トラウムによって時が止められた世界を元に戻すために、俺達は二手に分かれて他のプリキュアを探すことになった。
「そうなると自然にナイトイェーガーズも二手に分かれることになるな……どうするか……」
「ここは普通にナイトレイドとイェーガーズに分かれて良いんじゃないのか?」
まぁタツミの言うとおり、そうするべきだけど……選抜組はどうするか……
「俺達はもうすでに分かれているから特に分ける必要はないだろ」
ナハシュの言うとおりにするべきだな。
「ふむ、居場所を聞く限りあいつらと合流できそうだな」
「こっちも師匠たちに連絡しておいたから向こうで合流できるかもしれない。あとルールーだっけ?」
「はい、何でしょうか?陽斗」
「師匠の帝具を受け継いでるんだっけ。それを一時的でいいんだけど……」
「分かりました。ではブドーが待っている場所に行くウェイブ達に渡しておきます」
「ありがとう」
とりあえずメンバー分けも済んだことだし、俺達は早速出発することにするのであった。
みらい、リコ、ことは、モフルン、はぐたん、ペコリン、ハリー、ほまれ、ルールー、えみる、陽斗、ポニィ、ツクシ、ガイ、グリーン、ナイトレイド、俺で空を飛びながらプリキュアの所へ向かっていた。流石に人数が多いけど、陽斗とポニィが魔法の絨毯で移動は特に問題はなかった。
しばらく進んでいくと一人の少女がこっちに向かって手を降っていた。
「みらいちゃーーーん!リコちゃーーーーん!」
「ラブちゃんだ!おーーい!」
2つ縛りの女の子……ラブの隣りにいる動物って……あれも妖精みたいなものか?
「二人共、久しぶり!それにえっと……あなたがミナトくん?」
「あぁ、何で俺のこと知ってるんだ?」
「みらいちゃんたちと待ち合わせしてたら、声をかけてきた人がいて、ほらこの人たち」
ラブがそう言いながら、指を指したほうを見るとボスとスーさん、それにあの長髪の男は誰だ?
「「お父さん!?」」
「師匠!」
「あれって?」
「ミナト、奴はゴズキ。元羅刹四鬼の一人だ」
この人が陽斗の師匠の一人で、元羅刹四鬼……ボスが知っていても不思議じゃないけど、今、ポニィとツクシの二人がお父さんって呼んだけど……
「選抜組では父親としてそう呼ぶように言われていたんだ」
アカメはゴズキに近寄り、ゴズキもアカメを見つめた。
「父さん……」
「久しぶりだな。不良娘」
「……私は間違っていたとは思っていない。それがどんなに父さんの期待を裏切ったこととしても……」
「ふっ、ナジェンダ。悪いな、うちの不良娘を面倒見てくれて」
「面倒を見た覚えはないさ。だが今は争うのではなく……」
「分かってるさ。不良娘でも娘には変わりない。ただそれだけだ」
「父さん……」
何というかアカメも色々と大変だな……とりあえずこっちは無事合流できたけど、あっちは大丈夫かな?
クロトSIDE
「私達も箒に乗りたかった~」
「つべこべ言わずに歩け」
俺ははなにそう言う。何でこのメンバーになったんだか……
「あ、あの、少し言い方があるんじゃ……」
「さあやちゃんだっけ?無理無理、クロトの口の悪さは生まれつきみたいなものだからさ」
「うるせぇぞ。コルネリア」
「でもさ、意外と優しいやつだから」
「お前らな……」
「雑魚が誤解を招くことをしているからだろ」
「てめぇも口が悪いだろ!!ナハシュ!!」
俺とナハシュの二人が互いに胸ぐらをつかみ合うと、セリューがため息を付いた。
「何でクロトの事を私一人に押し付けたのかな。ミナトは……」
「あら、あなたはクロトの同僚だったわね」
「ゆかりさん、そうなんですよ。クロトは問題児で、よく私達と喧嘩していて……」
「何だか苦労してるんだね」
「おまけにイェーガーズに移っても、警備隊の人たちからよくどうにかしてくれって言われて……」
「セリュー、大丈夫か?戦う前から疲れてるぞ」
「警備隊って問題児が多いんだね」
「はぁ~」
セリューは再び溜息をつくのであったが、セリュー、お前も中々問題児だったからな。最初の頃は特に
「そういえばさ、クロト」
「何だよ。あおい」
「みんなに言わなくってもいいの?面倒になる前にさ」
「あぁそうだったな。おい、はな、さあや、それとセリュー以外のイェーガーズ、よく聞け!戦いで俺のことを守ろうとしたらぶち殺すからな」
『何で?』
エスデス以外の全員が聞き返してきた。いちいち説明する必要はないだろ
「俺は女に守られるのは嫌いなんだよ!ただそれだけだ」
「とりあえず負けそうになっても放っておいてもいいってこと?」
「あぁそうだ」
「何かしらの理由があるみたいだが、深くは聞かないほうがいいな。期待しているぞ。クロト」
「ふん、それで他にプリキュアなんているのか?」
「いるよ。キュアブラックとキュアホワイト!だから他にもきっといるはず」
はなの話を聞く以上、本当に他にいるみたいだな。だとしたらどんな人数になることやら……
ミナトSIDE
合流したものの、ラブとルールーは一緒にダンスを始めたり、育児トークに花を咲かせたり、あっちはあっちでボスとゴズキがアカメのことで話してるし……
「ところでミナト、ちょっと聞きたいんだけど」
「何だよ?チェルシー」
「あっちをイェーガーズにした理由は?」
「……まぁクロトを何とかできそうだからかな?」
「問題児の面倒はイェーガーズにって……あんた……」
マインは呆れながらそう言うけど、俺だってあいつの面倒を見たくないんだよ。警備隊抜けて会うことはないって思っていたら、任務中に喧嘩を売ってくるし……
「おい、ミナトって言ったか?」
ゴズキが急に俺に声をかけてきた。なんだろう?
「お前、桐一文字持ってるよな」
「あぁ、あるけど……」
「本当なら村雨の方がいいんだが、あっちはアカメが使ってるからな。お前の桐一文字を借りていいか?」
村雨の方が良いって、もしかしてゴズキは村雨の先代使用者なのか?
「返してくれるなら……」
「分かってる」