μ'sと仮面ライダーの物語 外伝 ~日常編~   作:シーチ

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真姫ちゃん、お誕生日おめでとう!
はい、今回は真姫ちゃんの誕生日記念エピソードです。あれ、真姫ちゃんの誕生日って、4月19日じゃ…はい、2日も遅れてしまい、すみませんでした!いや、4月になって、新しい年度を迎えたので忙しい方も多いと思いますが、僕もその1人なんですよ。←言い訳
ともかく、真姫ちゃんの誕生日ということで、海未ちゃんに続いて2人目の記念エピソードを書きました。日常編を書くと言いながら、今のところまだ誕生日記念しか書いてないですね…また、日常編も時間がある時に息抜き感覚で書こうと思います!
では、ご覧下さい!


西木野真姫誕生日記念 医者になるためには…

〜side 真姫〜

 

〜〜〜♪〜〜♪

 

1人、音楽室でピアノを弾きながらµ’sの次のライブの曲の作曲をする私。私は、将来医学部に入って医者になると決まっている。だから、ずっと私の音楽は終わっていると思っていた。けど、µ’sに入って、作曲したり歌ったり踊ったりしていく中で、私はピアノが、歌が、ダンスが、音楽が…スクールアイドルが好きになっていっているんだと、自分でも気づいている。でも、私の将来は医者になるって決まっている。そんな私が、スクールアイドルをやっているとパパにバレたら、多分許してくれないだろう。最近の私は、ずっとそんなことを考えている。

 

そんなことを考えて作曲に身が入らなかった私は、今日は帰ることにした。家に帰ってきた私は、自分の部屋へと帰ってきた。

「はぁ…」

『真姫、どうしたんだ?ため息なんてついて。』

「キバット…別に、なんでもないわ…」

ため息をついた私に話しかけてきたのは、コウモリ型のロボット、キバットバット5世。私に仮面ライダーキバに変身する力を与えてくれた張本人…いや、張本コウモリ?語呂悪いわね…

『なんでもないやつは、そんな顔してないぜ?』

「それは…」

『真姫、素直じゃないところがあるからなぁ。』

「べっ、別に!そんなこと、ないわよ…」

『本当にそうか?さっきの作曲だって、全然進んでなかったじゃねぇか。』

「なっ、見てたの!?」

『最近、真姫が元気なかったから、なんとなく様子を見に行ったんだぜ。』

「元気がないわけじゃ…」

『スクールアイドル、のことか?』

「ヴェェ!?なんで…?」

『まだ少ししか経ってないけど、真姫は俺様の相棒だからな。なんとなく、分かるぜ〜。でも、スクールアイドルのことなら、あいつに言ってみるのが1番じゃないのか?』

「あいつ?」

『優のことだよ。』

「優…でも、これは私の問題だし、優やµ’sのみんなに頼るわけには…」

『はぁ…』

「なによ?」

『別に。(真姫といい、優といい、µ’sにはなんでこうも誰かを頼ることをしないやつらばっかりなんだ…?)』

「はぁ…」

ため息をつきながら立ち上がった私に、

『ん、どこ行くんだ?』

キバットが聞いてきた。

「とりあえず、お風呂に入ってくるわ。」

『そうか、じゃあ行くか。』

「まさか、一緒に入るき?」

『えっ、違うのか?』

「入るわけないでしょ!」

『なんだよ、じいちゃんは渡と入ってたぜ?』

「渡って誰よ…?それに、あなたのことは、パパだけじゃなくてママにも言ってないんだから!お風呂には、1人でどこかに入ってって!」

『えぇ…じゃあ、穂乃果ちゃんとかことりちゃんのとこに行くか…』

「だめよ!優か蓮のとこに行ってきなさい!」

『えぇ、わかった…』

そう言って、キバットは飛んでいった。あの、変態コウモリめ!っていうか、コウモリ型のロボットなのに、お風呂って入るのね…

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜side キバット〜

真姫のやつ、もうちょっと誰かを頼ってもいいんじゃねぇか?

