「スノウドロップという緑色の少女について、君が知っていることを教えて貰おうか」
沈黙することは許さないと言わんばかりに、鋭い眼光を放ち鴎外さんはそう言った。鴎外さんの瞳を真っ直ぐに見つめ返し、私は「勿論」と頷く。
「間近にてスノウドロップを視認した中原幹部は気づいたことでしょうが、アレは異能力者でもなければ人間ですらありません」
「そんなの見れば誰でも分かる。千切れた腕からは血も流れてねぇし、そもそも目がカメラか何かだった………ありゃロボットか?」
………中原さんは誰でも分かると言うけども、黒蜥蜴の十人隊長の立原君は分からなかったみたいです。広津さんはそうでもなかったのかな?
「端的に言えばその通りです。そしてスノウドロップ本体には戦闘力がほぼないのですが、所持しているデバイスの機能が非常に厄介なものになります」
彼女のデバイスであるEmerald Harmonyの詳細を言う前に、戦闘力はないにしても並のマフィア構成員を上回る身体能力があるであろうことは言っておいた。
「そのEmerald Harmonyという、スノウドロップのデバイスを説明するに当たって、ご覧いただきたい物を持って参りました」
アタッシュケースをテーブルの上に置く。視線だけでケースを開く許可を鴎外さんに求め、頷かれたのでゆっくりと開けた。
ケースの中身は緑色に輝く薄いドレス。硬質さを感じさせる外殻と生地の裏側には、歯のような部分が存在している。
「「「「………………………………………………」」」」
それを見た鴎外さんは思わずといった風に頭を抑え、芥川先輩にたった一言だけ言葉を放った。
「芥川君、それを破壊し給え」
「御意」
芥川先輩は短く了承の意を示して、黒外套を複数の黒刃に変化させケースに向けた。そしてどこか責めるような目付きで私を睨む。
「樋口、お前が何を考えこれを持ち入れたか分からぬが………首領の命だ。この怪しげな機械は破壊する」
「は?………は!?」
Emerald Harmonyを壊す!!?そんなの冗談じゃない!
「待って下さい首領!芥川先輩も『羅生門』を展開するの止めて下さい!え?いやまさか本気で壊すつもりじゃ………?ちょっとホントに止めて下さい!!?それ一つ造るのにどれだけの手間と金銭を費やしたことかって、あっ!駄目です!!ちゃんと説明もするのでお願いですから止めて下さい!!!」
………………………………………どうにか即座の破壊は免れることができました。
黒の時代編を書く?書かない?(マジで何も考えてません)
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書く(幕間終了後、黒の時代)
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書かない(幕間終了後、三社鼎立)