無限の世界のプレイ日記   作:黒矢

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間章終了時点までに登場したキャラクターの紹介とちょっとしたおまけです。
間章終了時点の物であるので次第に変わっていく物ですが!
……分けた方が良かった気もしますね!


間章終了までのキャラクター紹介・+オマケ

□<マスター・エンブリオ>

 

 

 

 

名前(アバター):コテツ

名前(リアル)信国(のぶくに)(まさる)

年齢:28

メインジョブ:【刀匠】(鍛冶師派生剣鍛冶系統派生上級職)

サブジョブ:【鍛冶師】【剣鍛冶】【高位鍛冶師】【採取師】【採掘師】【記者】

エンブリオ:【金土銀灰 カナヤマヒコ】

所属:“組織”所属。<Dendrogram・Information・Network>所属特派員

備考:(おさむ)君――ジーニアスの親代わりの保護者。

 “組織”に属する青年で、とある施設より救助された理少年を引き取り、共に暮らし育ててきた頼れる兄貴分。

 割とロマンを求める傾向があるので頼り過ぎはいけないと理少年も自身を戒めているとかいないとか。

 <Infinite Dendrogram>に誘ってきた張本人であるが、ジーニアスが楽しく遊ぶ事を重視している為、ジーニアスやアスカのサポートを重点において活動している。

 本人曰く、ヤバい事件は以前“組織”の仕事でやった修羅場だけで十分だ、との事。

 その発言通りかどうかはともかく、実は理少年を引き取る数年前まではそういった修羅場の前線で働いていた……のだが、とある事件でとある事件で負傷してしまい、以後は後方で慣れない雑務と格闘していた。

 古くから名の残る刀工信国の流れを継いでおり、刀剣類の扱いや目利き、そして鍛冶技術には相応以上のリアルスキルを有している。

 アバターネームと<Infinite Dendrogram>での生業となるジョブはそこからチョイスした様だ。

 感覚の誤差が少なくなる様にアバターも髪色や瞳の色を茶髪碧眼に変え、目つきが少し柔らかくなっている以外はリアルを準拠している。

 

 <Infinite Dendrogram>でのプレイスタイルはどちらかと言えば世界派であり、エンブリオを含めたジョブ構成(ビルド)はそこそこ典型的な生産型の様に見える。

 ……が、確かに生産もそこそこやってはいるが、廃人レベルのプレイ時間を使って何をやっているかと言うと、その大半がコネ作りと情報収集に終始している。

 “組織”の仕事を忠実にこなす為に、今後の快適なプレイの為に、そして何よりもジーニアスを助ける為に。

 今日もコテツは【カナヤマヒコ】から回収した希少鉱石や宝石を賄賂にコネ作りに励むのであった……!

 最も、現在は長期出張(ドライフへ遠征)中なのだが。

 

 

 

 

名前(アバター):アスカ

名前(リアル)斎藤(さいとう)明日香(あすか)

年齢:26

メインジョブ:不明

エンブリオ:【授契天使 メタトロン】

所属:“組織”所属

備考:(おさむ)君の親代わりの保護者。

 三人家族の母親役をしている女性。男共が家事はちょっとした手伝い程度しか出来ないからという悲しい事情もあるが。

 ゲームにハマってしまっている男二人を甲斐甲斐しく面倒をみてくれたある意味影の功労者。

 理少年の夏休みが終わってからは彼女も理少年が学校に行っている時間等にデンドロにログインする様になった。

 しかし、それで日頃の家事全般が滞るという事はないのだから男二人は彼女に頭が上がらなかったりする。

 “組織”に入ったのは実は数年前――勝との劇的な出会いや事件が切っ掛けだったりするのだが、今後特に描写される予定はない。

 実は何か特殊な力を持っているとかそれが関係した裏の世界の騒動に巻き込まれたとかそういう前日譚があったりなかったりするかもしれないがどちらにしろ間違いなく描写されない。

 

 <Infinite Dendrogram>でのプレイスタイルは世界派であり、短い時間ながらも楽しめているらしい。

 特に“組織”の仕事として様々な情報を集めていくのに結構ハマっていて、<マスター>、ティアン問わずドライフの知識人と結構仲良くやっていたりする。

 その仲間内で議論を交わす為にリアルでも色々資料を買い求めていたとか。

 <マスター>増加前から始まり、徐々に深刻さを増しているドライフ全体の飢餓について憂慮している。

 

 

 

 

名前:烏丸葵

年齢:21

メインジョブ:【剣鬼】(武士系統派生剣武者系統上級職)

サブジョブ:【剣武者】【戦巫女】【舞剣士】【斥候】他

エンブリオ:【神威抜刀 トツカノツルギ】

所属:西白寺領客分

備考:天地で活動している四人組パーティのリーダー。

 実はネカマ(リアル男)な活発系美少女。アバターは僕っ娘黒髪ポニーテール剣客系。

 ちなみに、作者曰くリアルのイメージはパーティの仲間達のエンブリオから読み取れるパーソナリティから「ギャルゲーのトゥルーエンドの後日談の主人公達」らしい。

 

 ジーニアスが初めて組んだ身内以外の相手達で、何気にその身内とカシミヤを除けば今までの天地での生活で一番仲良くしている相手達。

 リアルでも剣道をやっているのか、剣の腕では中々の物を持っており、ジョブ構成(ビルド)も可能な限りそれを活かせる様に選んでいる。

 <Infinite Dendrogram>でのプレイスタイルはどちらかと言えば遊戯派であり、得手としている刀剣型のエンブリオが出た事もあって素直にこのゲームを楽しんでいる、ある種普通に過ぎる<マスター>の一人。

 ちなみに、彼女ら(彼ら)のパーティは正式に大白宮をホームタウンとしている様だ。

 

 

名称:【神威抜刀 トツカノツルギ】

<マスター>:烏丸葵

TYPE:エルダーアームズ

能力特性:切り札

到達形態:Ⅴ

スキル:《八拳剣》《蛇比礼》《沖津鏡》

モチーフ:日本神話における神剣の総称“トツカノツルギ”

