霧人の記憶について話し合い、その結果記憶のありかは紅魔館という館へ行き、吸血鬼レミリア・スカーレットの能力、運命を操る程度の能力で霧人の消失した記憶の部分を見てもらおうという結果になった。
その後、夕食を済ませ、家へと戻る道中アリスは霧人の記憶捜索に引っかかる鍵のような物を見つけたのだった。
アリスの家………
朝、空は雲もあまり見えなく、とても青く、壮大で綺麗な晴れた空となっている。森の中のためか日光に照らされる木々の葉っぱはとても綺麗な緑色を彩っていた。
霧人「Zzzz……」
記憶を失った青年、月神 霧人。この日は霧人の記憶の手掛かりを追うために紅魔館へと向かうのだ。
…………………ガチャ……
ドアが開く音がする。だが、それを構わず霧人は安心しきった表情に無防備な状態でずっと寝ていた。
??「………」
部屋に入って来たのは足音のしない者だ。アリスが入る時はちゃんとノックをし、そこからドアを開け、その上ちゃんと足音はする。
だが、この時は違った。足音しない上、入る前にノックをしない。おそらく、アリスでないことは予想つく。
霧人「Zzzz……」
部屋に入ってきたそれは、霧人に近寄り、そのまま霧人の腹部に突進をする。
??「シャンハーイ!!!」
霧人「ぐほぉあ!?」
それもまた当たりどころが悪く、ちょうどみぞおちの辺りにそれの小さい頭の部分はみぞおちに深く刺さるように突進したのだ。瞬間的に呼吸が止まり、苦しさがしばらく続いていた。それ故か反射的にむせてしまう。
霧人「げっほげっほ……なんなんだよ…一体……」
??「ハーイ!」
そこには昨日の昼、人里で霧人に手紙を持ってきた人形がいた。それを確認すると、タイミングよく部屋に一人の女性が入ってくる。
アリス「おはよう霧人。目覚めはどうかしら?」
霧人「……最悪の一言だよ…」
霧人ですら、ここまで目覚めの悪い朝は初めて体験したのだろう、少し不機嫌になりつつもアリスの質問に答える。それを聞くと、
アリス「そう。それと朝ごはんはもうできているわ。早く降りていらっしゃい。」
そんな霧人に特に気を止めることも無くアリスは下へと降りて行く。人形と共に。
霧人「……ほんと…最悪の目覚めだよ……これまでで一番の……」
1階、ダイニング
アリス「はい、冷めないうちにね。」
そこで出されたのはスクランブルエッグにキャベツやトマトの生野菜のサラダにバタートースト2枚。そして紅茶と洋風な食事だ。
霧人「いただきます。」
バタートーストを口に運ぶ。サクッとよく焼けたパン生地の音にも香ばしいバターの香りとよく焼けたパンの香りが口の中に広がる。少し塩も振っているが、それでもパンやバターの旨味を追い越さず、どれも程よい味付けとなっている。
アリス「口に会うかしら?」
霧人「うん、とても。」
次にスクランブルエッグをフォークで取り、口に運ぶ。ふわふわとした食感が舌で受け取った瞬間すぐに形が崩れるほど、スクランブルエッグ独特の食感が伝わる。塩、胡椒も振っており、香辛料の独特の味や香りも沸き立つ。アリスは料理ができることを今霧人は確信する。
霧人「ふむふむ…アリスって料理上手いな。」
アリス「昨日私の料理食べたの覚えていないかしら?」
昨日、魔理沙が突然「腹減った!」と言うもので急遽夕食を作ることとなったのだ。忘れるにも忘れられない。何せ、昨日初めてアリスの料理を食べ、帰りが夜になった要因でもあるからだ。
霧人「忘れたわけじゃないさ。でも、やっぱり上手いなってさ。」
アリス「半信半疑…ということ?」
霧人「かもな。」
青年、少女食事中……………………
霧人「ごちそうさま。」
アリス「お粗末様。」
