悟空とベジータのハンター試験?   作:KTケイティ

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【1】ハンター試験っちゅーものに参加すっぞ

魔人ブウを倒し、平和な生活を送っていたある日。

 

「悟空さ!少しは働いてけれ!」

 

「そんなこと言ったってよぉ…オラ働くとかわかんねぇぞ」

 

「ブルマさんとこの工場でもなんでもできることはあるべ!」

 

「わかったよブルマんとこ言って聞いてみるよ。ブルマブルマ、っと…」シュン

 

********************************

 

「よっ!ブルマ久しぶり!」

 

「あら、孫くんじゃない!どうしたの急に?」

 

「いやー、チチが働け働けってうるさくて…」

 

「当然じゃない…、まぁ孫くんが働いてるとこなんて想像できないけど」

 

「ちゅーことでさ、なんか仕事ねぇか?」

 

「あんたもいきなりねぇ…」

 

(うーん、孫くんでも出来る仕事ねぇ…)

 

ハッと閃いたようにブルマが顔を上げる。

 

「ちょうどいいわ。ハンターになりなさいよあんた」

 

「ハンター?」

 

「そう、あんたに難しいこと言っても仕方ないから簡単に説明するけど。試験を生き抜いて資格が取れたらお金が手に入る、みたいな感じよ」

 

「そんな簡単なことでいいのけ!?」

 

「まぁあんたなら余裕でしょ」

 

そこに大きな声がかかる

 

「ちょっと待て!そのなんとか試験とやら、カカロットが出るならオレも出てやる!」

 

「"出てやる"じゃないわよ!あんたも1ゼニーも稼いだことないんだからね!こっちから行かせてやりたいくらいよ!」

 

「なんだとぉおおおおおお!」

 

「まぁまぁ、べジータいいじゃねぇか。一緒に行こうぜ」

 

「チッ。さっさと場所を教えろ!」

 

(孫くんも不安だけど、べジータも一緒に行くとなると滅茶苦茶しそうで不安だわ…)

 

「教えてあげるかわりに少し待ってなさい」

 

 

~5分後~

 

 

「はい、二人ともこれ着けて」

 

「オラ腕時計なんかいつも着けねぇぞ…」

 

「違うわよ!リミッターよ。二人とも滅茶苦茶し過ぎるからこれ着けてパワー制御して行きなさい」

 

「ふんっ、そんなもん着けなくともサイヤ人の王子であるこのオレ様はパワーコントロールなど自由自在だ!」

 

「あんたいつも重力室壊してるでしょうが!」

 

「む…」

 

「はい、着けて」

 

しぶしぶリミッターを着ける二人。

 

「なっ…!体が重い!?なんだこれはブルマ!」

 

「どっひゃー、ぜんぜん力が出せねぇぞこれ」

 

「ふふーん。でしょー」

 

ニンマリとするブルマ

 

「それはサイヤ人達が使う、スカウターでいうところの戦闘力を20にまで抑えるものよ」

 

「さ、サタンと同じくらいか…」

 

「こんなもの着けてられるか!…なにっ!?」

 

「ふふーん。外せないでしょー」

 

更にニンマリとするブルマ

 

「あんたたちいま戦闘力がものすごーーーーく低いのよ?私が頑丈に作ったリミッターはいまのあんたたちの力じゃ外せないってこと」

 

「な、なんだとぉおお!?」

 

「まぁいっか。そのハンター試験っちゅうやつに合格したら外してくれるっちゅーことか?」

 

「そーいうこと」

 

「ちっ、じゃぁさっさと場所教えやがれ!」

 

「あともう一つよ。あんたたち、空飛ぶのはやめなさいよ」

 

「なんでだ?」

 

「目立つに決まってるでしょうが。どこの世界に空を飛ぶ人間がいるって言うのよ」

 

「いっぺぇいるじゃねぇか。ヤムチャにクリリンに…」

 

「私たちの仲間以外の一般人で、ってことよ」

 

「オレ様は誰の指図も受けん!」

 

腕を組んでポーズを決めるべジータ

 

「なによあんた。空飛んで普通の人より有利じゃないと試験も合格できないわけ?」

 

「ぐぐっ…最近は飛ぶのも飽きてきたところだからオレには関係ない!」

 

「そーいうことにしといてあげましょうかね」

 

「なぁブルマ、早くハンター試験の受け方教えてくれよぉ」

 

「はいはい。ザバン市ってところなんだけど、説明面倒だから連れてってあげるわよ」

 

3人はジェットフライヤーでザバン市へと飛んだ

 

 


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