HuGっと!プリキュア 竜騎の暗殺者   作:水甲

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第6話 嬉しい再会と現れた悪

ミライパットの案内でたどり着いた場所は移動動物園という動物たちと触れあえる場所だった。

 

「ここは?」

 

「私も始めてきたよ」

 

「ここはのびのび町の名物、車で移動する動物園だよ」

 

動物園か……本で読んだことあるからなんとなく知っているけど、動物園にしてはおかしくないか?

 

「さあや、動物園の割にはライオンやらゴリラとかいなくないか?」

 

俺の言葉を聞き、さあやは苦笑いを浮かべ、セリューとはなは呆れていた。

 

「ミナトくん、ふれあいだからそんな猛獣いないよ……」

 

「町中にそんなのがいたら大騒ぎになるよ」

 

馬鹿な!?いないなんて……ちょっと見てみたかったのに……

そういえばハリーはどこにいるんだ?あたりを見渡すとハリーは子どもたちに囲まれていた。

 

「かっわいい~ネズミさん!!」

 

めっちゃ可愛がられてるから放っておいてもいいかな。それにしてもここにはぐたんに必要なものがあるのか?

はぐたんは未だに機嫌が悪いのか泣きじゃくって、はながあやしていた

 

「ビービーうるせぇなぁ。だからガキは嫌いなんだよ」

 

何だかどっかのオヤジが絡んできたな。こういう時は関わらないほうが良いけど、セリューが飛び出しそうになっているから俺はセリューを抑えるのであった。

 

「いちいち相手にしなくていいからな」

 

「でも」

 

「何だ?なんか文句でも……」

 

まだ絡んでくるオヤジ。すると俺らの間に見知らぬ女の子が入ってきた。はなとさあやはその女の子を見て、驚いていた。

 

「輝木ほまれさん!?」

 

「何だ姉ちゃん?」

 

「かっこ悪い」

 

「んだとっ!?」

 

「ガキは嫌いって…あなたも昔は子供だったんじゃないの?」

 

ほまれって子がそう告げた瞬間、オヤジが殴りかかろうとした。何という短気なオヤジなんだよ。俺はオヤジの腕をつかもうとした瞬間、誰かが腕を掴んでいた。

 

「ここは動物たちと触れ合う場所だよ。暴力沙汰はやめよっか」

 

「出るとこ出ても良いんですよ」

 

赤髪にアメを咥えた女の子と黒髪の女の子……うん、どう見ても見覚えのある二人組がオヤジを脅してる。

 

「ちっ」

 

オヤジは分が悪いと思ったのか去っていった。

 

「もうほまれは正義感強いんだから~」

 

「でも駄目だよ。私達がいなかったら大変なことになっていたんだから」

 

「ごめん」

 

「いや、何してるんだよ。チェルシー、サヨ」

 

何でこの二人、特に一人は殺されたはずなのに生きてるし、セリューなんか気まずいかったりしないのか?

 

「ありゃ、ミナト」

 

「セリューちゃんの言うとおりだったね」

 

「警備の仕事でいつか会うと思っていたけど、ここで会うなんてね」

 

待て、セリューはこの二人がこっちにいるっていうこと知ってたのかよ。俺はさあやの方を見つめると

 

「チェルシーさんとサヨさんも学校の警備員ですよ。会ったことないんですか?」

 

「勤務の都合上でね」

 

「ミナトくん、もしかしてお友達?」

 

「友達っていうか……まぁ仲間だな」

 

「ねぇ、その人、警備の人だよね。何で二人と一緒に?それにその赤ん坊……」

 

ほまれははぐたんのことを見つめていた。クールの感じの人だな……

 

「かわいい~」

 

さっきまでのクールな感じや女の子なのにイケメンオーラが一気になくなったぞ。もしかして可愛いものに目がないって感じなのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はなたちが動物たちと触れ合っている中、俺はチェルシーとサヨに事情を聞いていた。

 

「何でお前らがここにいるんだよとかチェルシーは死んだはずなのに生き返ってるんだよとか敵同士だったのに仲良かったりとか同じ職場だったりとかいろいろと突っ込みたいことがあるんだが」

