HuGっと!プリキュア 竜騎の暗殺者   作:水甲

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第82話 温泉と夏の思い出

温泉宿でそれぞれ楽しむ中。温泉に入ると何故か知らないが……

 

「何でお前がここにいるんだよ!トラウム!」

 

「やぁナイトイェーガーズ。こんな所で会うとはね」

 

「ミナト、敵か?」

 

「だとしたら容赦は……」

 

「まずいぞ。武器を部屋に置きっぱなしだ」

 

武器もなくここで猛オシマイダーを呼び出されたら、まずいことになる。どうすればいいんだ?

 

「ふふ、ここで戦うつもりみたいだけど、今は戦うつもりはないよ」

 

トラウムは温泉に浸かりながらそんな事を言う。信用してもいいのか?

 

「何せ君たちと戦うトゲパワワがないからね。それに彼女たちも自由に動いてるから、できれば合流してからが良いからね」

 

トラウム……まさかと思うけどただ単に温泉を楽しみたいとかそういう訳じゃ……

 

「どうする?ミナト」

 

「とりあえず今のところは戦う気はないってことでいいみたいだな」

 

「いいのか?敵だぞ」

 

「まぁ、争う気がないし……」

 

「とりあえず僕もミナトの決定に従うよ」

 

「そうしよう」

 

とりあえず今は放っておくことにしようとなったけど、ちょっと気になるのはラバが話に入ってこない。あたりを見渡すと男湯と女湯を仕切ってる柵に何かをしていた。

 

「おい、何してるんだ?」

 

「決まってるだろ。ミナト……温泉といえば……覗きだろ」

 

サムズ・アップしながら笑顔でそういうラバ。いや温泉といえばって……

 

「覗きって」

 

「やめといたほうが……」

 

「姐さんに殴られて終わりだろ……」

 

陽斗、ナタラ、タツミの三人がそう言うが、ラバはため息を付いた。

 

「姐さんは今、酔っ払って眠ってる。ならば今がチャンスとしか言いようがない」

 

「ほう、面白いなお前、付き合うぜ」

 

クロトまで覗きに参加しようとするし……さてどうしたものか……

 

「あはははは、若いって良いね~」

 

トラウムも楽しんでるし……とりあえずほうっておく……

 

「ラバ、クロト、覗きをするということはえみるの裸を見るということだよな。悪いけどやらせると思ってるのか?」

 

「ふっ、止める気か?」

 

「おもしれぇ。帝具なしでどこまでできるか試してやろうじゃねぇか!!」

 

「ぶっ倒す!!」

 

「と、止めなくて良いのか?」

 

「放っておこう」

 

「まぁ宿を壊そうとしなければいいよ」

 

それから俺はクロトとラバの二人を相手に殴り合うのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いい湯だったのです。ミナトさんたちの方は……どうしてんですか!?その怪我!?」

 

「ちょっと転んだ」

 

とりあえずギリギリだけど勝利を掴み取ったな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

温泉も堪能?したことでみんなで食事をとるがどうにも広い場所に連れてこられたな。従業員の話だと近くに大型のホテルができて、そこに客が取られてるらしい。

落ち込む従業員だけど、はなは写真を取り、いい写真が取れると言ってくれていた。

 

みんなが楽しんでいく中、えみるはある事を言うのであった。

 

「こんな楽しい夏休み、初めてなのです。いつも一人だったから……」

 

「えみる、いつも一人って言うけど、今回は違うだろ」

 

「はい、ミナトさん、今まで楽しい夏休みでした。ただ夏休みが終わるの、さみしいのです」

 

楽しい時間はあっという間だからな。ずっと続いてほしいと思えてしまうけど……

 

「えみる、夏休みは終わるけど、これからもっと楽しい思い出を作っていくんだろ」

 

「そうなのでした。ミナトさんと一緒に……ですね」

 

さっきまで寂しそうにしていたのに元気になってよかった。それからえみるとルールーの二人でライブを始めるのであった。

 

 

 

 

 

 

歌が終わると聞き覚えのある声が聞こえてきた

 

「アンコール、アンコール」

 

「アンコール……って!?」

 

『あぁ~~~!』

 

いつの間にか混ざっていたトラウムにはなたちが驚く。とはいえ、ことりは……

 

「えっ?誰?」

 

「忘れてたよ……」

 

「忘れるなんてひどいな~まぁいいか。今週のビックリドンドンメカ!!ピコっとね!!発注!!猛オシマイダー!!」

 

天狗の姿をした猛オシマイダーが現れ、俺達は咄嗟に帝具を発動させようとするが、陽斗とナタラの二人が迷っていた。

 

「待って、ことりちゃんが!?」

 

「どうするんだ?」

 

「仕方ないだろ。ここは俺達が時間を稼ぐ!!」

 

「そうはさせないよ!!少しだけど分断させてもらうよ」

 

トラウムがそういった瞬間、ナタラ、クロト、陽斗、ツクシ、ポニィが何かに連れさらわれていくのだった。今のって……

 

「追うか?」

 

「いや、あいつらなら大丈夫だろ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クロトSIDE

 

「たくっ、分断か。誰が相手でも構わないがな」

 

「そうだね。ここで倒してしまえば、ミナトたちの助けにもなる」

 

「倒す?さぁてそんな事できるかな」

 

俺達の前に現れたのは少女を見て、俺はどうにも見覚えがあった。

 

「お前、どこかで見たな……」

 

「貴方と会うのは初めてだけど、どこかで会ったかな?」

 

「クロト、この人……彼女だ!?」

 

「誰だよ?あぁ思い出した、カノンの奴にそっくりだな」

 

