Fate/stay night ~ほんとはただ寝たいだけ~ 作:真暇 日間
なんか呼ばれたと思ったら、訳がわからないことに上空にいた。
とりあえずシルバースキンを出したまま落ちるに任せる。何をしたくて俺を呼んだのかは知らないが………ごめん嘘。知ってる。知識は流れてきたからここが冬木で聖杯戦争が始まるから呼ばれたって言うのがわかってる。
ただ、こうやって呼び出してくれやがった相手にわざわざ礼儀を尽くす意味は無いよな? と言うことで、精々からかわせて貰おうか。
具体的には失敗したりしたらあげつらったり、からかったり、言うことをあんまり聞かなかったり、寝たり。
………うん。とりあえず寝とこう。面倒だし。
とある物を出して、そして後やることは一つ。
……ずどーんと屋根をぶち破り、そして寝るだけ。
おやすみ。
side 遠坂 凛
確実にセイバーを引き当てた。今回はそれだけの準備をしたし、気合いの乗りも十分だった。
だからこそ、この結果に一番納得がいかないのは私。
……そもそもここには私しかいないと言うことは置いておく。
どうして失敗したのか、やっぱり英雄縁の品をお金をケチって用意しなかったのが悪かったのかしら? それとも宝石代をケチって安物を数揃えてやろうとしたのがまずかった? 流石に百均のビー玉を宝石の代わりにしたのは不味かったかしら……。もしかして、魔法陣がちょっと歪んでるのを気にしないで使ったせい? ………そう言えば、時計が一時間進んでいたような気がする。
……もしかしてこれ? これが原因なの?
そんなことを考えていたら、いきなり上の階から馬鹿みたいに大きな音が響いた。
いったいなんなのかと思いながら地下の工房を出て上にあがり、工房の真上であるリビングの扉を………扉を……………歪んでるせいか全然開かない。
仕方ないから何歩か下がって……
「だらっしゃぁ!」
おもいっきりヤクザキックで蹴り開けた。
ドアが吹き飛び、リビングの中が私の視界に
「…………は?」
……信じられないものが目に入った気がしたので、目を擦る。それからもう一度見てみたけど、やっぱり目に映るものは変わらない。
頬をつねってみた。痛かった。だからこれはきっと夢じゃない。
私の家のリビングのど真ん中には数多の瓦礫が積み上がり、その上に巨大なベッドが乗っかっていた。
私が聞いたあの轟音は、恐らくこのベッドが落ちてきたせいなんだろう。
そして、そのベッドの上には小さな影が一つ。
ごくり、と唾液を飲み込み、そのベッドの中を覗き込む。その中には、銀色のコートを着て銀色の帽子を被った、顔も何も見えない(身長からして)子供だった。
何をしているのかわからないからただその姿を見ていたら、実に気持ち良さそうな寝息が聞こえた。
「……こいつ………本当にサーヴァントなのかしら?」
そんなのんきなサーヴァント(?)の顔を見てやろうと、銀色コートの帽子を取った。
「……すぅ……すぅ………」
ピシャーン!と、雷に打たれたような衝撃が私の体を貫く。
とりあえず右を見て、左を見て、上を見て……天井から覗かれるかもしれないので結構大事にしてた宝石を使って元通りにする。
それからまた周りを見て、誰も私を見てないことを確認してから、もそもそと布団に潜り込んだ。
ぎゅっとこのちいさな私のサーヴァントを抱き締めると、サーヴァントのステータスの一部が私にもわかるように流れ込んでくる。
…………って、なによこのステータス。魔力は全然無いし幸運もBだけど、筋力耐久がEX-で、敏捷がA+++なんだけど。
…………まあ、いいや。召喚に魔力を使いまくったせいか今は眠いし……起きてから考えても遅くはないわよね……?
