サトシに憑依したので冒険してみようと思う(改題) 作:エキバン
初バトル。サトシvsナオキ。
レディーゴー!
※前回の話でポケモン図鑑を渡す描写を追加しました。
「ほう、早速ポケモンバトルか。よし審判はワシが務めよう」
オーキド博士の許可を貰い、俺とナオキとのポケモンバトルを行うことになった。
俺たちはオーキド研究所の裏庭にいる。
「これからサトシ対ナオキのポケモンバトルを開始する。使用ポケモンは一体、どちらかが戦闘不能になればバトル終了じゃ」
向かい合うのはこれから旅立つ新人トレーナーの一人のナオキ。
俺たちを見守るように同じく新人トレーナーのリカとシゲルが離れて立っていた。
「それからワシからアドバイスじゃ、ポケモン図鑑で自分のポケモンの能力や覚えている技がわかるぞ。バトルの前に確認してみるといい」
なるほど、図鑑にはそんな機能があったのか。
俺はポケモン図鑑を開いてピカチュウにかざすと画面にピカチュウのデータが表示される。
能力値を見る限りスピードが高いな。やはりピカチュウはスピード型のポケモンだな。
技も見てみよう…………あれ、『10まんボルト』は?ないぞ、『10まんボルト』!!どこだ『10まんボルト』!!なぜ『10まんボルト』を覚えていないんだ?ピカチュウといえば『10まんボルト』だろ!!
あ、そうか、新人用のポケモンだからまだそんな大技は覚えていないのか。
危ない危ない調子に乗って「ピカチュウ、『10まんボルト』!!」とか言って失敗して「あいつなんで覚えていない技を指示してんだ、ぷーwwwクスクスww恥ずかしいwww」とかなるところだった。
オーキド博士教えてくれてありがとうございます。
えーと、あとは、『ポケモンは一度のバトルで扱える技は4つで、5つ以上技を覚えさせている場合、その中から4つのみを指示する』(『強いトレーナーになるには』より抜粋)だったな。
「よし、頼んだぞピカチュウ」
「……ピ」
俺はピカチュウに話しかけるが、ピカチュウは相変わらずそっぽを向いて聞いてくれそうにない。
「なあ、頼むよピカチュウ」
「ピ……」
そっぽを向いた先に回って頼むがまた無視。
「おいおい、そんなんでバトルになるのかよ。無理ならいいんだぜ?お前にトレーナーなんて無理なんだからよ!」
はい、無視無視。あんなやつ知りませーん。
ナオキは俺が反応しないことに腹を立てたのか、またギャアギャア言ってる。
これも無視。
あ、そうだ。
「なあ、ピカチュウ。今からバトルする相手はあそこにいるナオキってやつなんだが、あいつがさっきお前になんて言ったか知ってるか?『問題児ポケモン』って言ったんだぜ」
「ピィカ?」
俺の言葉に反応したピカチュウはナオキの方を向いて、その悪人顔を確認すると、言われたことに腹を立てたようでナオキを睨みつけた。
「ピカ……」
「ああいう調子に乗ったやつは鼻をへし折ってやりたくならないか?」
「ピカ!」
よしよし、良いぞ乗ってきた。
「そこで提案なんだけど。あいつとのバトルでピカチュウが勝つために俺に手伝いをさせてくれないか?」
「ピカ?」
「そうだ、俺はあれこれ技や動きを指示するけど、それはお前が勝つために必要な手伝いなんだ。だからどうかな、バトル、してくれないか?」
ここでは「俺の言うことを聞け」と言うよりも「手伝い」と言ってピカチュウ主体だと印象付けた方が相手も受け入れてくれやすくなる。この交渉、上手くいくか……
「……ピカ!」
ピカチュウは力強く頷いてくれた。
「やってくれるのか?」
「ピカチュウ!」
「ありがとう!」
よし、上手くいった。あとはナオキに勝つためにどう戦うかだな。
「両者、準備は良いかな?」
「こっちはいつでもいいぜ」
「はい、いつでもいけます」
俺のピカチュウは四足の構えを取り、ギザギザの尻尾をピンッと立てる。
ナオキのヒトカゲは尻尾の炎をメラメラと燃やしながら力強く構えていた。
「では、バトル……開始!!」
先手必勝!