「カノン?あぁ、なるほどね。私のオリジナルを知ってるのね。私はリアン。オリジナルとと戦ったのはあなた達ね」

 

「そうだと言ったら?」

 

「オリジナルがどう倒されたのか確かめてあげる。皇具!機戎剣神レグルト!!」

 

両腕に巨大な剣が装着され、刃の部分はのこぎりみたいな回転していた。

 

「かかってこいよ!!オウガデーモン!!」

 

俺は黒い鎧を身にまとい、金棒で殴りかかる。リアンはそれを受け止める

 

「悪いけどその武器を破壊する!!」

 

「ギュインギュインうるさいんだよ!!」

 

リアンの剣を弾くが、金棒に傷がついていた。

 

「悪いけど、私の皇具と貴方の持つ皇具は相性が悪いみたいね。鎧ごとその身を切り刻んであげる」

 

「クロト……」

 

「おもしれぇ!!やれるもんならやってみろ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陽斗SIDE

 

無数の虫に囲まれた僕たちの前には一人の女性が立っていた

 

「どうにも見覚えがあると思ったら、アカメと同じ部隊にいた子ね」

 

「メラルド・オールベルグ」

 

「アカメちゃんがやっとの思いで倒した暗殺者の……」

 

「ようするにポニィとツクシにとって因縁の相手ってことか?」

 

「ふふ、あなた達、二人はあとでかわいがってあげる。そっちの彼は……殺すわ」

 

無数の虫が迫り来る中、僕は赤い石を腕輪にはめ込み、襲いかかる虫を焼き払った。

 

「虫は焼いたほうがいいな」

 

「それだったらこれならどう?」

 

メラルドが何体かの虫を僕たちの近くに設置した。

 

「まずい!?ふたりとも避けて!?」

 

ポニィの言葉を聞いた瞬間、僕は咄嗟に石を変えた瞬間、物凄い爆発が起きた。

 

「爆発する虫……これでやられるなら……」

 

「やられるわけないだろ!」

 

僕は煙の中を突っ切り、メラルドの頬を槍でかすめた。

 

「衣装と武器が変わった。腕輪にはめ込む石によって戦闘スタイルを変えるのね」

 

「悪いけどこっちは物凄い人たちに教え込まれてるんだ。負けたりしたら怒られる!!」

 

「ふっ、楽しませてもらうわよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミナトSIDE

 

天狗の猛オシマイダーと立ち向かう俺達。だけど攻撃を食らわせようとしても吹き飛ばされてしまい、苦戦していた。

 

「タツミ、まだ行けるか?」

 

「当たり前だ」

 

「でもどうするのさ?糸で縛る前に吹き飛ばされちまうし……」

 

「どうにも隙があればいいんだけどね……ミナト、合わせられる?」

 

「姐さん……任せてくれ」

 

「君たちはまだ諦めてないけど、彼女たちはどうかな?もう諦めてるよ。諦めるなら、折角だから永遠の夏休みを楽しんだらどうだい?時間が止まれば永遠に楽しい時間は続くよ」

 

トラウムはキュアエール達に向かってそう告げる。確かに永遠に続くのもいいけど……

 

「悪いけどそんなのは楽しくないな。時が過ぎればまた新しい楽しさが続く。そうだろ、マシェリ」

 

「そうなのです。続くのです。ずっと……キュアスタにはたくさんの想い出があるのです!」

 

「想い出こそが永遠。写真は楽しい時間を一瞬一瞬切り取ったもの!」

 

「そうなのです! 写真を見るたびにみんなとの楽しい夏休みを思いだすことでしょう。どんなに時が過ぎても、想い出は心のなかにあるのです。永遠に!」

 

「それはおまえさんらがいるからでしょ。おまえさんらがいなくなれば、思い出も何も消えちゃうでしょ。温泉宿ごと吹き飛んじゃね!!」

 

猛オシマイダーがうちわを振りかぶった瞬間、マシェリが守ろうと駆け出そうとした。俺はマシェリを守ろうとした瞬間、何かの気配を感じとった。

 

「何だ?この気配?」

 

立ち止まった瞬間、どこからともなく猛烈な風が起こり、猛オシマイダーを吹き飛ばした。

 

「これなら!!姐さん!」

 

「任せろ!」

 

姐さんは吹き飛んできた猛オシマイダーの着地地点に行き、地面に落ちる瞬間に思いっきり殴り飛ばした。そして殴り飛ばした先に待っていた俺は

 

「葬る!!」

 

桐一文字で猛オシマイダーの羽を切り落とした。

 

「今だ!マシェリ!アムール!」

 

「心のトゲトゲ」

 

「ズッキュン打ち抜く!」

 

「「ツインラブ・ロックビート!!」」

 

二人の浄化技で猛オシマイダーを撃退することができた。それにしてもさっきの気配は……まさかな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦いも終わり、後は帰るだけだったのだが、俺はクロトからある話を聞かされた。

 

「リアンがクロトとナタラが戦った相手に似てる?」

 

「あぁ、あの顔、間違いねぇ」

 

「君が言っていたフォルシュという男もハイトと同じ顔だったんだろ」

 

「クローンとからしいけど……」

 

「だとしたら……もうひとりの奴は……」

 

陽斗も何か思い当たることがあるみたいだった。フォルシュはハイトのクローン、リアンはカノンと言うやつのクローンということは、前にドロテアが言っていたリュウトのクローンは……ブリッツということになる。

 

「どうにも厄介だな」

 

「ミナト、何かあったら僕らも手を貸すからいつでも頼ってくれ」

 

「あぁ」

 

 

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