紋章:鎮座する直剣

備考:そこそこありふれている長剣型のアームズ系統のエンブリオ。

 武器としての基本性能、ステータス補正、そして固有スキルにバランス良くリソースを割り振っている色々な意味でスタンダードなエンブリオ。

 しかし、その分スキル特化型のエンブリオと比べて固有スキルが弱いのかと言うとそうではなく、現在3つある固有スキルのどれもが一つで戦況を変えられるポテンシャルを持った破格のアクティブスキルである。

 それぞれ『超高威力万能単体攻撃』『持続式広範囲防御障壁』『瞬間範囲完全反射結界』の、強力だが全く別種のスキルを両立させるその絡繰りは……その固有スキルすべてが“切り札”だからである。

 つまり、それぞれが単発のアクティブスキルであり、一度使用したスキルは24時間使用出来ないという大きな制約を抱えるが故の事だったのである。

 

 

 

 

名前:レイン・リーヴァレー

年齢:21

メインジョブ:【祭祀】(祈祷師系統上級職)

サブジョブ:【治療師】【給仕】【儀礼官】【祈祷師】【探索者】他

エンブリオ:【安穏静殿 エレクテイオン】

備考:四人組のパーティのメンバー。

 実はネナベ(リアル女)。アバターは栗毛で笑顔を絶やさないゆるふわ系イケメン。

 烏丸(リアル)の幼馴染、だけど多分その設定が描写される事はない。

 

 <Infinite Dendrogram>でのプレイスタイルは世界派であり、パーティを組んで行動している時以外は大体町内でのクエストをハシゴしては何らかの小物を報酬代わりに貰って【エレクテイオン】を飾ったりしている。

 どちらかと言えば気弱で内気な性格だが、この世界では優しい性根を思う存分発揮している様だ。

 ビルドは完全にサポート特化。エンブリオも戦闘には全く向いていない為そういう性分なのだろう。

 実は烏丸がもっとこの世界に傾倒する様に画策している。

 

 

 

 

名前:弥生

年齢:20

メインジョブ:【剣豪】(剣客系統上級職)

サブジョブ:【剣客】【死兵】【剣士】【剣聖】他

エンブリオ:【永劫時転 エイヴィヒカイト】

備考:四人組のパーティのメンバー。

 実はネナベ(リアル女)。アバターは銀髪で小柄なクール系イケメン。

 烏丸(リアル)の通っていた剣道場の後輩、だけどきっとその設定が描写される事はない。

 

 <Infinite Dendrogram>でのプレイスタイルはどちらかと言えば遊戯派であり、デンドロにインする時は大体仲間内の誰かと一緒に組んで行動している。

 見た目や雰囲気に反して人懐っこい性格をしており、好奇心も旺盛だが空気は読めるのであまり出しゃばらない。

 ビルドは典型的な前衛剣士であり、味方補助・防御に優れたエンブリオを用いる事でパーティ全体の支援する事も可能。

 しかし、エンブリオの固有スキル発動に必要なMPが足りないので結構ポーション等の回復アイテムに頼りがち。

 ジーニアスを参考にして【退魔師】でも取ろうかと考えていたりする。

 

 

 

 

名前:エリーシア

年齢:22

メインジョブ:【大陰陽師】(陰陽師系統上級職)

サブジョブ:【陰陽師】【結界術師】【符術師】他

エンブリオ:【暴慙竜 タラスク】

備考:四人組のパーティのメンバー。

 実はネナベ(リアル女)。アバターは司祭服を着た包容力のある青年系イケメン。

 烏丸(リアル)の従姉、だけどおそらくその設定が描写される事はない。

 

 <Infinite Dendrogram>でのプレイスタイルはどちらかと言えば世界派であり、リアル過ぎる五感やティアンの人達との交流を経て本当に現実なのかそうでないのか日々煩悶としている。

 パッと見優しくてコミュ力のあるお喋りお兄さん。しかしパーティ内では一歩引いた位置からパーティの仲間を助ける役目を自分に課している。

 その性格やビルドを語る上で外せないのは特大のデメリットスキルを有するエンブリオである【暴慙竜 タラスク】。

 その固有スキルによって他者を殺傷する事を自ら禁じており、ビルドも本来は魔法攻撃も可能な【陰陽師】系統を主に習得しているが、彼の場合は完全に補助特化として扱っている。

 それでも才能があったのか、それとも自ら選択肢を狭める事で対応が良くなったのか【タラスク】の防御性能も相まってパーティの大黒柱としての役目を十分以上に果たせている様だ。

 

 

 

 

名前:モョモト

年齢:16

メインジョブ:【大戦士】(戦士系統上級職)

サブジョブ:【戦士】【武士】【大武士】【修行者】【狂戦士】【開拓者】他

エンブリオ:【極天覇道 ハジュン】

備考:ジーニアスが武闘大会“若葉の乱”本戦第一回戦目で戦った相手。

 アバターはリアル準拠の少年と青年の狭間な年齢。黒髪に目つきの悪い灰瞳で相手を睨んでいる様に見える。

 実はあの武闘大会が始まるまでずっとソロで活動していて、【宝櫃】も亜竜級モンスターをソロで討伐して手に入れた強豪だった。

 その一ヵ月で培った戦闘技術も元々の戦闘に関する才覚も決して低い訳ではなかった。

 だが悲しいかな、彼の戦闘技術は基本的に大して戦闘技術なんて望むべくもないモンスターであったし、彼のエンブリオはそれによるゴリ押しを許容できる程にはその状況に最適であったし、それについて指摘してくれたり手本になれる様な仲間も居なかった。

 しかし、一回戦による瞬殺劇による敗戦後は意識を切り替え、積極的に周りの猛者の技術を吸収する事でどんどん強くなっている様だ。

 

 <Infinite Dendrogram>でのプレイスタイルはどちらかと言えば遊戯派であり、基本的に討伐クエストを受けてモンスター狩りに明け暮れる毎日。

 たまに知り合いのクエストに同行する事もある。どの道戦闘以外の仕事はない。が、前衛としては一流以上の仕事ができる。

 しかし戦闘狂という訳でもないようで決闘にはあまり興味はないらしい。

 ジーニアスは彼のエンブリオはステータス補正特化型だと思っているが……本当はスキルに対するリソースもかなり割かれている。

 

 

 

 

名前:植田明

年齢:46

メインジョブ:【連闘士】(闘士系統派生上級職)

