それとかなーーーーーり放置させてすみませんでした。(読む人いないだろうなでも書きたかったので投稿しました。)
まだ主人公すらまともに出てこれなくてすみません。頭のアウトプットが早くできるよう善処します。
新暦1005年某月のことだった。
「あ、お帰りフェイトちゃん」
「ただいま、なのは」
管理局の廊下を歩いていた高町なのは、彼女は向かいから歩いてきたフェイトととばったり出くわした。
2週間ぶりに会えた親友にふたりは互いの背中に腕をゆるく回し、抱きしめ合うことで無事を伝え合った。
「怪我はなかった?フェイトちゃん」
「うん、なのはは?」
「大丈夫、心配してくれてありがとう」
「こっちこそありがとう」
他愛のないその会話が何よりもふたりにとって嬉しかった。
「帰ってくるの早かったね、リンディさんは来週だって言ってたのに」
「うん、私も今回の事件は時間が掛かると思うってた。だけど奇妙な時空犯罪者だったから以上に早く捕まえる事ができたんよ」
奇妙な?となのはが聞き返した。
「犯人はあるロストロギアを所持しているとの情報があったの。1つは魔力を撃ち込むと特殊な波形を持つ魔力を周囲に放出して、使用者の魔力反応を撹拌するもので」
「もお1つは大気中の水蒸気さえあれば煙幕を発生することができるロストロギア」
そう言ってフェイトの言葉をアルフが引き継いだ。
しばらく遅れてやって来た彼女はフェイトの使い魔でもあり大切な家族でもある。
「アルフさん」
「よっ元気しにてたか?」
「うん。アルフさんもなにより」
挨拶をして元気であることを伝え合う。今回のフェイトの仕事にアルフも同行していたのだ。
「連中ったら運がなかったね。いざ2つを使用して逃走しようとしたときに限って、その2つのロストロギアが不調をきたしてね、あえなくご用になったって訳さ」
アルフはそう言ってふふんと鼻をならしていった。
「そんな事があったんだ」
「うん、その二つのロストロギアのおかげで今まで管理局から逃げおおせられたけど、それもこれでおしまい。何とか捕まえることに持ち込めたよ」
「うんうん。すごいよ、フェイトちゃん」
「あうぅ・・・ありがとう、なのは」
えへへと笑い合う微笑ましい二人の姿を眺めてアルフも心地よい気分だった。
「そうだ、後でマリエルさんが犯罪者から押収したロストロギアについて話があるんだって。一緒に行く?」
「うん、この後は特に用事はないから大丈夫だよ。でもなんだろうね」
首を傾げたなのはに私もさっぱり、とジェスチャーをするフェイトとアルフ。取り敢えず三人ともマリエルのところへ向かった。
「こんにちはマリエルさん」
「あらいらっしゃい、なのはさんも一緒だったのね」
彼女が待っている部屋に行くと、押収した二つのロストロギアが鎮座していた。
「はい、先程廊下で出会って一緒についてきました」
「そう。こちらも解析がひと段落したから先にあなた達に報告しようと思ってたの」
そう言ってマリエルは一つのディスプレイを立ち上げた。
「結論から言いますと、今ここにあるロストロギアは以前のような能力を発揮することは二度とありません」
「え?それは壊れたからですか?」
なのはがそう聞くと右隣にいたフェイトが首を振り否定した。
「いいや、犯人らによると盗みに入る直前までロストロギアは動いていたって。だけど、逃亡する際に急に魔力反応が減衰し、機能しなくなったと」
取り調べを行っていたフェイトが、使っていた本人ですら何の予兆も感じられずに使えなくなってしまったことに困惑してたことをなのはに話す。
「ええ、形状や残留している魔力を解析したら本局のデータベースに記載されていたものと一致していました。間違いなくこれは本物のロストロギアです」
マリエルが断定した。
「壊れてなかったとして、その犯人は魔法はなぜ発動できなかったのですか?」
「私も気になりました。本来の機能と現物とに一つだけ異なる点が有るのを見つけました。それは・・・」
『それは?』
三人が傾注し、彼女の言葉を待つ。
「ロストロギアに魔力がほとんど残ってないのです。自壊により内側に存在する魔力が外部に放出されることは稀ですがあります」
「しかしこのロストロギアは自壊どころかその予兆や損傷が1つも観測できません。まるで何者かによって意図的に内包する魔力のみを根こそぎ抜き取ったようにしか考えられません」
2つ目のディスプレイには二種類の数値と棒グラフが表示されていた。
それぞれのロストロギアの本来の魔力量に対して現物のソレを示す値はほぼゼロに近かった。
その場にいた全員が驚きを隠せずにはいた。
特に、なのはやフェイトはロストロギアに対してより印象が強かったため互いに困惑した表情で顔を見合わせていた。
「勿論並大抵の魔導師が利用することはおろか、大魔術師と呼ばれる方たちでさえ扱いが困難だからこそロストロギア(失われた技術)と呼ばれるのです。それを『莫大な魔力をほぼ全て』『暴発させることなく抜き採り出す』という行為をこうも完璧にやってのけた。・・・そんな人物がいるなんて今まで聞いたことがありません」
「だけど、いた。フェイトちゃんとアルフさんが押収したこのロストロギアがそれを証明している、そうですよね?」
なのはは動揺を押さえながらも考えを纏め、言葉にした。
「ええ、そうです。これは自然的に起きたのではなく人為的に起こされたものです」
そうマリエルはそう結論づけた。
「では今後、これらはどうなるのでしょうか?」
フェイトが質問を投げかけた。
「魔力を喪失したロストロギア自体、前例がなくてなんとも言えません。しかしロストロギアへ魔力を外部から供給する方法が存在しない以上、もはや『レプリカ』といっても過言ではありません。きちんとした保管をすれば安全でしょう」
真剣だった顔をしたマリエルが微笑し、緊張をやわらげた。
「そっか、じゃあそいつを使って悪巧みは出来ないってことだ。良かったじゃん」
「あはは・・アルフさんは前向きだね」
「アルフ、問題が全て解決したわけじぁないんだよ?」
なのはとフェイトはアルフの楽観に苦笑いした。
「まあまあ、おふたりさんともそんなにこんつめないの。うちのフェイトが頑張って事件を解決したから良いじゃないの?ね?」
「そうだね、1人でも悪い人を捕まえたフェイトちゃんはえらいよ。事件を解決してありがとう」
「な、なのは!?急にここで言われても・・でもありがとう。少しは元気になれたよ」
微笑むふたりにつられて回りも緊張がほぐれていった。
「んふふ。まだ調べることはあるけど、フェイトさんには後ほど判明した範囲での資料を送ります。本局に報告書を出すのをお願いします」
「はい分かりました」
「じゃあ、私はやてちゃんともこのことは話しておくよ、フェイトちゃん」
「そうだね、はやてにもこのことは知らせておいた方がいい。3人で話せばもっと何かが分かるかもしれない。」
「うん、大丈夫。私たちならきっとできるよ」
なのはに元気づけられ、フェイトを含めたその場にいた全員が前向きになれた。それぞれの立場で調査が断続的に続けられた。
奇妙な偶数から見つかった魔力が皆無なロストロギア。共に判明したこの事実はひと月後に発生した臨海空港の大火災の影響で彼女らの意識下から離れ、原因特定が分かるのは先延ばしとなるのであった。
行間を調整してたらもお投稿できるレベルでした・・・
どうしここまでやって放置したんだ、私は。
資格取得の為に時間を割いているため、更新は約束できませんが脳内に長年居座っている主人公クンを
彼女らに遭わせてあげたい気持ちはありますので、どうかお待ちください。