悟空とベジータのハンター試験?   作:KTケイティ

11 / 27
お気に入り登録、評価、感想ありがとうございます!


【11】飛行船内 試験官たちの会話

飛行船内

 

ネテロ会長がテスト生を見渡す

 

「ふむ、こうしてみると…なぜか全く緊張感が感じられんな…」

 

(こいつらのせいだよ!)

 

テスト生全員が悟空たちを睨む

 

「気になるのぉ…せっかくだからこのまま同行させてもらうことにする」

 

ネテロの同行が決まり、テスト生は朝の8時まで自由時間となる

 

***************************************

 

「あり?べジータ着替えたんけ?」

 

Tシャツを着ているべジータに悟空が声をかける

 

「あぁ、親切なやつがいたんでな」ニヤ

 

「それにしても試験はあとどんくらいあんだよぉ。そろそろオラ面倒になってきたぞ」

 

そこにトンパがやってくる

 

「試験の数はその年によって違うが5~6が基本だな」

 

「お、トンパじゃねぇか!じゃぁあと3つくれーあるってことけ!?はひぃー」

 

「だにっぃ!?トンパだと!?」

 

ヒィィ!

 

逃げようとするトンパをべジータが捕まえる

 

「オレ様を覚えているかトンパとやら」ニヤリ

 

「あ、あは…どちら様でしたっけ…」

 

「よほどぶっ飛ばされたいらしいな。カカロット!オレはこいつに用事がある!貴様は邪魔だ!」

 

「なにカリカリしてんだべジータのやつ?まぁ食堂でも探してみっか」

 

悟空は飛行船内を探索しに部屋から出ていった

 

「じゃ、じゃぁオレも…」

 

逃げようとするトンパの肩に手を回して止めたべジータは言う

 

「貴様、脱げ。脱げば許してやろう」

 

****************************************

 

「お、ゴンとキルアじゃねぇか!」

 

廊下でゴンとキルアを見つけた悟空

 

「あ、悟空!いまちょうどキルアの家のこと聞いてたんだ!」

 

「へぇー、家がなんかすげぇのか?」

 

「あの暗殺一家のゾルディック家なんだよ!」

 

「バカ!あんまばらすなよ!」

 

「んじゃタオパイパイみたいなもんけ?」

 

過去に戦った相手を思い出しながら悟空は尋ねる

 

「あぁ、あれは表に出てる暗殺者だね。うちは裏。あんなちゃちなやつと比べてもらっちゃ困るね」

 

キルアが自慢気に話す

 

「でもじゃぁキルアおめぇも悪いやつっちゅうことになるんだろ?せっかく知り合ったのにぶっ飛ばすのは気が引けるぞぉ」

 

そう言いながら拳に気を込める悟空

 

「き、キルア自身は悪いことしてないよ!」

 

「そうけ?んじゃやめとくか」

 

そんなやり取りをしていると

 

カッ!

 

ものすごい気迫が飛んでくる

 

バッと振り返ったゴンとキルア

 

しかしそこには誰もいない

 

「どうかしたかの?」

 

気迫がした方とは反対側からネテロが声をかけてくる

 

「やるね…」

 

頬に汗を流すキルア

 

「今のが?ちょこっと歩いただけじゃよ」

 

なんともない振りをして答えるネテロ

 

「ちがうぜじぃさん。あんたに言ったんじゃない」

 

キルアはネテロの後ろを見ていた

 

「おめぇ年寄りのくせに動きはぇぇな!」

 

嬉しそうな悟空が立っていた

 

******************************************

 

その頃、試験官たちは食事をしながら話していた

 

「今年のテスト生たちどう思う?」

 

メンチが話を切り出す

 

「あたしの二次試験、あの406番と407番のせいでよくわかんないことになっちゃってさぁ。テスト生たちの実力が全然わかんないのよね」

 

「あの407番の料理、うまかったなぁ…」

 

ブハラは思い出したようにお腹をさする

 

「その話はいまはいいでしょ。サトツさんはどう思う?」

 

「ふぅむ。今年は新人がおかしいですね。スタートの遅れた406番と407番がなぜか二次試験に間に合っていましたし」

 

「ブハラは?」

 

「うーん、新人じゃないけど気になったのは44番かな。二次試験始まったときには意識朦朧としてたし」

 

「それもあるけど、殺気よ。255番がキレたときに殺気を放ってたのがあいつよ」

 

忌々しげに言うメンチ

 

「あとオレも407番は気になったかな。メンチ気づいてた?あの人服装が段々変わっていくんだ」

 

「彼は特殊ですね。最初はタイツのようなものを着てました。報告によると、その後一度全裸になったようです」

 

「で、そのあと裸サスペンダーになったってわけ?」

 

「はい。そして飛行船では既にTシャツを着ていました」

 

淡々と話すサトツ

 

「44番ヒソカ、406番孫悟空、407番べジータ、この辺りは要注意ね」

 

そしてメンチの言葉で締め括られた

 

 




なかなか進まずすみません。
いろいろ書きたいこといっぱいで…

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。