Fate/stay night ~ほんとはただ寝たいだけ~ 作:真暇 日間
異伝1 一夏が第五次聖杯戦争にイレギュラークラスで召喚されたらきっとこうなる外道版。
急になにかに引っ張られるような感覚があったと思ったら、いきなりよくわからないけど古くさい土臭いところに居て、目の前にはどっかで見たことがあるような気がするようなしないような顔の少年君が呆然と俺のことを見上げていた。
そして頭の中に入ってくる訳のわからない知識。どうやら俺は聖杯戦争とか言うのに召喚され、なにもしないと殺されるらしい。
ついでに、俺を召喚したのは目の前の少年君だということもわかった。とりあえず帰りたいので、そのために聖杯をとることにしよう。
……ついでに、俺が寝てるときに精神部分のみ時間軸を速めて俺は好きなだけ寝られるようにしてもらおうかな。ノーリスクで。
……あと、どうでもいいけど俺のクラスはセイバー………ではなく、フリークスらしい。怪物という意味で。
……ほんと、ふざけた聖杯だよなぁ……。
とりあえず今少年君が襲われているらしいランサーをさっさと退けてから話をしようかね。面倒だけど。
「あ……あんた………誰だ?」
「……まあ、その事は後でな。面倒だから」
てくてくと土蔵から歩いて出て、目の前にいる全身青タイツに赤い槍を持った変態に向き直る。絵で見たときはかっこよく見えないこともなかったが、リアルで見るときっついな。
名前は………興味なかったから覚えてないや。Fateはやったことあるんだけど………まあ、いいや。俺には関係ないし。
とりあえずゾナハでもばらまいておけばいいだろ。千の顔を持つ英雄も宝具化してるし、元々宝具だったものがさらに強化(狂化?)されてるから、多分サーヴァントにも効果あるしな。
何かを言おうとしているランサーに、千の顔を持つ英雄で作ったゾナハ虫を吹き付ける。
「げほっ!てめ……」
「うっさい」
壁だと霊体化で透過されるらしいので、千の顔を持つ英雄で出したゾナハ虫をさらにばらまいて呼吸困難を起こさせる。とりあえず冬木市市民ごと皆殺しにすればいい。動くものがなくなれば安心だ。
ついでにうちの少年君もゾナハにしとくか。生きてればマスターとしての行動には問題はないし。
そんなわけで冬木市全体にゾナハ虫を撒く。ちょっと加減を間違えて中国どころか南アフリカ辺りまで銀の煙で覆っちゃったが、まあ、いいや。
さっさと帰りたいし、サーヴァントを潰すかマスターを殺して終わりにしよう。
後ろで喉を押さえてぜひぜひと呼吸困難を起こしている少年君を無視して、俺は冬木市の全員に令呪がないかを確かめた。
そして見つけた六人。少年君も入れれば七人だが、いないものとして扱う。
一人は赤い服着たツインテの少女A。名前は知らないが、少年君の家のすぐ外に倒れてた。
その隣に赤い服着た褐色のおにーさんが居たが、ぜひぜひしてたから軽く無視して首を刎ねた。一人脱落。
ちなみに、刎ねたのはサーヴァントの方の首だから安心していい。
次に、なんか明るく黒そうな少女B。なんとなく少女Aに似てたような気がしなくもないけど、まあどうでもいい。
近くにサーヴァントが居たが、何故かあまり苦しんでいなかった。とりあえず殺しておいた。これで二人脱落。
そして次に、ぎぢぎぢと苦しげな悲鳴をあげていた気持ちの悪い虫。気持ちが悪かったからミサイルで焼却処分した。
ついでに少女Bの体の中にいる気持ち悪いのも斬魔剣弐の太刀で滅した。三人目。
四人目は、高い寺に居たサーヴァント。とりあえずゾナハ虫を遠隔爆破。体内で爆発させたため、一撃だろう。
五人目としてなんか白くて小さいやつ。バーサーカーにはゾナハが効いていなかったが、とりあえず全速力で頭を拳で殴って殺して鎌で首をはねて殺して剣で肩口から脇腹までを斬って殺して鉈で体を縦に両断して殺してモーニングスターで叩き潰して殺してデカイ鑢で削り下ろして殺して圧搾機で押し潰して殺してランブルデトネイターで内側から頭を爆破して殺して槍で貫いて殺して銃弾を連続で撃ち込んで殺してレーザーの熱量で焼き殺して首を思いきり引っ張って千切って殺してハンマーで殴って殺して消滅させた。ああ疲れた。
それからようやく六人目。教会の神父さん。とりあえず近くにいた派手なやつを殺して、それから神父自身も潰す。
そしたら空に真っ黒な穴が開いて、そこからなら帰れるんじゃないかと飛び込んだら、いつもの布団の上にいた。
ああ、ほんとに疲れる夢だったな、と思うことにして、俺はまた布団に倒れ込む。睡眠不足になると俺はかなり機嫌が悪くなるし怒りっぽくなるから、とりあえず寝とこう。
……ああそうだ。そう言えばまだ色々と消してなかったな。
……ゾナハ虫とかは消しとこう。消せるのか、それ以前にまだ残ってるのかわからないけど。