「彩先輩。頼みがあって来ました。琴葉、説明お願い」
「私達のチームに新しいメンバーを追加したいのです。できますか?」
「できるけど…一人はあろまよ?」
あろまとは学院でも有名な中二病だ。
「あろまさんですか…何かいやですね、お姉様」
「ええそうね、中二病ですしね。でも、仲間が増えるのなら」
琴葉と色葉はうなずき合った。
「はい、あろまさんとチームになります」
四月。暖かい風が吹く。少女たちは食堂で昼飯を食べていた。
「ん~!美味しい!」
結衣によれば、春のカレーと夏のカレーと秋のカレーと冬のカレーの味は違うらしい。
「あのすいません」
声をかけられた。その声の主は琴葉と色葉だった。
「確か…色葉ちゃんと琴葉ちゃんだったよね?」
「はい。あの…希さんはいらっしゃるでしょうか?」
「ここにいるわよ」
少し怒ったようにも聞こえたが、希は仕方なく返事をした
「希さんはあろまさんと幼馴染を聞きましたが…どんな方かご存知でしょうか?」
「ただただ変な奴よでも…」
「でも?」
「結構優しい奴よ」
そんなこを話していると…
「我をそんな風に思っていたのか!」
あろまが立っていた。
「ひどいぞ希…ただただ変な奴って…ほかに言い方があっただろう!」
あろまは涙目でいった。
「あなたがあろまさん?」
「くっくっく…我は悪魔なり!我の目は何でも見通す!お前らがいまからいう事を当てることもできる!はっはっはっは!」
楽しく会話(?)をしていると学院内に放送がかかった。
『第一チーム。第一チーム任務の時間なので集まってください!』
「任務の時間かぁ」
「仕方ないじゃない。あろま、私と結衣は任務に行くから」
「あ、ああ…」
五人がワリオン発生地に行くと一人の小柄な少女が立っていた。
「あの子は…?」
その少女は結衣達ににっこり微笑んだ。
「こんにちは。お姉さんたち何してるの?もしかしてワリオンを倒す学院の人たち?」
「そ、そうだけど…」
「そうなんだ…」
すると少女は結衣達に攻撃をした。素早く結衣は剣で受け止めた。
「な、何で?」
「私、お姉さんたちを倒すために造られたんだから」
造られた…どういうことだろうか。
「守壁を貼らなくちゃ!」
「守壁を貼れるんだ…でも!」
その少女は結衣の切った。守壁を貼っていたため死なずにすんだ。
「つ、強い…!」
また結衣は守壁貼った。
「もう時間かぁ…」
少女はがっかりした表情をした。
「次はいっぱい勝負しようね!」
と言って去っていった。
「…っていう事があったんだよ」
「大変デシタネ~」
「一体何者だったんだろうな~…」
「ん、私より小さかった」
あの少女が去った瞬間ワリオン反応が消えた。あの子はワリオンということなのだろうか。
「ま、エレンたちも気を付けてね。明日任務でしょ?」
「ええ、気を付けるわ。それより知ってる?ルミアっていう子。新しく入ったらしいわよ」
「へ~そうなんだ~そのこと会ったの?」
「いいえ、噂よ。よく屋上にいるらしいわよ」
「じゃあ、屋上に行ってくる!」
結衣は走って屋上に行ってしまった。
「ちょっと、結衣!」
「ん、私も行く」
真冬も走って行ってしまった。
「もう!知らないからね!」
希は結衣と真冬に叫んだ。聞こえなかったかもしれないが。
結衣は屋上の錆びたドアを開けた。
「ルミアちゃん?いる?」
「誰か僕を読んだかい?」
返事が返ってきた。
「もしかしてルミアちゃん?」
「ああ、そうさ。僕がルミア。君は?」
「私は結衣。女の子なのに僕っていうんだね」
「ああ」
会話が続かない。すごく不思議な子だ。
「一人?」
「ああ、そうさ。まだここに来たばかりだからね。この学院にはいい風が吹いているね」
「う、うん…(よ、よくわからない…この子は一体…)」
するとルミアは屋上の奥へと歩き出した。
「(どこ行くんだろう…付いて行ってみよう!)どこ行くの?」
「この奥から何かを感じるんだよ」
ルミアが指を指したのは屋上にある倉庫だった。
「倉庫から何かを感じる?開けてみよっか」
屋上の錆びたドアよりも重かった。
「ルミアちゃんも手伝って!」
「分かった」
二人で協力をしてやっと開けることができた。ドアを開けると中には武器がいっぱいあった。その武器たちはとても古い物らしくひびが入っていたりしていた。
「武器…戻しておこう」
「そうだね。ばれたら怒られるかもしれないし」
武器を戻そうとすると後ろから声がした。
「二人とも何をしているんですか?」
彩だ。彩が立っていた。
「あ、彩先輩!」
「…」
ルミアは黙っていた。
「見つかったらしょうがないですね。それは昔使っていて壊れてしまった武器です」
「武器科に修理してもらえばいいんじゃないんですか?」
「頼みました。でも無理だったんです」
「?」
その日の夜。
「お姉様」
「琴葉、どうしたの?」
「メンバーが増えてよかったですね」
「そうね。あろまの中二病もマシになっていたし」
「明日の任務、楽しみです」