悟空とベジータのハンター試験?   作:KTケイティ

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ここからはべジータのターン
果たして二次試験会場へは辿り着けるのか!?



【6】一次試験 ヌメーレ湿原

ドグオオオオオン

 

強烈な音と共に地下道のシャッターは吹き飛んだ

 

「ちっ、だいぶ離されてやがる」

 

そう、全裸から上半身裸のサスペンダー仕様(隠れているのは乳首のみ)の服へと進化したべジータがヌメーレ湿原へと辿り着いていた

 

「薄気味悪い気配がしてやがるぜ。普通の場所じゃないな。カカロットの野郎の気は…あっちか!」

 

べジータは急いで追いかけるのだった

 

*****************************************

 

「ゴン、悟空、もっと前に行こう」

 

キルアが冷や汗を流しながら声をかけてくる

 

「試験官見失ったらいけないもんね」

 

呑気なゴンの返事とは裏腹に悟空は

 

「あぁ、すげぇ殺気だしてやがるな。いまのオラじゃどうしようもねぇかもしんねぇ。でも止めるならオラたちじゃねぇと」

 

「バッ!なに言ってんだ!止めるなんて無理だ!あんたもそれなりの強さがあるんだろうけど、オレの見立てじゃ少なくともあんたの5倍以上の強さはありそうだぜ」

 

「おめぇ良い勘してんなぁ。でもでぇじょうぶだ」

 

そしてそのまま三人は走る

霧が更に深くなり、前の人影すら見えなくなって来た頃

 

「ってーーー!!!」

 

後ろから叫び声が聞こえた

 

「レオリオっ!」

 

ゴンが踵を返して戻っていく

 

「オラも行くぞ!」

 

それを追って悟空も飛び出していく

 

「オレは行かないからな…」

 

キルアは歯噛みしながら試験官のあとを着いていった

 

****************************************

 

「何しやがる!」

 

「ククク…試験官ごっこ◆」

 

不敵に笑うヒソカ

 

「ふざけやがってぇええええ!」

 

ヒソカを取り囲んでいた男たちが飛びかかる

 

「うーん、君たちはこれ1枚で充分◆」

 

「ほざけぇええええ!」

 

その瞬間

一瞬にしてトランプに引き裂かれる男たち

 

「君達は全員不合格◆さて、残りは君達二人」

 

ヒソカはクラピカとレオリオに視線を向ける

その時

 

「三人、の間違いじゃないのか?」ニヤリ

 

ヒソカの後ろにはべジータが立っていた

 

(ボクが気づかなかった?)

 

「なかなかやるね…ちょっとは楽しめそうだ◆」

 

興奮した様子のヒソカ

股間をぐぐっと持ち上げる

 

「貴様変態か!」

 

「キミに言われたくはないけどね◆」

 

ヒソカは乳首のみ隠すサスペンダー男に辛辣な返しをする

 

「貴様っ!生きて帰れると思うなよぉおおお!!」

 

そこに悟空とゴンが飛び出してくる

 

「べジータ!…って、あひゃひゃひゃひゃ!べ、べジータおめぇその格好!どうしたんだよ…ププッ」

 

「笑うなぁああああああ!元はと言えば全てカカロット、お前の責任だ!」

 

「ププッ…悪かったって。今度美味しいもん食わしてやっからさ…ププッ」

 

「ムカつく野郎だぜ…」

 

ゴンはレオリオのところへ駆け寄り、怪我を見ている

クラピカは緊張した面持ちで考えを巡らせていた

 

(この場から無事には逃げられない…あの二人が居てもそれは変わらないだろう。ここは一斉に別々の方向に逃げるしかない!)

 

「さて、準備はいいのかな?◆」

 

狩る立場のヒソカは余裕の笑みをはらむ

 

「おっけー!んじゃやるか!」

 

「待て!こいつはオレの獲物だ!貴様には譲らん!」

 

一人で戦おうとする二人にクラピカは焦る

 

「ま、待て!ここは一斉に逃げるべきだ!でなければ玉砕覚悟で全員で一斉に…!」

 

「ふざけるな。誇り高きサイヤ人の王子が共闘などしてたまるか。そこで指を咥えて見ておけ、このオレ様があいつをぶっ飛ばすのをな!」

 

シャッ

 

一瞬で裏を取り拳を繰り出すべジータ

 

(早いっ!)

 

ヒソカはギリギリでしゃがんでかわし、足元に蹴りを出す

 

ガギィ

 

(か、硬い!)

 

「どうした?そんな蹴りではこのべジータ様の足は折れんぞ」ニヤリ

 

「ここまでやるとは思ってなかったよ◆」

 

遠巻きで悟空たちはそれを見守る

 

「あのヒソカっちゅうやつ、まだまだ力隠してんな。このままだと危ねぇかもしんねぇ…」

 

「そんなことまでわかるの?」

 

ゴンが不思議そうに尋ねてくるのを頷きだけで返す

 

「さっさと本気になりやがれ」ニヤ

 

「挑発すんなべジータぁ!」

 

「そうだね、このままじゃ厳しそうだ◆」ズズズ

 

ヒソカの背後に何かが見えるような感じがした瞬間

 

「危ねぇっ!」

 

悟空の声も間に合わずべジータはヒソカの拳を顔面に受けて吹き飛ばされる

 

「お、オラたちの誤算だ…ここまでやべぇやつだったなんて」

 

べジータは相当のダメージを負い、起き上がれず顔のみヒソカの方を見る

 

「まだまだ◆」

 

しかしヒソカは止まらない

 

クイッ

 

ヒソカが指を動かしたと思うと、べジータは顔面からヒソカの方へ飛んでいく

 

「ぬ?おおおおおおお!?」

 

ドガァア

 

自分からヒソカの拳に顔を打ち付け、意識を刈り取られた

 

「べ、べジータ!」

 

べジータの元へ飛んでいく悟空

そしてクラピカは更に焦りを見せる

 

(どういうことだ!?いまべジータとやらは自分からヒソカの拳にぶつかって行った…いや、引き寄せられたのか?どうやって!)

 

「さぁ、次は誰かな?◆」

 

「オレが行く!」

 

ゴンがヒソカの前に立ちはだかる

 

(やべぇ!)

 

「ゴン!待て!くそっ!こうなったら…!」

 

悟空はヒソカに飛びかかっていく

 

「キミも楽しませ…」

 

シュン

 

(消えた!?)

 

クラピカやゴン達は目を疑った

そしてその数秒後

 

シュン

 

悟空だけが現れた

 

「ふぃー、危ねぇ危ねぇ」

 

(え?)

 

唖然とする三人

 

「おーい、べジータでぇじょうぶか」

 

そんな三人を他所にべジータへ近づく悟空

 

「………っく、問題はない!」

 

意識を取り戻したべジータは平静を装う

 

そんな二人に、クラピカたち三人から声がかかる

 

「悟空…あの、ヒソカは?」

 

そして悟空は笑って答える

 

「あぁ、スタート地点に置いてきた」

 

 

****************************************

 

地下道、スタート地点

 

ハンター協会の小男は目を丸くして問いかける

 

「あの、貴方はどうしてここに…」

 

ぽかん、とするヒソカ

 

(スタート地点…?いや、ここは…まさか…)

 

「………ずいぶんなことやってくれるじゃないか◆」

 

そう、ヒソカはこう見えて焦っていたのだった

 

 

 

 

 

 




悟空が瞬間移動でヒソカをスタート地点まで戻しました。
どうなるヒソカ!?
次回もお楽しみに!

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