さてと。これからアニメの一期を終わらせに参ります。
「とりあえず掛けるといい。立ったままだと疲れるだろう?」
「では遠慮なく」
鴎外さんにそう言われたので、私は夕食を前に座っているポートマフィアを束ねる
無駄に座り心地がいいんだよね、ここの椅子。
「ねーねー樋口」
腰を掛けてすぐに、鴎外さんが溺愛する少女ともいえない年の幼女に名前を呼ばれた。
視線を自分の足元に向ければ、そこにはフリルを施した、赤いゴスロリ衣装を纏った
その幼女、エリちゃんは両手を広げて何かを要求するように私を見ていた。
彼女の意図を察して、抱きかかえて膝の上に乗っけてあげた。
普通ならポートマフィアの一構成員に過ぎない筈の私が、鴎外さんが溺愛しているエリちゃんにこんなことをすれば、問答無用で殺される。というか、椅子に座った時点で殺されてもおかしくない。
だが鴎外さんはそうしない。私はそのことを知っている。
何せ
エリちゃんは私の膝の上で満足そうな雰囲気を出して、画用紙にクレヨンで絵を描き始めた。
(髪の毛サラサラしてるなぁ~~エリちゃんは。それにイイ匂いもする……)
鏡花ちゃんほどではない。が、やはり可愛いものは可愛い。可愛いは正義だ。
鴎外さんこの娘を私に下さいと、そんな戯れ言を本気で言いそうになる。
「………そろそろ良いかね?」
「
会話を切り出そうとした鴎外さんにしかし私がそう言えば、彼は珍しいとばかりに顔を歪めた。
「構わないよ。言ってみたまえ」
「では、遠慮なく」
すぅっと息を吸って、にこやかに笑っている鴎外さんと目を合わせた。
「何でエリちゃんの服の色が赤なんですか。ゴスロリといえば黒でしょう?金髪・幼女・黒ゴス、これが完璧な組み合わせなのです。絶対に黒い方がエリちゃんに似合うに決まってます。なのに何で赤いゴスロリなんですか、何を考えてるんですか馬鹿なんですか?」
「うん、少し落ち着こうか樋口君」
……?気のせいだろうか?鴎外さんの笑みを湛えている顔が心なしか引きつっているような………?
ま、気のせいでしょ。多分。
<side森鴎外>
ーーー間違いなくそんな話をする雰囲気ではなかった。
私はエリちゃんを膝の上に乗せている彼女、芥川君の部下である樋口一葉君を見ながらそう思った。
樋口君は今、私の対面の椅子に座っていて、マフィアに似つかわしくない柔和な笑みを浮かべ、そしてエリちゃんの髪を撫でている。
羨ましいなぁ。僕がそんなことをしようとしても、エリちゃんに嫌がられるのに。
エリちゃん曰わく、リンタロウは必死すぎて嫌とのこと。悲しいかな。
それはともかくとして。本来マフィアの一構成員でしかない筈の樋口君がそのようなことをすれば、例え殺されたとしても文句は言えない。
しかし私はそれをしない。彼女を失えば、マフィアにとって大きな損失となる。
ポートマフィアの
…………………………いやでも流石にもういいだろう。
まだエリちゃんを愛でる樋口君を見て、私は口を開いた。
黒の時代編を書く?書かない?(マジで何も考えてません)
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書く(幕間終了後、黒の時代)
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書かない(幕間終了後、三社鼎立)