四次試験 2日目 夕方 ゼビル島 悟空
「あちゃー。死んじまってるやつ何人かいるぞぉ。べジータがドラゴンボール使うときに上手いこと全員生き返らせてやんねぇとなぁ」
倒れている人たちを見つけて埋葬しながら、悟空は島を駆け巡る
「お、見っけたぞ。おーい!」
「む、何奴?」
「オラ孫悟空ってんだ」
「私はボドロ。まさか番号札を狙いに来たのか」
「あったりー!んじゃ番号札をかけて尋常に勝負!」
「よかろう、まだまだ若い者に負けるなどあり得ん」
そして悟空は1点追加で合計6点となる
「おっちゃん楽しかったぞ!またやろうな!」
悟空はボドロに挨拶をしてゴンたちのところへ戻る
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「よっ!」
「あ、悟空」
ゴンたちと合流する悟空
「もう6点集まったのか?」
確認をするクラピカに悟空は頷く
「でもまだあと5日もあるんだぜ、長ぇよな」
ぶつくさと呟くキルアに悟空が提案する
「最終日までオラと一緒に修行しねぇか?」
「嬉しい提案だがあまり目立つことは避けたい」
クラピカが冷静な判断をする
「それはでぇじょうぶだ。ここじゃなくてもっと良い場所があんだ。1日で1年の修行ができるとこが」
「そ、そんなところが…?」
「あぁ、んでもってその前に、おめぇたちにどんな修行が向いてるか亀仙人のじっちゃんに見てもらう」
「悟空、確認するが…亀仙人とは武天老師様のことだったりするのか…?」
確かめるようにクラピカが聞く
「あぁ、ただのスケベなじぃちゃんだがな」
「オレは行くよ!」
意気込むゴン
「ゴンが行くならオレも」
キルアも名乗りを上げる
「番号札と共に安全なところへ行けるのは最高の条件だな」
そう言ったクラピカと、レオリオも互いを見合って頷く
「よし、決まったみてぇだな。んじゃオラに掴まってくれ。じぃちゃんは、っと」シュン
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カメハウス 家の前
シュン
「お、着いた着いた。じっちゃーーーん!」
「なんじゃ悟空か」
窓からサングラスの老人が顔を出す
(このお方が武天老師様…)
「武天老師様!この度は不肖な私共に稽古をつけて頂きたく!」
クラピカが膝を折って挨拶をする
「か、堅苦しいやっちゃのぉ…。どういうことじゃ悟空よ」
「えぇー、説明すんのオラ得意じゃねぇぞぉ」
大部分をクラピカが説明し、亀仙人は納得する
「確かにヒソカというやつは危なそうじゃのぉ。そいつと戦っても死なんですむくらいにはしたい、とそういうことじゃな」
「あぁ、せっかく知り合えた仲間だ。できるなら一緒に合格してぇ」
「まぁ良いじゃろう。基本の修行方法だけ教える。あとは悟空と共に精神と時の部屋で修行すると良い」
「ありがてぇ!」
シュッ
喜ぶ悟空の前に亀仙人の杖が差し出される
「ただし、ぷりちーなおなごを連れてくるのが条件じゃ」
「いぃ!?またけ!?」
「もちろんじゃ!例外などありはせん!」
ピシャリと言い切る亀仙人
「困ったなぁ…」
頭をかく悟空にゴンが提案する
「そういえばポンズさんはどうかな?洞窟のあと見かけてないんだけど…」
「そういやそうだな?どうしちまったんだ?」
置き去りにしていることを忘れている悟空
「んじゃちょっくら連れてくっぞ。しばらく待っててくれ」
瞬間移動の回数制限となった悟空は飛んでポンズを迎えにいく
そして10分ほどしたのち
悟空とポンズが現れる
「どうだじっちゃん。ダメか?」
「な、何よここ!?」
驚き慌てるポンズ
「うーん、グラマスではないのぉ。どれどれ」
まだ状況が掴めないポンズに亀仙人が近付く
「あ、あの、どういうこと…?」
「わしは武天老師じゃ。説明はこっちでしようかのぉ」
鼻の下を伸ばして家の影へポンズを連れていく亀仙人
(あ、あれが武術の達人…?)
