ハイスクールD×D ~ボンゴレファミリー来る!~   作:ムンメイ

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ちょっとわかりづらいかもしれませんが、ツナ達のボンゴレギアについて解説です。

一つ前にチラッと出てきたボンゴレリングからの流れです。

しかし、トゥリニセッテの数字表記ができず……方法がわかれば後で書き直しますが今はカタカナでいきます。





Extra Life.2 ボンゴレギア来る!

 

「さあ、昨日の続きを聞かせてもらうわよ!」

 

 

リボーンの秘密を話した翌日。

 

部長に詰め寄られる俺ーーー沢田綱吉。

 

放課後の部室には昨日と同じメンバーが集まっていて、イッセー達が悪魔の仕事で使うチラシの整理を手伝っているところだったんだ。

 

だけど、部長は昨日言った「初代ファミリー」のことがどうしても気になるようで……。

 

 

「そうですね。僕も気になっていたし、今日は楽しみにしていたんだ」

 

 

「だよな、俺もだぜ!」

 

 

木場くんとイッセーも部長と同じだったみたい。

 

ってことは、もちろん朱乃さんと小猫ちゃんもそうだよね。

 

二人を見てみれば、やっぱり期待を込めた目をしている。

 

 

「そうですね、なら昨日の続きを話しましょうか」

 

 

「ええ、なら皆も集まってちょうだい」

 

 

え、そこまで改まって話すようなことでもないんだけど……。

 

 

「朱乃、コーヒーを頼む」

 

 

「はい、ちょっとお待ちくださいね」

 

 

んな!?いつの間にかソファーに座ってるリボーン!

 

しかもちゃっかり朱乃さんにコーヒーまで要求してるし!

 

……まあ、今更そんなことをツッコんでも仕方ないか。

 

 

「それじゃあ改めて……まず、以前マフィアのリングについてお話しましたよね?」

 

 

「ええ、死ぬ気の炎の説明をしてくれた時に」

 

 

「そのリングなんですが、ボンゴレにも初代から受け継がれてきたものがあるんです」

 

 

「それが昨日言ってた『ボンゴレリング』ね?」

 

 

「はい。そのリングは新たなボスが誕生する時に、先代からボスの証として、守護者の六つのリングと共に渡されるものなんです」

 

 

「七つのリング……死ぬ気の炎と同じ数ですわね」

 

 

朱乃さんが確認するように言う。

 

 

「ボスのリングは大空の『ボンゴレリング』。他の守護者のリングも、それぞれ死ぬ気の炎と同じ名前のリングです」

 

 

「でも、それが初代とどう関係が?」

 

 

「ボンゴレリングには他のリングと違い、ある特別な力がありました」

 

 

コーヒーを飲んでいたリボーンがおしゃぶりを見せながら言う。

 

 

「昨日このおしゃぶりが何から創られたか話したろ?ボンゴレリングもこれと同じように、七つの宝玉から創られたんだ」

 

 

その発言に、部長が目を見開いて驚く。

 

 

「じゃあ、ツナ達もあなたと同じ呪いに!?」

 

 

「いや、ボンゴレリングはおしゃぶりとは違うんだ。七つの宝玉を機能させられなくなっておしゃぶりを創ったチェッカーフェイス達だが、ついにチェッカーフェイスともう一人、セピラという巫女だけが生き残り、二人だけでは残った石すら制御できなくなっちまったんだ」

 

 

「そこで、新たに創られたのがこのボンゴレリングです。後もう一組、『マーレリング』というものもあるんですが……それは置いておきます」

 

 

「この二組のリングはおしゃぶりとは違い、脱着を可能にし、数を増やした分だけ一人の装着者への負担を減らすことができたんです」

 

 

「そう、なら心配はいらないってことね」

 

 

「はい、ありがとうございます」

 

 

眷属でもないのに、心配してくれたんだ……。

 

ちょっと感動しちゃったよ。

 

 

「ちなみに、このおしゃぶりとボンゴレリング、マーレリングの計二十一個のことを『トゥリニセッテ』と呼ぶんだ」

 

 

「うーん……で、そのボンゴレリングの力ってのは?」

 

 

わかったのかわからなかったのか……イッセーが話を戻す。

 

 

「ああ、それでこのトゥリニセッテには、それぞれ違う力があるんだ。それがさっき話したボンゴレリングだけが持つ力、『縦の時空軸の奇跡』」

 

 

縦?奇跡?と、イッセーはなんとか考えているようだ。

 

うん、俺も最初はそうなったよ。

 

リボーンが突然とある詩を吟い始める。

 

それはユニに教えてもらったあの詩だった。

 

 

 

海はその広がりに限りを知らず

 

貝は代を重ねその姿 受け継ぎ

 

虹は時折現れ 儚く消える

 

 

 

「マーレってのは海、ボンゴレはあさり貝、アルコバレーノは虹。今のはトゥリニセッテの大空の在り方を示した詩なんだ。代を重ねるボンゴレは、縦の時空軸、つまり過去から未来への伝統の継承に生きるものだってことだな」

 

 

「過去から未来へ……なるほど、それが初代ファミリーから認められたことに繋がるのね」

 

 

「流石に察しがいいな、リアス」

 

 

ニッと口元を笑ませるリボーン。

 

 

「ボンゴレリングはある時から厳正な継承をするために、二つに分割できるようにしたんだ。だがそれは炎の最大出力を制限することになっちまってな、ある戦いでツナが負けそうになっちまったんだ。その時、リングに刻まれた初代ファミリーの意志……まあ、魂とも言えるがな、そいつが力を貸してくれたんだ」

 

 

「……俺になら、リングに込められた本当の意味を理解してくれる、自分の意志を受け継いでくれるだろうって。ボンゴレリングを、二つに分割される前のオリジナルに戻してくれたんです」

 

 

「過去の存在が現在の事象に干渉できるなんて……やっぱりすごいものなのね」

 

 

部長はうーん、と唸る。

 

 

「ああ、この世に二つとない至宝だからな」

 

 

なんでお前が自慢気なんだよ、リボーン?