サブジョブ:【戦士】【武士】【闘士】【罠狩人】【巧罠狩人】【狩人】【密偵】

エンブリオ:【苦鍛窮宮 ダイダロス】

所属:<月世の会>天地支部所属

備考:武闘大会“若葉の乱”本戦参加者。

 大会後の打ち上げで各々でフレンド登録する事を提案した人。

 老いて尚猛々しく元気になる系おっさん。若い頃は何らかの武術をやっていたんだとか。

 

 そんな人なのに<月世の会>の信者。アバターも名前も書くまでもないがリアルに準拠している。

 <Infinite Dendrogram>でのプレイスタイルは勿論世界派。全盛期の活力で動けるし娘と遠慮なく一緒できるあの世界を終の住処と決めたとか。決めるのはまだ早いですよ。

 エンブリオは直接戦闘には殆ど役に立たないのに決闘に結構参加している天地にそこそこ居るエンブリオに頼らず自身の技量だけで戦う系修羅。

 決闘にクエストに布教に若人の指導にと日々が充実している。

 

 

 

 

名前:植田瞳

年齢:14

メインジョブ:【影】(隠密系統上級職)

サブジョブ:【隠密】【忍者】【上忍】【毒術師】【旅人】他

エンブリオ:【夜隠外套 ニュクス】

所属:<月世の会>天地支部所属

備考:忍者の里で出会った少女で植田明の娘。

 勿論と言うべきかこの娘も<月世の会>の信者。

 <マスター>の【忍者】の中では珍しい忍んでいる【忍者】。

 口数少なく、物静かで自分の意見もあまり主張しないのが玉に瑕。

 

 リアルでは盲目の上身体が弱く、その為世を儚んで<月世の会>に入信していた。

 その為この世界に来てからは大はしゃぎ……はしていなかったが内心では非常にテンション高く憧れ(?)の【忍者】になったが、同じ<マスター>の【忍者】なのにNINJAな同期達を見てやきもきしていた様だ。

 それもあって後輩たちはちゃんと育てると言葉に出さず意気込んでおり、指導クエスト等は積極的に請けてくれる(【忍者】ギルドにとって)ありがたい人。

 <Infinite Dendrogram>でのプレイスタイルは当然世界派。父親と違って布教は殆どしていない。

 エンブリオは一言で言うと気配や音、臭い等も消せる透明マント。光と闇属性に対する耐性も持っている。

 

 

 

 

名前:イーズ

年齢:不詳

メインジョブ:【大魔術師】(魔術師系統上級職)

サブジョブ:【魔術師】【賢者】【司祭】【学者】【探究者】【闇術師】他

エンブリオ:【神秘極槍 オーディン】

所属:<妖精女王FC>

備考:レジェンダリア(変態の国)から<アクシデントサークル>に飛ばされてやってきた変態を隠している変態。

 <マスター>としては珍しい小人系のアバター。妖精の様な羽根に緑髪で空を往く姿は正に妖精に見えるとか見えないとか。

 アバターの作成は会心の出来だったのだが、滲み出ているかもしれない変態性を隠し切るのは足りなかったかもしれない。

 【妖精女王】様が居なかったら多分<YLNT倶楽部>に入っていただろう。

 

 <Infinite Dendrogram>でのプレイスタイルはどちらかと言えば遊戯派であり、【妖精女王】様の為に、【妖精女王】様の治めるレジェンダリアの為に身を粉にしてクエストを請けている。

 現在は遠く離れた天地の地に居る事を同行者のカインやジーニアス等には悟らせずとも内心悔やんでいる。

 ビルドは完全に西方の魔法特化型ビルド。

 本人も魔法に関する適性(センス)を偶然にも有していたらしく、エンブリオの力も相まってレジェンダリアでは屈指の実力者だった。

 

 

名称:【神秘極槍 オーディン】

<マスター>:イーズ

TYPE:エルダーアームズ

能力特性:魔法構築、魔法解析

到達形態:Ⅴ

スキル:《ミーミルの瞳》《大神の叡智》《古のルーン》《狂える贄の魔法(オーディン)

モチーフ:北欧神話における主神にしてルーンを見出したとされる神“オーディン”

紋章:血を流す神

備考:短槍型のアームズ系統のエンブリオ。

 アームズ系統ではあるが、武器としての機能はあまりなく、杖の代わりの様な物である。

 その真価は魔法の行使という一点にあり、それぞれの固有スキルが魔法スキルの解析、制限を無視した魔法スキルの構築、そして自身が行使する魔法スキルの強化、とマスターと同じく完全に魔法に特化したエンブリオとなっている。

 また、固有スキルの応用で事前に構築・チャージ・詠唱を完了させた魔法をエンブリオにストックしておいたり、構築してある魔法スキルに()()魔力を上乗せしたりととにかく魔法に関しては自由度が高い。

 必殺スキルはオーディンがルーンを見出した際の出来事の再現なのか、自身の最大HPを削り、その削った量に比例して魔法スキルの威力を極限まで高める物。

 この必殺スキルを使用する際は魔法スキルに必要なチャージや詠唱をある程度無視して魔法を発動する事ができる。

 

 

 

 

名前:カイン

年齢:不詳

メインジョブ:【高位魔法槍士】(槍士系統派生魔法槍士系統上級職)

サブジョブ:【槍士】【魔法槍士】【疾風槍士】【土術師】【陰陽師】他

エンブリオ:【若枝穿槍 ミストルティン】

備考:レジェンダリア(変態の国)から<アクシデントサークル>に飛ばされてやってきた修羅。

 20代の青年に見える金髪のアバターだが老練とした雰囲気を纏う強者。

 割と天地に飛ばされてきたのを楽しんでいるがイーズの手前あまりそういう様子は見せない大人な人らしい。

 実はリアルでは妻子持ち。しかも“組織”と何らかの関係があるのだとか。

 

 <Infinite Dendrogram>でのプレイスタイルは世界派であり、積極的にクエストを請けて回っていたりする。

 一応国家元首(【妖精女王】)を崇めるイーズと出会ったのも反乱者を狩るとあるクエストが切っ掛けであり、それからはエンブリオの共通項やリアルの年齢が近いとかで仲良くなっていった。

 ビルドはそこそこありきたりな魔法戦士型のビルドであるし、合計レベルも突出して高い訳ではない。

 しかし、それでも彼を強者たらしめているのは卓越した戦闘技術……リアルスキルがある故だろう。

 

 

名称:【若枝穿槍 ミストルティン】

<マスター>:カイン

TYPE:ルール・アームズ

能力特性:??