「ピカチュウ、『でんこうせっか』!!」
「ピッカァ!」
ピカチュウは高速の突進攻撃でヒトカゲを攻撃する。
「ヒトカゲ、『きりさく』だ!」
「カゲェ!」
ナオキの指示でヒトカゲは片腕を振り上げて迫るピカチュウの『でんこうせっか』に合わせて鋭い爪による一撃を繰りだす。
両者は激突したと思うと、その反動で後ろに跳ぶ。
「ピカ!」
「カゲ!」
しかし、両者に大きなダメージは無い。
ナオキの指示が飛ぶ
「『ひのこ』!」
「カゲェェェッ!」
ヒトカゲが口から小さな火球を連射する。
ならばこっちも遠距離攻撃だ。
「『でんきショック』!!」
「ピィカ、チュウウウゥゥゥッ!!」
ピカチュウの全身が帯電し、電撃が放出される。
『でんきショック』と『ひのこ』がぶつかり、小さな爆発が起こり、煙が巻き上がる。
ここは攻め入って畳みかける。
「もう一度『ひのこ』だ!」
「カァゲェ!」
再び小さな火球が放たれる。
ここはひとまず
「かわせ!進みながらだ!」
「ピッ!」
ピカチュウは俺の指示を受け、斜め前に素早く動くことで回避する。
「『でんこうせっか』!」
「ピッカァ!」
ピカチュウはそのままの勢いからさらに加速して突進する。
「なっ!?」
ナオキは思わぬ攻撃に驚き指示が遅れ、ヒトカゲは『ひのこ』を放った直後であるため回避できない。
「カゲェ……!」
ピカチュウの体がヒトカゲの腹にクリーンヒットし、吹き飛んだ勢いを止めるために足でブレーキをかけながら後ろに下がる。
「くっ……怯むな、『ひのこ』!」
ヒトカゲの火球がピカチュウに迫る。
「『ひかりのかべ』!」
「ピッカ!」
ピカチュウは四足の体勢のまま、ギザギザの尻尾を立てると淡く光だす。次の瞬間、ピカチュウを囲むように半透明の黄色の壁が出現する。
『ひのこ』がピカチュウを襲う。
しかし、ピカチュウは微動だにしない。
「バカな、効いてない!?」
ナオキが驚きの表情を浮かべるとオーキド博士が口を開いた。
「うむ、『ひかりのかべ』はしばらくの間、特殊攻撃の威力を半減させる技じゃ、『ひのこ』は先ほどよりも通じなくなったぞ」
まるで講義を受けているような説明、さすがは博士だ。
「だったら物理攻撃だ。『きりさく』!」
ナオキが焦りながら指示を飛ばすと、ヒトカゲは再び腕を振り上げる。
よし、良いペース。ここからだ。
「腕を弾きながら『しっぽをふる』!」
「ピカ!」
ピカチュウは走った勢いのまま、背中を向け、ギザギザの尻尾を振り、ヒトカゲの『きりさく』を内側から弾くと、そのまま尻尾をヒトカゲの顎にビンタするように連続で当てていく。
「ピカピカピカピカピカ!」
「カ、カゲ……カゲェ……」
尻尾を当てられたことでヒトカゲはたじろぐ。
「たいした攻撃じゃないだろ!振り払って『きりさく』だ!」
ヒトカゲはナオキの指示に従い、腕でピカチュウの尻尾を払うと、そのまま爪を振り下ろす。
だが、遅い!
