HuGっと!プリキュア 竜騎の暗殺者   作:水甲

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第70話 さあやのお母さん

ある日のこと、みんなでHAGMANに来ていたのだが何故かみんなでアイスを食べていた。

 

「何でこの世界の夏ってこんなに暑いんだよ~」

 

「ミナトさん、しっかり水分を取らないと倒れてしまいます」

 

俺はえみるから天使のシュワシュワウォーターを受け取った。

 

「それにしてもさあやは人気だな」

 

「そうだね~」

 

はなたちがアイスを食べながら、色んな人達に囲まれているさあやの方を見るのであった。

 

 

 

 

 

 

ハリーハウスに戻るとはなは何故か難しい顔をしていた。

 

「すでに女優として大きな一歩を踏み出したさあや。ほまれはスケート、えみるはギター、ルールーはアンドロイド、ミナトくんたちは警備員だったり暗殺者だったり……私だけ何にも決まってない」

 

「いや、俺達のはあんまり参考にならないぞ」

 

「いろいろとやりたいことがあるけど、私まだまだただの野乃はな」

 

「早口言葉か!」

 

「めちょっく!」

 

「というか俺達は別に将来の夢だからって暗殺者になったって言うわけじゃないぞ……」

 

「そういえばミナトくんはそうだったね。なりたかったのは正義のヒーローだったっけ?」

 

はながそう言うとえみるがキラキラした目でこっちを見ていた。

 

「やはりミナトさんはヒーローに憧れていたんですね」

 

「まぁ今はヒーローって言うわけじゃないけどな」

 

前にえみるが言っていたダークヒーローらしいからな。ってよくよく思ったらこの世界にいる人間で将来の夢がどうとか考えたことある奴いないよな。

タツミとサヨは村を救うためだったりとか、目的はあったけど別に将来の夢ってわけじゃないしな……

 

「あのね。みんな、私まだ女優になるって決めたわけじゃないの」

 

「えぇ!?なんで!?」

 

「なにか悩む理由とかあるの?」

 

「うん、お母さん、どう思うかなって……子供が自分と同じ道を進むのってどうなんだろう?でももし……困らせてたら……嫌だなって……」

 

「お母さんと話したりしてないの?」

 

「お母さん、いつもいないからそんな話したことなかったから……」

 

何というかさあやも色々と大変なんだな。でも一回もそういう話をしたことがないか……

 

「では直接聞きに行きましょう」

 

ルールーはそんなことを提案してきた。まさかと思うけど、会いに行くっていうのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけではな、さあや、ほまれ、えみる、ルールー、ハリー、はぐたん、俺、そしてたまたま遊びに来たラバを連れてドラマの撮影所に来ていた俺達。

 

「あの、何でドラマの撮影所なんですか?」

 

「あぁ知らなかったっけ?あの人がさあやのお母さんだよ」

 

「えぇ!?あの人って!?」

 

えみるが撮影所のポスターに写っている女性を見て驚いていた。するとルールーは

 

「連続ドラマ『女王のキッチン』の主人公、大鍋料子を演じている方ですね。料理のドラマということで見始めたのですが、物語や人物の描写も非常に興味深く毎週書かさず見ています。」

 

ルールーの口元からよだれが垂れていた。確かにルールーはいつも食い入るように見てたな……

 

「にしても直接話を聞きに行くって、行動力ありすぎだろ。最近の子は……」

 

「まぁ若いからっていうのもあるからな」

 

「あんたら、まだ若いほうだよね」

 

「「色々とありすぎて精神的に年老いてるんだよ」」

 

ラバと二人でそう言うとほまれは呆れた顔をしていた。

 

「やぁお待たせ。さあやの父です」

 

するとさあやの父親がやってきた。どうにもさあやのお母さんにお弁当を渡すためとあと何かしら手伝うことがあると良い、今回さあやのお母さんに会うために協力してくれるらしい。

俺達は案内され、撮影現場にたどり着いた。

 

「おぉ~本物だぁ~」

 

「はな先輩、落ち着いてください」

 

えみるに注意されるはな。するとはなはどこから取り出したのか色紙を手にしていた。

 

「撮影所ならたくさん有名人がいるよね。サイン、サインと……」

 

何だかはな、目的が変わってないか?すると見覚えのある少女がこっちにやってきた。

 

「えっと……誰だっけ?」

 

「一条蘭世でございます!」

 

「ミナトさん、この人は?」

 

「えっとさあやの自称ライバルだっけ?」

 

「自称じゃないです!!薬師寺さあや!CMが評判のようですわね」

 

「蘭世ちゃんこそこのドラマに出るんでしょ」

 

「ゲストだけど存在感がある役ですわ。主役より目立ってみせます」

 

蘭世が高笑いをするとはぐたんはびっくりして泣き出した。はなやハリーたちがあやしても泣き止まず困り果てていると、そこに料理人の衣装を着た女性がこっちにやってきて、はぐたんを泣きやました。この人がさあやのお母さんか……

 

「完全に見惚れています」

 

「泣く子も黙る女王のオーラなのです」

 

「「ご、ごめんなさい」」

 

さあやと蘭世が謝るとさあやのお母さんは笑顔でこう答えた。

 

「子供が泣くのが当たり前よ」

 

うん、あんまりテレビとか興味がない俺ですら、貫禄があるって思える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

撮影所の外にはジェロスと部下二人がいた。

 

「ふ~ん、ドラマの撮影ね……アスパワワがいっぱいありそう」

 

「久しぶりにたくさん遊べそうだよ~」

 

そしてジェロスの後ろにコスミナが楽しみにしていた。

 

「お嬢ちゃん、実験の続きで強化されたんでしょ。気分はどうなの?」

 

「もう最高に気分がいいよ~メラルドとドロテアにおかげでこれまで以上に強くなったんだよ~」

 

「ふふ、それは楽しみね」

 

 

 

 

 

 

 

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