7月31日、めっちゃ訂正しました。
夢を見た。かの狂王と生死を賭けて戦い、力となる祝福を受けた夢を。
夢を見た。多くの平和に過ごすべきだった人が死に、復讐で人理を滅ぼそうとした狂人の夢を。
夢を見た。純粋に努力を続け、それが認められなかった少女の叫びを、その身を救う事が出来ず慟哭する夢を。
涙を流したのは――
全てを喪い、何もかもが無くなった俺は__
英霊となった。
―目を覚ます。どうやらついに呼び出されたようだ。聖杯に願った通りなら…
「貴方が…英霊さんですか?」
目の前には橙色の髪を持ち、自信なさげに黄色の瞳をこちらに向ける少女と
「英霊召喚…成功です!成功しましたよ!先輩!」
とても嬉しそうにしている、円卓の騎士を内包した紫髪の後輩、そして…
「全く…低級の敵しか居ないんだから追加のサーヴァントなんて…」
ブツブツと呟く、自身が好意を寄せていた白銀の髪の少女が有った。
「サーヴァント、召喚に応じ、参上した。…クラス名ではあるがジョーカーとでも呼んでくれ。今後も君達と共に闘う事を誓おう。宜しくな。」
きっと俺にとっても此処から始まるのだろう。獣を殺し、全てを救う為の闘いが。
この世界にも彼は召喚されているのだろうか…であれば早く合流を…
「宜しくお願いします!ジョーカーさん!…名前は教えてくれないんですか?」
今回の最後のマスターとなっているであろう彼女が俺の名前について質問してきたので思考を中断して答える。
「あぁ、実は平行世界の現代から来たんだ。だから真名を言った所でって思っちまったんだが…じゃあ言っておこうか。俺の真名は藤丸烈火だ。な?何の変哲もない普通の名前だろ?」
そうおどけて言うと彼女は納得した様だ。今度はマシュが話し掛けて来た。
「不思議です…レッカさんからは先輩と同じ雰囲気を感じます…」
中々に勘が鋭い…まぁ、平行世界では先輩って慕われてたし、少しむず痒いがとても嬉しい。
「それはまた…有難いな。これから宜しくな。マs…ンン!紫髪のお嬢ちゃん。…無理はしないでくれよ?きっとマスターもそんな事は望んでないはずだからな。」
「…!はい!レッカさんは優しいんですね!」
優しい、か…そう在りたいものだ。
「ねぇ、貴方は…」
咄嗟に所長を脇に抱えてその場から飛び退いた。風を切る音が響き、所長が居た地点には薙刀が突き刺さっている。
「!?サーヴァント!?」
所長が悲鳴のような声を上げ、自身の居た場所を見る。どうやら気付いていなかったようだ。危なかった…やはり自分の記憶とは多少の誤差が生まれてるらしい。俺の時はこの特異点でアーチャーでもないシャドウサーヴァントが遠距離攻撃を仕掛けてくることは無かった。
少し離れた所に所長を下ろし、両脇のホルスターから白と黒の銃剣を取り出す。
「マスター、マシュ、所長、俺の実力を見せる。なぁに、問題は無い。直ぐに終わらせる…!」
さぁ、戦闘開始だ。俺が終わらせる迄に彼が来てくれると良いが…
下手過ぎて泣ける…orz