契約者たちへの鎮魂歌   作:渚のグレイズ

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とじとものゆゆゆコラボイベ、ちょーたのしい!!
だけど、全財産注ぎ込んでステップアップ二週したはいいけど、かなみちゃんが一向にこないぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!
ちくしょうっ!ここまで頑張っても来ないなんて・・・
こうなったら食費削って三周目に賭けるしかないっ!
いくぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!



輝夜のF -喫茶"嵐ヶ丘"の三人-

気が付いた時には、俺たちは学校の屋上にいた。

 

「神樹様が戻して下さったのよ」

 

赤服にボコボコにされたはずの風さんがそう言った。元気そうだねぇ。

 

「あ!東郷さん!」

 

友奈に投げ捨てられ、ゴン!と頭を床にぶつける。ちょー痛い。

 

「大丈夫だった?」

 

「友奈ちゃんこそ・・・」

 

「わたしはへーき!」

 

「俺が平気じゃねぇけどな!!」

 

打ち付けた額をさすりながら、上体を起こす。

 

「じごーじとくでしょ!」

 

友奈があっかんべーして、そんなことを言う。

 

「最近の友奈は、なんか冷たい・・・そんな子に育てた覚えはないぞ!!」

 

「かぐやちゃんに育てられた覚えなんてないもん」

 

「・・・・・・ふふ」

 

そんな、いつものやりとりを繰り広げていると―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キーン、コーン、カーン、コーン―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――――いまの、何の予鈴?」

 

「授業終了のでしょ。樹海化中は世界の時間って止まったままだから」

 

風さんが、あっけらかんとそんな事を言ってのける。

 

「そっかー、授業終了の予鈴かー・・・」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

 

「ちょっ!?急になに!?どうしたのよ煌月」

 

「ちくしょうマジかよ無断欠席じゃねえかどうすんだよ最悪だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」

 

「・・・・・・ホントにどうしたのよ?」

 

「大丈夫です。かぐやちゃん、無断欠席とか、そういうのを許さない人なんで」

 

「真面目ねぇ。心配しなくても、後で大赦にフォローしてもらうからへーきへーき!」

 

バシッと風さんが俺の背中を叩く。

そうは言ってもなぁ・・・

 

「それよりも、樹は平気?」

 

「お姉ちゃんこそ・・・」

 

「アタシはホラ!女子力高いから―――おっと」

 

女子力高いとか良くわからんことを口走る風さんに、樹が抱き付く。

 

「ふぇぇぇぇぇぇ・・・こわかったよぉぉぉ・・・もう何がなんだか・・・」

 

「ふふ・・・よしよし。頑張ったわね。冷蔵庫のプリン、食べていいわよ」

 

泣き付く樹を風さんがなだめている。良い姉妹愛だねぇ。

 

「あれ元々わたしのぉぉ」

 

感動を返せ。

 

―――――――――――†――――――――――

 

さてと、欠席に関してはもう諦めた。

勇者部五ヶ条に反するが、死んだばっちゃがよく言っていた。「諦めない心は称賛するが、時には諦めたって良いじゃない、人間だもの」と。

そんな訳で帰宅したいのだが・・・・・・

 

「みんな、大変だ。俺、今、歩けない」

 

『・・・・・・・・・・あー・・・』

 

三人の声が重なる。

そう。今現在、俺には左腕と右足が無い。

立つことくらいなら根性で可能だろう。

しかし、歩くとなると、話は別だ。

 

「どうする?友奈におぶってもらうとか?」

 

「へーいばっちこーい♪」

 

風さんの発言に、友奈がしゃがんで構える。ノリ良いね、キミ。

 

「流石にやだよ!そんなカッコ悪いこと!」

 

「えぇー・・・」

 

ぶーたれる友奈。えぇーじゃねーよ。女に背負われるなんざ、カッコ悪いったらありゃしねーっての。

立ち上がって、うーん・・・と考える友奈。何かを思い付いたようで、ぽん、と手を打った。

 

「あ、そういえばかぐやちゃん。"ほばーそうこう"とかいうの、できるんじゃなかったっけ?」

 

「今は無理。そもそもホバークラフトは左右そろってないとバランス取るのかなりキツイから、片足だけではあんまやりたくない」

 

「・・・・なんか、難しいことを言ってるのはわかった。でも実際、どうやって帰るのよ」

 

「煌月先輩、もういっそ、友奈さんにおんぶしてもらったらどうですか?」 

 

犬吠埼姉妹がそんな事を言う。

 

「・・・・・・・他人事だと思ってからにぃ」

 

仕方ない。

こうなりゃ手段は選ばない!