「『でんこうせっか』!」
「ピカァ!」
ピカチュウの全身を使った高速の突撃。『きりさく』を容易く躱しながら、ヒトカゲに迫り、先ほどと同様にぶつける。
ヒトカゲは再び耐えようとする。しかし、先ほどとは違い、ヒトカゲは勢いを止められず、後方に吹き飛んでしまった。
「カ、カゲッ!」
「なに!?」
明らかに違う様子にナオキも驚愕する。
よし、上手くいった。
***
「ピカチュウの『でんこうせっか』、さっきよりも強くなってる」
「いや、そうじゃない。『でんこうせっか』はそのままでヒトカゲの防御が下がったんだ」
「え?」
「さっきの『しっぽをふる』は相手の防御を下げる技なんだ」
「あ、そういうことだったんだ」
「しかし、驚いたよ。サトシなら攻撃技でガンガン攻めると思っていたのに、先ほどの『ひかりのかべ』といい、『しっぽをふる』といい、補助技をここまで使いこなすなんて……」
「技のことだけじゃなくて、ピカチュウの特徴とか、ヒトカゲの特徴とかわからないと難しいよね……すごいな、サトシ……」
***
あせるナオキはヒトカゲに指示を飛ばす。
「『ほのおのうず』だ!」
ヒトカゲの口の炎が収束して大きくなる。そして、炎が螺旋を描きながら放たれる。
『ほのおのうず』これはマズイ!
「ピカチュウ、『でんきショック』で『ほのおのうず』を打ち消せ!」
「ピィカチュウウウウゥゥ!!!」
ピカチュウの全身から発せられた電撃が、『ほのおのうず』と衝突すると、大きな爆発を起こした。
「くそっ」
「ふぅ……」
ナオキが悪態をつくのとは対照的に、俺は安堵していた。
『ひかりのかべ』があるとは言え、あれを受けるわけにはいかない。『ほのおのうず』は喰らえば最初のダメージのほかにしばらくの間、一定のダメージを受け続ける。厄介な技を覚えているな。
「こうなったら、ヒトカゲ『つるぎのまい』だ!」
ヒトカゲは両手に力を纏わせると、力一杯振るう。
攻撃を上げて来たか、特殊技で上手くいかないなら、改めて物理技で攻める戦法に変えたのか。
「『きりさく』だ!」
ヒトカゲは腕を振り上げて、ピカチュウに突進する。先ほどよりもその勢いは増し、いかに攻撃が上がったのかがわかる。あれを受けるのはまずいな。
「ピカチュウ『でんきショック』!」
「ピッカチュウウウゥゥ!」
『でんきショック』はヒトカゲに直撃する。
ヒトカゲはその衝撃で、動きを止めてダメージを受ける。
よし、このまま畳み掛ける!
「『でんこうせっか』!」
「ピッカ!」
ピカチュウは素早い動きで突撃する。
ナオキがニヤリと笑う。
「今だ、『ほのおのうず』!」
ヒトカゲの口から『ほのおのうず』が発生する。
なるほど、『ほのおのうず』を確実に当たるために誘ってきたのか。
ピカチュウの『でんこうせっか』は勢いが止められない。
「……ピカチュウ、ジャンプ」
俺の指示に、ピカチュウは高速の勢いのまま、跳び上がった。
放たれた『ほのおのうず』は螺旋を描いてピカチュウに襲いかかるも、ピカチュウはその炎を越えて、ヒトカゲの頭上も越えた。
落下する時には、ヒトカゲの背後を取った。
「『でんきショック』」
ピカチュウは空中で反転し、帯電する。そして。
「ピィカァ、チュウウウゥゥゥ!!」
電撃が放射され、ヒトカゲを包み込む。
「カゲエエエェェェ!!?」
ヒトカゲはプスプスと煙を出し、そのまま倒れた。
「ヒトカゲ戦闘不能、ピカチュウの勝ち。よって勝者はサトシじゃ!」
勝った……勝ったんだ。
この世界に来て、生まれて初めてのポケモンバトルに勝ったんだ。
俺が判断して、指示してピカチュウと一緒に勝ったんだ!!
