とある科学の歪曲時計   作:割り箸戦隊

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第12話

 

御坂が襲撃を担当していた『脳神経応用分析所』。

 

その施設は向かっている途中の久遠の目から見ても、現在進行形で異常な事態が発生しているのがよくわかった。

 

夜の街を切り裂く『ビーム』のようなもの。

 

最初は乱心した御坂が【超電磁砲(レールガン)】を連射して暴れているのかと思っていたが、よく見てみるとそれが『ビーム』であることが判明したのだ。

 

 

「【第五位】はあんなド派手な能力だったのか」

 

 

久遠は緊張感のない口調で呟きながら、施設に向かって加速して行く。

間違いなく超能力者(レベル5)級の破壊力。どうやら御坂が【アイテム】を引き当てたらしい。

御坂が戦闘中なのは間違いないが、施設を破壊したあとの撤退戦なのか。それとも、まだ破壊することができていないのか。

どちらにしても【第五位】が相手である以上、もし戦闘になるなら能力の隠蔽は諦めた方がいいかもしれない。

 

こうして久遠が考えている間にも、『ビーム』は何度も夜空に放たれている。

 

 

「逆に、あの『ビーム』の方で施設が崩壊しそうだな」

 

 

圧倒的な破壊力を見せる【第五位】の能力行使。

まぁ、あの程度では【歪曲時計(ワールドクロック)】の『時間停止』を抜けることはないのだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久遠永聖の【歪曲時計(ワールドクロック)】は、能力行使の対象からして規格外の極めて凶悪な能力である。

 

『時間』に干渉できる能力者は、この学園都市にたった一人しか存在しない。

 

垣根帝督の【未元物質(ダークマター)】のような例外でもない限り、人は『時間』に逆らうことはできないのだ。

 

それが最も顕著なのが、最大の防御である『時間停止』。

 

『時間停止』は久遠の演算処理を超えると破られるのだが、【歪曲時計(ワールドクロック)】は()()()()()()()()()()()()ことができてしまうので、同じ規模の演算処理能力を持つ超能力者(レベル5)の攻撃すらも軽く完封することができるのだ。

 

自身の演算処理を加速して、停止をかける。

二つの能力を同時に行使しているので単体の行使よりは演算処理を圧迫するし、単純に加速しただけ能力強度が上がる訳ではないのだが、それでも今まで加速と併用した『時間停止』は真っ当な方法で破られたことはない。

しかも久遠は『未来』からの警告で停止が破られるかどうかすらも確認できるので、警告が消えるまで演算処理を加速させるといった方法で理想的な効率の運用も可能となっている。

 

久遠が【歪曲時計(ワールドクロック)】の『時間停止』に絶対の信頼を寄せている理由。

そして、それを無視できる垣根の【未元物質(ダークマター)】が最大の脅威だと認めている理由でもある。

 

 

これがある限り、並みの超能力者(レベル5)では【歪曲時計(ワールドクロック)】を突破することはできないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『脳神経応用分析所』の施設内。

 

美琴は襲撃する予定だった施設の中で、【原子崩し(メルトダウナー)】の『殺人ビーム』からひたすら逃げ回っていた。

施設の中を磁力操作で立体的に移動しているのにも関わらず、こちらの位置は完全に把握されてしまっている。

 

 

 

「ッ、くっ、近づけないッ」

 

 

 

地下にある目的地の目前に居座る、四人の少女達。

 

一番の脅威は、仲間から「麦野」と呼ばれていた女。

金髪の仲間が言うには【第五位】の【原子崩し(メルトダウナー)】。

『殺人ビーム』みたいなものを乱射する、固定砲台。

 

そして、彼女の補佐をする三人。

 

「絹旗」と呼ばれていた最年少の少女。

彼女は物理攻撃の盾役。

最初に遭遇した時に、美琴が磁力操作で投擲した物を全て防がれた。

遠距離攻撃をする仲間を守る、非常に強力な能力。

 

「フレンダ」と呼ばれていた金髪の少女。

学園都市の最新ツールを駆使するサポート役。

美琴の能力はすでに対策済み。そこら中に仕掛けられた爆弾でこちらの行動範囲を狭めてくる。

 

そして、「滝壺」と呼ばれていたジャージ服の少女。

彼女の能力はおそらく【読心能力(サイコメトリー)】か【透視能力(クレアボイアンス)】。

美琴の位置を常に把握する、厄介な監視役。

彼女のせいで美琴は一息つくことすらできず、ひたすら逃げ回ることになっていた。

 

この四人に遭遇して追い返されてから、美琴は一度も目的地に近づくことを許されていない。

何か対策を考えようにも、考える暇すら与えてくれない連続攻撃。

 