美味い料理を食べると自然と食欲が湧くものか、朝にしては割と量のある料理を食べ終える。
アリス「食器は流しに運んでおいて。あなたに渡す物があってそれを取りに行くから。」
霧人「はいよ。(渡す物?なんだろう)」
霧人が食器を運び出すとアリスは昨日寝ていた部屋へと向かう。
台所
霧人「………」
食器を置く。が、自然と食器を洗っている。
霧人「(幻想郷、吸血鬼、魔法…素直に信じたほうがいいのだろうな…でも、何かまだ腑に落ちないな……と言うより、信じてしまうと自分の中の何かがズレてしまう気がするんだよな……それが怖いのかもな…)」
まだ素直に受け止めることができないようだ。自分の中の何かがズレる。恐らくそれは霧人の持つ世界の現実性。それが魔法やら能力やらを現実として受け止めてしまうと自分の中の現実がズレるのではないか。それに対し霧人はまだ恐ろしく感じているようだ。
霧人「(紅魔館…記憶の手がかり…か。)」
すると、すぐ横から声が聞こえる
アリス「あら?洗い物していてくれたの?やらなくていいって言ったのに。」
霧人「あ……無意識だったよ…」
それを聞くと、横にアリスが入る
アリス「手伝うわ。」
アリスの華奢で繊細な手がまだ洗っていない食器を持ち、洗い始める。
霧人「あ、悪いな。」
アリス「別に、本当は私がやるつもりだったし。気にしなくていいわよ。」
霧人「あ、うん。」
二人で同時に洗い物をやっていからか、すぐに終わる
霧人「ふぅ、思ったより早く終わったな。」
アリス「まぁ、二人でやったからね…ところで霧人?」
霧人「ん?」
ふと訪ねてきたからか一瞬反応ができなかったようだ。
アリス「あなたってやけに手際いいわよね。洗い物に至ってはかなり洗い慣れていたようだし。」
霧人「そう…かな?」
アリス「えぇ。それに無意識で洗い物する男性なんてまた珍しいとは思わないかしら?」
霧人「………」
どうやら、霧人にとってもこう言った手際の良さについての記憶もないらしい。だが、頭は覚えていなくても、体は覚えているようだ。現に、先程の霧人の洗い物を自然と行うことからやり方などを把握している上で行ったことだろう。
アリス「……記憶ないのね…」
霧人「ごめん…」
アリス「別にいいわよ。無い物を無理やり求めようなんてしないわ。それと、今あなたに渡すものがあるからテーブルまで来て頂戴。」
霧人「?あぁ。」
ダイニング
アリス「これよ。」
そう言うとアリスの操る人形と同じ見た目なのだが、サイズが若干大きい人形だ。
霧人「……これ、いつもアリスがそばに置いているのと同じ人形だよな?」
アリス「見た目は、ね。」
何やら意味深な言葉を残す。だが、霧人からすれば違いは大きさしか分からない。というより、それしか見つからない。
霧人「……大きさ?」
アリス「それは見て分かるでしょ。まぁ、分からないわよね。」
何か少しニヤリと微笑む。悪巧みでもしているかのような笑みだ。
霧人「…何か…あるんだ…よな?」
人形をじっと見てみる。だが、外からはまったく見当がつかない。どっからどう見てもいつもアリスが操っている人形だ。金色の長い髪に頭には特徴的な大きな赤いリボン。青く、長いスカートに肩には白いケープがあり、そこにも赤いリボンが、ついており、腰には白いえぷろのような物がついている。そういうところからか若干アリスと服装が似ている印象がある。
霧人「?本当にあるのか…?」
と、じーっと見ていると。
??「いつまでジロジロ見ている気だ?お前……」
霧人「…?」
どこからか声がする。霧人とかなり近いところからする。
霧人「アリス?何か言ったか?」
アリス「なんのことかしら?」
質問をしてみると、こう答えてくる。だが、アリスの頬が微妙につり上がっている。やはり何かあるようだ。
