あともう少しで2000越えそうです。これも皆様のお陰です
ありがとうございます。
さて今回から新章、月光のエクスカリバー編です。
アニメにしたら第二期ですね。
冒頭、臨場感を出せるかどうかは分からない演出があります。
ではどうぞ。
第12話 不穏
「やられてる……。」
白いローブを被った二人組は横たわる死体を見て呟く。
「これは急がないといけないな。」
これはこれから起こることの幕開けに過ぎなかった
魔法の指輪…ウィザードリング…今を生きる魔法使いは、その輝きを両手に宿し、絶望を希望に変える
現在春人を抜いて、オカルト研究部はイッセーの家で活動していた。
いや……活動ではなく……アルバム鑑賞である……
「これが小学校の頃のイッセーなの」
「小さいイッセー…小さいイッセー…小さいイッセー…小さいイッセー…小さいイッセー…小さいイッセー…小さいイッセー…小さいイッセー…小さいイッセー…小さいイッセー…
「やめてぇえええ!!!!!母さぁああああああん!!!!!!!!」
イッセーの母親に幼き頃のイッセーの写真を見せてもらった途端リアスは何かに取り憑かれたように呪詛を唱え始めた……
「あっははは、いいじゃないかイッセー君。僕も楽しませてもらうよ」
そう言うと裕斗も置いてあったイッセーのアルバムを開いた。
「こら木場!!テメェも勝手にみてんじゃねぇー!!」
「あははは ん?………………っ!!!」
裕斗はイッセーのアルバムを見ていると一枚の写真に目を止めた。その瞬間裕斗の目が鋭くなった。
「ねぇ…イッセー君…………これに見覚えは………
その写真は幼き頃のイッセーとその隣に栗毛の髪を縛った少年がいた。その2人の間には形の整った大剣が置かれていた。
「え?ああ…まだガキの頃だったしあんまりな〜……
「これは……聖剣だよ……!」
「あれ?そういえば春人は?」
「春人ならお兄様に呼ばれて冥界に行ってるわ。」
冥界
「さあ。僕を呼んだ理由を教えてもらおうかな。」
「まあ君のことだから分かってはいたと思うが、話したいことが二点ある。」
サーゼクスはひと呼吸おき
「ひとつは……聖剣エクスカリバーが盗まれたらしい。」
それから数日経ち、人間界ではイッセーの家での出来事以後、裕斗の様子がおかしく、学園も休んでいた。
そして数日が経ち
「春人が!?まだ帰ってきてないの?」
「はい。電話しても出ないし。」
「困りましたわね~」
「全くこんなときにいないなんて……」
とつぶやいた瞬間
「ただいまー」
とテレポートで春人は現れた。
「春人(さん)(先輩)!」
「何処に行ってたのよ!貴方が居ない間に……「だいたい分かってるよ。裕斗の過去やエクスカリバーが盗まれたことをね。」え?」
リアスは僕がいない間の出来事を話した。
「成る程、それで裕斗は様子がおかしくなり、学校を休んでいるわけか。」
「そう…そしてその聖剣使いが今日ここへ来るの。貴方はインフィニティーを纏いしもの……神クラス以上の力を持つ……相手はおそらく…貴方を戦力に引き入れようとするわ。万が一勧誘されても乗らないよう気をつけて頂戴…」
「大丈夫だよ。サーゼクスとグレイフィアさんから言い含められているから」
そう言うとリアスは机からソファーへと移った
僕はその場で持ってきたドーナツを食べようとすると
「先輩…私も欲しいです…」
「いいよ〜(あっ!一個しかない。そうだ。)」
『コピー!プリーズ!』
僕はコピーを使ってドーナツを出し、子猫ちゃんに渡す。
「頂きます… はむっ… 〜♪」
「すげえー。」
「あなたって…もうなんでもありね…」
「あらあらいいじゃないですか。春人さん、私にも頂けますか?」
「いいよ〜 はい」
『コピー!プリーズ!』
「朱乃まで!?はぁ〜……これから会談なのに…」
「なんならリアスもどうですか?」
「……頂くわ」
そしてアーシアとイッセーにもあげた
それから何分かお茶会は続いた。
そして、数十分後、刻は来た。
ガチャ
「失礼する。ここがリアス・グレモリーのいる所だろうか?」
「えぇ。間違ってないわよ。座って頂戴」
「すまない」「失礼しま〜す」
入って来たのは白いローブを着用した青髪に緑のメッシュを入れた少女と栗毛のツインテールの少女であった。
「今回は会談を引き受けてくれて感謝する。」
「改めまして、リアス・グレモリーよ。教会の者が私達に何の用なのかしら?」
