ゼルダの伝説 ー俺とコブ太の冒険ー   作:ユキユキさん

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うぃーあー安藤!さん、感想ありがとうございます。

とりあえず、投稿。


第10話 ~はじまりのイワロック戦《その2》

ーユートマー

 

とりあえず様子見を兼ねてその巨体を殴ってみても効果なし、少しだけ岩が削れた程度だ。何度殴っても削れるだけで意味がないみたい、逆にその巨体を俺の方に傾けて潰そうとしてくる始末。…そう簡単に潰される俺ではないわけで、そのプレスを難なく避けることが出来た。しかし今の動きを見て迂闊に仕掛けるのは危険、少しでも気を抜いたら潰れてしまう。

 

コブ太の方はやや離れた所から小石を投げ付けている、効果がないのを承知の上で俺と同じ様子見だな。…当然のことながらビクともしない、……って!

 

ブォォォォォンッ!!

 

ズガァァァァァンッ!!

 

腕を振り抜いたかと思ったら飛んでいった!? 飛ばせるのかよ!! そう驚いてからハッとする、コブ太は無事か!? 視線をコブ太がいた方へ向けてみれば、飛び跳ねて健在をアピールしていた。…良かった、…素直にそう思う。

 

 

 

 

 

 

コイツには隙がない、直接攻撃に間接攻撃と様々な行動をしてくる。唯一の救いは動きが遅いってことかね? …攻め手に欠ける、…どう攻めるべきか。色々と考えながら奴を攻撃する、たとえ効果がなくとも攻撃をせねば弱点…とも言うべき箇所が見付からないからな。無敵で不死身な奴等そう簡単にいる筈がない、何処かに突破口がある筈だ。

 

色々な角度、様々な箇所を絶えず攻めても効果なし。その巨体を削っても、大地より岩や石を掘り起こして吸収…再生をする。再生をする奴は恐れを知らない、苛烈にこちらを攻めてくる。対する俺達は果敢に攻めるが疲労する、このまま攻めても隙がいずれ出てしまい…最終的には潰される。だがジリ貧ではあるが諦めるわけにはいかない、最悪…撤退を視野に入れておかなければ。

 

 

 

 

 

 

…この岩の魔物と戦ってどれ程の時間が過ぎただろうか? 魔物拠点から奪ってきた武器の数も僅か、…あれほど豊富にあった武器がだ。それほどまでにコイツは固く、不死身なのかもしれないと思い始めてしまう程の魔物なのだ。武器が無くなってしまったら為す術なし、本気で撤退を考えなければならない。

 

そう考えている俺とは対照的に、コブ太の方はムキになっている。何が何でも倒してみせる、そんな気迫を感じる程…勇猛果敢に奴を攻めまくる。…このコブ太の姿を見れば分かると思うが、…多くの武器をダメにしたのはコイツです。俺は不思議と武器を消費しない、今持っている物だってまだ三本目だぜ?

 

…そうこうしている間に、コブ太のこん棒が根元から折れた。もうコブ太に渡す武器はない、あるのは俺のだけ。勿論コブ太にはやらない、俺の武器が…予備が無くなるのは避けたいから。事前にコブ太には伝えてある為、俺に武器を強請ることはない。…こりゃもう撤退しかないな、俺一人じゃどうにもならん。

 

 

 

 

 

 

コブ太を小脇に抱えて撤退しようと思ったのだが、コブ太の奴が駄々っ子のように小石を拾っては奴に投げ付け始めた。それは効かないと知っている筈なのに、ムキになっているからそのことを忘れて投げ付けているってところかね? メチャクチャに投げているから殆んどが外れている、何個か奴の上を飛び越えてるし。

 

マジで危ないから止めさせて逃げようと考えた時、コブ太の投げた小石が奴の上を通り過ぎていくのを見た。また外している、そう思ったのも束の間、

 

パキャンッ!!

 

奴との戦いの中で、これ程までに甲高い音が聞こえただろうか? そう感じる程の音が鳴ったのだ。そしてその直後、その巨体を小刻みに揺らしてから前方に倒れ込む。…今までに見たことのない動き、一体何が…? と思い奴を観察すると、その巨体の上に黒い鉱床のようなモノを発見した。下から見上げる形で戦ってきたから、巨体の上にそのようなモノがあるとは気付かなかった。

 

…………ん? …もしかしてこれが弱点だったりする? たまたまコブ太の投げた小石がアレにぶつかり奴が倒れたのだとしたら? …確かめてみるか。俺は首を傾げているコブ太に、あの黒いモノを狙って小石を投げるよう指示。俺は奴が倒れ込んだ時に、その巨体へ飛び乗って直接攻撃を叩き込むことにする。…これで奴を倒すことが出来るだろうか?




次話未定ッス。
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