真姫の家を出て、俺様は優の家へと飛んできた。

『優、いるかー?』

「ん?キバットか。どうしたんだ?」

『いや、真姫に風呂に入りたいんなら、優か蓮の所に行ってこいって言われたんだよ。』

「そういうことか。俺は別にいいぜ。」

『おっ、サンキュー!』

「俺もこれから入るとこだったし、入るか?」

『あぁ!』

 

俺様は、優の家の風呂に優と一緒に入っていた。

「へぇ、真姫が何かに悩んでるねぇ…」

『多分スクールアイドル関係のことなんだろうけど、なにか心当たりないか?』

「ん、スクールアイドル…?もしかして…」

『おっ、なんか心当たりあるのか!?』

「あぁ…穂乃果に真姫がスクールアイドルの勧誘を受けた時、真姫は『私ね、大学は医学部って決めてるの… だから、私の音楽はもう、終わってるって訳…』って言ってたんだ。でも、スクールアイドルになりたい花陽の背中を押した時、穂乃果に誘われて真姫もスクールアイドルになったんだ。だから、もしかしてまだその事を考えているんじゃないかな…」

『そういうこと、だったのか…』

「まだ、分からないけどな。」

 

ふぅ、さっぱりしたぜ〜。優の家で風呂を入り終えた俺様は、真姫の家に帰ることにした。

それにしても、俺様に出来ることは何かないか…真姫は、俺様があの時真姫に戦わないかと聞かなければ、こんな危険な目にあうことはなかったはずだ…最終的には、真姫自身が戦うことを選んだんだとしても、俺様にも責任がある。だから、俺様は出来る限り真姫をサポートしたいと思っている。戦いに関することでも、違うことでも。って、こんなこと言うのは俺様のキャラじゃないか。

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜side 真姫〜

次の日、1日の授業を終え、µ’sの練習の休憩中。

「真姫、さっきのステップ少し遅れてたぞ?」

優が私に言ってきた。

「あっ、ごめん…」

「最近ちょっとぼーっとしてること多いけど、やっぱり悩み事があるのか?」

「えっ?やっぱりって…?」

「昨日キバットから聞いたんだよ。」

「まったく、お喋りコウモリ…まぁ、ちょっとね…」

「もしかして、医者になる私が、スクールアイドルをやってていいのかって、考えてるのか?」

「えっ…!?」

私の考えが、優に当てられて私は戸惑ってしまう。

「やっぱりか…前にも言ったけど、真姫の人生は真姫自身のものだ。真姫以外の誰のものでもないんだから、真姫がやりたいことをやったらいいと思うぜ。お父さんに、スクールアイドルについて何か言われたのか?」

「いえ、パ…お父さんには言ってないわ。スクールアイドルをやってること。」

「えっ!?そうだったのか?」

「うん。マ…お母さんにしか言ってないの。お母さんは私の意見を尊重するって言ってくれたけど、お父さんは反対すると思うから…」

「そうだったのか…俺になにか力になれることがあったら、なんでも言ってくれ。いつでも力かすから。」

「ありがとね。」

 

 

そして、練習を終えた私たちはそれぞれ帰ることになった。練習を終えた時、街に怪物が現れたため、優と蓮は向かっていった。私や穂乃果、変身出来る人は一緒に戦うと言ったが、今回は大丈夫と言って2人は向かっていった。本当に大丈夫かしら…?あの2人、無茶なことをすることがあるのよね…

