ペテル・モークに憑依転生!   作:ハチミツりんご

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脅威

 

「撤退って・・・ここまで来たんだぜ!?」

 

「そんなことを言っている場合ではないのである!!ただでさえこんな大規模の群れなのに、さらに上位個体までいるのなら撤退するのが定石である!!幾らペテル達がランク以上の実力者とはいえ、勝ち目はないのである!!」

 

「俺たちなら大丈夫だって!!それに、まだ数人しか助けてねぇだろ!?」

 

 

ダインの意見に対し、ルクルットが反発する。そんな2人の対立を見ながら、マルムヴィストとエドに意見を求める。

 

「ペテルに任せるよ・・・って言いたいけど、個人的には撤退したい。命あっての物種、死んだら意味無いしね。」

 

「はっ、ビビり過ぎだな。俺はルクルットに賛成だ。ここで挑むのが英雄ってもんだろ?それに、初討伐で上位種のオーガを撃退、こんだけの箔が付けば組合もランクを上げてくれるだろ。」

 

「勇気と蛮勇は違うのよ。自分の実力も分からないような馬鹿なの?」

 

「なんだと・・・?」

 

鋭く睨みつけるマルムヴィストに対し、エドは酷く冷めた目を向ける。ダインとルクルットの間にも、不穏な空気が流れている。

 

・・・不味いな、このまま進みたい2人と、逆に撤退したい2人とで溝が生まれている。タダでさえヤバい状況なのに、仲間割れなんてしてたら帰れるものも帰れなくなる。

 

 

俺はガシャリと手を叩き、4人を注目させる。

 

 

「落ち着いて下さい。私たちがいがみ合ってもなんの得にもなりません。」

 

そう言って、全員を1度落ち着かせる。俺はそれぞれの目を見ながら口を開く。

 

 

「今回は撤退しましょう。このまま奥へ行くのは危険過ぎます。」

 

「はぁ!?まだ行けるって!!」

 

「ダインもおまえもまだ魔力に余裕はあるだろ?それでも危険か?」

 

「ええ、危険です。初討伐が上手くいってて忘れてますが、私たちはまだ駆け出しなんですよ?まだ行ける、はもう危険、なんて言葉もありますし、調子に乗って痛い目を見るのが目に見えています。」

 

 

調子に乗って、の辺りで進軍派の2人はウッとバツの悪そうな顔をする。逆に撤退派の2人は俺の言葉にしきりに頷いていた。

 

そんな仲間に苦笑を浮かべながら、俺は言葉を続ける。

 

 

「・・・まぁ、確か上位冒険者にも緊急依頼が出されてるそうなので、彼らと合流してからもう一度考えましょう。とりあえず、今は撤退が無難です。異論はありますか?」

 

「無いである!」

「私も無いよ。」

「・・・無い。」

「リーダーに従うよ。」

 

 

ルクルットは少し不満そうだったが、全員に受け入れられたので俺は一つ魔法を唱える。

 

 

「【早足(クイック・マーチ)】」

 

 

複数人に効果のある、移動速度を増加させる魔法だ。戦闘中は効果は無いが、効果はそれなりで魔力消費も少ない。現状、俺が覚えてるものの中で最も適した魔法と言えるだろう。

 

 

準備も整い、いざ帰還・・・しようとした時に、エドの右手が素早く上がる。ルクルットはそれに答えるように周りを警戒し、俺たち3人は各々武器を構える。

静かにエドの横に近づき、囁くような声で問う。

 

「数は?」

 

「ゴブリンが3に、オーガが1。それと、多分獣ーーーウルフかな。それが1。」

 

 

ウルフ、と聞いて首を傾げる。今までウルフは出てきていない。ウルフ自体の難度は10前後ーーーつまりLv3~4程度だ。素早い分厄介だが、森司祭(ドルイド)のダインがいる以上、対処は容易。問題は、なぜ今頃連れてでてきたのか?ということだが・・・。

 

「・・・ん?」

 

そんな疑問をいだいていると、エドが何故か困惑したかのような声を上げる。その後、僅かに首を縦に振った。そんな彼女の行動を変に思っていると、静かに口が開いた。

 

 

「ゴメン、修正。ウルフにしては足音が重いから、なんか上に乗ってる。多分騎兵(ライダー)だと思う。」

 

騎兵(ライダー)、ですか?」

 

 

思わず口に出た疑念の声に、エドは肯定するように首を振る。

 

基本、ゴブリンという種族は繁殖性能が高い反面、特殊な職業(クラス)を持ったものが少ないという特徴がある。昔戦ったことのある『小鬼の兵士(ゴブリン・ソルジャー)』は、その少ない職業(クラス)持ちなので、あのように手下を従える立場だったわけだ。

