『プリキュアが復活したところで……シコウカイザー!!』
シコウカイザーから黒い何かが降り注ぎ、地面に落ちると何人ものワイルドハントに、何百体もの危険種が生み出された。
『意思をなくしたワイルドハントたちに危険種だ!!お前たち三人でなんとかなると思っておるのか!!この究極の皇具に勝てるとでも……』
「三人?違うな……」
「プリキュアが集まったことでなのか……みんな回復してるな」
「まぁ、奇跡ってやつだな」
後ろを振り向くとアカメたちが立ち上がっていた。おまけに傷も治っている。これはプリキュアの奇跡なのか?
『違うよ』
「この声……そっかお前のおかげなんだな」
『はなたちが……君たちが頑張ってるんだから手助けをしないとね』
ありがとうな。クローバー………
「ミナト、あっちの軍勢は私達に任せろ!そっちは……」
「あぁ、任せろ!みんなを……プリキュアたちを頼んだぞ」
「あぁ!」
「みんな!行くぞ!」
『オォ!!』
全員が駆け出し、俺、陽斗、クロトはシコウカイザーに立ち向かっていくのであった。
プリキュアSIDE
キュアブラックとキュアホワイトの二人が大群を薙ぎ払っていく中、タツミ、レガオンもまた同じように薙ぎ払っていく。
「同じような人間を増やしたところで強さが変わるわけ無いだろ!」
「そうだな……全てを蹴散らせるぞ!!」
二人は力を解放し、巨大な龍へと姿を変え、大量のワイルドハントやオシマイダーや闇のしもべたちを吹き飛ばしていく。
「あっちは強大な力で薙ぎ払うか。ならば!!」
エスデスは向かってくる軍勢の前に大量の氷の兵を生み出し、闇の下僕とワイルドハントと危険種を倒していった。
「すごいな……というか氷系だったらさ。一緒にやらない?」
「ふむ、キュアジェラートと言ったか。面白い!!」
ジェラート、マーメイド、ダイヤモンド、マリン、アクアと共にエスデスは氷の嵐を敵に向かって放っていく。
「スサノオ、やれ」
「分かっていると思うが、マスターの命を蝕むことがなくなった代わりに、前よりは威力は落ちるぞ」
「こっちにきた影響で後遺症はなくなったんだ。それ以上のことを望むことはできない!奥の手だ!禍魂顕現!!」
「あぁ!天叢雲剣!!」
スサノオはキュアベリー、キュアソード、キュアビューティーと共に軍勢を切り裂いていく。
キュアメロディ、キュアピーチ、キュアハートの三人が巨大な敵にパンチを繰り出していく中、マイン、ツクシ、サヨの三人は遠距離から支援を行っていく。
プリキュア、ナイトイェーガーズが協力し、軍勢を蹴散らしていき、アカメ、クロメ、ウェイブはキュアエール、キュアブラック、キュアブルーム、キュアミラクル、キュアピーチ、キュアフローラ、キュアラブリー、キュアブロッサム、キュアハート、キュアハッピー、キュアホイップ、キュアメロディ、キュアドリームたちと一緒にトラウムに立ち向かっていた。
「クロメ、行くぞ!!」
「うん!!」
プリキュアピンクチームと共に攻撃を繰り出していく二人。そしてウェイブとキュアエールの二人が飛び出し
「使わせてもらうぜ!!グランフォール・フリューゲル!!」
黒い翼を生やし、上空から凄まじい蹴りを食らわし、更にキュアエールのボンボン攻撃でトラウムは倒れるのであった。
『お前らなんぞ!!喰らえ!カイザーナックル!!』
「オウガデーモン!!鬼神モード!!」
クロトが禍々しい鎧に身を包み、巨大な拳を片手で受け止めた。
「リゼルファ!アレキサンドライト!!」
陽斗は赤、白、緑、黄色、青が混ざりあった衣装に変わり、五色の剣でシコウカイザーの腕を切り裂いた。
『ぬおおおおおおおおおお!!?まだまだ!!』
大量のビームを放ってくるが、俺達の前にドラゴンの姿のタツミとレガオンが現れ、攻撃を防いでくれた。
「おい、愛の力はどうした?」
「それは……マシェリ!」
「わかり……ってこんな大勢の前でできません!!」
愛龍騎になりたいけど、えみるが恥ずかしがっていて無理だった。
「仕方ねぇな……シア!!」
「分かりました。アムールさん」
「はい?」
シアがアムールに触れるとアムールが白いオーラーに包まれていた。
「愛の力を一度だけ分け与えました。なので……」
「……分かりました。マシェリ、その、ごめんなさい」
アムールが俺にキスをすると同時に愛龍騎に姿を変わり、シコウカイザーの顔を思いっきりぶん殴った。
「……何だか物凄く申し訳ないんだけど」
「というかキスで変身って……」
「こんな状況で平然とやってのけるやつがすげぇよ」
陽斗、クロトに突っ込まれてしまった。だって仕方ないだろ
『まだだ。まだ負けるつもりはない!!』
シコウカイザーが切り落とされた腕を再生させ、連続でパンチを繰り出していく。圧倒的な威力だけど……
