどウソバーッカは手を変形させ、小槌に変えた。
『ウソでの小槌!!』
二人の攻撃を弾き返してきた。やっぱりこいつ、さっきまでと違って強くなっている。
「ハアアアアアアアア!!」
ウソバーッカの攻撃を避けながら、俺とナタラはウソバーッカの額に傷をつけた。だけどウソバーッカは俺たちを掴み、思いっきり投げ飛ばした。
「くそ!?」
「強くなっている!?いや……まさか……」
「自分の強さも偽ったのか?」
『そのとおりだウソ!!お前たちは厄介だから本気で叩き潰すウソ!!』
「「プリキュア・サファイア・スマーティッシュ!!」」
キュアミラクルとキュアマジカルが浄化技を放つ、ウソバーッカは巨大な光線を放ち、二人の浄化技を飲み込む、キュアミラクルたちを吹き飛ばした。
三人は攻撃を喰らい、変身が解けてしまった
「リンクルストーンが……」
「ただの石になっちゃったモフ」
『これで終わりだウソ!!』
「緑の扉……緑の瞳……」
ウソバーッカが高笑いする中、はながなにかに気が付き、ウソバーッカにあることを聞いた。
「ねぇ、あなた、クローバーのこと知ってるの?貴方と同じ緑の瞳に、緑の扉……」
『…………クローバーは約束を破られ、深く傷ついた。お前のせいでね』
「それって……」
『気づかないのか?教えてやる。俺がクローバーだよ。はな』
「あなたが………」
『お前のせいで俺はこうなった。この嘘つき!!』
「そ……そんな……」
嘘つきと呼ばれ、泣きそうになるはな。一体こいつとどういう関係なんだ?
『ウソブク!!』
またみんなを捕らえた泡を出してきた。このままだとはなが危ない。そう思った瞬間、リコとことはの二人が前に出て、杖を構えた。
「ここは」
「私達に任せて」
「リコ、はーちゃん!?」
みらいが心配そうにするが、リコとことはの目を見て、みらいは何かを感じ取った。
二人がウソバーッカに取り込まれると同時に、みらいははなたちに向かって叫んだ
「いちかちゃん、はなちゃん、ほうきに乗って!!」
いちかとはなの二人が箒に乗るが、俺は桐一文字を構え続けていた。四人とハリー、はぐたん、ペコリン、モフルンが乗ってるんじゃ重量オーバーだからな
「みんなはここで……」
「ミナト、君は彼女たちと一緒に行くんだ」
「ナタラ!?お前……」
「ここは私達に任せて」
任せろって……大丈夫なのか?
「お前ら二人が残るんだったら……」
「ミナト、今のままじゃこいつを倒すのは難しい。君の帝具レガオンが必要だ。だからこそ……」
「まぁ使い慣れてない武器で戦ってるんじゃ、邪魔になるだけだから……早いところ行きなさい」
ナタラ、ポニィ……
「二人とも、任せた!!」
「「任された!!」」
二人が戦ってるうちに俺ははなたちのあとを追うのであった。