到達形態:Ⅴ

スキル:《神詐く誑惑(ギュルヴィ)》《神持つ神咒(ルーン)》《神刺す妖枝(ホズル)

モチーフ:北欧神話において何者にも傷つけられない光の神、バルドルを貫き絶命させたヤドリギの枝“ミストルティン”

紋章:何かを貫いている細い枝

備考:槍型のアームズ系統のエンブリオ。

 固有スキルにややリソースを偏らせており、ステータス補正もそこそこに武器としても攻撃力以外の装備補正はなく耐久力も少ないエンブリオ。

 だが、リソースを偏らせている固有スキルも方向性はバラバラなのはマスターが“色々とやってみたい”と思っていた故か。

 基本的に下級の時点で習得していた三つのスキル――感知無効化、魔法適正に魔力(MP)強化、敵手防御無視、を強化していく形で進化している。

 それぞれの固有スキルは間違いなく強力なのだが、発動と持続にコストを要する等デメリットも目立つらしい。

 

 

 

 

名前(アバター):エメラダ・オーシャン

名前(リアル):桑木雫

アバター(リアル)年齢:25(9)

メインジョブ:【船長】(船員系統上級職)

サブジョブ:【船員】【指揮官】【司令官】【海賊】【探索者】他

エンブリオ:【操海魔船 ヴェパル】

備考:グランバロアに属しているマスター。リアルで理少年と同じクラスでデンドロを続けている珍しい子。

 最近やっと頼りにしていた船員(クラスメイト)達が復帰して内心凄くほっとしていたらしい。

 クラスの女子達のまとめ役みたいな子であり、途中の学年からやってきて速攻で孤立していた理少年の事を多少は気にしていた。多少は。

 理少年とはデンドロの話をよくする仲となっているが、実は理少年のその際のテンションの高さに少し早まったかもしれないと今では思っている。

 

 <Infinite Dendrogram>でのプレイスタイルはどちらかと言えば遊戯派であり、海賊RP――と言ってもグランバロアに所属する清く正しい(?)海賊船(私掠船)を操るワイルドな女船長をやっている。

 特にエンブリオが大型の戦闘艦なのもあり、ビルドも完全に船員指揮に特化している……のだが。

 完全に指揮に特化してしまったあまり本人の戦闘能力は殆どなく、一緒にやっているティアンの船員達の練度もそこまで高い訳じゃないので特別な船員(クラスメイトの友達)が居ない間はかなり戦闘がきつかったのだとか。

 

 

 

 

名前(アバター):ヤマト

名前(リアル):敷島真

アバター(リアル)年齢:20(9)

メインジョブ:【剛槍武者】(武士派生槍武者系統上級職)

サブジョブ:【闘士】【剛闘士】【武士】【槍武者】他

エンブリオ:【剛力帯 メギンギョルズ】

備考:天地に所属しているパーティ名〈聖戦の終焉(ジハード・ラグナロク)〉のメンバーの一人。

 実はリアルでジーニアス君と同じ小学校の子だったようだ。

 ちなみに、アバターの姿は黒髪黒目で長身のゴリゴリマッチョメンだが、リアルでは典型的な眼鏡のガリ勉君みたいな子らしい。

 勿論アバターでは眼鏡を掛けていない。

 

 <Infinite Dendrogram>でのプレイスタイルは遊戯派であり、基本的に深く悩まず考えずな脳筋キャラの様に振舞っている。敗北を気にせずに突撃あるのみの脳筋っぷりは逆に気持ち良いかもしれない。

 戦法もそれに準じたステータスとエンブリオの力を活かした力押しを基本としており、〈聖戦の終焉〉では切り込み隊長として最前衛でばりばり戦っている。

 その戦法が果たしてリアルが小学生故の技量や思考の限界なのか、それともそう振舞うロールプレイなのか、もしくは自身に発現した〈エンブリオ〉を最大限生かそうとした結果なのかは……本人しか知らないだろう。

 ……ちなみに、そんなデンドロ内では粗野なキャラだがリアルでジーニアス君と遭遇した時は普通に礼儀正しく接してくれたそうな。

 

 

名称:【剛力帯 メギンギョルズ】

<マスター>:ヤマト

TYPE:エルダーアームズ

能力特性:力

到達形態:Ⅳ

スキル:《神力剛腕》《神力付与》

モチーフ:北欧神話における大神トールが所持していた力帯“メギンギョルズ”

紋章:光輝く腕

備考:モチーフ通りの力帯型のエンブリオ。装備部位はアクセサリー。

 その能力特性もモチーフに勤めて準じている単純な物で、即ち唯々使用者に“力”を与える物。

 ステータス補正もSTR・END・AGIが全体的に高い物理型でバランスタイプのエンブリオ。

 ただし、アームズタイプとしての力はあまりない(多少の耐性を付与する程度)。

 固有スキルはSTRを3倍化する《神力剛腕》とHPを消費して装備している武器の攻撃力と硬度と耐久力を数倍化する《神力付与》。

 実はエンブリオの特性的にメインの筈の《神力剛腕》よりも武器の硬度や耐久力を上げる事で槍や棒を立派な盾や凶器に変えられる《神力付与》の方が有用だと思っているとか。

 

 

聖戦の終焉(ジハード・ラグナロク)

 天地の慶都を中心に活動する<マスター>とティアン混成のパーティ。

 その能力は天地らしく戦闘特化……ではなく、実は割と余程特殊な事でなければやれる能力はあるのだが、本人達の気質が戦闘に依っているので主に戦闘系の依頼や決闘で活動している。

 所謂半固定パーティであり、各々の都合で一緒に動いたり動かなかったりするよくある半固定パーティの動き方と言える。

 メンバー:

