「いっぺぇ人がいんなぁ。これ全部参加者かぁ?」
「どれだけいようと全員ぶっとばせばいいことだ」
物騒な話をしていると上から声がかけられる。
「よっ」
壁の配管に腰掛けた男は気さくな感じで手をあげた。
「誰だおめぇ?」
「オレはトンパ。見たことない顔だね?新人かい?」
「新人?オラとべジータは初めての参加だぞ」
(ニッヒッヒ、こいつは簡単に騙せそうだ)
「なら丁度いい。オレはここのベテランなのさ。わからないことがあればなんでも聞いてくれていいよ」
「おめぇいいやつだなぁ」
(特にこいつは単純そうで助かるぜ)
「おっと、どうだいお近づきの印に」
トンパがジュースを渡してきた。
「オラそのじゅーす、っちゅー甘いもん苦手だからいらねぇよ」
「まぁいいだろう、受け取ってやらんでもない」
べジータはジュースをもらい、飲み始める。
(1人だけとは残念だが…ククク)
「そうだ、せっかくだから参加者で知ってるやつらを紹介してやるよ」
蛇使いや格闘家の紹介をしている最中に叫び声が聞こえる。
「ちっ…危ないやつが今年も来やがった。44番ヒソカ、あいつにだけは近づくなよ。危険すぎる」
「ふん、あの程度どうとでもなる。スカウターでもたったの98だ」
「あぁ、てぇしたことはなさそうだ」
(な、なんなんだこいつらの自信は…98?)
そんなトンパとの会話は、ある人物の耳にも届いていたのだった…
(あの機械…強さを測るものかな?◆面白そうなもの持ってるじゃないか…それにあの2人の肉体…ゾクゾクゾクッ)
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「ハンター試験っちゅうのはまだ始まんねぇのか…オラ待つの疲れちまったぞ」
「クソッ、イライラさせやがるぜ!」
「べジータいつもより気が立ってんなぁ、ちょっと落ち着けよ。汗までかいてどうしたんだよ」
「うるさい!ほおっておけ!」
「なんだかなぁ」
そして悟空は先ほどもらったナンバープレートを見る。
(406番、べジータが407番。400人近くいるってことか)
「くっ…」
「おい、べジータ本当に大丈夫か!?」
「…か、カカロット…」
「どうしたべジータ!」
お腹を抱えてうずくまるべジータ
「貴様を頼るのは釈だが…1度上へ連れていけ!」
「もしかしておめぇお腹痛ぇのか?」
ジリリリリリリリリ!
そんな時に試験開始の合図が鳴る。
試験官のサトツが二次試験までついてくるようにと言って、一次試験がスタートした。
「べ、べジータ、始まっちまったぞ」
二人と、あとはナンバープレートを渡していたハンター協会の小男一人がポツンと取り残される。
「あのぉ、お二人とも始まってますけど…」
「オラも行きてぇのやまやまなんだけど…。もしかしてべジータおめぇ!…うんこか?」
「う、うるさい!!早く上に連れていけ!どうなっても知らんぞぉおおおおおお!!」
「上って言っても気を感じねぇと…お、そうだ!」シュン
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カプセルコーポレーション
「あいつら上手くやってるかしら…」
「ブルマちゃ~ん、ご飯できたわよぉ~」
「母さん、ありがとう。あいつら二人でぜーんぶ食べちゃうんだからお腹すいて仕方なかったわ」
「昨日から煮込んだカレーだからすっごく美味しいわよぉ~」
「すっごい美味しそう!いっただきまーす!」
シュン
「着いたぞべジータ!」
「なにっ!?ここはオレん家じゃないか!…グググ」
「えぇ!?なによあんたたち!もう終わったわけ!?」
「いやぁ、それがよぅ…」
「せっかく連れてってあげたのに説明くらいしなさいよ。べジータも勝手にどこかに行こうとしないのよ!」
よろよろとしながら部屋を出ようとするべジータの腕をパシッと捕まえる
「はっ、離せっ!」
「何よその言い方!せっかく好意で連れてってあげたの無駄にしたのあんたたちじゃない。それにハンター試験やらないならドラゴンボール探してキリコさんたちを生き返らせてあげなきゃいけないでしょ」クドクドクド
「う、うるさぁあああああい!」ゴォッ
ブッチブリブリブリビシャァーーー
「ぎゃぁーーーーーー!」
ブピッ…
(お、終わった…)
「…殺せ、カカロット」
「おめぇきったねぇーなぁ!」
「あ、あんたなんてことしてくれるのよ!部屋中に飛び散ってるじゃない!…もうどこからどこまでがカレーかもわかんないし…」
べジータは
生まれて初めて
心の底から震えあがった…
真の恥辱と
決定的な現場に…
飛び散った光景と
ズボンの中の温かさに
涙すら流した
これも
初めてのことだった…
「カレー、オラも食いてぇぞ」
「あんたどんな神経してんのよ…。はぁ、ハンター試験もおしまいね」
「そうだ!ハンター試験戻んねぇと!おい、べジータ間に合わなくなっちまうぞ!」ガシッ
悟空がべジータの肩を掴む
「なっ!まさか貴様っ!」
(あのときの小男の気は…っと)
「まて!せめて着替えさせろぉおおおおおお!!」シュン
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シュン
「お、戻れた戻れた。いぃっ!もう誰もいねぇ」
「…カカロット…」
「べジータ、やべぇぞ!もうみんな行っちまってる!」
「貴様ぁ!もとの場所に戻せぇえええ!!」
「時間もねぇしいいじゃねぇか、いつも修行してて汚れてることだし」
「修行の汚れとは明らかに違うだろうがぁああああ!」
「行かねぇならオラ一人で行くぞもう」
ダダダダダダダ
走り始める悟空
「ちっ、ちっくしょぉおおおおおお!!!!」
地下道にべジータの声が木霊した
そして、影からそれを見ていた人物が一人…
(念の基本、絶◆どうやら気づかれてないようだね◆さて、狩るか…)