私は“樋口一葉”   作:紅ヶ霞 夢涯

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 マジでもう今年が終わりそうですね。しばらく毎日投稿が出来たらいいなぁ。



九話

 

〈side中島敦〉

 

 鏡花ちゃんと付近の住民を避難させて間もなく、連絡を入れてそう時間も経たずに国木田さんと太宰さんと合流できた。

 

「小僧、何があった!?」

 

「異能力者の襲撃です!今は羽川さんの家で、社長が異能力で生み出された赤い虎と戦っています!!僕たちは見つけれませんでしたが、もしかしたら付近に異能力者がいるかもしれません!!」

 

「!?太宰、お前は今すぐに社長の応援に「その必要はないみたいだよ」何?」

 

「だってほら、炎が消えている」

 

 太宰さんの言う通り、いつの間にか炎は消えていた。

 

「社長が撃退したか、それとも襲撃犯が目的を果たしたか………とにかく社長と合流しよう。特に被害を受けた方もいないようだしね」

 

「………そうだな。しかし異能力者の襲撃となると、やはり組合かポートマフィアか?」

 

 

「どっでもにゃいぞ」

 

 

 頭上から降った誰かの言葉に、思わず顔を上げた。そして高い電柱の上で猫のように座る彼女ーーー羽川翼の姿に、一瞬だけ目を見開く。

 

 かつて会ったときは三つ編みに結んでいた髪は解かれていて、その髪の色もどういうわけか真っ白になっている。何故か服を着ていなくて、身につけているのは黒い下着のみ。

 

 だがそれよりも目を引くものがあった。

 

「………猫?」

 

 鏡花ちゃんが呟く。

 

 そう。羽川さんには猫の耳と尻尾が生えていた。

 

「全く、このクソ忙しい時期に………お前らはこんにゃ場所でにゃにしてるのやら。まさか組合(ギルド)やポートマフィアと事を構えたままの現状で、俺のご主人を引き入れるつもりかにゃ?」

 

「………お前は何だ?ご主人とは誰のことを言っている?」

 

 国木田さんが手帳を構えながら尋ねる。太宰さんも険しい表情を崩さないので、僕もいつでも動けるようにしておく。

 

「にゃははははッ!!それは自分の頭で考えろ探偵!まぁ、俺はご主人からの頼み事を片付けるだけにゃっと」

 

 そう言ったかと思えば、彼女はそれこそ猫のようなしなやかな動きで地面に飛び降りた。そして人間のように二本の足で立ち、僕らとの距離を詰め始める。

 

「頼み事だと?」

 

「あぁーーーお前らの排除にゃ」

 

 言い終える頃には国木田さんの後ろにいた。咄嗟に「国木田さん!」と呼び掛けるが、それに国木田さんが反応するよりも早くに、指先で軽く国木田さんに触れた。

 

 それだけで国木田さんが倒れ、いつの間にか鏡花ちゃんも倒れていた。

 

 本能的に手足と眼を異能力で虎に変化してその場から飛び退いた直後、羽川さん?がさっきまで立っていた場所に現れる。

 

「はあああああああああああ!!!!」

 

 拳を力強く握り殴り掛かる。常人が相手であれば掠るだけでも重傷を負わせる威力のそれは、涼しい顔でしかも片手で受け止められる。

 

(まさか国木田さんがやられるなんて!それに鏡花ちゃんはいつやられた!?太宰さんに仕掛けてないのは、太宰さんの異能力を知っているからなのか?とにかく僕がどう、にか………しない、と)

 

 目の前の彼女が笑みを浮かべていると思っ途端、不自然に訪れた倦怠感に呑まれて僕は気を失った。

 

黒の時代編を書く?書かない?(マジで何も考えてません)

  • 書く(幕間終了後、黒の時代)
  • 書かない(幕間終了後、三社鼎立)
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