 【鬼武者】ああああ:【魂霊探 ラグズ】という、探知・感知能力を有するエンブリオを保有する。

 <マスター>にしてリーダー。勇者っぽいキャラ性を諦めきれず魔法戦士みたいなビルドを目指して何故か【鬼武者】になった。

 【疾風槍士】輪廻丸曲輪:【風精大風 ジン】という、暴風を巻き起こせるエンブリオを保有する。

 <マスター>でありムードメーカー。大雑把なエンブリオだけど戦闘能力ではパーティ内でヤマトと双璧を成す。

 【大山賊】sealer:【覚知魔眼 クトゥルフ】という、遠視・透視・幻視能力を持つ義眼のエンブリオを保有する。

 <マスター>兼ボケ役。【鑑定士】も取っていた。理由はお察し。

 【剛槍武者】ヤマト:上記の通り。脳筋キャラが皆に受け入れられて凄く楽をしている子。

 【剣豪】迦楼羅瑠璃:ティアン。↑みたいな奴らが集まって心配だったから指導役を買って出てくれた聖人みたいな人。

 実質サブリーダー。まだ未熟な<マスター>達に合わせて気軽にジョブリセットしてレベル合わせたりする。

 そんな所まで設定していたが特に覚える必要はないかもしれない。

 

 

 

 

名前:アキラ

年齢:17

メインジョブ:【高位巫女】(巫女系統上級職)

サブジョブ:【司祭】【巫女】【巡礼者】【僧兵】【修道士】他

エンブリオ:【戴天魔性 ダーキニー】

備考:慶都で一緒にクエストで組んだ<マスター>の一人。

 銀髪金眼の清楚な美少女のアバターの<マスター>。

 <Infinite Dendrogram>でのプレイスタイルは遊戯派であり、一緒にクエストで組む裏で実は黒い事を考えて……いたかもしれないしいなかったかもしれない。

 まぁ、今は犯罪を行うつもりは毛頭ないのですが。

 そんななのに件のクエストにおいては実はある意味一番の被害者枠。

 ビルドはエンブリオを除けば普通にそこそこ優秀な支援・補助役であったのだが……

 レベルに見合わぬ火力ですぐヘイトを稼いでピンチに陥る人とか、何も考えず脳筋突撃かまして状態異常食らって倒れ伏す人とか、足並みを揃える事を全く考えない速度狂だとか、そもそも規格外だとかのせいでめっちゃ苦労していたりした。

 多分クエストが貢献度システムだったらMVPだった。

 

 

 

 

名前:イダテン

年齢:24

メインジョブ:【通天飛脚】(飛脚系統上級職)

サブジョブ:【飛脚】【走者】【斥候】【従軍記者】他

エンブリオ:【神速輪天 イダテン】

所属:<Dendrogram・Information・Network>所属特派員

備考:慶都で一緒にクエストで組んだ<マスター>の一人。

 茶髪で長身痩躯の男性アバターの<マスター>。

 <Infinite Dendrogram>でのプレイスタイルはどちらかと言えば世界派であり、主に<DIN>で働く走り屋の青年。

 合計レベルこそ300を越えていたが、実は戦闘経験はあまりなく、殆どはジョブクエストで経験値を稼いでいたある意味剛の者。

 当然ながらパーティの連携など全く経験がなく、とりあえず間引きクエスト――モンスターを大量に狩らなければならないクエストなのだからモンスターを探さなければ、と思ってしまったのがある種運の尽き。

 AGIはあるんだから回避盾に徹していれば良かったものを、とにかくモンスターを集め探そうとそのAGIと疾走に特化したエンブリオの力をふんだんに使ってフィールド中を走り回ってモンスターを引き連れて(トレインして)来る始末。

 注意してからは流石に同じ事は繰り返さなかったが、やっぱり攻撃能力の無さは如何ともしがたかかったようだ。

 パーティメンバーで案を出し合った結果、最終的に味方の輸送役に落ち着いた。

 

 

◇◆

 

 

名前:鵺太坊

年齢:不詳

メインジョブ:【混沌(トリックスター)】(道化師系統派生超級職)

サブジョブ:不明

エンブリオ:【覚醒進化 エヴォリューション】

所属:天地討伐ランキング1位。他不明

備考:慶都で一緒にクエストで組んだ<マスター>の一人。

 凝った美丈夫のアバターの<マスター>であり、現時点の<マスター>の中では非常に数少ない超級職の一人。

 その上、天地の討伐ランキングに名を連ねている為、非常に有名。しかし遭遇率は低いんだとか。

 <Infinite Dendrogram>でのプレイスタイルはおそらく世界派であるが、その神出鬼没さから普段は何をやっているのかはよく分かっていない。

 たまに気まぐれに現れ、気まぐれに<マスター>を助けたり助けなかったりするらしい。ジーニアス曰くただの浪漫派。

 ビルドに関しても不明だが、超級職である【混沌】による非常に高いステータスと様々な攻撃方法、そしてエンブリオによる多様なスキルを惜しんだり惜しまなかったりする、今の<マスター>の水準からすれば規格外と言えるレベルの実力。

 慣れぬ連携に悪戦苦闘する他のメンバーを前に何故か満足そうな表情をしていた。

 

 

混沌(トリックスター)】:道化師系統派生超級職。

 【超道化師(オーヴァー・クラウン)】とはちょっと趣の変わった方の超級職。

 多彩な道具を使った状態異常スキルや軽業、錯乱スキルを得手とし、就職条件もある程度は判明している【超道化師】とは違い、固有スキルや就職条件が殆ど不明である。

 だが、そのジョブに就いている者が多彩なスキルを使用する所が目撃されていたり、【王】系統に比肩し得る高い非常に高いステータスを誇っている等の情報はある。

 その事から、もしかしたら【混沌】は【王】と【神】の特性を併せ持つ超級職――高いステータスと、自由度の高いオリジナルスキル作成能力による正に“混沌”の様な何が出てくるか分からないジョブなのではないか。

 識者達の間ではそう噂されているが、その真相を知っている者は【混沌】に就いている本人だけだろう…………

 

 ……と、いう事になっている。

 所で、全く関係ないけど進化と道化って字面が似てると思いませんか?