 

その為、兵士(ソルジャー)よりももっと貴重な騎兵(ライダー)が前線に出てくることなんてあまり無い。小規模な群れならボスを務めることもあるし、大規模な群れでも丁重に扱われる。とどのつまり幹部格なのだ。こんな斥候のような事をする必要は無いはず。

 

 

 

つまり、敵側は幹部を出さなければならないほど切迫している。

 

 

 

・・・もしくは、斥候をやらせてもいいほどの余裕があるか、のどちらかだ。

 

 

 

「くるよ。」

 

 

その声に呼応し、俺は彼女の前に出る。マルムヴィストが横に並び立ち、後ろにいるルクルットが弓に矢をつがえる。ダインは何時でも魔法が使えるように集中力を高めていた。

 

 

身構えて数秒後、巨大なオーガの身体が茂みから姿を現す。

 

その瞬間、マルムヴィストがオーガに向かって飛び出す。俺はすぐにカバー出来る程の距離感で後ろについて走る。相手をチラリと見ると、茂みの奥に、ウルフに跨り、粗末な槍を手に持ったゴブリンの姿が見える。

 

あれか。

 

「〈速度向上〉〈穿撃〉!!」

 

先頭を走るマルムヴィストの刺突剣が鈍く光り、瞬きの間にオーガに詰め寄る。当然、オーガは撃退する為に棍棒を振るう・・・と思われたが、なんとオーガは棍棒を盾の様にしてマルムヴィストの刺突を防ぐ。

 

 

「んなっ、マジかよ!」

 

 

レイピアが抜けずに焦りの表情を浮かべる彼をフォローする為、俺は〈能力向上〉を使用しながらハルバードを振りかぶる。

 

 

しかし、オーガのすぐそばに居たゴブリン達がそれを恐れずに突撃してくる。そんなゴブリンに面食らいながらも、〈斬撃〉と併用して真横に薙ぎ払う。

 

 

「ぜやぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

こちらに近づく3匹のゴブリンの首が宙を舞う。噴き出してきた生暖かい血が全身を赤く染めるが、構うことは無い。今度こそ詰め寄ろうとオーガを見ると、何故か()()()()()

 

 

 

「ガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!」

 

 

ビリビリと鼓膜に響く雄叫びに、思わず耳を塞ぐ。そして、まるでその雄叫びが合図だったかのように、残った小鬼の騎兵(ゴブリン・ライダー)は踵を返し、森の奥へと走り去ろうとする。

 

 

その瞬間、俺の脳裏に嫌な想像が浮かんだ。

 

 

「ルクルット!!あのゴブリンを狙ってくれ!」

 

「無理だ!あの速さじゃ当てれねぇ!!」

 

「くそっ!!」

 

 

ルクルットの言葉を聞き、急いで追いかけようとするが、オーガが間に割って入る。

 

 

「邪魔だ!!〈能力向上〉〈斬撃〉!!」

 

 

進路を妨害するオーガに武技を込めた一撃で脇腹を切り裂く。堪らずオーガ棍棒を振り回し、それに巻き込まれぬようマルムヴィストはレイピアを離して予備の短剣で敵の脚を刺した。ガクリと膝をついたオーガの側頭部に斧頭を叩き込み、返す刀で逆の側頭部に突起(ピック)で穴を開ける。懐に潜り込んだマルムヴィストの短剣が喉を切り裂き、オーガは奇怪な声を上げながら絶命する。

 

 

すぐに周りを確認するが、すでにゴブリンの姿は見えなかった。

 

 

 

 

・・・ヤバい。ヤバすぎる。ちょっとこれはシャレにならないかもしれない。

 

 

「全員、逃げますよ!!急いで!!」

 

「ちょ、おいペテル!」

 

 

俺の言葉に、付き合いの長いエドと冒険者として経験のあるダインは即座に動いた。マルムヴィストも棍棒に刺さったレイピアを引っこ抜いてから走り、唯一困惑した様子のルクルットも足は止めずに走り出す。

 

 

「いきなりどした?あのゴブリン逃したのそんなにまずいのか?」

 

「・・・戦闘中に、オーガが不自然に上を向いたでしょう?そして、雄叫びを聞いたゴブリンが逃走を図った。」

 

「そう言えばそうであるな?」

 

「あれって合図だと思うんですよ。オーガがおおよその位置を伝え、先程逃げたゴブリンが後続を引き連れて来るんじゃないかと。」

 

「そ、それって俺達のことがバレてるってことか?」

 

「まぁ、あれだけ派手にやればバレるでしょうね。問題はそこじゃなく、向こうがそういう手をとってきたということです。」

 

