何故かランキングにこの作品があって驚きました。
お気に入り登録して下さった方、評価を付けて下さった方、誠に有り難う御座います。
私は昨日、鏡花ちゃんと添い寝という夢のような時間を過ごした。
だがその後は特に何もなく、とはいかずに一つだけ。
芥川先輩から連絡があったのだ。
『樋口、人虎についてだ』
電話先から聞こえる芥川先輩の声と咳。
『貴様は明日、探偵社に赴き偽りの依頼をしろ。そして人虎を誘い出せ』
やっぱ私が行くのは確定ですか。
そしてやはりというべきか、芥川先輩の言う「偽りの依頼」の内容は原作通りのものだった。
「了解しました。ところで先輩、誘い出すとは何処にですか?」
『今探している』
What?
間髪を容れずに先輩はそんなことを
『樋口。探偵社の周辺に使えそうな所はないか?人通りから外れた袋小路が好ましい』
「……少し待って下さい」
(だからぁ~、そういうのは私の仕事じゃないっての。お願いだから余所に頼んでくれないかなぁ、本当に)
そう思いつつも携帯は通話状態のまま、いつものパソコンを起動する。
とりあえず探偵社があるビルを地図上に示した。
少し考えて、そこを中心に半径500メートルの範囲にある路地裏かつ袋小路をピックアップする。
……………意外と多かった。
(ざっと探しただけでも五、六十はあるよ……。流石は“魔都”横浜、といったところかなぁ)
しかしこの程度の無茶ぶりに応えられない私ではない!!
(あ、こことか丁度良いかも)
あっという間、というと語弊があるが、それでもあまり時間を掛けずにそこを見つけた。
探偵社からそこそこ離れている所を拡大、ついでにそこの写真を添付して先輩の携帯に向けそのデータを送った。
「芥川先輩、こことかどうですか?」
『待て、今確認する』
少しの間、カタカタと携帯をつつく音がした。
『なるほど、悪くない』
芥川先輩が満足げな声でそう言ったのが聞こえてほっとした。
「それでは明日、ここに人虎を……」
『あぁ、それで良い』
「分かりました」
ピッ
みたいなことがあったのだ。
(本当に昨日は何しに来たのやら。仕事の話ならこうして携帯でできるじゃん。全く)
本当に謎である。
「樋口、今日は仕事?」
(可愛い可愛い可愛いよ鏡花ちゃん!!ご飯を口の中でもぐもぐと頬張ってるのヤバい!いやぁ、眼福眼福)
「ん?まぁ、そうですね」
朝食を口に運びながら鏡花ちゃんに言う。
「そう」
ちらりと時計を見る。
時間的にもそろそろ動いた方が良いだろう。
「そういうわけですから、家のことは任せます。昼ご飯と夜ご飯は、カレーを冷蔵庫に入れてあるので、適当な時間に食べて下さい」
「分かった」
食器の片付けも鏡花ちゃんに頼み、仕事部屋にて装備を確認する。
まずマシンガンと拳銃が一つずつ。これらは私が愛用しているものだ。仕事のときはいつも持ち歩いている。
(よし、問題なし。後は……)
机の上に並べた機械類に目を向ける。
そこにあるのはBEATLESSのメトーデのデバイス、LIBERATED FLAMEだ。
これは体の各部に搭載するタイプなので、本来のメトーデのボディが必要になる。
(だけどそれが用意できたら苦労しないんだよね。まぁ、代わりにそれ用の機械を作ったからいいのだけど)
内心ちょっとドヤ顔である。
とりあえず両手と両腕に装着できるやつ。これはスーツの袖で隠せる両腕のデバイスを装着する。両手の機械はカバンに放り込んだ。
流石に両手を機械で覆ってしまうと目立つ。
そして履くようにして両脚にデバイスを装着した。
「さて、こんなものですか」
一通り体を動かして基本動作に問題はないことを確かめる。
これなら実戦にも使えそうだ。
カバンをマシンガンと拳銃、あと両手に付けるデバイス等を入れたカバンを肩に掛け、玄関で両脚のデバイスを隠すために膝丈まであるブーツを履いた。
扉を開けようとした、そのときだった。
「……樋口」
「鏡花?」
「えっと……その……」
何を言おうとしているのか、言葉を詰まらせる鏡花ちゃん。あぁ、可愛い。
(可愛いけど、どうしたのかな?仕事のときは避けられてると思ってたんだけど……)
やがて鏡花ちゃんは、少しだけ笑顔を浮かべて言った。
「行ってらっしゃい」
「……行って来ます」
扉を開けて外に出た。
(それじゃあ、原作開始としますかね)
原作開始したいのですけど、一回アニメを見直してからですね。
黒の時代編を書く?書かない?(マジで何も考えてません)
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書く(幕間終了後、黒の時代)
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書かない(幕間終了後、三社鼎立)