「ははっ…それじゃぁ…」
と、苦笑いをしながらそそくさとそこを離れる三人。
もちろんべジータにはブルマからの拳骨が落ちていた。
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「もー、あんたのせいで会場の場所案内してもらえなかったじゃない!」
「…」
「なんとか言ったらどうなのよ!」
(ちくしょぉおおおお!)
「んで、どうすんだ?」
「もういいわよ、ちょっと待ってなさい」
携帯を取り出して電話を始めるブルマ
「あ、ネテロさん?ブルマよ、久しぶり。ちょっと教えてほしいことあるのよ。今年のハンター試験会場どこ?え、そんなとこ?合言葉、ね。はいはい。んじゃまたねー」
電話を切るブルマ
「わかったわよ、さ、街に降りるわよ」
「なんだよ、最初っから聞いてくれりゃいいのによぉ」
「うっさい!」
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ザバン市街
「ここよ」
「お、飯屋じゃねぇか。ちょうど腹減ってたとこだったんだよ。サンキューなブルマ」
「…まぁ、いいわ。面倒だからもうついてらっしゃい」
カラン カラン
お店に入ると、ダイニングの方から料理人が声をかけてくる。
「いらっしぇーい。3名様で?御注文は?」
「ステーキ定食よ」
料理人は一瞬目付きを変えて聞いてくる。
「焼き方は?」
「弱火でじっくり。というかさっさと案内してよね」
「あ、あいよ…」
「お客様、奥の部屋へどうぞー」
ひきつった料理人の返事とは裏腹に、明るいウェイトレスの案内の声が通る。
「もうオラ腹ペコペコだ」
「ふん、行儀のなってないやろうだぜ」
ガツガツ ムシャムシャ
「弱火だと待ちきれずに生で食べるのねあんたたち」
呆れ顔のブルマ
ウィーーーーーーーン
ガシャン
「着いたみたいよ」
「へ?」
「試験会場よ、試験会場」
「試験?」
「はぁ?あんたもう忘れたの!?ハンター試験受けに来たんでしょうが!」
「わりぃわりぃ、すっかり忘れちまってた」
「呆れた…」
そんな二人を他所に、べジータは辺りを見渡す。
(ふんっ、なかなか鋭い目をしたやつがいやがるぜ)
「どうしたのよ嬉しそうな顔して」
ニヤつくべジータにも呆れる
(強い相手でも見つけたのかしら?どれどれ…)
スカウターを装着して辺りを見回すブルマ
(7、9、6、一般人ばかりね…)ピピッ
「98!?うそ!こっちにも86!…結構ヤバイやついるじゃないのよ…」
「どうしたぁブルマ?あ、おめぇまたそんなもん作ってたのかよ」
「そんな物に頼らないと強さがわからんとはな」
「うるさいわよべジータ」ピピッ
「あんたなんか19じゃない。孫くんは20
よ」
「だにぃいいいいいい!?壊れてやがるんだ!」
「そんなわけないじゃない。壊れるときは爆発する仕様でしょう?」
「ぐぬぬ…貸せっ!」パシッ
「まぁいいけど」
べジータはスカウターをブルマから奪う
そんな緊張の欠片もない二人を見ながらブルマは続ける
「いーい?じゃぁ二人とも頑張るのよ?空飛んだり変なことしちゃダメだからね!」
「あり?ブルマは一緒に行かねぇーんか?」
「帰るに決まってるでしょ!」
「うるさいやつだ。さっさと帰りやがれ」
「…べジータ。あんた帰ったらドラゴンボール探しに行きなさいね」
「う…」
「じゃ、合格期待してるわね」
「き、気を付けて帰れよ」
(べジータおめぇ…)
(ふふっ)
ブルマは優しく微笑んで帰りのエレベーターへと乗っていった