 

 

◇◆◇

 

 

 

□<ティアン>

 

 

 

 

名前:西白寺春香

年齢:12

メインジョブ:【光華武者】(華武者系統上級職)

サブジョブ:【華武者】【斥候】【軽剣士】他

役職:西白寺領大名家次女

備考:ジーニアスが武闘大会“若葉の乱”本戦第二回戦目で戦った相手で、おそらく現時点のジーニアスのデンドロ生活で一番深く関わった人物。

 真面目な努力家。【陰陽頭】の娘だと言うのに魔法系のジョブに対する適性が全く無かったのをかなり気にしていた。

 実は周囲からはもっと気を抜いていいのに、と思われていたが打てば響く様なその性格が気に入られて客分達にも良く訓練や指導を付けて貰っていたりした事もあり、ティアンの同年代の中では実力は高い方だった。

 無自覚系修羅。

 

 当作品の(現時点での)ヒロイン候補。……かもしれない。恋愛要素があるのかと言われると未定ですけど。

 <マスター>の増加後は武闘大会に出場させられたり、〈UBM〉との戦闘に連行されたりと悩む隙もない程のハチャメチャな道中だったが、同年代かそれ以下で自分よりも強い子との出会いに感じる所があったらしい。

 特に<マスター>の中でも長く接してきたジーニアスの事を少し気にしていて、学園寮へ行った後から文通を開始した。

 現在は天地の学園で様々な事を学ぶ為に慶都の寮で過ごしている。天地の学園はそれはそれで<マスター>達との日々とも比較できる程に凄いらしい。

 

 

 

 

名前:西白寺泰央

年齢:39

メインジョブ:【陰陽頭】(陰陽師系統上級職)

サブジョブ:【陰陽師】【結界術師】【占術師】【符術師】【式神術師】【神祇官】【大陰陽師】【高位占術師】

役職:西白寺領大名。【陰陽師】ギルド長。

備考:大白宮の都、西白寺領を治める大名。

 天地に覇を唱える大名の一人であり、大名達の中では保守派であり、南北に領地を持つ【超忍】【巫女姫】らと同盟を結び近隣の大名を牽制している。

 隔絶した能力を持つ超級職に就く者であるが、【陰陽師】系統の性質からして実は直接戦闘はそこまで得意ではないとの事(それでもカンスト武芸者程度なら軽くあしらえるが)。

 尤も、得意としている占術を用いてほぼ常に最善手を取れる彼の前に多少の不得手など無いも同然なのだが。

 しかし、その占術を用いてすら家族の機嫌を直す方法は分からないのだとか……

 我が子を思って躊躇いもなく千尋の谷に突き落とす系修羅。

 

 <マスター>増加後はリソースの膨大な増加により占術の精度が落ちるトラブルがあったものの、そのトラブルや世界中の混乱の中でも自身や家族、大白宮の者達にとってどう動くのが最善か常に考えていた。

 結果として、大白宮は<マスター>歓迎の意を表し、様々な優遇措置を取っているが……それがどの様な未来へと繋がるかは、いまだ彼の占術を以てしても占う事はできない。

 それはそれとして気にしていた次女ととある<マスター>が接近しているのも、それはそれであの子の幸せの為ならば、と思っている。

 

 

 

 

名前:竜胆直寿

年齢:34

メインジョブ:【鎧武者】(武士系統派生上級職)

サブジョブ:【武士】【格闘家】【拳士】【気功拳士】【脚士】【剣武者】【双剣士】

役職:西白寺領客分。<マスター>増加前天地決闘ランキング22位→現時点ではランク外

備考:〈神造ダンジョン〉への案内役を務めた歴戦の猛者。

 若い頃に手に入れた伝説級特典武具【全刃鎧装 シューベルト・ソーン】を手に堅実な実力を持つ武芸者。

 当然ながら最大の武器にして防具である特典武具を扱った戦闘が最も得意であるが、実は剣も槍も弓も棒も一通り扱える。

 20代前半の頃は荒れていたらしい。旅の最中に武器を持たずに敢えて賊に狙われる様にしているのはその時の名残りだとか。

 各国を巡る武者修行の旅を終え、天地に戻り、西白寺領に招聘されて一つの場所に留まる様になってからは落ち着いたとの事。

 さわやかな笑顔の裏で修羅。

 

 <マスター>増加後はまた向上心が湧き上がって来たらしく訓練にも力が入っており、泰央氏にも助言を賜り超級職への道を探っている。

 <マスター>達がレベルアップやエンブリオの進化により力を付けていき、最近決闘ランキングからも落ちてしまったが、これも己の実力不足と不明を恥じ、<マスター>の研究にも興味を持ち始めたのだとか。

 とりあえずの目標は先日負けてしまったつい最近までまだ若輩だと思っていたジーニアスに対するリベンジ野試合。

 

 

 

 

名前:不動藤十郎

年齢:85

メインジョブ:【鬼神武者】(武士系統派生鬼武者系統超級職)

サブジョブ:【武士】【剣武者】【剣客】【剣豪】【鬼武者】他

役職:西白寺領客分。天地決闘ランキング12位

備考:ジーニアス達に野試合のマナーについて説教したお爺ちゃん。

 若い頃はジーニアス達や蔓延る<マスター>以上に無法をして周囲に迷惑を掛けていたんだとか。

 天地ならば良くある事らしい。鬼の血が入っていたのも関係している。……かもしれない。

 剣術と神通力を以て戦う正統派(?)な超級職。

 その神通力で死角を塞ぎ、種族変更系の常として耐性やステータスも高い為純粋戦闘力では大白宮最強。

 最近は若い者に指導や稽古を付けたり、隙を見てモンスターを討伐しに行ったりと修羅としてはある種らしい余生を過ごしていた。

 超級職目当てで首を狙ってくる輩もここ数年は全然居なかったし。

 合理的修羅。昔は超級職の座を巡って血で血を洗う戦いを繰り広げていた。

 

 <マスター>増加後は間違いなく“何か”が起こると察し、基本的に大白宮を長く離れずに活動している。

 見込みのある大白宮の<マスター>には手ずから指導したり稽古をつける事もある。

 

 

 

 

 

名前:エイル・ミーシュルン

年齢:827

メインジョブ:【賢人】(学者系統上級職)