??「ここだここ。いい加減気づけよ。鈍感だなぁ…」
再度見渡す。だが、アリスが喋っている気配はしない。となると、喋っているだろうと思えるのは1つ。
霧人「…お前か?」
そう。アリスが持ってきた人形である。というかそうとしか考えられない。
??「…………」
霧人「……あ…あれ?」
まさかのハズレだろうか。人形は何も答えない。良い歳した男性(21歳。まだ若いとはいえ、れっきとした成人である。)が少し大きめな人形に話しかけるという状況である。どっからどう見ても痛々しく見える。
霧人「…………」
困惑した表情でアリスを見る。
アリス「まさか人形に話しかけるとはね……人形が喋るとでも?」
頬がつり上がった表情と非常にグサリとくるセリフを言われる。
霧人「…だ…だよな…?」
??「とでも思うか?」
また声がする。するとポカッと弱々しい力で霧人の頭を叩かれる。
霧人「!?」
意表を突かれたため、かなり驚いた状況で声をしたところを振り向く。
??「まったく…ご主人もご主人でなーにからかっているんだか……」
振り向いた先には先程までテーブルに置かれていた若干大きめな人形がフワフワ浮きながら腰には両手を当て、首を前(霧人側)へ出しながら少々不機嫌そうな表情で霧人をジッと見ていた。それもかなり近い。
霧人「しゃ、喋った!!??」
完全に意表を突かれ、後ろに倒れ尻餅をついてしまう。フローリングの床なため、少々ヒリヒリする。
アリス「残念ね、人形は人形でも私の人形は意志を持って喋ることができるわ。」
霧人「……あ。」
今朝のことを思い出す。寝ていた時に腹部に突進した人形、あの時霧人は目覚めかけていたため聞き覚えのない声が「シャンハーイ!!!」と喋っていたのを虚ろであるが覚えている。
??「私は自立思考型上海人形(じりつしこうがたしゃんはいにんぎょう)これ以後、私のことは上海(しゃんはい)と呼んでくれ。よろしく、月神 霧人。」
若干大きめとはいえ、大きさは霧人の顎からおでこの辺りまでである。そんな小さな人形の小さな手が出される。おそらく握手を求めているのだろう。
霧人「あ、あぁ……よろしく。」
そんな小さな手を2本指で握り返す。摘まむといった方が正しいだろうか、それくらい小さいのだ。
霧人「アリス、これはいったい?」
アリス「あなた、能力や魔法使えないでしょ?これから行く場所は紅魔館、その道中でも妖怪はいるからとても危険よ。だから私の代わりに上海に行ってもらうことにしたの。言わば護衛のようなものね。」
上海「そういうわけだ。よろしく。」
とても強気な口調で言ってくる。よほど自信があるのだろうか。
霧人「でも、大丈夫なのか?人形に守られるって……」
と言っていると、何か鋭利な物を向けられる。それはかなり金属質で、また強固でありそうな銀色の大きな槍。俗に言う[ランス]というものだ。
上海「なめられちゃ困るな。これでも私はご主人の元に居た人形なんだ。お前が突然ビビって逃げ出したりしない限り、お前くらいの人間なら守れるさ。」
霧人「あ…あぁ…。」
かなり心強く思わせることを言う。少々不安を覚えながらも、上海の言うことを信じることにした。
すると、外から何かが飛んでくるような音がする。
魔理沙「おーい霧人ー。」
聞き覚えのある明るい声。聞いているだけでもなぜか疲れてしまいそうであり、声の元を知っているからかその声から秘められたテンションの高さが簡単に想像できそうな声だ。
アリス「あら、来たようね。」
霧人「だな。」
アリスの家、玄関付近(外)
魔理沙「よ!」
片手に放棄を持ち、太陽のように強い明るさを持つような少女が笑顔で
霧人に話しかける。