 

「まぁまぁいいじゃない」

 

「ミナト、ごめん。チェルシーが後々驚かそうって言うから……」

 

セリューとチェルシーが仲良くなってるし、俺はサヨに助けを求めた。

 

「私とチェルシーさんは一年くらい前にこっちに飛ばされてきたの。最初はその場で戦いが始まるはずだったんだけど、お互い知らない場所で争うこともないし、チェルシーさんはせっかく生き返ったから、すぐに死ぬのはごめんっていうし」

 

「二人でこれからどうしよって話してたら、あの子が声をかけてきてね。最初は悪意でもあるのかなって思ったけど、この世界はいい人ばかりね」

 

「その後くらいに私が二人と会って、同じ警備員として働いてる感じです」

 

三人の説明を聞き、とりあえず理解したけど、ますます奇妙だな。俺はてっきりシャンバラの暴走の影響でこっちに飛ばされたと思ったけど、俺はチェルシーの死体を確認している。セリューみたいに爆発に巻き込まれてって言うなら、奇跡的に生き残ってこっちに飛ばされたって言うなら分かるけど……

 

「うん、わけがわからん」

 

「ミナトは考えすぎちゃうからね~」

 

「ミナトさん、ちょっと伝えたいことがあるんですけど、実は私がいた時間って、帝国と革命軍の戦いが終わった後なんです。ナイトレイドが……タツミ達が平和を取り戻して……」

 

「時間のズレまであるのか……詳しいことは聞きたいけど」

 

俺ははなたちの方を見た。本来の目的を忘れないようにしないとな。

はなたちと合流したとき、

 

「お姉ちゃん~?」

 

聞き覚えのある声がして、振り向くとことりとはなのお母さんがいた。

 

「赤ちゃん!?」

 

ことりははぐたんを見て驚いていた。そりゃそうだろう。姉がいきなり赤ん坊を抱っこしてたら……

 

「えっ、何してんの?」

 

「だっこさせて」

 

「えっ?うん」

 

はなのお母さんははぐたんを抱っこすると、さっきまで不機嫌だったはぐたんが落ち着いていた。すごいな。これが母親か

 

「この子、どこの子?」

 

「娘さんに、えらいお世話になってます」

 

人間形態のハリーがそう告げた。というかさっきまで子どもたちにいじられていたけど、もう大丈夫なのか?

 

「あなたがこの子の!?若いお父さんね」

 

「えっ…お父さんて言うか…」

 

「ママも動物園に来たの!?」

 

「ちょっと取材。タワーにね。良かったら一緒に来る?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺たちはタワーの展望台に行き、景色を眺めていた。本当にいい景色だな。

 

「うわ~!!」

 

「あなたがさあやさんで、あなたがほまれさん、セリューさんね。そっちの方は……」

 

「わ、私の親戚のチェルシーさんとサヨさんです」

 

「初めまして」

 

「セリューちゃんとミナトさんの同僚です」

 

「そうなんだ。ミナトくん、はなと仲いいからそのうちって思っていたけど、素敵な人達がいっぱいの職場にいるのね」

 

「ミナトとあの子がね……」

 

「仲いいって……」

 

あれ?何だか視線が痛いぞ。なんだろうこれ?

 

「ミナトお兄ちゃん、どうかしたの?」

 

一緒に景色を見ていたことりが心配そうにする中、また視線が痛い。

 

「サヨ、聞いた。お兄ちゃんですって」

 

「一応この世界だと犯罪になるから」

 

「あっちでもかなり犯罪になるけど……」

 

「いい景色だな~」

 

何だか泣きたくなってきたよ。というか女性陣ばかりじゃなくって男性陣もいてほしかった。

今の所男性陣って俺とハリーしかいないし……

 

 

 

 

はぐたんが眠りにつき、よくよくミライパットを調べるとどうやらミライパットの光ははなのお母さんだったみたいだ。確かに赤ん坊のことは母親が一番知っているよな。

そんな中、はなはハリーにある事を聞いていた。

 

「ねぇハリー」

 

「うん?」

 

「はぐたんのママは?」

 

「オレがおった世界もこうやった」

 

「えっ?」

 

