HuGっと!プリキュア 竜騎の暗殺者   作:水甲

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第60話 闇の鬼火

クローバーと和解したはな。俺は桐一文字を鞘に収めた。

 

「行こう。ミナトくん」

 

「あぁ」

 

「ミナト……君は何者なんだい?僕とはなを救うだけじゃなく、あの炎を黙らせるなんて……」

 

「俺か……俺はただのミナトだよ」

 

「そっか……」

 

俺たちはゆっくりと扉の中に入るのであった。

 

『やめろ!ここから離れればお前は死ぬんだぞ!!』

 

「僕はもうお前の言うとおりにしない。僕は僕が決めたことに従う」

 

扉を潜り抜けるとボロボロになったいちかとみらいの二人が出迎えてくれた。

 

「はなちゃん、ミナトくん」

 

「やったんだね」

 

「うん」

 

「ウソバーッカは?」

 

「消えたよ」

 

いちかたちの話では、奴は心の闇を喰らい、巨大になったが俺たちが扉を抜けた瞬間、光りに包まれて消えたらしい。

 

『よくもやったな!!』

 

遠くの方であの炎の塊が怒り狂っていた。あいつがすべての元凶って言うことでいいんだな。

 

「君は……何者なんだい?」

 

『俺は闇の鬼火!!もうお前ら許さないぞ!!』

 

闇の鬼火は周辺の大地をかき集め、巨大な姿に変わった。流石にあのサイズだと戦うのは無理があるな

 

「一旦引くぞ!!」

 

「「「うん」」」

 

みんなで逃げていく中、ハリーははなにミライクリスタルのことを聞いた。クローバーを助けても、一度奪われたアスパワワは戻らないのか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さあやSIDE

 

結界の中なら魔法で何でも生み出せる。それならと思い、私はことはさんに頼んで結界の中をイチゴメロンパンに満たすようにしてもらい、結界を打ち破った。

 

「ことは先輩、こっちも!!」

 

「はー、先輩……かっこいい~」

 

ほまれも同じように抜け出し、私達が連れてこられた時と同じクローバーの扉を必死に開けようとしていた。

そしてひまりさん達も、リコさん達も、ナタラさんたちも一緒に手伝ってくれていた。

 

「開かない……」

 

「ひまり、諦めんな!!」

 

「ここで諦めたらいちかに笑われちゃうわ!」

 

「みらいにだって怒られる!!」

 

みんなが必死に開けようとする中、ことはさんは有るものを持ってきた。

 

「ねぇ、これ使えないの?」

 

「ちょっとはーちゃん、その禍々しいもの持ったりしたら……」

 

「ことはちゃん、君はその剣をどう思ってる?」

 

「はー、かっこいいと思ってるよ。何で?」

 

「それなら……さあやちゃん、ほまれちゃん、彼はどんな風に使っていたんだ?」

 

もしかしてナタラさんは……それだったら……

 

「レガオンの名前を叫んで、装着したい場所を……」

 

「よぉーし、レガオン!!両腕!!」

 

レガオンが変形し、ことはさんの両腕に鉄甲が装着された。

 

「レガオン・パンチ!!」

 

ことはさんはクローバーの扉を思いっきり殴るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミナトSIDE

 

広い場所に出るが、闇の鬼火が追いついてきた。闇の鬼火は右手を緑色の炎に纏い、こっちに向かって殴ってきた。避けるのが間に合わずもうだめかと思った瞬間、クローバーが魔法陣みたいなもので防いだ。

 

「思い出した。クローバーのもう一つの花言葉は幸福……僕の全ての力を明日への希望へと変える!」

 

「そうしたら……クローバーはどうなるの?」

 

はなの言葉にクローバーは優しく微笑んだ。まさかこいつ……消えるのか?