 

「友奈、マッキ・・・・・・じゃなくて、不同先生を呼んできてくれ。ついでに俺のカバンを持ってきてくれるとありがたい」

 

「先生を?・・・・・・あ、そっか。うん!わかった。いってくるね」

 

友奈が屋上から走り去って行く。

が、すぐに戻ってきた。

 

「あれ?どうした友奈。忘れ物でもした?」

 

「ううん。そうじゃなくて―――」

 

「皆さん、御役目お疲れ様です」

 

屋上に現れたのは、件の人物。即ち、マッキーであった。

 

「・・・・・・お勤めごくろーさん。もしかして、どっかで見てた?」

 

「ええ、木陰からこっそりと」

 

こいつ・・・

まぁ、いいか。

 

「え?見てた・・・て、どういう・・・?」

 

「風さんは、大赦から『契約者』の事を聞かされなかったかい?」

 

「そういえばそんな話・・・てまさかあんたが・・・!?」

 

「残念。()()()()()()()()

 

「ねえかぐやちゃん。"けーやくしゃ"ってなぁに?」

 

「細かい話はまた今度。マッキー、"嵐ヶ丘"まで頼む」

 

「はい」

 

マッキーに肩を貸してもらい、屋上を後にする。おっと、その前に・・・

 

「じゃ、俺は帰るから。また明日ー」

 

軽く挨拶して、その場を去った。

 

―――――――――――†――――――――――

 

郊外の住宅地、その一画に目的の店は佇んでいた。

 

喫茶"嵐ヶ丘"

 

神世紀初頭にオープンした純喫茶でありながら、読書家の店主によって四国中の様々な書籍を読むことのできる場所にもなっている。

 

「こんちはー」カランカラン

 

「いらっしゃあああああああ!?!?!?!?!?」

 

俺がマッキーに肩を貸してもらいながら店に入ると、カウンターで食器を拭いていた男装の麗人が出迎えの言葉の代わりに悲鳴を上げた。

 

「マルさん、そんなビビられると、なんかへこむんだけど・・・」

 

「イヤイヤなに言ってんだよお前!?この前まで元気にしてた奴が見るも無惨な姿になって帰ってきたらビビるに決まってるだろう!!」

 

「・・・・・・・・・・なんつーか、すんません」

 

「謝るくらいなら無茶するなって!!マルも杏子もあとアイツも、お前の事を心配してるんだから」

 

「・・・・・・・・・・・ん、と・・・あー・・・」

 

「こういう時は、『ありがとうございます』ですよ?」

 

「・・・・・・・・・・・杏子さん」

 

喧騒を聞き付けてやってきたのか、店の奥からもう一人、物腰の柔らかな、線の細い女性が現れた。

 

この二人こそ、この店の店主。

男装してる方は『土居円吒(まるた)

もう一人の方は『伊予島杏子(きょうこ)

という。

そして、もう一人・・・・・・ん?

 

「あれ?春さんはどうしたんスか?」

 

「・・・・・・・あー」

 

「・・・・・・・えっと」

 

途端に歯切れが悪くなる二人。なんだ?何かあったのか?

すっ・・・とカウンター内を指差す二人。マッキーと共に中を覗きこむと―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

店員が一人、死んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「死んでませんよ。気絶してるだけです」

 

マッキーに指摘され、SANチェックに入ろうとしていた俺の精神は安定した。

よくよく見れば、スマホを片手に倒れている。電話中になにかショッキングな出来事でも起きたのだろうか。

 

「彼、電話していたら急に倒れたんです」

 

「たぶん、例の報告だな」

 

例の報告?

