ハイスクールD×D ~ボンゴレファミリー来る!~ 作:ムンメイ
初めてなので色々と拙いところはあると思いますが、よろしくお願いします!
Life.0 転校生来る!
「はぁ……なんで二年生になった途端に転校なんか……」
「まあまあ、小僧にも何か考えがあってそうしたんだろ?それに、またこうやって同じクラスになれたんだしいーじゃねーか!」
「そうですよ10代目!本当はこんな野球バカの意見に賛成なんてしたくないところですが……右腕として、10代目をお一人で転校させる訳にはいきません!」
「山本、獄寺くん……」
「ボス、私も……何ができるか分からないけれど、一緒に頑張ろう?」
「クローム……ごめんね、こんなことに巻き込んじゃって」
「大丈夫、ボス達がいるなら私は平気」
「……ありがとう、俺も頑張るよ」
「そういや雲雀と笹川先輩も一緒に転校してきたんだよな?」
「うん。二人とも違う高校だったんだけど、俺の守護者だからってリボーンが」
「アホ牛の奴もここの初等部に転校させると仰っていたし……やはり、これは守護者としての運命の導きですね!」
(この人また照れずに言ったなー……しかも導いたのリボーンだし……)
「三人とも、先生が入ってこいって」
「おっし、それじゃ入ろうぜツナ!」
「おい待て、この野球バカ!先頭は10代目に決まってんだろうが!」
「まあまあ獄寺くん、俺は大丈夫だから」
「じゅ、10代目がそう仰るなら……」
「それじゃ、行こうかーーーーーー」
ー〇●〇ー
俺の名前は兵藤一誠、駒王学園に通う二年生だ。
どこにでもいる、ごく普通の男子高校生。俺の両親やクラスの奴は俺のことを「イッセー」と呼んでいる。
たまに知らない奴に「あいつ、イッセーじゃね?」なんて言われることがあるが……とある理由があって、俺はある意味この学園の有名人になっている。
理由?それはーーーーーー
「おい、イッセー!今度は女子テニス部の更衣室を覗けるマル秘スポットを見つけたぞ!」
「この間はお前に悪いことをしたからな、次はお前から覗かせてやるぜ!」
はぁ……こいつらは松田と元浜。俺の悪友だ。
コイツらのセリフからわかる通り、俺達三人とも学園内では有名な変態で、「三バカ」だとか「変態トリオ」などという不名誉な称号を与えられてしまっている。
しかし、華の高校生男子!思春期真っ盛りの十七歳!「女子」というのは大変興味を引かれるものでして!
ついこの間も女子剣道部の隣にある倉庫から生着替えを拝見させていただこうかと思っていたのだが……
コイツらが退かなかったせいで覗けなかったんだよぉぉぉ! しかも誰かが倉庫に入ってきそうだったからすぐに逃げなきゃならなかったし……
しかし、それはそれ、これはこれ。
「おいおいマジかよ!今度は絶対に俺からだからな!」
そう意気込む俺!当然だ、お宝が目の前にあるのに飛びつかない訳には行かないだろう!
俺と松田、元浜の三人で気味の悪い笑い声を漏らしながら次の覗き計画を練っていると、始業のチャイムがなった。
「おーい、お前ら席につけー」
担任の先生が入ってきた。俺達やクラスの皆も素早く着席する。
「よし、早速だが今日は転校生を紹介するぞ」
なに!?転校生だと!?そんな情報は俺の耳には入ってきていない!
チラリと元浜を見ると、奴もこちらを見て薄ら笑いを浮かべる!
くそっ!俺としたことが情報収集を怠っていた!もしかしたらかわいい女の子が転校してきたかもしれないのに!
「それじゃ四人とも、入ってきなさい」
ん?今「四人とも」と言ったのか?転校してくるにしては人数が多くないか?
もう一度元浜を見るが、元浜も思案顔をしていた。おそらく、奴も四人いるとは思わなかったのだろう。
考え込む俺だったが……教室のドアが開き、転校生が入ってくる。
男が三人に……おぉ!女の子がいる!しかもかわいい!スレンダー寄りな体型にセミロングの黒髪、そして緊張しているのか赤く染まった頬!
前髪で少し隠れているから最初は分からなかったが、右目に眼帯をしているようだ。あれは髑髏のマークかな?
俺が女の子をマジマジと見ている間にも男三人の自己紹介は進んでいく。
ええい、野郎の自己紹介なんざいるか!早くあの娘の名前を!
そして、自己紹介はその娘の番になる。
「クローム髑髏です……よろしくお願いします」
……おぉ、随分あっさりとした自己紹介だったけど、それはそれでいいだろう。
そっか、クロームちゃんっていうのか……。
色々と危ない妄想に耽りそうになった俺だが……いかんいかん、シャキッとせねば!なぜなら……グフフ、実は……
「それじゃ、それぞれ空いている席に座りなさい」
先生の声に現実に引き戻される。
転校生達は空いている席に着席していく。ちょうど俺の隣も空いているが……
「えっと、ここ……いいですか?」
きたのは男三人の内の一人、茶髪で少しボサボサ頭の奴だ。
「おう、いいぜ」
快く返事をする俺。本当はクロームちゃんが良かったが……
「あ、ありがとうございます。よろしくお願いします」
そう言って隣に着席する。うーん、どこかカタイというかなんというか。まだ緊張してるのかな。
「こちらこそよろしくな!」
お互い初対面だし、第一印象は大事!軽く挨拶を済ませて、俺達は授業に臨んでいった。