困惑するクラピカ達
そのとき
「ぎょえぇええええええ!!」
亀仙人の叫び声が上がる
「でぇじょうぶかじっちゃん!?」
すぐさま確認しに行った悟空たちが見たものは
全身蜂に刺されて膨れ上がった亀仙人と
上着を脱がされたポンズの姿であった
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コホン、と咳払いをして何事もなかったように続ける亀仙人
「もう一度じゃ。次はもっとグラマスなのを連れて来るんじゃ」
「まだ続けんのかぁ。オラ苦手なんだよなぁ。ブルマじゃいけねぇのか?」
「もう年増じゃからの」
「それ本人の前で言うと殺されっぞ」
「ほれ、いいから探してこんか」
杖で悟空を押す亀仙人
(亀のやつがおらん今がチャンスなんじゃ!)
「そういや三次試験のときにフード被った女いたなぁ」
「それじゃそれじゃ!とにかく連れてこんかい!」
行け行け、と押しまくる亀仙人に負けて空を飛んでいく悟空
「もう空を飛んでるのには何も突っ込まなくなったね…」
ゴンがぽつりと呟いた
それからまた10分後
悟空が女性を連れて戻ってくる
「で、ここは何?連れ出してくれたことにはお礼を言うけど」
(おおおお!バッチリじゃぁああああ!!)
亀仙人がヨダレを垂らしながら寄ってくる
「こ、コホン。このワシ、武天老師が呼んだのじゃ」
「じゃぁあなたにお礼をしなきゃいけないってことね。私はハンター試験で試練官をさせられてたレルートよ」
「お、お礼とはどんなことじゃ…ドキドキ」
「何がしたい…?」うふ
「おひょぉおおおおお!!!!」
目がハートになって鼻血を流す亀仙人
「じっちゃん、合格なら修行つけてやってくれよぉ」
悟空の言葉に、黙っとれと目線で答えながら物置を漁る亀仙人
「ほれ、これでも着けて家の回りを回っとれ」
亀の甲羅の背負いものをゴンたちへ渡す
「これ、見た目以上に重いよ!」
「40kgあるのじゃから当然じゃ」
「んで、オラはどうすんだ?」
「お前さんはワシにはどうしようもなかろう。そこのポンズさんとやらを家に送ってあげるのがいいじゃろ。そのあとどこかで一時間ほど時間を潰してくるのじゃ」
「なんで一時間なんだ?」
不思議に尋ねる悟空
「くぅ~、相変わらずのわからず屋め!よし、このお金で食材を買ってくるのじゃ!こんな人数の晩御飯はないからの!」
「それで一時間かぁ、それならそうと言ってくれりゃいいのによぉ。んじゃちょっくら急いで行ってくっぞ」
ドヒュン
ポンズを抱えて飛び立つ悟空
「ゆっくりでえぇからのー!」
亀仙人の声が木霊する
そして亀仙人は自分に視線が集まっているのを感じる
「なんじゃ、お前たちはさっさと走らんか!良いと言うまで走るんじゃ!」
ゴン、キルア、クラピカ、レオリオは甲羅を背負って走り始める
「ずいぶん待たされたけど、もう良いのかしら?」
レルートが亀仙人の腕に絡む
「も、もちろんじゃよほほ」
「ちょっとわけありでぇ、ここにしばらく泊めてくれたりとかしたらもっとサービスしちゃうけど」うふふ
「おひょぉおおおおお!ずっとおって良いぞ!ずっとずっとじゃ!!」
(単純ね)
そして亀仙人とレルートは部屋へと入っていく
~1時間後~
「じっちゃんけぇったぞー!」
ポンズを家へと送り返したあと、食材を買い込んでいた悟空が戻ってくる
ゴンたちは息を切らしながら砂浜を走っていた
そして亀仙人は
「うむ、悟空よ良くやった」
艶々した顔で悟空を出迎えた
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四次試験 2日目終了
悟空たち6点保持でカメハウスへ!
亀仙人は艶々に!
次回は四次試験も後半に差し掛かります。
いつも損をしている亀仙人のじっちゃんには今回ご褒美を。。。