最初に遭遇した時に、様子見なんてせずに速攻を仕掛けるべきだった。

四人と直接顔を合わせたあの時が、唯一にして最大の好機だったのに。

 

 

後悔するが、もう遅い。

 

 

荒い息を吐きながら、呼吸を整える。

 

美琴はここ数日、食事も睡眠もまともに取っていない。

体調不良は明らかで、動きが悪くなっているのが自分でもわかるほどだった。

 

 

「うっ、ッ」

 

 

無茶な避け方を続けたせいで、あちこち傷だらけになってしまった美琴の身体。

視界はいつもよりかすれて見えるし、思考も全然まとまらない。

 

それでも、奴らの攻撃が止む気配はなくて。

無理やり身体を動かして、ギリギリのところで避けていく。

 

 

もう、駄目なのかな。

 

 

そんな考えが頭をよぎる。

『妹達』を助けられずに、こんなイカれた奴らの研究所で、自分は終わってしまうのだろうか。

 

 

「っ、はッ」

 

 

迫りくる『死』は、思っていたよりも恐ろしくはなかった。

それはきっと、今の美琴にとっては生きることの方が苦しくて、辛いことだったから。

 

 

母親と父親。黒子や友人達。そして、『妹達』。

 

 

そんな場合じゃないとわかっているのに、走馬灯のように大切な人達を思い出してしまう。

 

 

あの子達(シスターズ)を助けないといけない』

 

 

『あんなイカれた実験は絶対に破綻させてやる』

 

 

美琴は弱気になっていく思考を切り替えようとする。

 

でも、それは全然、上手くいってくれなくて。

 

弱気になってしまった思考は、勝手に別のことを考えていく。

 

 

アイツの方は、大丈夫だったのかな。

 

 

美琴は唯一の『共犯者』を思い出す。

必要ないと言ったのに、無理やり襲撃を手伝ってきた変人。

こっちの気持ちなんて知りもしないで、普段通りに接してくる、あの少年。

 

 

どうせここで終わるなら、ちゃんと聞いとけばよかったな。

 

 

美琴がハッキングして調べた『絶対能力進化計画』の詳細。

そこには何故か、彼の行った『実験』の概要についても記載されていたのだ。

 

彼が以前に語っていた『死体を巻き戻す実験』。

 

あれは、【超電磁砲(レールガン)】を巻き戻して再利用するために行われた実験だったのだろうか。

美琴の存在が、彼を『絶対能力進化計画』に巻き込んでしまったのだろうか。

 

 

 

ずっと、ずっと気になっていて。

 

 

 

気になっていたのに、怖くて聞くことができなかった。

 

 

 

もし、そうだと言われたら。お前のせいだと言われたら。

 

 

 

美琴はもう、耐えられそうになかったから。

 

 

 

 

 

 

 

 

気がついたら、美琴は通路のような区画で壁に手をついて停止してしまっていた。

身体が全く言うことを聞いてくれない。きっと、もう次の砲撃は避けられないだろう。

でも、美琴にはたった一つだけ、あの砲撃を防ぐ手段が残されていた。

最初に四人と遭遇した時に、【第五位】は美琴の放った電撃に干渉してきたのだ。

もし【第五位】の能力と美琴の能力が干渉し合えるのなら、美琴もあの砲撃に干渉できるはず。

 

できれば、試したくはなかった。

もし失敗したら、それで美琴は終わりだから。

 

 

 

「……でも、やるしか、ない、わよね」

 

 

 

覚悟を決めて、【第五位】がいる方向を睨みつける。

もう穴だらけで崩壊寸前の床下から、今日だけで何度も見せられた『殺人ビーム』が襲いかかってきた。

 

 

 

「っ、あァッ」

 

 

 

成功。

 

なんとか砲撃を反らせたが、反動で吹き飛ばされる。

背後の壁に背中から叩きつけられて、すぐに立つことができなかった。

床に座ったまま追撃を警戒するが、しばらく待ってみても追撃は来ない。

 

 

 

 

 

「はっ、はッ」

 

 

 

 

 

たくさん呼吸をして、たくさん時間をかけて、やっと息が整ってくる。

 

 

 

 

 

それでも【第五位】の追撃はこなかった。もしかしたら美琴を仕留めたと勘違いしてくれたのかもしれない。

 

床に手をついて、ふらつきながら立ち上がる。

 

一度、撤退するべきだろうか。それとも、こんな身体でも目的地まで向かった方がいいだろうか。

 

美琴が立ったまま迷っていると、背後から誰かの声が聞こえてくる。

 

 

 

 

 

 

 

「私の【原子崩し(メルトダウナー)】を曲げる奴なんて、アンタしかいないわよね。常盤台の【超電磁砲(レールガン)】?」

 

 

 

 

 

 