サブジョブ:【学者】【魔術師】【探究者】【幻術師】【幻影術師】他

役職:【学者】ギルド所属

備考:レジェンダリア出身の<マスター>馬鹿なエルフ。

 物心がついた頃が丁度<マスター>の伝説が増え始めてきた時期だった事や、師匠が特に<マスター>について詳しかった事もあり、どんどん<マスター>沼に自分からはまり込んでいった。

 今では立派に伝説上の存在である<マスター>についての学問である『マスター学』を修める権威の一人。

 幾度も繰り返したフィールドワークと長年蓄えた知識によって、彼女よりも『マスター学』に精通しているのは師である数代前の【大賢者】以外には居ないだろうと豪語しているのだとか。

 それでも未だ知識欲は留まる所を見せず、西に<マスター>が居ると聞けば高価な竜車で向かい、東に<マスター>の影在りと聞けば全速力で船を漕ぎ海を渡る程の<マスター>馬鹿。

 歴史に登場する<マスター>の数は多くないが、その中でも特にキャット一族が好きでその行動や伝えた知識などを一々プロファイルしている程。だって一番色んな情報をくれるティアンの世界にも有難い<マスター>だからね!

 

 <マスター>増加後はそりゃぁもうテンション爆上げで<マスター>の紋章を見つけては突撃見つけては突撃を繰り返していたら短気な<マスター>に殺されそうになったので流石に少しだけ自粛した。少しだけ。

 それでも隙があれば<マスター>に突撃して色々話を聞いたり、その対価に多少の助力をしていたり話を聞けなくても助力をしてくれたりするお助けお姉さんエルフ。

 数ヶ月以上を掛けて中央大陸をゆっくりと横断し、現在は七大国の中でも唯一の島国である天地の<マスター>について調べている途中。

 

 当然ながら、調べた情報は兄弟弟子達や師匠の後継者達とも共有中。学問とは共有し合う物でもあるのだし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

□??? 天野理/ジーニアス

 

 

 

 

 夢に微睡む最中の、浮ついたような感覚の中に、僕は居た。

 この心地よい感覚はどちらの世界でも、それ以外でも変わらず僕を穏やかに包んでくれている。

 起床時間まではまだそこそこ時間が空いている為、この至福の時間は自分一人だけで甘受できる。

 

 目を瞑りながらもその事に頬を緩め――微睡んだ意識の中で、今までの事を回想する。

 

 今までの、短い短い人生を――そして、その中でも大部分を占めるかの世界、<Infinite Dendrogram>での出来事を。

 …………強敵達の事を。

 

 

 ――隔絶した、特異なる“力”を持った相手が居た。

 

 極光を纏う名剣。初めて戦った絶大な力を持つ〈UBM〉の一体、【極光剣精 ラスリルビウム】。

 彼我の相性差や作戦もあって何とか勝利できたものの、あの時点の素の実力差は認めずにはいられない程で、常であれば勝ち目なんてないと言える様な相手だっただろう。

 

 無慙なる時の流れを象徴する様な固有スキルを有する、樹精の〈UBM〉、【虚樹錆香 ホロゥラストル】。

 同じ様に、相性差を以て戦いに挑んだ筈なのに、未知の、強力に過ぎる力によって容易く敗走させられた強敵。

 

 ……そして、何処か〈UBM〉と()()()()感覚を覚えさせる、現在は天地最強の<マスター>との名声も名高いあの鵺太坊さん。

 その力の全容は数日一緒に戦った程度では計れる物ではなく、おそらく唯モンスターを殲滅するだけであれば、彼一人でも十分に余裕があっただろうと確信できる程の強者。

 ……他の<マスター>と比べても別格の力を持っていたあの人に関しては、それ以外にも同じ雰囲気を感じた事があるんだけども――まぁそれは今はいいかな。

 

 

 ――こちらの世界には殆ど見られない、“魔法”に長けた相手が居た。

 

 それは例えば、魔法の国、幻想の花園レジェンダリアからやってきた妖精の<マスター>、イーズ。

 本人の才覚とエンブリオの力によって、超級職の魔法すらも的確に操り万難を排する、僕が知る中でも数少ない強力な魔法使い。

 

 そして、大白宮を治め、天地の【陰陽師】達の頂点に立つ――【陰陽頭】西白寺泰央さん。

 戦闘は得意ではない、と当人は言っているけども、それでもどの部類の陰陽術であろうとも他の上級職の人達をも容易く凌駕し、闘技場の舞台では不動さんとも戦り合えるその実力は、あの超級職を世襲でただ継いできた訳ではないという事を感じさせる。

 

 

 ――武術も、そしてあの世界ならではの術法も組み合わせ戦う、“戦技”に優れた相手が居た。

 

 大白宮の二枚看板、泰央さんの懐刀である鬼の血を、鬼の力を宿した【鬼神武者】の不動藤十郎さん。

 鬼の身体能力に妖としての神通力を、人としてジョブスキルを通じて戦う戦巧者にして、超一流の剣士を兼ねる大白宮屈指の武芸者。

 

 他にも、<マスター>とは思えない程にその道に手慣れている猛者である、カインさん。

 エンブリオの力を、魔法を、己が持つ戦闘技術を融合させるその様は……僕の戦い方の理想形だと自分では思っている。

 

 

 ――そして、今思えばそれ以降の僕のあの世界での生活の転機となった武闘大会で出会った、力を、技を競う戦友達。

 

 基礎能力(ステータス)に優れる僕よりも、二回り以上も高いステータスを誇っていた強敵、モョモト。

 あの武闘大会では隙を突いて快勝出来たけども、次に出会った時にはステータスだけでなく、戦闘技術も想像以上に向上していた驚いた……負ける訳には、いかない。

 

 ――そして、カシミヤ。

 非常に珍しくも、同年代でありながら天地の武芸者達の中でも突出した剣術を抜刀術を操り、幾度となく一緒に味方としても、敵手としても戦い合った相手。

 他の強敵達以上に、負けたくない相手。

 

 

 

 ……誰も彼もが、並々ならぬ、容易くやらせてくれない強敵達ばかりだ。

 才があり、力があり、技があり、運があり、機がある。

 十全とそれらを磨き、鍛え上げてきた強者達ばかりなのだから、それも当然だ。 

 