私がそんなことを考えながら、帰り道を歩いていた時、

「うっ…うぅ、うわぁ!」

前を歩いていた仕事帰りであろう男性が、突然苦しみ出して倒れた。

「えっ!?だっ、大丈夫ですか?」

その事に驚きながらも、私はその男性に駆け寄って問いかけた。すると、その男性から、オレンジ色のバグのような模様が浮かび上がっていた。

「これって、バグスターウイルスっていう…」

夏休みに大量感染があったバグスターウイルス、通称ゲーム病。その時、感染したにこちゃん達からこのバグのような模様が出ていたのを思い出した。

「どっ、どうすれば…キャッ!?」

すると、その男性から何かが出てきた。その何かは怪物へと変化した。

「かっ、怪物!?」

「我が名は、アランブラ。」

アランブラ…確か、タドルクエストっていうゲームで、魔法を使うバグスターだったはず…

『真姫、こいつは!?』

私の元へ飛んできて、キバットが聞いてきた。

「あの、男の人から出てきたバグスターっていう怪物。早く倒さないと!キバット、行くわよ!」

『あぁ、キバっていくぜ!』

私はキバットを手に取り、

『ガブッ!』

私の手に噛み付き、その事で私の腰には6つのフエッスルがついた赤いベルトが巻きついた。

「変身!」

私は腰のベルトにキバットを逆さ向きに取り付け、仮面ライダーキバに変身した。

「はぁぁぁぁぁぁっ!」

私はアランブラバグスターへと駆け出して、攻撃を始めた。

「はぁっ!やぁ!」

私は、アランブラバグスターに攻撃するが、アランブラバグスターの杖で躱されてしまう。

「くっ、だったら…」

私はベルトに付いてるフエッスルの中、緑色のフエッスルをキバットの口にさした。

『バッシャーマグナム!』

私は普通のキバとは違い緑色のキバ、仮面ライダーキバ バッシャーフォームに変身した。

私はバッシャーフォームの専用武器、バッシャーマグナムで遠距離からアランブラバグスターへ撃っていくが、

「我が魔法に、その様な攻撃は効かぬ!」

アランブラは魔法で私の攻撃を防いでくる。

「まだまだ、次はこれよ!」

今度は紫色のフエッスルを、キバットにさした。

『ドッガハンマー!』

私は緑から紫色に変わり、仮面ライダーキバ ドッガフォームに変身した。

「たぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

私は走り出して一気に飛び、上からアランブラにドッガハンマーで攻撃した。

「甘い!」

しかし、アランブラの魔法に防がれ、アランブラへ攻撃を当てることが出来ない。

「だったら…!」

『ガルルセイバー!』

私は、最後のフォームチェンジ用の青色のフエッスルをキバットの口にさして、仮面ライダーキバ ガルルフォームに変身した。

「はぁっ、やぁっ!」

「フッ、ハッ!」

 

カキンッ!カキンッ!

 

