ただ今、戦争中!   作:猫の住処

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~五話~ 謎の少女

「彩先輩。頼みがあって来ました。琴葉、説明お願い」

「私達のチームに新しいメンバーを追加したいのです。できますか?」

「できるけど…一人はあろまよ?」

あろまとは学院でも有名な中二病だ。

「あろまさんですか…何かいやですね、お姉様」

「ええそうね、中二病ですしね。でも、仲間が増えるのなら」

琴葉と色葉はうなずき合った。

「はい、あろまさんとチームになります」

 

四月。暖かい風が吹く。少女たちは食堂で昼飯を食べていた。

「ん~!美味しい!」

結衣によれば、春のカレーと夏のカレーと秋のカレーと冬のカレーの味は違うらしい。

「あのすいません」

声をかけられた。その声の主は琴葉と色葉だった。

「確か…色葉ちゃんと琴葉ちゃんだったよね?」

「はい。あの…希さんはいらっしゃるでしょうか?」

「ここにいるわよ」

少し怒ったようにも聞こえたが、希は仕方なく返事をした

「希さんはあろまさんと幼馴染を聞きましたが…どんな方かご存知でしょうか?」

「ただただ変な奴よでも…」

「でも?」

「結構優しい奴よ」

そんなこを話していると…

「我をそんな風に思っていたのか!」

あろまが立っていた。

「ひどいぞ希…ただただ変な奴って…ほかに言い方があっただろう!」

あろまは涙目でいった。

「あなたがあろまさん?」

「くっくっく…我は悪魔なり!我の目は何でも見通す!お前らがいまからいう事を当てることもできる!はっはっはっは!」

楽しく会話(?)をしていると学院内に放送がかかった。

『第一チーム。第一チーム任務の時間なので集まってください!』

「任務の時間かぁ」

「仕方ないじゃない。あろま、私と結衣は任務に行くから」

「あ、ああ…」

 

五人がワリオン発生地に行くと一人の小柄な少女が立っていた。

「あの子は…?」

その少女は結衣達ににっこり微笑んだ。

「こんにちは。お姉さんたち何してるの?もしかしてワリオンを倒す学院の人たち?」

「そ、そうだけど…」

「そうなんだ…」

すると少女は結衣達に攻撃をした。素早く結衣は剣で受け止めた。

「な、何で?」

「私、お姉さんたちを倒すために造られたんだから」

造られた…どういうことだろうか。

「守壁を貼らなくちゃ!」

「守壁を貼れるんだ…でも!」

その少女は結衣の切った。守壁を貼っていたため死なずにすんだ。

「つ、強い…!」

また結衣は守壁貼った。

「もう時間かぁ…」

少女はがっかりした表情をした。

「次はいっぱい勝負しようね!」

と言って去っていった。

 

「…っていう事があったんだよ」

「大変デシタネ~」

「一体何者だったんだろうな~…」

「ん、私より小さかった」

あの少女が去った瞬間ワリオン反応が消えた。あの子はワリオンということなのだろうか。

「ま、エレンたちも気を付けてね。明日任務でしょ?」

「ええ、気を付けるわ。それより知ってる?ルミアっていう子。新しく入ったらしいわよ」

「へ~そうなんだ~そのこと会ったの?」

「いいえ、噂よ。よく屋上にいるらしいわよ」

「じゃあ、屋上に行ってくる!」

結衣は走って屋上に行ってしまった。

「ちょっと、結衣!」

「ん、私も行く」

真冬も走って行ってしまった。

「もう!知らないからね!」

希は結衣と真冬に叫んだ。聞こえなかったかもしれないが。

 

結衣は屋上の錆びたドアを開けた。

「ルミアちゃん?いる?」

「誰か僕を読んだかい?」

返事が返ってきた。

「もしかしてルミアちゃん?」

「ああ、そうさ。僕がルミア。君は?」

「私は結衣。女の子なのに僕っていうんだね」

「ああ」

会話が続かない。すごく不思議な子だ。

「一人?」

「ああ、そうさ。まだここに来たばかりだからね。この学院にはいい風が吹いているね」

「う、うん…(よ、よくわからない…この子は一体…)」

するとルミアは屋上の奥へと歩き出した。

「(どこ行くんだろう…付いて行ってみよう!)どこ行くの?」

「この奥から何かを感じるんだよ」

ルミアが指を指したのは屋上にある倉庫だった。

「倉庫から何かを感じる?開けてみよっか」

屋上の錆びたドアよりも重かった。

「ルミアちゃんも手伝って!」

「分かった」

二人で協力をしてやっと開けることができた。ドアを開けると中には武器がいっぱいあった。その武器たちはとても古い物らしくひびが入っていたりしていた。

「武器…戻しておこう」

「そうだね。ばれたら怒られるかもしれないし」

武器を戻そうとすると後ろから声がした。

「二人とも何をしているんですか?」

彩だ。彩が立っていた。

「あ、彩先輩!」

「…」

ルミアは黙っていた。

「見つかったらしょうがないですね。それは昔使っていて壊れてしまった武器です」

「武器科に修理してもらえばいいんじゃないんですか?」

「頼みました。でも無理だったんです」

「?」

 

その日の夜。

「お姉様」

「琴葉、どうしたの?」

「メンバーが増えてよかったですね」

「そうね。あろまの中二病もマシになっていたし」

「明日の任務、楽しみです」

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