霧人「店のほうはいいのか?」
魔理沙「生憎今日は休業日なのだぜ。」
アリス「休業日って……いつもじゃないの?」
魔理沙「うっ…」
図星のようだ。魔理沙の顔が少し笑顔が消える。
アリス「というより……暇なんでしょ?」
魔理沙「…う、うるせーやい…」
完全に図星だ。「それを言うなよ」と言いたそうな顔でアリスに訴えかけている。
霧人「ま、まぁ人それぞれに事情はあるしさ、別にいいんじゃないか?」
魔理沙「そ…そうだぜアリス!人には人の事情という物があってだな…なんというか……その……」
アリス「………」
呆れた表情で答えを待っている。
魔理沙「…ひ、人には人なりの事情があるんだぜ!!」
霧人「………」
苦し紛れにでた答えにしか聞こえない。その上説得力を感じさせることもできないという。どうやって言葉をかければいいのか霧人にも理解はできなかった。
魔理沙「…と、とりあえず霧人!は、早く行くぞ!!」
霧人「え…あ、うん。」
あまりに唐突であったため、言葉がでない。なんとかしてこの場を切り返したかったのだろう。
アリス「霧人。」
霧人「ん?」
魔理沙の乗る箒に乗ろうとした時何故かアリスに呼び止められる。
アリス「そのなんだろう…幻想郷ははあなたが今まで体験したことのない現実に何度も巡り合わせることとなるわ。最後に今ここで約束して?」
霧人「何を?」
突然の質問のせいか言葉が詰まる。いざ出ようとしたときに何故そんな質問をするか、全く話が読めなかった。
アリス「……もし、いかなる時でもこの幻想郷で自分の知る現実とかけ離れてる時に出会ってしまっても、決して自分が見ている現実から逃げようとしないことを約束して?」
霧人「………」
それはまさしく、今受け入れてしまってもいいのかという疑問の上での約束事であった。受け入れなければ疑問のまま、受け入れてしまえば楽になる代わりに自分の中の現実が歪んでしまう。それが怖いから霧人は今まで幻想郷という現実を疑っていたのに、今その疑問を打ち砕くような約束事に霧人は言葉を失ってしまう。
アリス「…約束できないなら…あなたは人里へ住むべきだわ。それなら、妖怪や魔法の無縁の場所であなたの中の現実を通したまま一生を終えることができるわ。さ、どうする?」
以前人里へ行ったことがあるため分かる。あそこに妖怪はいない。霧人がもといた世界とはまた違う世界があるが、それでもまだ自分の中の現実を貫き通すことは可能だ。だが、逆にそれは記憶は戻らずじまいなのだろう。だが、霧人は特に迷いはしなかった。
霧人「約束するよ。」
アリス「………」
霧人「(あ、あれ?)」
特に迷いはせず、「約束する」という答えを言ったせいか、アリスは驚きの表情を見せている。
アリス「そ…即答ね……ならいいわ。」
魔理沙「おーい、なーにやってんだー?行くぞ霧人ー。」
魔理沙の呼びかけで霧人は魔理沙の箒へ向かっていく。
アリス「………」
即答で答えてくれたのはいいが、アリスには今までの霧人の言動や疑いを思い出すと、すぐにそれは疑問へと変わる。
アリス「(大丈夫なの…?なら何故今までこの幻想郷に疑問を抱いていたのかしら……聞かないでおこう…)」
そのまま霧人は魔理沙の箒に乗ると
霧人「じゃ、ありがとなアリス。」
アリス「……えぇ、気をつけていってらっしゃい。」
特に深くは考えずにアリスは少し微笑み、霧人を見送る。
霧人「じゃ、頼む。魔理沙。」
魔理沙「おうよ!しっかり掴まっとけよ!!」
霧人と魔理沙の箒は浮き始める。だが、フワリと足場が離れてしまい、バランスが取りにくい。
霧人「わっととと…」
魔理沙「別に私にしがみついたっていいんだぜ?ま、箒に乗るときだけだぞ!」