 

美琴があわてて振り向くと、あの女。【第五位】の【原子崩し(メルトダウナー)】がゆっくりとこちらに向かって来ているのが見えた。

 

 

どうして、ここに。

 

 

【第五位】は美琴のことを見下すように、嘲笑いながら語りかけてくる。

 

 

 

「アンタがあんまり弱すぎるから、ちょーっとイジメ過ぎちゃったかにゃーん?」

 

 

 

もう美琴に【第五位】と戦闘できるような余力なんて残っていない。

でも、何故か位置を把握する仲間と離れているから、逃げて振り切ればなんとかなるはずだ。

 

 

 

「序列【第三位】の【超電磁砲(レールガン)】ねェ。はッ、ただのクソガキじゃねえか。私が【第五位】で、テメェごときが【第三位】?」

 

 

 

【第五位】の砲撃で空いた施設の床の穴。

そこに走って行って、飛び込むことができれば。

美琴は位置を確認するために、ちらりと視線を床の穴に向ける。

 

 

 

 

 

「……おい。さっきからよぉ、この私を無視してんじゃねぇぞ」

 

 

 

 

 

【第五位】の雰囲気が豹変する。

こちらを人間として見ていない。そんな凶悪で恐ろしい形相。

 

 

 

「ゴキブリみてえに逃げ回りやがって。ガキが手間かけさせんじゃねぇよッ!!」

「ぐぁッ、ぁ」

 

 

 

蹴られた。

 

 

 

「これからテメェが死ぬまでいたぶってやるんだからよォ、せいぜい私を楽しませろッ!!」

「うぁッ」

 

 

 

また、蹴られた。

そうだった。身体はもう、まともに動かなくなっていたんだった。

 

 

 

「あァン?もうギブアップなのかよ。オラッ!!もっと根性見せてみろよッ!!」

「ぁ、ぅ」

 

 

 

何度も、何度も蹴られて。美琴は身体を丸める。

 

 

 

何回蹴られたのかもわからなくなってから。美琴は髪を掴まれて、無理やり頭を持ち上げられた。

 

 

 

覗き込むように目を合わせてきた【第五位】は苦しむ美琴の表情を観察して、心底満足したように嘲笑う。

 

 

 

 

 

「はッ、ガキが学園都市の『闇』を舐めてるからこうなるのよ。そろそろプチっとブチ殺して」

 

 

 

 

 

「キメてんなぁ、お前」

 

 

 

 

 

【第五位】の言葉にかぶせるように、つまらなそうな少年の声が響きわたった。

こちらに向かって歩いてくる、安っぽい黒のパーカーを着た伊達メガネをかけた少年。

 

 

 

 

 

「一応、そいつは『お嬢様』だからさぁ。お前みたいなアッパー系はさっさと失せろよ」

 

 

 

 

 

美琴の唯一の『共犯者』。

 

【第四位】【歪曲時計(ワールドクロック)】の久遠永聖が堂々と言い放った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『脳神経応用分析所』に到着した久遠は、まずは襲撃の目的地を目指すことにした。

あれだけ乱射されていた【第五位】の『ビーム』は到着する少し前から放射されなくなっていて、他に向かう場所もなかったからだ。

御坂が勝利したのか、敗北したのか。それは久遠にはわからなかったが、とりあえず目的地に行けば何かがわかるはず。

 

その後、そこで待ち構えていた三人の少女と交戦することになり、久遠は少女達を各個撃破していく。

 

最初に相手した最年少らしき少女は『自動防御』が可能な気体操作系のレベル4。かなり優秀な能力者で粘られたが、残念ながら効果範囲が狭い能力は【歪曲時計(ワールドクロック)】に完全に支配されてしまう。

久遠が拳で殴りつける瞬間に彼女の操作する『圧縮された気体』を時間停止させると、そのまま『圧縮された気体』が彼女の身体にめり込む。

 

歪曲時計(ワールドクロック)】は本体である久遠の移動に合わせて、停止させた空間や物質を移動させることができる。

 

そして時間が停止している対象に干渉するには久遠の演算処理能力を超える必要があるので、レベル4程度の彼女は気体の制御を完全に奪われてしまったのだ。

彼女はおそらく、久遠に何をされたのかすら理解できなかっただろうが。

 

次の相手は金髪の少女。小型の爆発物と近接戦闘を仕掛けてきたが、何の問題もなくあっさりと意識を奪ってやった。

 

最後の一人、ジャージ服の少女。彼女はすでにかなり消耗しているようで、とても戦闘なんてできる状態ではない。

彼女は放置して、下部組織の連中に連絡する係として残すことにした。もし【第五位】と戦闘になり倒すことになったら回収する奴が必要だからだ。

 

