執筆練習とも言う。
特に考えないで頭空っぽにして書いた。
ここ、讃州中学では、一昨年から女子更衣室の覗きが多発していた。果ては下着の盗難事件まであった程だ。(ちなみに盗まれた下着は、被害にあった女子生徒たちが鬼の形相で犯人を追い詰め、フルボッコにした挙げ句に簀巻きにして逆さ釣りしたため、犯人が泣いて土下座しながら謝罪と同時に返還した)
被害に合った女子生徒の一人は「いやぁ!アタシの女子力が暴発しちゃったワ♪」などと、訳のわからないことを言っていたが、これは由々しき事態である。
なにせ、この騒動に関わる生徒は、讃州中の男子生徒全員だったのだから!
実行犯の少年たちが、犯行をしやすいように、全員で一丸となって幇助し、黙認したのである。
教師たちはこれに頭を悩ませた。
「このままではマズイ。しかし、全男子生徒が関与しているとなると、流石に・・・・」
この問題に対し、去年発足したばかりの勇者部が立ち向かった。
正確には、勇者部部員・煌月輝夜が、である。
一部の教師からは勿論、反対意見も出た。
しかし、彼がある条件を出したところ、反対派の教師たちも沈黙した。
その辺りについては今回は割愛させていただく。
さて、輝夜が防犯に着いた結果なのだが───
見事、覗き被害及び盗難被害0件を達成してみせたのだった!
それでは、どのようにして達成したのか。
これから諸君にご覧いただくのは、実際に実行犯たちが経験したことであり、ありのまま起こった現実である。
―――――――――――†――――――――――
「ハァ・・・ハァ・・・」
「くそ・・・なんで・・・こんな・・・」
炎(演出用)にまかれながらも、少年たちは進む。
不意に、銃声が鳴り響く。
「!?くっ・・・」
少年たちがしゃがみ、その頭上を弾丸(非殺傷)の雨が通り過ぎる。
「・・・・・うぅ、もうやだ・・・こんなはずじゃ・・・」
「諦めんなよ!」
「だってよぉ・・・・」
「チッ・・・・もういい!オレは一人で───」
『行く』という言葉が彼の口から出ることはなかった。なぜなら───
彼の頭部目掛けて、バズーカの弾頭(非殺傷)が飛んできたのだから。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?!?」
爆発によりアフロヘアになって倒れた少年を置いて、泣き言を言っていた少年が来た道を全速力で戻りだす。
「もうやだ!!僕おうち帰るぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!」
幼児退行まで始めた少年は、しかし、家に帰ることが出来なかった。
「!?!?!?!?!?」
少年の右足が、何かによって引っ掛けられる。転んだ先には落とし穴。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
少年も敢えなくリタイアとなった。
―――――――――――†――――――――――
「クソ・・・今ので『コンバットヤマーダ』と『グレッグタニィ』が殺られたか・・・・」
「おい、どうするんだよ
すぱーん!
「『モールドミッキー』と呼べって何度言わせる!!」
「だからお前のコードネームはセンス無いって何度も言ってるだろうが!?!?」
「ちなみにお前は『対魔忍』な」
「なんでそんな敵にすぐ捕まっちゃいそうなコードネームにしたのさ!?!?」
「だってお前の名前、『広末忍』だろう?」
「無理矢理こじつけなくていいよ!?それだったら本名で呼んでよ!?!?」
馬鹿な会話を続ける御木本と広末。
ふと、御木本が真面目な顔で広末に告げる。
「オレ、この作戦が終わったら・・・結城に告白しようと思ってるんだ・・・」
「え!?結城って・・・・同じクラスの、あの結城か!?」
「ああ・・・・いやまぁ、勝率低いのはわかってんだけどよ?でも・・・・オレは・・・・」
「御木本・・・・オマエ・・・・」
その時だった!
「アブねぇ!?」
「うわっ!?」
突如として襲いかかったレーザー(きっと非殺傷)から御木本が広末を庇って突き飛ばした!
