みんなで花火を見ている中、突然空から落ちてきたみらい、リコ、ことは、ポニィ、そして見知らぬ少年。俺は何故かその下敷きにされてしまい………
今はハリーハウスに戻り、何で来たのか話を聞くことになったのだが……
「えっと要するに空から花火を見ようとしたしたけど、リコちゃんが音に驚いて箒の操作に失敗して……」
「べ、別に落ちてないし」
いや明らかに落ちていたからな。リコ。
「ところで気になってることがあるんだけどさ。そっちの奴は誰?」
ほまれがみらい達と一緒にいる少年を見て、そんな事を言っていた。そういえば前に再会した時とか、闇の鬼火との戦いの時いなかったな……
「僕は浅賀陽斗。みらい達の友達だよ。みらいから話は聞いてるよ。僕もあの時一緒に戦いたかったけど、色々とあってな」
色々とあって一緒に戦えなかったか……さっきから気になっていたけど、やっぱりその腕輪は……
「陽斗さんのつけている腕輪は帝具なんですか?」
さあやが陽斗の腕輪を見て、やっぱり帝具なのか思ったみたいだ。だけど……
「あ、あぁ、そうだよ。ところでミナトって奴は……」
「俺だよ」
陽斗は俺を見て、椅子から立ち上がった。
「ミナト……悪いんだけどちょっと付き合ってもらっていいか?」
「……あぁ」
「ミナトさん……」
「えみる、大丈夫だから心配するな」
えみるの心配もよく分かる。何せ陽斗が俺の事を見た瞬間感じた殺気。ただ者じゃないってことだよな
外に出て、人気のない場所まで来た俺たち。俺はレガオンを、陽斗は腕輪を見せた。
「こうしてあんたと会うのは初めてだけど、ある人から話は聞いてる」
「ある人?誰だよ」
「それはまぁいつか会えるかもしれないな。それでみらい達からあんたの話を聞いて、聞きたいことがあったけど、その前にまずは一度手合わせしたいけどいいか?」
「あぁ、いいぜ。俺もお前の持っているその腕輪のことが気になってるからな」
俺は両腕にレガオンを装着させ、陽斗は腕輪に白い石をはめ込み、真っ白な騎士の姿に変わった。
「姿をより戦いやすい姿に変えたのか。面白い力だな」
「見た目だけで判断するんじゃねぇ!!」
陽斗は鋭い蹴りを放ってきた。俺は咄嗟に防ぐがこいつの蹴り、ポニィと同じくらいか?
「蹴り技はポニィから教えてもらってるから割と自信があったんだけど……」
「中々のものだよ。だけど!!」
俺は拳の連打を放ち、陽斗は白い剣で防いでいく。そして連打を繰り出していく中の一瞬を狙い、もう一撃蹴りを放ってきた。俺は咄嗟に後ろに下がった。
「お前、一応聞くけど俺たちがいた世界の住人じゃないよな?」
「違う。僕はこの世界の住人だよ。ただ大切な人を守るために強くなってきただけだ」
「大切な人か……」
そのために強くなるっていうのも悪いことじゃないよな。今なら俺も分かる
「やっぱりあんたの強さは聞いていたとおりだよ」
「誰に聞いたか知らないけど、一応手加減してるんだぞ。そこら辺分かってるのか?」
「分かってるよ。だからこそ経験の差を感じた。それに………覚悟が違う気がする」
「覚悟?」
「ミナト、お前は人を殺したことがあるか?」
「………そういうお前は?」
「無いよ。殺したいくらい憎いやつがいたけど……」
それが普通だよな。陽斗は一体どんな戦いをしてきたのかわからないけど、この世界の住人が人を殺すっていうのはかなりの覚悟がいるからな
「俺ははなたちが敵であるやつを殺したりせず、救っていこうという気持ちはあいつらなりの覚悟みたいなものだと思ってるし、これからも誰かの命を奪ってまで世界を平和にしてほしいって思ってない。ただそういうのは俺達の役目だからな」
「……ミナト……」
「お前はそこらへん悩んだりしてたんだろ。悩みに悩んで……」
「あぁ、ボコボコにするくらいにとどめておいた」
「…………」
うん、いい話にまとめようと思ってたけど、陽斗、それもどうかと思うぞ。いや、命を奪わないからってボコボコにって……
「陽斗くん、大丈夫?」
するとみらい、リコ、ことは、はなの四人が俺達のことを心配してきたのか、こっちにやってきた。
「何だかボロボロだけど、何してたの?」
「ちょっとな」
「もう怪我とかしないでね」
みらい、リコが陽斗を心配する中、ことはは笑顔で三人を見ていた。
「どうしたんだ?ことは」
「はー、仲が良いなって思ってね」
「うん、みらいちゃんたち仲いいよね」
「三人……ううん、あの二人はちょっとしたことがあって離れ離れになって、何年も会えなかったことがあったから……」
「そうなんだ………」
「「んん?」」
何だかことはが気になることを言ってたのは気のせいか?
「ねぇ、ことはちゃん。みらいちゃんたちっていくつなの?」
「はー、えっと19歳くらいな?」
「いや、明らかにそうは……」
「私の魔法で三人共、あの頃に戻してるの」
何だかものすごい話を聞いてしまったよ。つまりみらいたちははなたちより年上だったのか……
いやいやもう気にしたら負けだな。
「そうだ。ミナト、陽斗の師匠さんが会いたがってたよ」
「陽斗の師匠?誰だよ?」
「はー、それはお楽しみかな」
陽斗の師匠が何で俺のことを知ってるんだ?なんだかんだ気になることが増えたまま、みらいたちは家へと帰っていくのであった。
次回はプリキュア本編に戻ります。
陽斗の不殺についてや腕輪のこと、そして師匠のことは外伝の方で明かしていきます