 

「・・・・・・・う」

 

そうこうしている内に、起き出した。どうやら立ち直った(?)みたいだ。

 

「ちぃーっす春さん。ごめんね、ハデに壊しちまった」

 

「ああ・・・・やぁ、かぐやくん。いらっしゃぁぁ――――――――――」

 

俺の姿を見た途端、白目剥いてぶっ倒れた。

あー、まあ、そうなるよな。

 

この人こそ、俺の義手と義足を一手に手掛けてくれた技師。

名前は『三好春信』

大赦直属の技術開発部最高責任者でもある。

 

―――――――――――†――――――――――

 

「僕の最高傑作ぅ・・・・・」

 

「いや・・・だから・・・ごめんって・・・」

 

春さんがカウンターに突っ伏して、よよよ・・・と泣いている。

 

「はぁ・・・・・・いい加減にしろ春信。オラ、さっさと輝夜の身体治してこい」

 

スパーン、とマルさんに頭をはたかれる春さん。

 

「ふわぁ~い・・・・・・」

 

「ホントすんません・・・・・・」

 

泣きっ面の春さんに引っ張られ、店の地下へ向かう。

 

こここそ、大赦直属の技術開発部、通称『鉄火場』の本部にして開発試験場たる、ガレージである。

 

「―――――――――ぃよっし!こうなったら僕は過去の僕を超える!!」グッ

 

「ははは・・・」

 

「そんな訳で、まずは情報収集から。ものの見事にひしゃげてるけど、何があったの?」

 

俺は春さんにさっき起きた事を話した。

話を聞き終えた春さんが、神妙な面持ちで小さく「連中め・・・」と呟いていたが、なんだろうか。

 

「――――輝夜くん」

 

「うっす」

 

「僕は君に、謝らないといけない」

 

「・・・・・・バーテックスのこと、ですか」

 

こくり、と頷いた春さんを見て、やっぱり、と思った。

 

「本当は、事前にちゃんと話すべきことだったんだ」

 

「――――連中と戦うことになるのは、俺たちになるとは限らなかったんスよね?風さんがそれっぽいこと、言ってました」

 

「違う」

 

「―――――――――」

 

「大赦上層部は、君たちが・・・讃州中学勇者部が、勇者に選ばれることになると、わかっていた」

 

「―――――――――なるほど」

 

つまり、風さんは騙されていたのか。

どこまで本当なのか、わからないけど。

 

「許してくれるとは、思っていない。どんなに罵られても、きちんと受け止めるつもりだ」

 

「―――――――――――――――――別に?」

 

「え?」

 

「ここで春さんを責めたって、どうしようもないでしょ。そんなことしてる暇があったら春さん。さっさと俺の手足、直してよ」

 

「――――――輝夜くん。君はそれで、いいのかい?」

 

「良いも悪いもないでしょ。もう始まってしまったんだから。まぁたしかに、事前に説明くらいは欲しかったッスけど」

 

「・・・・・すまない」

 

「だからね、春さん。俺が生きて帰ってこられるように、身体、パワーアップして直してください」

 

「・・・・・・・・・そうか、君はそういう性格だったね」

 

「へっへっへ~」

 

「褒めてないから」

 

「そんなぁ」

 

互いに笑い合う。

どうやら春さんも吹っ切れたみたい。良かった。

 

「よし!それじゃあどんな感じにアップグレードして欲しいかな?」

 

「んー!それじゃあ――」

 

 

春さんの質問に、俺は自分の要望をこれでもかってくらいに告げて、春さんの顔をひきつらせてみせたのだった。




やりました・・・・・・・



やったんですよ・・・・!

日付変更と共にステップアップ二週して!
それで足りないから、計算してどこまで切り詰められるか考えて!
そうして出来たお金で回した!
なのに出てきたのは巫女ひよりちゃん!
これ以上、何をどう頑張れっていうんです!?


(訳:爆死しました)
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