※久々すぎてキャラ崩壊あるかもしれないです今後
一話
ーーー異能力。
それは常識では到底考えられない、そんな現象を引き起こす常人ならざる特殊な力。
大抵の場合、人が
で、あるならば。
異能力が目覚めるまでの経緯、そしてその結果に得られる異能力が分かっているのであれば、望む
かつて私はそう考えーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーー“■■の■”を手に入れた。
<side中島敦>
探偵社きっての名コンビである太宰さんと国木田さん。まだ社員としては新人の域を出ない僕と、つい先日に探偵社員になった鏡花ちゃん。そして社長の五人が乗っている車は、国木田さんの運転で走っていた。
「まだ、着かないか」
「まだですね社長。まぁ、あと一時間もすれば着きますよ」
「そうか」
社長は太宰さんの言葉にそう呟くと目を閉じて腕を組んだ。
僕らが向かっている場所は以前会った情報屋の女性、羽川翼さんの生まれ故郷だという所。
何故そうしているかというと、先日このメンバーで行われた会議が関係している。
鏡花ちゃんが探偵社の社員になって、
次の日には羽川さんの故郷に赴くメンバーが探偵社の会議室に集まっていた。それを見回して社長は口を開く。
「つい先日、組合なる組織から社員への攻撃があったことは承知しているな」
社長がそう言った瞬間に、僕と鏡花ちゃんに集まる視線に無言で頷いた。
ルーシーという名の、組合の構成員である少女から襲撃を受けたのは記憶に新しい。
「組合は強い。ポートマフィアと同等か、場合によってはそれ以上の脅威となるだろう」
社長の言葉に太宰が声を上げた。
「それは分かりますが、社長。だからといって、戦力増加を兼ねた新しい社員のスカウトというのは些か無理がありませんか?そもそも当てはあるんですか?」
太宰さんの言う通り、僕や鏡花ちゃんが立て続けに入社したから実感はあまりないけれど………本来なら探偵社に新しい社員が入るなんてことは相当稀な筈だ。
しかし国木田さんは静かに言う。
「いや、当てならあるぞ太宰。それに小僧、何を呆けた面をしている。お前は一度会っているだろう」
国木田さんに言われて当てというものにようやく思い至る。
「もしかして、羽川さんですか?」
脳裏に浮かんだのは、長い黒の髪を三つ編みにして眼鏡を掛けた制服姿の女性。
羽川翼。横浜にある一つのデパートのフードコートで顔を合わせた情報屋。
「そうだ」
そう言ったのは社長だ。
「今まで先延ばしにしていた彼女からの依頼ーーー『羽川翼の調査』を終わらせる。明日に私を含めたこの場にいる全員で、彼女の故郷に赴く。総員、準備を怠らぬように」
そして場所は変わり探偵社の職務室で、自分の椅子に腰掛けた太宰さんは、国木田さんに話しかけていた。
「羽川翼、ねぇ……私は会ったことないけれど、噂くらいは聞いてるよ。何でも、横浜随一の情報屋らしいじゃあないか」
だよね、国木田君?と言われた国木田さんは、手帳を開いて「あぁ」と端的に返事をする。
「ねえ、羽川翼って?」
「あー、そうだよね」
その時鏡花ちゃんに尋ねられ、当然のことだが鏡花ちゃんあの人のことを知らないことに気づく。
「僕もあまり知らないんだけど」
そう前置きしてから、羽川さんについて纏められた資料を鏡花ちゃんに渡した。その一枚目にある彼女の写真を指差す。
「この人が羽川翼さん。彼女と探偵社はそれなりに付き合いがあって、僕らがここに来る前に社長からスカウトを受けたこともあるらしいよ。断ったみたいだけど………鏡花ちゃん?」
「………ううん。何でもない」
そう言って首を振る鏡花ちゃんはしかし、羽川さんの写真を見て何か驚いているように見えた。
で、今に至る。
「社長、着きます」
「そうか」
国木田さんの言葉に何とはなしに車内から窓越しに外を見た。
来たのは新潟県上越市の一部、直江津という地域。山間部にあって喧騒からは縁遠く、横浜と比べると田舎の雰囲気が漂っている。
「ふぅん……ここが羽川翼の生まれ育った街、ねぇ」
太宰さんは窓に頬杖をしながら呟いた。
探偵社はしばらく出てきません。次回からはマフィア側の視点です。
黒の時代編を書く?書かない?(マジで何も考えてません)
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書く(幕間終了後、黒の時代)
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書かない(幕間終了後、三社鼎立)