「うぅ・・・・・御木本・・・・大丈・・・ぶ・・・」
起き上がった広末が見たのは───
レーザーによって、頭髪が大破した、御木本の姿だった・・・
「み・・・・・・御木本ォォォォォォォォ!?!?!?!?」
駆け寄る広末。御木本は弱々しく、告げる。
「く・・・・オレはもう・・・ダメだ・・・」
「何を言ってる!?たかが髪の毛が燃え尽きただけだろ!?」
「いいや・・・・自分の事だ・・・・よぉく、わかるさ・・・・」
「御木本・・・・」
「対魔忍・・・オレを置いて・・・先に行け!」
「!?何を・・・!?オマエを置いて行けるかよ!?」
「ワガママを言うな!!」
御木本が広末を叱責する。
「良いか・・・・オマエがここで諦めたら、何のためにアイツらは犠牲になった・・・!アイツらの死を無駄にしたくないなら、オマエは行かなくちゃならねぇんだ!!」
「でもよ・・・でもよぉ!!」
「どうしても行きたくねぇってんだったら仕方ねぇ・・・・オマエが東郷に『養豚場のブタでも見るような眼で見下して欲しい』と思っていることを全校生徒中にバラしてやる」
「!?!?!?」
「バラされたくなかったら迷うな!とっとと行けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
広末は走り去って行った。
「そうだ・・・行け・・・オマエが止まらねぇ限り・・・オレたちはオマエと共にいる・・・だから・・・止まるんじゃねぇぞ・・・!」
か細いその言葉は、辺りの炎(演出用)に呑まれて消えた。
―――――――――――†――――――――――
「うぅ・・・・・クッ!?」
涙で視界が滲む中、広末はひた走る。
「山田・・・谷口・・・御木本・・・オレは・・・・オレはぁ!!」
その瞬間、広末の中の何かが弾けた!
「─────────!!」
広末に向かって放たれる無数の弾丸(非殺傷)
その全てを、広末は避ける。
「ああ・・・・見える・・・・見えるよ・・・・!オレにも敵が見える!」
いったい彼は何を見ているというのか・・・・
「──────そこ!」
飛び交う弾丸(非殺傷)の軌道から発射地点を予測。そこに向けて小石を投げる。
投げた小石はタレットに命中。見事、爆発。
しかし、射線はまだ彼を捉えて離さない!
「────────!!」
広末はそれを、最小限の動きで誘導。タレット同士が撃ち合うように仕向けてみせた!
見事、その試みは成功し、ほぼ全てのタレットが爆発四散。
残りの障害は目標までの距離のみ!
「このまま────」
しかし、そうは問屋が卸さない!
御木本の頭髪を全損させたレーザーが、広末を襲う!
「!?」
しかしなんと!広末はそれをいとも簡単に避けてみせた!
そして───
「邪魔だッ!!」
レーザータレットに急接近。そして、破壊。
爆発を背中に受けて、広末は最後の加速をかける。
そして────
「やった!ついに────!」
広末はそのまま
衝撃を転がることで相殺。
し終えた、その時────
べちん、と顔面が何かにぶつかった。
それは、不同先生の股間であった。
「おや、広末くん。もうみんな着替え終えた後ですよ」
広末は動かない。
「この後は私の授業です。広末くんも遅れないように」
それだけ告げて、不同先生はその場を立ち去っていった。
静寂が、辺りを支配する。
「う・・・・・・う・・・・・・」
行き場を無くした、青春の
―――――――――――†――――――――――
「────以上が、今年の防犯の成果だ」
「はーい。煌月もお疲れさん。先生には私から報告しておくワ」
「いやいやちょっと待てぇ!?!?」
?を頭に浮かべる輝夜と風。
「いったいこれは何!?」
「更衣室の防犯設備」
「ここまで厳重にする必要性!?」
「だって~、下着ドロまで出たのよ?このくらいはしておかないと!」
「死人が出るわよ!?」
「非殺傷タイプだから大丈夫!」
「んなわけあるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
夏凜のツッコミは、今日も冴え渡っていた。
元ネタは『フルメタルパニック?ふもっふ』のアレ。
単なる息抜きだからね、しょうがないね。
今回出てきたモブが、今後出てくるかは不明。