 

と、イッセーがテーブルに身を乗り出して言う。

 

 

「なあ、ツナ。そのボンゴレリング、見せてくれないか?」

 

 

あー……それが……。

 

 

「実は……壊れちゃったんだ」

 

 

「しかも粉々にな」

 

 

そういう追い討ちはやめてくれよ……。

 

 

「……はあぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

 

「壊れたって、あなた達が受け継いできた大切なものなのでしょう!?」

 

 

「まあまあ、イッセーも先輩も落ち着けって。ちゃんと続きがあるからさ」

 

 

山本が即座に仲裁に入ってくれた。

 

ナイス……!俺じゃどうしようもなかった!

 

 

「まあ、ちょっとした行き違いで壊されてしまって……でも今は、新しい形になって生まれ変わったんです」

 

 

俺は懐から鎖で繋がれた二個一対の指輪を取り出して装着し、皆に見せた。

 

 

「……これが、新しい姿?」

 

 

「はい俺達ファミリーの専用装備、『ボンゴレギア』です」

 

 

……皆すごく近い。

 

穴が空くほど見つめてらっしゃるよ!

 

 

「ち、ちなみに俺は指輪の形のままなんですが、このボンゴレギアは皆それぞれ形が違うんです」

 

 

「俺はネックレスだぜ」

 

 

と、山本は首にしている『雨のネックレス』を見せる。

 

 

「ただのネックレスかと思ってたぜ」

 

 

イッセーは同じクラスなだけに、いつも見ていただろう。

 

そりゃネックレスが武器だなんて思わないよね。

 

 

「獄寺くんは『嵐のバックル』、クロームは『霧のイヤリング』なんだ」

 

 

俺の説明に合わせて二人もボンゴレギアを見せてくれた。

 

 

「他にも了平の『晴のバングル』、雲雀の『雲のブレスレット』ランボの『雷のヘルム』があるぞ」

 

 

リボーンが捕捉説明をしてくれたが、イッセーはその中のとある単語が気になったようだ。

 

 

「あ、もしかして俺が堕天使に襲われた時に怪我を治してくれたあれ、あれが笹川先輩の『ボンゴレギア』だったのか!」

 

 

あー、たしかにお兄さんにお願いしたから、その時に見て覚えていたのかも。

 

が、イッセーは別のことも思い出したようだ。

 

 

「そうだ、あの時にいたゴツい装備してたカンガルー!あれはなんなんだよ?」

 

 

……それは……まいったな、上手く隠して説明しなきゃ。

 

 

「あれはボンゴレギアの機能の一つで、動物の力を借りて戦うことができるんだ」

 

 

未来へ行ったことや、(ボックス)のことは話せない。

 

なんでもタイムパラドックスっていうのが起こってしまって、大変なことになっちゃうらしい。

 

そもそも未来へ行ったなんて、流石に信じてくれないだろうしね。

 

 

「前に話したタルボっていうおじいさんが、壊れたボンゴレリングと動物の力、それに初代の血を混ぜて造ってくれたんだ」

 

 

「血?」

 

 

「リングの製作に携わった初代の血を混ぜることで、壊れたリングの修復だけじゃなく、バージョンアップもしてくれたんだよ」

 

 

「はー……そんなこともできるんだな……」

 

 

「お陰でその後の戦いもなんとか乗りきれたよ」

 

 

「なあ、笹川先輩はカンガルーだったけど、他の皆も動物の力を使えるんだよな?どんな動物なんだ?」

 

 

「見たところツナくんのは……猫、かしら?」

 

 

イッセーと朱乃さんが俺のリングにあるナッツの顔を見て訊ねる。

 

 

「猫じゃなくてライオンなんです。ほら、ナッツ」

 

 

俺はリングに炎を灯してナッツを呼ぶ。

 

あ、ナッツっていうのは俺の相棒の名前なんだ。

 

 

「……ガゥ」

 

 

が、やっぱりナッツは戦闘じゃないと臆病で……なかなか前に出ようとしない。

 

 

「あらあらまあまあ、これは……」

 

 

「……かわいい」

 

 

朱乃さんと小猫ちゃんはナッツに興味津々だ。

 

なんとか自分の元へ呼ぼうとしているが、ナッツは俺の側から離れようとしない。

 

 

「ごめんなさい、戦闘の時は平気なんですけど……それ以外だとすごく臆病で」

 

 

「いいえ、無理にしても怖がらせるだけなら、このまま眺めていますわ」

 

 

「残念ですけど……嫌がることはしたくないです」

 

 

よかった……今度から部活の時は出しておこうかな。

 

早く皆にも慣れてもらいたいしね。

 

 

「さて、これでボンゴレリングとボンゴレギアについてはいいかな」

 

 

「ええ、ありがとう。ごめんなさいね、色々と教えてもらってばかりで」

 

 

「いえいえ、こちらも便利なモノを教えてもらってますし、おあいこですよ」

 

 

そう、今俺達は部長と朱乃さんから密かにあるモノを教えてもらってるんだ。

 

今はまだイッセー達には秘密だけど、見たら絶対驚くだろうな。

 

 

「さあ、そろそろ時間よ。皆、今日も張り切っていきましょう」

 

 

「「「「はい、部長」」」」

 

 

 

仕事の時間だ。

 

俺達も頑張って手伝わなきゃ!

 

 

 





ちょっと終わり方が不服、かな。

体調が思わしくないのでどうかこれで勘弁してくださいませ……。


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