「なるほど。こっちを殺し切れるだけの戦力が控えてるってことね。」

 

 

先頭を走るエドの言葉に俺が神妙に頷くと、ダインとルクルットの顔が真っ青に染まっていく。もはや青を通り越して白だな、これ。

 

 

 

そんな時、最後尾のマルムヴィストがバッ!と後ろを振り返る。そして若干声を震わせながら俺たちに叫んだ。

 

 

「おいやべぇぞ!!やっこさんもう来やがった!!」

 

 

驚いたエドとルクルットが耳を澄ます。

 

 

「・・・マジだ!これでけぇぞ!?」

 

「どんなのが来てるか、分かりますか!?」

 

「デカいウルフになんか乗ってる!!それが2!!後、馬鹿でかいのが1!!」

 

「デカいウルフ・・・森でこれだけ走れるのを考えると、恐らく『森の狼(フォレスト・ウルフ)』である!!」

 

「『森の狼(フォレスト・ウルフ)』って、それだけで難度20近いですよ・・・?!」

 

 

それに乗っているということは、必然的に上のヤツはLv10を超えている可能性が高い。そんな強さが三体・・・凌ぐだけなら俺はまだ戦えるが、ルクルット、ダイン、エドは無理だな。マルムヴィストでギリギリか?

 

 

このまま走っても逃げきれない・・・なら。

 

 

俺は走りながら全員に目を向け、口を開く。

 

 

 

 

「・・・私がここに残って、足止めをします。皆さんはその間に助けを呼んでください。」

 

 

「バカ言わないでよ!!ペテルだけ置いていけるわけないでしょ!?」

 

 

死にに行くに等しい俺の宣言に、真っ先にエドが反対する。そんな中、隣で走るマルムヴィストは俺に問掛ける。

 

 

「お前が残って、時間稼ぎになるのか?」

 

「付与魔法をフルに使って戦います。守備に徹すれば、どうにか・・・いえ、抑えてみせます。」

 

「・・・魔力に余裕は?二人分いけるか?」

 

「っ!!・・・いけますよ。」

 

「なら、俺も残るぜ。1人より2人の方が生き残りやすいだろ?」

 

死地に付き合う、という彼の言葉に、ほかの3人は驚愕を露わにする。

 

・・・ぶっちゃけかなり有難いが。わざわざ出会ったばかりの俺にそんなコトをする必要は無い。

そんな善人には見えないし、そもそも原作から考えると彼は極悪人だ。まぁそれはエドもだが、彼女は小さい頃から俺の村で過ごしているので、だいぶ変わってるし。

 

 

何故付き合うのか、と聞くと、彼は笑って答える。

 

 

「ん?まぁお前に残ってもらった方が、これから冒険者やる上で楽だろうし・・・。

 

 

 

それに、ここで見捨てないのが英雄だろ?」

 

「・・・英雄願望ですか。早死しますよ?」

 

 

上等だ、と彼は笑う。

 

・・・少なくとも、今の彼は信用出来る。原作だとか、そんなこと関係なく。どこでどう変わったのかは分からないが、背中を預けるに値する。

 

 

すると、意を決したようにルクルットとダインが声を上げる。

 

 

「お、俺も!!俺も、の、残るぞ!お前らにだけいいカッコさせるか!!」

 

「私も、皆より長く冒険者をやっている意地があるのである!!それに、弓を使うルクルットと、信仰系魔法が使える私が残った方が全員で生き残れるである!!」

 

「ルクルット、ダイン・・・。」

 

 

 

男達が続々と覚悟を決める中、唯一女性のエドストレームも当然名乗り出る。

 

 

「なら、私も!!」

 

そんな彼女に、俺は1つ息を吐き、告げる。

 

 

「ダメです。」

 

「っ!!なんで?私だってやれるよ!!1人でも戦力が必要でしょ!?」

 

 

「元々誰かが助けを呼ばなければならないんです。」

 

「私じゃ無くても良いでしょ!?ねぇ、お願い!!隣に立たせてよ!!背中を預けてよ!頼りにしてよ!もう、いなくなる恐怖を味わいたくないの・・・!!」

 

 

泣きそうな彼女の顔。一瞬覚悟が揺らぎそうになる。

 

 

ダメだ、ダメだ、ダメだ。盗賊職の彼女がここに残ってもやれることは少ない。せいぜいが牽制程度だ。それよりも、助けを呼ぶ方が重要で・・・

 

 

 

 

 

 

 

・・・彼女が、万が一にも死なずに済む。

 

 

 

 

俺は覚悟を決めて彼女に目を向ける。もう既に足音が近づいている。時間は無い。

 

 

 

 