そう考えながら私は目を閉じる。明日は学校だし、サボるわけにはいかないわよね……。
サーヴァントデータ
クラス:ドリーマー
マスター:遠坂 凛
真名:織斑 一夏
性別:男
属性:中立・中庸
基礎能力
筋力:EX-
魔力:D-
耐久:EX-
敏捷:A+++
幸運:B
宝具:C~A++
クラス別能力
睡眠:A
睡眠を取ることによって魔力消費を最低まで抑え、さらに微量だが回復することもできる。肉体的な傷は三時間もあれば確実に完治する。
催眠誘導:A++
周囲に居る存在を夢の中に引きずり込もうとする。文字通りの催眠。魔術などにはカテゴリされないので、抗魔力は無意味。睡眠中には効果増大。
保有スキル
直感:EX-
なんとなくで行動すると大抵当たる驚異の直感。ちなみに鈴はEX。
気配察知:EX-
12キロメートル以内ならどのくらいの距離に誰がどんな状態で居るのかがわかる程度の気配察知。ちなみに箒はEX。
心眼(偽):EX-
経験その他によって身に付いた判断力。ちなみにラウラはEX。千冬は(真)でEX++。
ナデホ:A+
撫でられるとほっとする。原作一夏はEX-。EXになると原作千冬もうっとり。
魅了:EX+++
色々ヤバイ。しかし無自覚で強弱しながら発動。平均値はA程度。雰囲気なので抗魔力等はあまり関係ない。寝惚け時が最強かもしれない。
身長変化
なぜか変わる身長体重外見年齢。理由は不明。一夏だから仕方無い。
狂気:E-
怒るとかなり外道な事を平然とやってしまう。束はEくらい。制御可能。
黄金率:C
贅沢をしなければ一家が普通に食べていける程度の資金がついて回る。
逃亡:EX
ほぼあらゆるものから逃げられる。具体的には、ポケモンの『おいうち』からも逃げられる。
理不尽:EX++++
神から貰った能力。様々なものがあるが、本人は使えるものを使えるときに使うのみ。
超身体能力:EX-
神によってつけられたスキル。千の顔を持つ英雄を十善に使いこなすために、筋力と耐久をEX-まで上昇させ、敏捷をAから3ランク上昇させる。
また、必要に応じて筋力・耐久といった身体能力を底上げする。
健康
何をしても健康でいられる。ずっと寝ていようが毒を飲もうが呪われようが体に影響は出ない。
宝具
千の顔を持つ英雄 《ホ・ヘーロース・メタ・キーリオーン・プロソーポーン》
ランク:A+
種別:対人・対軍・対城・対界・支援・特殊
レンジ:0~∞
最大補足:0~∞
とある世界の筋肉ダルマ愛用の品………かと思えば、神様の手が入った強化(?)版。
持ち主が『たぶんできるだろ』と思ったもの、及び『いや、それは無いだろ』と思うものから武器にできるものなら何でも作り出すことができる。しかも消費魔力はゼロな上、作ったものを譲渡することも可。
【IS】《インヒューレント・スキルズ》
ランク:C~A
種別:対人・対軍・支援・特殊
レンジ:0~50
最大補足:不明
神様からの贈り物。某19歳のギリギリ魔法少女(笑)から、1から12までのナンバーズ及び試作品の使用した【IS】、インヒューレントスキルを使うことができる。
ただし、イメースカノン等は砲を自分で用意しないと使えないため、単体だと結構無駄になる能力がある。
衣装箱《クロ》
ランク:C
種別:対人・支援・ある一定の人間には対軍
レンジ:0
最大補足:1人
コスプレ用と渡されたのに、いつの間にかISスーツの代わりとしての使用の方が多くなっていたIS。正式名称はクロゼットだった。クロの下? もちろんはいて(省略)
白式《シロ》
ランク:A+
種別:対人
レンジ:1~99
最大補足:1人
二次移行はしていないが、速くて迅くて早いIS。レンジの広さは踏み込みの速さと考えてOK。使用中は筋力が二段階、耐久が一段階、敏捷が三段階上昇する。
特殊能力の零落白夜は相手の耐久及び防御系スキル・宝具を完全に無効にし、破壊する。
ぷちかーず召喚《サモン・ぷちかーず》
ランク:A++
種別:対人・対軍・支援
レンジ:0
最大補足:108
最大108体のぷちかを呼ぶ。召喚されたぷちか達はそれぞれが単独行動スキルを保有し、宝具【ミニシロ】を使用する。
なお、基礎ステータスはオールC。ミニシロを使うと筋力が二段階、耐久が一段階、敏捷が三段階上昇する。
ただし、ミニシロにはライオットモードはついていない。
白式-最速形態《シロ-ライオット》
ランク:A++
種別:対人
レンジ:1~99
最大補足:1人
シロの最速体。敏捷を評価規格外からさらに二段階上昇させるが、筋力と耐久を基礎値に戻す。
シロとの併用は不可能だが、ぷちかーず召喚と千の顔を持つ英雄とは併用できる。
補足
眠ることが大好きな一夏が、この世界に流れ着いてしまった可能性の話。そうじゃなかったら二秒でもとの世界から迎えが来てる。
元の世界にも一夏は居るため、あまり心配しなくてもいい。