「やったぜピカチュウ!」
「ピカピカチュウ!」
ピカチュウは俺の足元まで走ってくると、嬉しそうな顔をした。
「すごいよピカチュウ、お前強いな!」
「ピカピカ!……ピ、ピカチュ……」
俺の言葉に笑顔になったピカチュウはハッとなると、誤魔化すようにぷいとそっぽを向いた。
ほんのり赤くなってるぞ。
「……まだ、素直にはなってくれないか。まあ、いいさ。まだまだこれからだからさ」
ピカチュウはチラリと俺を見るとまた顔をそらした。
ははは可愛い可愛い。
***
「二人ともすごいバトルだったね。ピカチュウもヒトカゲも」
「そうだね……けれど、このバトルは終始サトシのペースだった」
「え?」
「スキのあるタイミングでの『でんこうせっか』、攻撃の意味だけでなく牽制とヒトカゲの攻撃範囲から遠ざけるための『でんきショック』、補助技のタイミング。どれも適切でピカチュウは大きなダメージもなく伸び伸びと動いていた。そして、最後のジャンプはナオキの誘いのスキにはまりながらも見事に回避して見せた……サトシの圧勝だよ」
サトシのバトルの組み立てにシゲルは顔には出さないが驚いていた。
そして同時に思った。
――自分ではあそこまでのバトルの組み立てはできたのか?
――今、自分がサトシとバトルをしたら勝てるのか?
確かに自分のゼニガメとサトシのピカチュウではタイプの相性は悪い。しかし、そんなことは言い訳にしかならない。技の組み合わせや指示の仕方でバトルは大きく変わる。その証拠がこのバトル、サトシがナオキを圧倒したこのバトルだ。
シゲルは直接対峙していない観客の立場にもかかわらず、敗北感が心を占めていた。
***
リカはサトシのバトルを思い返していた。
シゲルのようにどういうバトルなのか考えてみようと思った。
確かにピカチュウを見てみると激しいバトルのあとにもかかわらず、怪我もなく元気のようだ。
それはサトシがピカチュウに指示した結果
タイプの相性を抜きにすれば、今日、自分たちが貰ったポケモンは強さで見ればトントンだろう。
そして、そんな似たレベルのポケモン同士がバトルをして、差を決めるものがあるなら。それはトレーナーの技量。隣のシゲルもきっと強いのだろう。しかし、サトシは少なくとも負けたナオキや自分よりはトレーナーとして先に進んでいる。
リカの知っているサトシは、やんちゃ坊主の一言に尽きる。
高い木に登っては落ちる。流れの激しくなった川で泳いで溺れる。
先生にはいたずらをする。
そのうえ勉強もダメダメ、テストは赤点ギリギリ、宿題を忘れることも多かった。
けれど、今のサトシはそんなことが嘘のように落ち着いた顔をしている。
今日研究所で出会ったとき、大人びた話し方や他者を思いやる考え方。
今まで知っているサトシとは違っていた。
何が彼を変えたのかわからないが、とても良いことなのではないかと思った。
(サトシって、あんな顔もできたんだ)
けれど、その真っすぐな目は変わっていないと思った。
どこまでも自分を信じて挑戦していくその熱い目だけはまさにサトシだ。
優しいところも変わってない。身を呈して私を危険から守ってくれた。
そして、あの時リカはピカチュウを選ぼうとしたけど、きっと仲良くなることはできず、結局留守番になったはずだ。そんな時、サトシはピカチュウを選んでくれたから。自分は欲しかったフシギダネをパートナーに旅に出ることができた。
他人を思いやることができる彼のままだ。
そして、今回のバトルで見せた鋭い視線、冷静な表情。
今までの彼とは違うギャップはリカにはとても魅力的に見えた。
不意に、胸の奥が熱くなった。
(あれ、なんだろこれ……?)
