ドラえもん のび太とIS 二人の絆 作:少し不思議な生命体
駄文ですがよろしくお願いします
〜春〜
冬の寒さが鳴りを潜め、桜の蕾が見えるころ。
僕は大学の卒業式の場に居た。
卒業生代表の言葉を述べているのは僕の幼馴染の一人。
昔から憎いほどに頭が良くて、性格が良くて、頼りになる。そんな奴だ。
“あいつ”が未来へ帰ってもう10年は超えた。
どんな時でも助けてくれて、頼りになる未来の猫型ロボット
「ドラえもん……僕は君を作って見せるからね。」
〜ドラえもん のび太とIS 二人の絆〜
時はドラえもんが帰っていってしまった時に遡る。
彼が安心して帰って行けるように、ジャイアンに始めて勝ったあの日。
その次の日以降僕はずっと塞ぎ込んでしまったんだ。
学校にもいかず、部屋からも出ず、ずっと押入れの中にいた。
ここに居たら、ドラえもんの匂いを感じる気がして……
そんな時、僕を引っ張ってくれた人が居たんだ。
「のび太ー!!野球しようぜー!!!」
「のび太ー!!僕ちんの従兄弟がリゾートに連れて行ってくれるって!!一緒に行こうぜー!!!」
「のび太さーん!!学校のプリントよー!!!」
僕の友達達。
僕を心配して、毎日のように来てくれた。
そして、何よりも大きかったのは出来杉の言葉
「のびくん!僕たちがドラえもんを作るのさ!そうしたらきっとまた会えるよ!!」
まさしく、子供の夢のような、浅はかな考え。
でも、僕の何かが燃え上がる感じがしたんだ。
その炎はきっと周りにも点いたのだと思う。
「なぁのび太。俺はお前達を殴った事何回もあるだろ?あの時はそれでも満足していたんだ。けどよお、ドラえもんが帰ってしまって気づいたんだ。心の友との思い出には、殴り合いは不要だってことに。
だから俺は決めたぜ!この力は心の友達を守るために振るうってな!」
その後彼は数々の武術を修めた。彼の才能は凄まじいものがあるらしく、大会に出たら表彰台。彼が持つ賞状やトロフィーは数え切れない程らしい。
「僕ちんね。考えたの。ドラえもんを作るにしてもお金や設備は絶対に必要。それをどうやって揃えるか?
僕は、骨川財閥の御曹司。僕が君を援助出来るような体制を整えて見せるよ!!」
その後彼は企業経営などを学び、若干高校生の身ながら骨川財閥の一部グループをまとめ上げ、その後も数々と躍進し、多忙より大学は中退。
僅か数年の間に、その手腕によって、骨川財閥の実質トップの地位へと昇り詰め、さらに骨川財閥自体も世界に名だたる一大グループへと成長させた。
「野比君。僕は君と勉強していく中で、思ったことがあるんだ。
僕たちがドラえもんに会うのに、何も僕たちが作る必要もない。だれかが作るのを待ってみるのも手だと思った。そこで僕はドラえもんに会えるまで生きれるような方法を模索したいと思う。
ドラえもんに会うアクセスルートは複数あった方がいいでしょ?」
彼はそう言って医学の道に進んだ。
大学生の身でありながら、再生医療に関する画期的なものを見つけて史上最年少ノーベル賞を取ったらしい。
あいつは、とんでもない影響を僕たちに与えていたんだな。
やっぱりドラえもんは凄いや。
そうそう、僕たちが成長する過程で大きな転換点があったんだ。
それはISの登場
丁度僕が中学生の頃、篠ノ之博士によってISが発表されたんだ。
僕はこの技術がドラえもんに活かせるそう思った。
スネ夫に頼んで篠ノ之博士とアポを取ろうとしたけど、
それも叶わず、そしてある出来事が起きた。
白騎士事件
その日からISは軍事利用。
ドラえもんとは正反対の位置に行ってしまった。
その後は女尊男卑などさまざまな影響があったけど、それは言うに及ばないよね。
ISの研究からドラえもんへの手がかりを見つけたかったけど、大学で出来る研究は高々しれているものもあるし、大学院に入っても研究として許されるのは、武装関連。
スネ夫がISの平和的研究を行う会社を作ってくれて本当に感謝しかない。大学を卒業したら、スネ夫の会社で働くつもりだ。
骨川財閥の全権力を使ってISコアを一つだけ手に入れてくれた。
出来杉も大学院には行かず、スネ夫のもとで自由に研究を行うそうだ。
ジャイアンはスネ夫の用心棒としてボディガードを勤めている。
女尊男卑の風潮の中、活躍をし、財閥トップとなるスネ夫の身を狙う過激団体がいるそうだ。
僕たちの中で一番凄いのはスネ夫なのかもしれない。
そんな折、2月ごろに織斑 一夏という少年がISを動かした。
そして、それに伴い、卒業式後に行われた全国一斉男性IS適正検査で……
「どうして身に纏う事が出来るのかなぁ……」
僕、野比 のび太はIS適正が有ったみたいです。
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「いっくんのハーレムを邪魔するのび太って奴なんなんだよ!」
暗いラボの中、篠ノ之 束は予定通りの進行にならず憤慨していた。
「こいつの就職する会社……ISの平和利用?なにふざけた事言ってるのさ。私でも出来なかった事、凡人どもに出来るはずないだろ。」
イラつく束。どんなモノを研究してるのか、ハッキングして閲覧する。
「なにこれ……?ISコアの劣化模倣案から始まり、どこでもドア理論、タケコプター理論、4次元ポケット理論。
他にもいろいろ……」
そこにはのび太の研究の全てが詰まっていた。
この研究は全て一つのプロジェクトに従って創られている。
『ドラえもんプロジェクト』
気づけば、束はそれに見入っていた。
理論には間違いや欠陥、不足の部分、束にとって不満な点は数多く含まれている。
しかし、それを補う程の“夢”が詰まっていた。
その会社名はマツシバ電機。
代表 骨川 スネ夫
「あれ……?
この名前、天才束さんにアポを取ってきた愚かな中学生と同名だ……」
軍事化が進む世界。
ある意味それに反しようとする、のびやかな彼ら。
彼らの与える影響がどう転ぶのか。
どうなるかは、誰もわからない。
けれど、一つだけ言える事はある。
この数年、世界中の人々は少し不思議な夢を見る。
のび太はIS研究の前線に近い位置にいたけど、なんで自身に適性があると気づかなかったのか?
一応脳内設定ではISコアにまで触れられるような研究は学生の身ではできなかった為……ということにしておいてください
後1話ほど挟んで本編へ行きたいと思います。