私のガルルセイバーの攻撃を、アランブラは自身の杖で防いでくる。

「まだまだ、未熟者め!そんな悩み多き者が、私に勝てるわけなかろう。はぁ!」

アランブラが放ってきた魔法の攻撃を受け、私は倒れてしまう。

「トドメだ!」

「うぅ…」

そして、アランブラが火の魔法で攻撃してきた。私はもうダメだと思ってしまった…が、

『デュアルアップ!タドル メグル RPG!ドール ファンダジ〜!』

アランブラの火の魔法は、私の前に現れた火の形をした剣に吸い込まれていった。

「あっ、あなたは!?」

私の前に現れたのは、CRのドクターである鏡飛彩さんが、仮面ライダーブレイブ ファンタジーゲーマーレベル50に変身した姿だった。

「ん、お前は…?」

「あの、夏のバグスターウイルス大量感染の時にお世話になった、µ’sの西木野真姫です。」

「あぁ、学生がマネージャーを務めているスクールアイドルの…お前も、仮面ライダーだったんだな…」

「はい、なったのは最近ですけど…」

「そうか、まだ行けるか?」

「はい!」

『よし、真姫。今日は出血大サービスだ!』

「ん、どういうこと?」

『ガルル、バッシャー、ドッガの3つのフエッスルを俺にさせ!』

「分かったわ。」

「よし、行くぞ。」

『タドルレガシー!』

飛彩さんは、白いガシャットを起動させた。

「術式レベル100 変身!」

『レベルアップ!辿る歴史!目覚める騎士!タドルレガシー!』

『ガルルセイバー!』『バッシャーマグナム!』『ドッガハンマー!』

飛彩さんは仮面ライダーブレイブ レガシーゲーマーレベル100に、私は仮面ライダーキバ ドガバキフォームに変身した。

「これより、アランブラ切除手術を開始する。一気に決めるぞ!」

「はい!」

『キメワザ!タドル クリティカルストライク!』

『ウェイクアップ!』

私と飛彩さんは、同時にアランブラバグスターへ必殺技のキックを放った。

「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」

「私にその様な攻撃が効くとでも…なに!?ぐぁぁぁぁぁっ!」

アランブラバグスターは、私と飛彩さんの攻撃で爆発して倒された。

「ホッ…あっ、大丈夫ですか!?」

アランブラバグスターを倒したことで、一安心した私は、感染していた人を思い出し、変身を解除して駆け寄った。感染していた男性は、もう大丈夫みたいなので帰っていった。

「今回は、俺が来るまで持ちこたえてくれて助かった。君がいないと、被害は大きくなって行っただろうしな。」

変身解除した飛彩さんがそう言ってきた。

「いえ、飛彩さんがいないと私は死んでいたので…」

「何か悩み事でもあるのか?思いつめたような顔をしているぞ。」

「……」

黙っている私を見て、

「少しぐらいなら話を聞くぞ?」

「何か、意外ですね。飛彩さんって、あんまり他人に関心がないのかと思ってました。」

「俺も前はそうだった。患者には関わらないと思っていた。しかし、それを研修医に変えられたんだと思う。だから、今は少しぐらいは患者の悩みなども聞いている。だから、研修医のおかげなのかもな。」

「私、親が病院を経営しているんです。私も将来は、医者になろうと思ってるんです。けど、そんな私が、スクールアイドルや作曲などをやっていていいのかって、最近思うんです。」

「……確かに、それは難しいことだな。でも、この事を最終的に決めるのはお前次第だ。それは、お前が決めろ。けど、1つ俺がアドバイスしていいなら、医者になるからといって、やりたいことをやってはいけないということはないと思う。俺は、過去に医者になることばかり考えて、大切な人を失ったことがある。お前にとって、スクールアイドルは、大切なんじゃないのか?」

「はい。やっぱり、私は続けたいです!音楽を、ダンスを、作曲を…スクールアイドルを!」

「そうか。なら、やればいいと思う。」

「はい!」

医者である飛彩さんのアドバイスを聞いて、私はスクールアイドルを続けようと思った。

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜side 飛彩〜

俺との話を終え、西木野真姫は自分の家へと帰っていった。1人になった俺に、

「飛彩さんも変わりましたね。」

という声が聞こえた。

「研修医…いたのか。」

「僕の研修期間も、来年の春までですよ。それより、緊急通報が聞こえたと思って来てみれば、真姫ちゃんと話している飛彩が見えたので少し聞いていました。それで、バグスターは?」

「俺とあの子で倒した。」

「優くんの連絡にあったように、真姫も変身出来るようになったんですね。でも、これまでの飛彩さんなら、真姫ちゃんの悩みを聞くなんて考えられませんでしたけどね。けど、それを僕のおかげだと思ってくれていたんですね。」

「なっ!?別に、俺はお前に感謝していないわけではないというだけだ…」

研修医の言葉に、俺は動揺してしまう。

「真姫ちゃんと飛彩さんって、何か似てますね。」

「どこがだ?」

「うーん…ツンデレなとこ、ですかね?では、僕はまだ小児科医の仕事が残ってるんで戻りますね。」

そう言って、研修医は戻っていった。

「なっ、研修医!」

〜side out〜

 

 

 

 

〜side 優〜

「真姫、永夢さんから聞いたけど、昨日大丈夫だったか?」

昨日、永夢さんから真姫がアランブラバグスターと戦ったということを聞いた俺は、真姫に聞いた。

「えぇ、飛彩さんも助けに来てくれたし、大丈夫よ。」

「なら、良かったよ。」

「ねぇ、優。」

「どうした?」

「私ね、やっぱり続けたいと思うの。だから、私これからも続けるわ!スクールアイドル!」

真姫の言葉に、俺の顔は一気に明るくなった。

「そっか、良かった。」

「だから、これからもよろしくね。マネージャーさん!」

「あぁ!」

 

 

こうして、真姫はまだスクールアイドルを続けることを決心したのだった。

 

しかし、そんな真姫がスクールアイドルを続ける事に、最大の壁となるものが立ちはだかるのは、もう少しあとの話。そして、そんなことが起こることを、この時の俺は、考えていなかった…

 

 

 




はい、どうだったでしょうか?
今回は、医者を目指す真姫ちゃんがスクールアイドルを続けていいのかと悩んでいる話でした。そして、医者である、仮面ライダーブレイブの飛彩さんが登場しました。飛彩さんも本編終了後なので、少し丸くなっていましたね。
そして、最後の優の言葉の意味とは…これは、もう少ししたら本編で分かると思います!
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