「諦めるわけ」
「ねぇよ!!」
「俺達は絶対に!!」
「「「負けない!!」」」
クロトがシコウカイザーのパンチをパンチで返し、右腕を大きくし、鋭い爪でシコウカイザーの体を切りつけていった。
『ぐうう!!これならどうだ!!』
口を開いてビームを放ってくるが、陽斗が五色の剣でビームを防ぎ
「返しておくぜ!!」
ビームを吸収し、そのままビームをシコウカイザーに当てた。
『この程度で……まだ妾は!!』
三人同時にシコウカイザーに突撃していく。シコウカイザーは胸の装甲を開き、砲撃の準備に入っていた。
「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」」
俺たちは発射される前にシコウカイザーの胸に突っ込み、風穴を空けるのであった。
『ば、馬鹿な……シコウカイザーが……負けるなんて……究極の皇具じゃ……ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああ!!』
ドロテアの叫び声が響きながらシコウカイザーは爆発するのであった。
「「「俺達の勝ちだ!!」」」
シコウカイザーが倒されたことで出現させられていたワイルドハントや危険種は消えるのであった。
そしてトラウムもプリキュアたちの攻撃を喰らい、倒されそうになるが更に大きく変わり、地球よりも大きくなっていた。
「どうすれば……」
「大丈夫。自分を信じて、仲間を信じて」
「そうだよ。私達はプリキュアだもん」
怯えていたキュアエールに声を掛けるキュアブラック。そうだ、お前たちはプリキュアだからこそ……
「こんな時だって私達は……」
『絶対に諦めない!!』
すると他のプリキュアたちがキュアエール達に力を与えていく。そんな中、マシェリは……
「ミナトさん」
「なんだ?」
マシェリは俺にキスをした瞬間、金色に輝く愛龍騎に姿を変えた。というかみんな、物凄く見てるけど……大丈夫なのか?
「なんだこれ?」
「愛が奇跡を起こしたって言うことなんじゃないのか?」
「それに僕らも」
クロト、陽斗も金色に輝いていた。最後まで頑張れって言うことだよな。
「プリキュアの美しき魂が!」
「邪悪な心を打ち砕く!」
「そして、輝く未来を切り開く!」
キュアエールたち五人にプリキュアミライブレスが装備された。
「「「「「プリキュア!オール・フォー・ユー!」」」」」
まばゆい光線とともに俺たち三人も空へと上がっていき、巨大トラウムに突っ込み、浄化していくのであった。
気がつくと見たことのない場所にルールーと来ていた。
「ここは……」
「トラウムの記憶の中ですね」
そこにはトラウムがルールーの完成に喜ぶ姿があった。まさかトラウムはルールーの……
「これは過ぎ去った時……」
そしてトラウム自身もそれを見ていた。ルールーはトラウムに向かって……
「いつかまたお会いしましょう」
「あぁ……」
「ルールー……知ってたのか?」
「えぇ……ミナト……また会えますよね」
「あぁ会えるさ」
俺は笑顔で言うとルールーも笑顔で返すのであった。
陽斗SIDE
「ふぅ、何だか大変だったな」
「本当ね。でも久しぶりにみんなに会えたし」
「うん、みんなと集まるの楽しかったね」
「はー、それにしてもミナトのパワーアップってキスしないと駄目なんだね」
「あれは……」
「私達じゃ無理だよね」
クロトSIDE
「何だか大変な一日だったね……」
「にしてもミナトの奴は面白いことになってるな」
「あのあんまりいじったりしたら駄目ですよ」
「ひまり、別にいいだろ。こういう時くらいはな」
「ふふ、クロトは久しぶりに友人に会えたから嬉しいみたいね」
「口でなんだかんだ言って仲間思いなんだね」
「意外とね~」
「うるせぇぞ、ゆかり、あきら、あおい」
ミナトSIDE
みんなでハリーショップに帰る中、えみるは顔をずっと真赤にさせていた。
「大丈夫か?えみる」
「は、はい」
「あれだけ恥ずかしがってたからね~」
「えみる、ごめんなさい」
「い、いいのです。でも大勢の前でキスはもうしたくはないのです」
「あ、あははは」
「また会えるかな?」
「会えるさ……今度は平和なときにでもな」
「うん」
はなは笑顔で頷くのであった。
クライアス社
「あ~あ、負けちゃったか~ハイト様、ドロテア負けましたよ」
「分かっている。だが彼女が残してくれた研究は十分に役立っている」
「にしてもシコウカイザーが究極の皇具だなんて……ばかみたいな勘違いしちゃって」
「あれは究極どころではないな。ただシコウテイザーに似せて作った代物だ」
「楽しみですね。ハイト様のその大剣が本来の姿に戻るのが……」