「明るくて、笑顔と希望にあふれる世界やった。あいつら…クライアス社の連中に時間をとめられるまではな!!アスパワワが奪われて、未来がなくなってもうた。オレ以外は…」

 

「そんな…はぐたんのママも…?」

 

平和な世界を乱すクライアス社、未来への希望を奪っていく帝国。嫌な所で似ているな。

 

「なんとかオレははぐたんと一緒にミライクリスタルホワイトの力で逃げてきたけど、ミライクリスタルホワイトはそん時力を使てしもた。はぐたんに八個のミライクリスタルの力を与えたら、また時間が動き出すんや」

 

「ミライクリスタルって?」

 

「はな達のクリスタルのことや」

 

「って事は…残り六個…」

 

「ああ、見つけんと」

 

「クライアス社のヤツらを放っといたら、ここもオレの世界みたいに…」

 

どうにかしないといけないけど、一番は奴らの本拠地を潰すことだよな。でも場所がわからない。方法としてはあの怪物を操っている男を捕まえて、本拠地を聞き出すのが一番か

そんな事を考えていたときだった。突然タワーが揺れだし、外を見ると巨大なオシマイダーが暴れていた。

 

「チェルシー、サヨ。避難の方を頼めるか?」

 

「あれがセリューが言っていた怪物ね。避難の方は任せて」

 

「気をつけて、ミナトさん」

 

俺とセリューは避難の方を二人に頼み、はなとさあやと一緒に屋上に出た。

 

「でたな!プリキュア!!おまけに帝具使い!!」

 

ん?変な武器使いじゃないのか?というか帝具の事知ってたのか?

 

「お前ら帝具使いの相手はオシマイダーじゃない。研究部門の奴らだ!!」

 

男がそういった瞬間、ビルの屋上に黒い穴が現れ、そこから白髪の男とどうにも見覚えのある6人が現れた。

 

「初めまして、クライアス社研究部門所長ハイトだ。そしてコイツラのこと知っているだろ」

 

一人はピエロの大男、一人は舌を出す細身の男、一人は口から鋭い牙をはやしたの少女、一人は白衣を身にまといメガネを掛けた男、一人は古風な格好をした男、一人はメガネを掛けた女性。こいつらは……

 

「あら、ナイトレイドにセリューじゃない。ひさしぶりね」

 

「Dr.スタイリッシュ……」

 

「あの小僧。覚えてるぞ!!俺達の邪魔をした……」

 

「どうして……ドクターが生きているんですか!?確か殺されたはずじゃ…」

 

「それはねセリュー、彼の持つ皇具『時界・ユートピア』のおかげよ」

 

「皇具……」

 

「これは千年前に私が帝具に対抗するために作ったものだ。能力は時と次元を歪め、つなぎ合わせること、そこにいる小僧は別として小娘、お前はユートピアの力でこっちに来たのだ。いや、お前だけじゃないな。他にも5人ほどいるな」

 

「5人って、チェルシーさんとサヨさんの他にもミナトくんの仲間が……」

 

「どうしてそんなことを……」

 

さあやがそう聞いた瞬間、所長は笑みを浮かべていた。

 

「決まっているだろう。実験だ。時空と次元の移動をした結果、どんな結果が待っているか知りたくってな。結果的には死んだ人間は生き返る事がわかった。それに小娘、お前は興味深いな。普通の人間のように見えて、帝具と融合しているな」

 

「そ、それは……」

 

「うふふ、セリュー、あなた、ユートピアの影響で『コロ』と混ざりあったみたいね。もしかして十王の裁きを使えたりするのかしら?それだったら捕まえて調べないと……」

 

「ドクター……」

 

「小僧。さっきから黙りこくっているが、理解できていないみたいだな。一度殺した奴が再び襲ってくることの恐怖を」

 

「ミナトくん……」

 

「ミナトさん……」

 

「ミナト……」

 

はな、さあや、セリューの三人が心配そうにする中、俺はビルの屋上にいる所長……いや6人に向かって言った。

 

「誰?お前ら?」

 




アカメが斬る!メンバーの転移の元凶登場でしたが、中途半端な所で終わります
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