霧人「当たり前だ…まぁ、失礼するよ。」
霧人は両腕で魔理沙の腹部の辺りにしがみつく。少し霧人には羞恥があるが、魔理沙は気にしないらしい。
箒はあっという間に周りの木々より高いところへと到達する。
霧人「うはぁ……」
すると、上着のフードから声が聞こえる。それも、初めてにして朝に何度も聞いた声だ。
上海「じゃあ霧人。よろしく頼むぞ。」
霧人「あ、そこにいたんだ。」
ちょうどフードがあったおかげで上海は霧人の上着のフードの中に入っている。
上海「私じゃこの白黒のスピードに追いつけないからな。だからお前のこの被り物に入れさせてもらうぞ。」
魔理沙「お、褒めてんのか?人形。」
上海「よく褒め言葉に聞こえるな…迷惑そうとは思わないのか?」
魔理沙「ったりめぇだ!スピードはある=私に対する褒め言葉だからな!」
どこまでもポジティブシンキングな少女である。
霧人「はは、頼もしいな。」
そんなポジティブな考えが魔理沙ちあるせいか、霧人の中の不安は次第に薄れて行く。
魔理沙「じゃ、いくぜ!」
スピードによる衝撃はそこまでない。どうやら霧人に合わせてくれているようだ。早くもなく、遅くもなくなスピードへ前へ進む。これからどのうような冒険が広がるか、霧人は不安もあり、期待も持ちつつ、前へ進んで行った。
アリス「………」
魔理沙が箒で霧人を連れて数分後、周りが木々で囲まれているせいかもしれないが、魔理沙達はすぐに見えなくなってしまった。
アリス「……月神 霧人………か。本当、へんな名前ね。それでもって記憶消失なのね……いろいろと可哀想だわ。」
同情しているのだろうか、そんな気の毒な霧人に対し、アリスはそう考えていたようだ。
アリス「……紅魔館……か。」
風がそよぐ。周りの木々がさざ波のような音を発し、それに合わせアリスの金色の髪もたなびく。
アリス「……アレの[妹]に出会わないことを願うわ。アレの妹は……本当……洒落にならないものだからね…」
??「……………」
どこかの部屋。部屋自体はそこまで狭くもなく、ベットや家具もあり、過ごすには不足のない部屋だが、電気が通っていないのか、昼だというのにとても薄暗い。
??「……………」
そんな部屋にそれはいた。体はそこまで大きくない。が、そこから生える二本の枝のようなものに、薄暗さに不気味を与えるような綺麗に光る宝石のようなものが下げられていた。
??「………壊れちゃった…このおもちゃ……」
声は少し高めな少女の声だ。何かおしとやかで、かつ明るみもありそうなそんな声だ。特にはしゃぎもしないことからそこまでわんぱくではないと思われるのだが、そんな考えに似合わない光景が広がっていた。
??「……はぁ…なんですぐ壊れちゃうんだろ……」
少女の周りには何かが散らかっていた。それは布でもあり、白い綿のような物体が置いてあった。
??「……人形遊び…飽きたなぁ…」
それは人形であった。それも無残に破裂した人形だ。少女の周りにはその人形から出てきたであろう綿が散らかっていた。
??「……………」
少女は立ち上がる。それに伴い二本の枝のような物と宝石も動く。
??「……新しいおもちゃ…欲しいなぁ……それも…簡単に壊れないものがいいわね……フフフ…」
次回、第二節「赤き悪魔の城」
第六話へ続く……
新キャラ紹介
上海人形
アリスが操作する服装がアリスに似た人形。主にランスを使い、アリスの操り人形として使われる。
この作品においての霧人の上海人形は自立思考型であるため、アリスが操らなくても人形が自分の意思で行動し、発言する人形である。
第一人称は「上海」であり、その他とても強気な口調で話す。
だが、若干寂しがりやであまり相手にしないと拗ねることもあるようだ。