 その大半が、今の僕では到底勝てない程の相手だという事を、認めざるを得ないだろうと思う。

 悔しくも思うが、それは間違いない事実だと僕自身だって納得している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そう、()()()()()勝てない相手だという事を。

 

 だから、僕はもっと強くなりたいんだ。

 ()()()よりも、もっと、もっと。

 

 強く、硬く、素早く、巧みで、賢く、上手く――そう、きっとなれる筈だから。

 力を、魔法を、技術を、戦術を。

 

 鍛え上げ、育て上げ、磨き上げ、練り上げて、きっと高見へ……彼らの所まで、行ける様に。

 

 

 

 いつか、絶対に勝てるから。

 絶対に、勝てる様にになれる程に――強くなるから。

 

 何故なら――

 

 

 

 

 何故なら、僕は――天才(ジーニアス)なのだから――

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

□主人公

 

 

名前(アバター):ジーニアス

名前(リアル)天野理(あまのおさむ)

年齢:9

メインジョブ:【結界術師】(陰陽師系統派生下級職)

サブジョブ(下級職):【退魔師】【陰陽師】【剣武者】【従魔師】【光術師】【風術師】【隠密】

サブジョブ(上級職):【剣鬼】(武士系統派生剣武者系統上級職) 【影】(隠密系統上級職)

エンブリオ:【至光天 アダムカドモン】

キャラ紹介:当作品の主人公である養殖天災児。

 とある研究所から“組織”に救出され保護されてきたジャンル違いっぽい人工的な天才(デザイナーベビー)

 才を持つ物(ハイエンド)

 ハイエンドとしての才能は現時点ではそこまで発揮されていない。

 学校ではその天才性を無駄に発揮して無事に孤立していた。

 最近は少しずつ改善傾向にあるらしい。少しずつ。

 家では親代わりである保護者の明日香と勝を相手に穏やかな日常を送っていたのだが……<Infinite Dendrogram>と出会った事で、その日常は変貌を遂げた。

 

 <Infinite Dendrogram>での彼は、一言で言えば無邪気に<Infinite Dendrogram>での全てを楽しもうとしている子供。

 コテツ達と共にその深い世界観を楽しみ、もう一つの世界としてティアンの人達との交流やクエストを積極的に受け、<マスター>としてエンブリオの進化に一喜一憂し――そして何よりも全力で“強く”在る事を望んだ。

 それは子供らしい顕示欲や征服欲と言った物ではなく――己の、人工的な天才である自分の才能ならばそれが出来るのだと当然の様に信じ込んでいるからだ。

 それは言わばローガン・ゴッドハルトと比べても間違いなく上回るであろう程に、自分の才能と言う物に絶対の信を置いているからだった。

 才能があるからとは言え現状で勝てない相手が居るという事も認識しているし、最終的な勝利の為であれば如何なる手段も辞さないというのはある種ローガンと似ているとも似ていないとも言える部分ではあるが。

 

 そんな彼の<Infinite Dendrogram>でのプレイスタイルはどちらかと言えば世界派であると言える。

 彼にとって<Infinite Dendrogram>は間違いなくもう一つの現実と言っても過言ではない――そもそも彼にとっては、現実(リアル)ですらも<Infinite Dendrogram>に出会うまでは半年程度しか確りとした意識を持っていなかった為、現実感が薄いという理由もあるのだが。

 自身の才能を遺憾なく発揮できるかの世界の事は非常に好意的に考えてはいる。

 

 ちなみに、例の研究所から出て約半年、“組織”の病院から退院してたったの四ヶ月という時期に<Infinite Dendrogram>という(ある種の)劇物と出会い、無事ゲーム廃人沼に突入しようとしている。

 尤も、それ以前から、病院に居る時から情操教育の為に大量の娯楽書籍(漫画)を与えられ、更には過保護な保護者達が学校での事を気に病んで流行りの娯楽遊具(ゲーム)を結構な量買い与えたり、恩人のお姉さんから大量のゲームを預けられたりしていたので、仮にデンドロに出会わなかったとしても似た様な道を辿っていたかもしれない……

 それを考えれば、現状はデンドロを通じて友人が出来かけているのでまだ健全な方だろう。…………多分。

 

 ビルドは器用貧乏なジョブの取り方をしているのを本人の才覚とエンブリオによる基礎ステータスの高さで補っている。

 また、現時点では珍しい特典武具持ち。

 伝説級特典武具、【極光天輪 ラスリルビウム】の《極光剣》を用いた攻撃魔法の連打は現時点でも威力だけなら上級職の魔法特化ビルドの攻撃魔法に匹敵する強力な攻撃だ。

 他にも《全主権限》によるジョブスキルを組み合わせた必殺技は幾つもあり、その数は108個あるとかないとか。

 

 

名称:【至光天 アダムカドモン】

<マスター>:ジーニアス

TYPE:ボディ

能力特性:全能&??

到達形態:Ⅴ

スキル:《光天使の身体》《全主相応(オールド・アヴァター)》《全主権限(オールド・オーダー)》《全主恩寵(オールド・グレイス)

モチーフ:神の似姿にして神に最も近いと言われる存在、“アダムカドモン”

紋章:真円の中に描かれた十字架

備考:世にも珍しいTYPE:ボディのエンブリオ。

 ただし機械だのスライムだとの違ってボディとしての特異性は比較的高くないのはご愛敬。

 よくマスターに地味だ地味だと言われる。必殺スキルでは見てろよ……!

 マスターの基本的な戦闘力を支えるいぶし銀な活躍はしている、はず。

 

 エンブリオの進化速度は実質初日組の準廃レベルのログイン頻度を鑑みて、野試合等で何度かデスペナしている事を考慮するとやや早い方。

 エンブリオのリソースの割り振りは少し偏ってはいるがバランス型に近く、ステータス補正にも固有スキルにも共にリソースが割り振られている。

 日記では全く言及していないが、天使なので実はアバターが無性になっており、性別が関係する状態異常を完全に無効化する(【魅了】【性別転換】等)。

 

 

 




 長いキャラ紹介を最後まで見て頂きありがとうございました!
 一度ちょびっとだけしか登場していない様なのまで書いたせいでキャラ紹介話で過去最長文字数とか……

 次章は、年内には開始したいと思います。
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