設備を老朽化させて炎上させたあとで、ここには居なかった【第五位】の行方を捜索する。

戦闘中に三人の少女と会話して探りを入れたが【第五位】は獲物を、つまり御坂をいたぶりに行っているらしい。

 

『ビーム』が天井に空けた穴から推測した【第五位】の現在地へ、時間加速して走りだす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

施設内の通路に転がっている御坂の髪の毛を掴んでいる女。

 

この女が【第五位】【原子崩し(メルトダウナー)】の麦野沈利か。

 

久遠が声をかけたあと、しばらく下品に爆笑していた麦野だったが、ようやく一息ついたらしい。

彼女は御坂の髪を乱暴に放しながら、久遠に声をかけてきた。

 

 

「噂の襲撃者(インベーダー)の片割れかしら?ひょっとしてアナタ【超電磁砲(レールガン)】の彼氏か何か?」

「いや、『正義の味方』ってヤツだな。パーカーマンって呼んでくれよ」

「へぇ、かなり頭がイカれてるみたいね。それでなーに?可愛い女の子を助けに来たって?」

「そんなとこかな。だからアバズレちゃんは逃げたほうがいいぜ?」

「そう、決めたわ。まずはアナタからブチ殺してあげる」

 

 

ほとんど無駄な会話だったが、一つだけわかったことがある。

御坂を【超電磁砲(レールガン)】と呼んでいることから、彼女の身元はバレてしまっているようだ。

御坂は明らかに調子が悪そうだったし、超能力者(レベル5)を含む四人組が相手では流石に厳しかったのだろう。

床に転がっている御坂は意識はあるようだったが、まともに動けるようには見えない。久遠が外まで運んでやる必要がありそうだ。

 

一旦、麦野を挑発して御坂から引き離すか。

 

 

「お前にできるならな。まぁ、無理だろうけど」

「言ってくれるじゃない。死ぬまでに後悔しないといいわね」

 

 

『未来』からの警告。

麦野は急所を外して久遠をいたぶるつもりらしい。時間加速で連射される『ビーム』を避けながら距離をとる。

そして施設内の迷路のような通路を走りながら、麦野の様子をうかがう。

このまま手を抜いてくれるなら能力を隠蔽したままやり過ごせそうだが、どうなるか。

 

 

「おいおい、テメェもチョロチョロ逃げるだけかよッ!!」

 

 

豹変して口が悪くなった麦野に追いかけられながら、久遠は御坂から離れていく。

施設はすでに放火済みなので、長居はできない。ある程度引き付けたら急いで御坂を回収して撤退しよう。

 

 

「アバズレちゃんは容姿とスタイルは良いけど、性格がクソなのがなぁ」

 

 

久遠は麦野の身体と顔を順番に眺めながら感想を述べた。

麦野をさらに挑発するつもりだったので、時間加速を切って彼女に聞こえるような音量を出して。

 

それを聞いた麦野は顔を伏せて歩きながら、なにやら口を動かしている。

 

 

 

 

 

『ぶ、ち、こ、ろ、し、か、く、て、い、ね』

 

 

 

 

 

口の動きだけで何て言っているのかわかってしまった。

 

なんだか麦野の顔がさらに凶悪になったような気がする。

久遠を見て邪悪に笑いながら、彼女は隠し持っていたプラスチック製のようなカードを取り出した。

 

『未来』からの警告。これは。

 

 

 

「……挑発しすぎたな」

 

 

 

時間停止を使わざるを得ないか。

 

麦野が手前に放り投げたカードに『ビーム』を撃ち込むと、分散された『ビーム』が狭い通路を蹂躙した。

 

停止で防ぎきったが、あの規模の砲擊を防いでしまえば当然。

 

 

 

 

 

「……なーるほどね」

 

 

 

 

 

楽しそうな麦野の声。彼女の手は『御坂がいる方向』に向けられている。

 

 

「【超電磁砲(レールガン)】と組む謎の襲撃者。並みの能力者じゃないってことかしら?」

 

 

不適に笑いながら、麦野は語り続ける。

 

 

「アナタの高速移動は【肉体強化】じゃなくて『加速』。私の【原子崩し(メルトダウナー)】を防いだのが『停止』」

 

 

真正面から超能力者(レベル5)の攻撃を防げるヤツなんていない。

 

 

 

 

 

「……初めましてね。【歪曲時計(ワールドクロック)】?」

 

 

 

 

 

そう。同じ超能力者(レベル5)以外は。

 

 

 

 




麦野の豹変が難しかったですが、なんとか仕上げました。

あと活動報告の方に雑感のついでにオリ主と能力の設定?的なのを乗せたので、気になる方がいましたら見てやってください。
今後も小説スペースでキャラ設定みたいなのはやらない予定なので。
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