リカはその胸の熱さの意味を理解できない。
けれど、とても心地良く、その熱さを感じながらサトシを見つめていた。
***
ナオキは膝から崩れ落ちてブツブツと呟いていた。
「うそ……だろ……俺がサトシに負けるなんて……」
ナオキは見上げると俺を睨んだ。
「もう一回だ、もう一回バトルしろ!」
してやりたいのは山々だけど、今は無理だよ。
「なあナオキ、ヒトカゲを見てみろよ。『ひんし』でとてもバトルなんかできるわけないだろ」
「ぐっ……」
俺の言葉に反論できないナオキは黙り込む。すると、オーキド博士が話しかけてくる。
「うむ、ナオキ君、自分のポケモンが傷を負った場合にトレーナーがやるべきことはなにかな?」
「……ポケモンの回復」
「その通りじゃ、ポケモンも生き物、怪我をしたら治してやるのがトレーナーの義務じゃ。研究室に回復装置があるからそれを使いなさい。サトシ君もじゃぞ」
「え、いえ俺は……」
ピカチュウは大きなダメージを受けていないから回復は必要ないと思った。
しかし、気づかないところで思わぬ怪我をしているのかもしれない。
これからピカチュウのトレーナーになるのに、それでは失格だろうな。
「はい、ピカチュウもお願いします」
ナオキがヒトカゲをボールに戻すと俺もそれに倣おうとしてふと思った。
ピカチュウはボールに入るの嫌いだったっけ?
そんな設定だった気がするけれど、どうだ?
俺はボールをピカチュウに向けると
「……戻れ、ピカチュウ」
ボールからの光にピカチュウは逃げもせず浴びて、そのままボールに収まった。
こいつはボールに入っても平気なんだな。
研究室にある回復装置でピカチュウとヒトカゲを回復させた。
おお、『テンテンテレレ~ン』て鳴った。ポケモンセンターだけじゃないのか。
「よし、ピカチュウとヒトカゲは回復したぞ」
「ありがとうございます!」
「……ありがとう、ございます」
「うむ、よし、そろそろ時間じゃな。外で見送りの方々が待っているはずじゃ」
その言葉にみんな
「また会ったときバトルしようぜ」
「ふん、その時は俺が勝つに決まってるだろ」
「どうかな、やってみなくちゃわからないぜ」
「……ちっ」
まったく、何がそんなに気に入らないんだよ、ナーオキ君
***
ナオキは今日朝からずっとサトシに負かされっぱなしで胸の中がムカムカしていた。
(俺がサトシなんかに負けるなんて……!)
サトシはナオキよりも勉強ができなくて、彼よりも周りから問題児だと思われている。
いじめやからかいの格好の的だし、現にナオキ以外にもサトシをダメな奴だと断じている奴もたくさんいる。
けれど、サトシはどんな目に遭っても決して折れない少年だ。
そのうえ、彼は今日の朝から普段のやんちゃでいたずら好きの彼とは見違えるくらいに冷静で大人びていた。ナオキも簡単に言い負かされた。
しかし、変わらないものもあった。
(あの目だ。あの『信じてる』とか『諦めない』とか忌々しいくらいに真っすぐな目。
俺が捨てた目、俺には一生できない目。
なぜお前はそうやってなんでも信じられるんだ『やってみなくちゃわからない』だと……
そんなことが言えるなら、俺だって……)
トレーナーに必要なのは力。弱い奴は弱いまま。
こんな負け方をしたヒトカゲは怒鳴りつけてやろうかと思った。
けれど、自分の中の言い様のない悔しさは、そんなことをしても晴れないだろうとわかってもいた。
(クソッ、いいぜ、やってやるよ。今度はこのヒトカゲでサトシを倒す!)
サトシはやはり気に入らない。負けるなんて納得できない。
これからの旅でサトシを意識することは多くなるだろうが、少なくともナオキの中ではサトシを見て不愉快に思うことはなくなった。
***
いよいよ旅立ちだ。
この扉を開ければ未知の冒険が待っている。ずっと憧れていた、辛いことも苦しいこともあるけど、ワクワクを与えてくれる冒険が。
「ピカチュウ、頑張ろうぜ」
何も言わないモンスターボールが少し頷いた気がした。
1対1なのに物凄く時間がかかった。
今後の描写は大変そうです。
ここのピカ様はボールの中でも平気な子です。
バトルを映えさせるために、高レベルにならないと覚えない技とか、技マシンの技も覚えさせました。「『ひかりのかべ』を覚えてるなら『10まんボルト』を覚えてるはずだろ」とお思いになった方には申し訳ないです。
そのあたりのレベルと覚える技の順番は一致しないつもりにしてます。
誤字脱字、おかしな表現がありましたら、ご指摘ください。
これからも応援よろしくお願いします。