 

「そんなのだめだよ!?私、まだ約束守れてないよ!?」

 

「ううん、守ってくれたよ」

 

クローバーが魔法陣を展開させ、あたり一面を緑色の光に包み込んだ。

 

「はなの応援があれば、僕はどこにだって行ける」

 

「クローバー!?」

 

クローバーは緑の光に包まれ、消えていった。それと同時にはなが持つミライクリスタルが元の姿に戻った。

 

『ううん?何だ?』

 

そして闇の鬼火の腹にあるクローバーの紋章から何かを叩く音が鳴り響いた。そして何回か繰り返すうちにさあやたちが出てきた。

 

「はー、レガオンすごい」

 

「ことはさん、レガオンを!!」

 

「それだったら私の魔法でお届け!キュアップ・ラパパ!レガオンよ!主のもとに戻りなさい」

 

リコの言葉が響いた瞬間、ことはに装着されたレガオンが俺の方に戻ってきた。

 

「レガオン、ナタラ、ポニィ」

 

「さあや、ほまれ」

 

「リコ、はーちゃん」

 

「ひまりん、あおちゃん、シエル、ゆかりさん、あきらさん」

 

連れさらわれたみんなが戻ってきた。そしてはなは決意を秘めた顔でみんなにあることを頼んだ。

 

「みんな、力を貸して!!クローバーに見せたい景色があるの」

 

みんなの顔を見れば分かる。わざわざ頼む必要がないくらい分かっている。

 

「「「私達はこの世界の」」」

 

「「「夢を!!」」」

 

「「「「「「希望を!!」」」」」」

 

「「「明るい未来を!!」」」

 

『取り戻してみせる!!』

 

全員の思いと同時に全員がプリキュアに変身するのであった。

 

「「「ミライクリスタル!ハート、キラっと!」」」

 

「輝く未来を抱きしめて!!みんなを応援!元気のプリキュア!キュアエール!」

 

「輝く未来を抱きしめて!!みんなを癒す!知恵のプリキュア!キュアアンジュ!」

 

「輝く未来を抱きしめて!!みんな輝け!力のプリキュア!キュアエトワール!」

 

いちかたちはスイーツパクトに思いの結晶、アニマルスイーツをはめ、

 

「キュアラモード・デコレーション!ショートケーキ!元気と笑顔を! レッツ・ラ・まぜまぜ! キュアホイップ! できあがり!」

 

「キュアカスタード! できあがり!」

 

「キュアジェラート! できあがり!」

 

「キュアマカロン! できあがり!」

 

「キュアショコラ! できあがり!」

 

「キュアパルフェ! できあがり!」

 

キュアホイップはショートケーキとうさぎをモチーフにした姿、キュアカスタードはリスとプリンを、キュアジェラートはアイスとライオンを、キュアマカロンはマカロンと猫を、キュアショコラはチョコと犬を、キュアパルフェはパフェとペガサスを、それぞれモチーフにした姿に変わった。

 

「「「「「「キラキラ☆プリキュアアラモード!」」」」」」

 

みらいたちはモフルンの手を握り、

 

「「キュアップ・ラパパ!ダイヤ!!ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!!」」

 

二人はそれぞれまばゆい光とともに大人っぽい姿に変わった。

 

「ふたりの奇跡!キュアミラクル!」

 

「ふたりの魔法!キュアマジカル!」

 

ことはも魔法のペンを持ち

 

「フェリーチェ・ファンファン・フラワーレ!」

 

そう叫ぶとともにまばゆい光に包まれ、緑と白のドレス姿に変わった。

 

「あまねく生命に祝福を!キュアフェリーチェ!」

 

「「「魔法つかいプリキュア!」」」

 

全員がプリキュアに変身し、闇の鬼火の前に並び立った。

 

「ねぇねぇ、ミナト、私達もやろうよ」

 

「なんでだよ」

 

「かっこいいじゃん」

 

ポニィがやりたがっている。俺はナタラの方を見ると諦めたほうが良いって感じのポーズを取った。

 

「仕方ない!!」

 

「やった!!最後にチーム名ね!ナイトイェーガーズだったね!!よぉし、私から!!瞬速の力を持ったヨクトボトムズの使い手!!ポニィ」

 

「伸縮自在の薙刀トリシュラの使い手!ナタラ!!」

 

「帝具!呉越龍騎レガオンの使い手!!ミナト!!」

 

「「「我ら!!プリキュアを守りし騎士!!ナイトイェーガーズ!!」」」

 

うん、何というか恥ずかしいな

 

 

 

 

 

 

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