ゼルダの伝説 ー俺とコブ太の冒険ー   作:ユキユキさん

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第6話 ~初戦闘《その1》

ーユートマー

 

巨木の上に軽く板を張り寝床を作る、そこで俺とコブ太は寝た。板は魔物の拠点から武器等と一緒にパクってきた物を使った、一から作るのは面倒だからな。メシも途中で拾った料理鍋で作ったから腹も満たされており、特に何の問題もなく一日を終えるのであった。

 

 

 

 

 

 

二日目は予定通りに拠点作り、朝一で行動すると決めた。まずは材料集め、コブ太には拾った斧を預けて木材を量産してもらう。俺はその間に魔物の拠点から板とロープをパクりつつ、俺達の拠点に侵入しそうなはぐれの魔物を討つよう心掛けて行動することにしよう。

 

昨日…目星を付けておいた魔物の拠点から、奴等の目を盗んで怪しまれない程度にパクってシーカーストーンに収納。それでも足りないと思うから、小屋作りに使えそうな物を集めておくことを忘れない。ついでに食料等も集めておく、……お? ツルギカブト発見!

 

…色々と採取していて気になったんだが、…記憶がほぼないのによく採取が出来るよな? 老人が言っていたように身体が覚えているんかね? サバイバル体験で思い出すのでは? …と言っていたし。まぁとにかく採取だな、無駄に調べたりしなくて済んだってことで喜べばいいと思う。記憶にない過去の俺、…よくやった!

 

 

 

 

 

 

色々と採取しながら巨木へと戻る途中、はぐれの魔物を一匹見付けた。…コブ太と同族のボコブリンだが、…纏う気配が悪意丸出し。コブ太とは似ても似つかないただの討伐対象、…気付かれていないみたいだがここはあえて正面から立ち向かってみるか? 不意討ちこそが至上であると身体が訴えているが、記憶がない俺としてはどれ程の脅威か体験してみたいとも思っている。今後のこともあるし毎回不意討ちが成功するとも限らないと思うから、奴の強さを身体で感じるのも必要だと思うんだよね。

 

そう思った俺は勝てる自信はあるものの、足下に落ちている小石を拾ってボコブリンにぶつけた。自分から突っ込むのは危険だからな、木の根に足を引っ掛けたら大変だし。魔物の動きを見てこの場の地の利を見る、初めての土地での戦闘ならそれもありだと思う。注意する点は相手が弱い奴に限ることと、集団にはやらないってことだな。…というのが頭の中に浮かんだ、俺の記憶がチュートリアル…俺ってば凄いね!

 

 

 

 

 

 

小石をぶつけたことでボコブリンが俺に気付いた、…木の枝を振りかざして俺に突っ込んでくる。若干怒り気味っぽいが恐ろしいとは思わない、冷静に相手の動きを見極めよう。パクってきたこん棒と盾を構えてボコブリンを迎えよう、…奴の強さはどの程度かね?

 

木々の間を駆けてくる奴を見て、この周辺の木々は根がせり出していないとみた。故にそこまで足下を気にする必要はない、木々の間隔に気を付ければ余裕だろう。むしろ木々を利用して戦うのがいい、ボコブリンを見つつ木々の間隔も頭に入れておく。

 

そうしてる間にボコブリンが俺の目前まで迫ってきており、手に持つ木の枝を振りかぶって飛び込んできた。たかが木の枝、されど魔物の力が加わった枝は凶器となる。それが分かっているから俺は、左手に持つ盾を前に突き出しその一撃を受け止める。

 

………強い衝撃は感じない、何とも温い一撃だ。一瞬だけ気を抜いてしまったが気を引き締め直し、盾を更に前へと突き出すように払ってボコブリンを弾き飛ばした。力は俺の方が上のようで、ボコブリンは為す術もなく背後の木へとぶち当たり地へと落ちた。

 

…動かないが死んだふりか? 警戒するもボコブリンはそのまま黒い靄となって消えた。残ったのは木の枝と、ボコブリンの角と牙。………何とも拍子抜けだ、これ程までに弱いのか? 学ぶも何もない、ただ攻撃を盾で弾いただけだぜ?

 

最初の小石でダメージを受け、弾かれた先の木へとぶつかり大ダメージ。それが致命傷となり死んだのか? …何気なくやった行動だけど、盾で攻撃を弾くことはジャストガードという。…そんな説明が頭の中に浮かび、ジャストガードと魔物素材の入手…という結末を迎えた。




のんびりが一番。
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