互いの自己紹介を終えるとメッシュの少女が話しを始めた。
「先日カトリック、プロテスタント、正教会側で管理されていた聖剣エクスカリバーが奪われました」
「え!?エクスカリバーって複数あんの!?」
イッセーは訳が分からず話しについていけなかった。
「ゴメンなさい……エクスカリバーの説明込みで話してもらえないかしら」
リアスの申し出にイリナという少女は頷きイッセーの方を向き説明した。
「イッセー君、エクスカリバーは大昔の戦争で折れてしまったの」
「イッセー君?」
「イリナさんはイッセーさんの幼なじみなんです。」
アーシアが教えてくれた。
「大昔の戦争で折れた聖剣の破片を錬金術によって新たな姿としたのさ。これがその一つ、私の持っているエクスカリバーは破壊の聖剣(エクスカリバーデストラクション)」
するともう1人は懐から一本の紐を取り出した。するとその紐は意志を持ったようにうねり出し一本の日本刀へと姿を変えのだ。
「私のは擬態の聖剣(エクスカリバーミミック)この通りエクスカリバーはそれぞれ特殊な能力を有してるの」
「イリナ…わざわざ悪魔にエクスカリバーの能力を見せる必要はないだろ。」
「あらゼノヴィア、いくら悪魔だからと言って信頼関係を築かなくちゃいけないわ。それに、聖剣の能力を知られたからってこの場にいる悪魔さん達には遅れをとることはないわ。それにインフィニティーを纏いし指輪の魔法使い様もいらっしゃることですし。」
やはり向こうに知れ渡っているか。
するとゼノヴィアは僕の方にやってきて
「ご挨拶が遅れて申し訳ありません。私はゼノヴィア・クァルタと申します。」
と後ろからイリナも
「同じく私は紫藤イリナです。よろしくお願いします。」
「ああー。蒼磨春人です。よろしく。」
「なによ!あの二人、私にはあんな態度で春人にはペコペコするってどういうことよ!」
「まあまあ~。」
「仕方がありませんわ~。春人さんはインフィニティーですからね。」
「本題にはいるが、我々の依頼は今回の件に一切関わらないでいただきたい。」
「随分な言い方ね。」
あまりにも傲慢な態度や言い様にさすがのリアスも頭にきているようだ。
「悪魔が堕天使と組む恐れがあるかもしれないと本部側が疑っているからね」
「私は堕天使とは絶対に手は組まないわ。グレモリー家の者として魔王の顔に泥を塗る様な真似はしない!」
「フッ……それだけが知れて充分だ」
そう言うと部長から僕の方に視線を向ける
「蒼磨様、無理を承知でお願いしたいことがあります。」
「何ですか?」
「私達に協力していただきたい。」
「え!?」
「もちろん。それなりの対価を支払うと主もおっしゃっていて、できることならば……。」
「そちらに来いと?」
「そうです。」
「断る。」
「っ!」
「ただ、もし今回の事件がこちらにも害を及ぼすなら、協力はさせてもらう。ただし、そちらにいくことはないです。」
「そうですか。それは残念です。」
ゼノヴィアは立ち上がった
「では、そろそろ失礼させてもらう」
そして2人は部屋を出て行こうとした。だが突然立ち止まり、イッセーの横にいるアーシアへと鋭い視線を向けた。
「まさかとは思ったが…貴様…『魔女』アーシア・アルジェントだな?」
「あ〜貴方が噂の悪魔になった元聖女さん?」
「え………」
魔女という言葉にアーシアは反応した。イッセーも魔女という言葉に対し少し驚いていた。
「しかし、元聖女も堕ちたところまで堕ちたな。まだ我らの主を信じているのか?」
「ゼノヴィア〜、悪魔になった聖女さんが主を信じてるわけないでしょ?」
「いや、その子から信仰の匂いが微かにする。やはりまだ信じている様だな」
「……捨てきれないだけです…ずっと信じてきたので…」
「そうか……」
アーシアがそう答えた瞬間、ゼノヴィアは聖剣をアーシアに向かって突き付けた。
「ならば今すぐ斬られるといい。今なら我らの神も救いの手を差し伸べてくれるはずだ。」
「触れるな!」
その時、アーシアを庇うようにイッセーが2人の間に入った。
「アーシアを魔女と言ったな!」
「そうだ。今では魔女と呼ぶべき者だ」
イッセーはゼノヴィアの言葉に怒り、奥歯を噛み締めた。
「ふざけるな!アーシアの優しさも理解できずにすぐに斬るとか言いやがって!そんなの間違ってる!」