「君にしか出来ないことだ。このなかで1番足が早く、足場が悪くても走れる君にしか。だからさ。ーーー頼むよ、エド。」

 

 

まるで死にに行くようなセリフだが、もちろん死ぬ気など毛頭ない。

 

その言葉に彼女は悲痛な表情を露わにするが、拳を握り締め、歯を食いしばって、目尻に光るものを浮かべながら気丈に言い放つ。

 

 

「これ、使って。」

 

そう言って彼女は懐に仕込んでいた投げナイフとボーラをマルムヴィストに投げ渡す。

 

「あんた、暗器の心得あるでしょ?」

 

「・・・バレてたか。」

 

苦笑いしながらマルムヴィストはそれを受け取る。

 

エドは全員の顔に目を向け、最後に俺を見て、言った。

 

 

 

 

「・・・死んだら、殺すから。」

 

「ありがと。ーーー《獣の健脚(ガゼルフット)》。」

 

 

 

移動速度だけでなく、敏捷性そのものを底上げする魔法を掛ける。それを受けたエドは、全力で地面を蹴り、森を駆け抜けていく。

 

 

反対に俺たちはその場に留まり、必要な魔法を行使する。

 

 

「《熊の剛力(マッスルベアー)》、《甲虫の外皮(ビートルスキン)》、《獣の健脚(ガゼルフット)》、《闇視(ダーク・ヴィジョン)》」

 

 

前衛の俺とマルムヴィストに付与魔法を、最後の《闇視(ダーク・ヴィジョン)》のみ全員に使う。

 

 

そして、《第一位階天使召喚(サモン・エンジェル・1st)》を使用して、2体の天使を呼び出す。手に持つのは大盾。魔力を裂き、耐久性の向上させたものだ。

 

・・・これで、魔法は殆ど打ち止めだ。もう余裕なんてない。

 

 

「おーおー、豪勢なこって。」

 

「すっげぇな、やっぱ・・・。」

 

「ダイン、回復任せますよ。」

 

「了解である!!」

 

 

 

こちらが準備を終えた途端、まるで示し合わせたかのように、森の奥から異形がその姿を露わにした。

 

 

先頭を走ってきたのは、ダインの予想通り、『森の狼(フォレスト・ウルフ)』に跨った化け物。

 

1匹は、動物の牙や毛皮などの装飾品を身につけた2m程の異形。恐らく、顔つきからしてオーガだと思われる。

 

 

もう1匹は、なにかの皮で出来ているであろうローブを身に纏い、恐らく冒険者から奪ったのであろう捻れた杖を持っていた。十中八九、『大鬼の術士(オーガ・ソーサラー)』だろう。

 

 

 

魔法詠唱者(マジック・キャスター)・・・!!」

 

 

ルクルットの呟きに、全員の緊張感が高まる。敵側に魔法詠唱者がいるのは、はっきり言えば誤算だった。それでも、魔眼で確認したところヤツのLvは11。勝てない相手ではなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこまでは良かったのだ。

 

 

 

 

 

 

続いて森から現れたその異形の姿に、俺は絶望した。

 

 

 

「おいおい、流石にこれは・・・!!」

 

 

マルムヴィストがそう言うのも無理はない。これは無理だ。現状の俺達で勝てるはずは無い。ちくしょう、《熊の剛力(マッスルベアー)》使わないで盾役に回せばよかった!!

 

 

 

そこに居たのは、青い肌の巨人。その前にいる、2m程のオーガが酷く小さく見えてしまう程の巨体。3mは超えているであろう。長い耳と長い鼻を持ち、目には濁った光が灯っている。だらしなく開かれた口からは、ダラダラとヨダレがこぼれ落ち、目の前の俺達(エサ)を噛み砕くときを今か今かと待ち望んでいるようだった。

 

 

ソレは、オーガを超える剛腕を振るい、肉片からでも元に戻る程の脅威的な再生能力を持つ。本来、金級(ゴールド)の冒険者が複数集まってようやく討伐が叶うバケモノ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『妖巨人(トロール)』・・・!!!!」

 

 

 

 

 

 




〜〜〜〜〜〜〜〜〜
名前【無し(兄)】
性別【男】
総合Lv【12】
大鬼(オーガ) Lv7
大鬼の戦士(オーガ・ファイター) Lv3
大鬼の指揮官(オーガ・コマンダー) Lv2

~~~~~~~~~

~~~~~~~~~
名前【無し(弟)】
性別【男】
総合Lv【11】
大鬼(オーガ) Lv2
大鬼の術士(オーガ・ソーサラー) Lv9

~~~~~~~~~

~~~~~~~~~
名前【無し】
性別【男】
総合Lv【13】
妖巨人(トロール) Lv13

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