「聖女に友人が必要だと思うのか?友人を求めた時点でアーシア・アルジェントには聖女の資格はなかっただろう」
ゼノヴィアは表情を変えず当然の様に言った。
「それに、さっきから聞いていれば、君はアーシアの何だ?」
「家族だ!友達だ!仲間だ!だからアーシアを助ける!お前ら全員を敵に回してでも俺は戦うぞ!!」
その瞬間、ゼノヴィアは目を細め、イッセーを睨んだ。
「それは我々に対する宣戦布告か?よかろう。ならばアーシア・アルジェント纏めて貴様も私の手で断罪してやろう」
そう言うとゼノヴィアはイッセーに向けて聖剣を突き付けた。
「イッセー、おやめなさい」
それを見たリアスは止めようと立ち上がった。
「僕が相手をしよう。」
と入り口から声がした
「裕斗!」
そこにいたのは裕斗だった。
聖剣使いから決闘を申し出されたイッセー、裕斗は旧校舎の広いスペースへと移動した。
「では始めようか」
そう言うとゼノヴィアとイリナは着ていたローブを脱ぎ捨て、露出の少ないボンテージ姿になった。
「殺さない程度に楽しもうか…!」
対するイッセーは神器を展開し、倍加を開始した。
「ふ…ふふふ……ふふふふふ………」
裕斗が壊れた人形のように笑い出した。
「なぜ笑っている?」
「いや…壊したくて壊したくてたまらないものが目の前にあるからついね」
そう言うと裕斗の周りの地面から無数の剣が現れた。
「魔剣創造か…面白い。ではいくぞ!!」
そして、両者は剣を構え激突した。
イッセーの方も勝負が開始された。
〜
「はじまったか〜」
「先輩は戦わないのですか?」
「どうしようもならないときには出るが、向こうもあの焼き鳥との戦いを知っているなら僕と戦おうとは思わんだろ。」
「そうね確かに。イッセーと裕斗が勝てると?」
「イッセーは分からんが、今の裕斗は見るからに、興奮して少し我を忘れてる。一瞬の隙を突かれて負けてしまう。」
「そんな…」
「それに、イッセーを」
そう言うと皆はイッセーの方へと目を移した。見るとイッセーは手に魔法陣を展開させそれをイリナへと当てようとしていた。
「あの魔法陣って……」
「まさか…………」
「あぁ……また服を剥ぎ取ろうとしてる」
「イッセー…………」
「イッセー先輩…」
「イッセー変態……」
「あらあら」
すると僕は横になった。
「少し寝…終わったら起こして……」
「はああーこの状況で寝るの!?」
「だってあなたのとこの兄様と延々と世間話してたから寝てないんですよ。」
「は、はあ〜。」
「ふわぁ〜!!ん?」
「あらあら~よく眠れましたか?」
「朱乃さんか〜、イッセー達は?」
「負けてしまいましたわ」
見るとイッセーと裕斗はうつ伏せで倒れていた。そして何故かイッセーは右頬が半端なく腫れていて、子猫ちゃんの服が吹っ飛んでいた
「全く……なにやってんだが。子猫ちゃん」
「はい?」
『ドレスアップ!プリーズ!』
「……制服が戻った。」
「へえー便利な魔法ね。」
「すごいです!春人さん!」
「……ありがとうございます。あとでイッセー先輩にサンダーをかましてください。」
「わかった。」
「くっそーっ!」
負けたことに悔しがってんのか、服を剥がせなかったことなのか分からないがたぶん後者だろ
そして裕斗が呟く。
「あのエクスカリバーを盗んだのはフリード・セルゼンだ。」
「フリード??」
「あのイカれ神父か。裕斗、既に奴と接触していたのか。」
「…赤龍帝 一つ教えておいてやる」
“白い龍は目覚めているぞ”
「!!」
その言葉にイッセーは硬直した。
「では、失礼する」
そう言うとゼノヴィアとイリナはこの場を去っていった。
すると裕斗も立ち上がりこの場を去ろうとした。
「お待ちなさい!裕斗!あなたは私の眷属なのよ!勝手にはぐれになるなんて許さないわ!」
「……すいません…部長…僕ははぐれになろうと同士の仇を打ちたいのです………」
そして裕斗はそのまま林の向こうへと消えていった。
「裕斗!」
「リアス!今はそっとしとくしかない。だが、奴はリアスを見限らないですよ。」
「えぇ…分かったわ…」
さあいかがだったでしょうか?
今回は長かったですね。5000に迫る文字数になりました
『ドレスアップリング』が出てきました。
イッセーが服を剥ぎ取ったら、春人が服を戻すという。
今後ありそう……。
今回は春人が戦うところは無かったです
次回は戦うかな?
ではまた。