それはそうと、『鬼滅の刃』アニメスタートしましたね!
アニメーションがufotable制作ってハナシだから、戦闘シーン期待してましたけど・・・・・・・
良い意味で期待を裏切ってくれました!!
やっぱ鬼滅はサイコーだぜ!
いやはや、これから毎週が楽しみになって来ましたよぉ~~!!
「バーテックスに生き残りがいて、戦いは延長戦に突入した・・・・・・と」
「だいたい、そういうことね・・・・・・・」
合宿から帰った俺たちを待っていたのは、大赦から送られてきた全員の勇者端末とバーテックスに生き残りがいたという報告だった。
「みんな・・・・・ごめん・・・・・」
「風先輩だって、さっき知ったばかりじゃないですか」
項垂れる風さんを東郷が慰める。
しかし・・・・・生き残りか・・・・・・
いや、まさか・・・・・な
「でもさ、そいつさえ倒しちまえばバーテックスは全部倒したってコトだろ?んなら、パパパっとやっちまおうぜ」
「もう、かぐやちゃん!バーテックスは壁の外から来るんだよ!どうやって倒すの?」
「・・・・・・・こっちから攻め入ることってできないん?」
「ったく、神樹様の教えにあるでしょ。『壁の外に出てはならない』って」
あー・・・・・あったなぁ、そういえば。
「・・・・・・輝夜、あんた忘れて・・・・・?」
「まー、大丈夫だって!今更一体程度、あの猛攻を凌いだ俺たちだせ?」
「話をそらすなァ!!」
ちょ!?待っ!?チョークブリーカーはやめ────あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!
『成せば大抵なんとかなる!だよ、お姉ちゃん』
「樹─────そうね!」
続いてコブラツイストをかけられている俺を無視して、風さんが窓から大声で叫ぶ。
「何時でも来なさいバーテックス!!勇者部六人がお相手よーーー!!!」
それはいいから早く助け─────あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!
―――――――――――†――――――――――
「なぁーんて言ってたのに、もう一ヶ月過ぎちゃったよ」
新学期が始まり、数日しての放課後。
俺たちは三人で、部室に向かいながら駄弁っていた。
「平和が一番さね」
「輝夜くんの言うとおりだわ。でも、気が弛みすぎても駄目よ?」
「わーってるって」
と、その時、赤い猫が唐突に現れて俺の頭の上に乗り丸くなった。
「わっ、だめだよ火車。戻って戻って」
友奈が慌てて端末を操作し、火車と呼ばれた赤猫は消えた。
「・・・・・・・・・あの牛もそうだけど、俺、友奈の精霊になつかれてる?」
「っぽいねぇ。よかったね!かぐやちゃん♪」
ちっとも良くねー・・・・・
そんなこんなで部室に到着。どうやら俺たちがラストの模様。ちょっち悔しい。
「うぃーッス!」
「ちっす。遅かったじゃない」
「日直にもなると、いろいろあるのさ~」
「またテキトー言って・・・・」
なんて他愛も無い会話をしていると、視界の端に何かが過った。
気になってそちらを見ると、尻尾が鎌になった謎の生き物に東郷が絡まれていた。なにあれ?
「ああ、ごめん東郷。その子まだ私の言うこと聞かなくて・・・・」
どうやら風さんの精霊らしい。
友奈の火車同様、大赦が今回用にシステムをアップデートしたらしく、夏凛以外の四人に新しい精霊が追加されたようだ。
(なんで夏凛だけ・・・・・・・・関係あると考えられるのは、やっぱ・・・・・・・)
なんて事を思考していると、またもや視界に何かが横切る。なにこれ?鏡?
『私の木霊と雲外鏡も出てきちゃいました』
雲外鏡。
なるほど、だから鏡・・・・・・いや、やっぱワケわかんねーや。
そうこうしていたら、牛と火車も出て来て、更には東郷が自分の精霊を出して・・・・・いやいやちょっと待て。
「いくらなんでも多すぎぃ!?」
「ちょっとした百鬼夜行ねー・・・・」
「も・・・もう文化祭の出し物、これで良いんじゃないかな?」
「駄目よ」
「ですよねー・・・・」
―――――――――――†――――――――――
牛が義輝にかぶり付いたり、俺が東郷の精霊ズに取り囲まれたり、ともかくいろいろすったもんだしたが、全員が自分の精霊を無事端末に戻すことに成功した。
「やっと戻ってくれたわね・・・・・」
「なんつーか、めっちゃ疲れた・・・・・」
肩で息をしながら、夏凛を見る。何か引っかかる事でもあるのか、夏凛は釈然としない顔をしていた。
まぁ、理解はできる。大方『なんで自分だけ、追加の精霊がいないのか』とか思ってんだろ。
精霊の追加。単純に、戦力が増した・・・・・・ってだけじゃないだろうな・・・・
考察ポイントは一つ。ズバリ、
精霊追加の条件が、満開の使用であるのならば、かつて夏凛が言っていた『勇者は満開する度に強くなる』という言葉にも説明が付く。
ということは、東郷の精霊が最初から三体いたのは─────
と、そこまで思案したところで袖を引っ張られる感触。
振り向けば樹が、心配そうな表情でこちらを見ていた。
怖い顔でもしてたかな・・・・?
「んー?どうした樹ー」
なるべく笑顔をつくりながら、樹の頭を撫でてやる。うん、良い笑顔だ。
すると、スケッチブックを取り出して文字を書く。
『バーテックス、いつ来るんでしょう?』
文字の下には顔文字まで書いてある。緊張してる顔かな?
「うーん、そうね・・・・・私の読みだと明日あたり怪しいわね!」
「うぉ!?夏凛お前いつの間に後ろに!?」
「実は神樹様の勘違いで、バーテックスの生き残りなんていなかったー、とか?」
「風さんもか・・・・!?」
お前ら人の後ろを取り過ぎィ!!
と、その時だった。
♪~♪~♪~
「ふぇ!?」
「樹海化警報・・・・!?」
「これはアレね。神樹様からのツッコミね」
「そういう夏凛だって外してんじゃないの!」
「はいはい、二人共ケンカしてんじゃないのー。行くぞ、正真正銘のラストバトルだ」
―――――――――――†――――――――――
レーダーの反応を辿って、バーテックスが視認できる場所に到着。
「あの走ってるの、前に樹が倒してなかった?」
「元々、二体で一つの存在なのかも・・・・・」
「二体で一つ・・・・・双子って事?」
「それよりも、あいつの上に乗ってる奴・・・・・なんなのアレ?」
「黒い・・・・くらげ?」
「うーん・・・・くらげっていうか、カーテンみたいな感じだね、かぐやちゃん───────かぐやちゃん?」
ああ、ちくしょう。なんでこう、悪い予感ばっか当たるのかね・・・・・
「どうしたのかぐやちゃん!?顔、真っ青だよ!?」
「あれぇ~?もしかして~煌月ったら、ビビっちゃった~?」
落ち着け。冷静になれ。でなきゃ
いや、今回はバーテックスも一緒にいる。二の舞処か大惨事になりかねない。だから落ち着け。クールになれ。
「─────えっと、煌月?」
「風さん!みんな!よく聞け!」
「ふぇっ!?あ、はいっ!」
「あいつ・・・・・シェイプシフターは俺がなんとかする!!だからお前らはバーテックスを!!いいな!?」
俺の指示に全員が困惑する。
気持ちは察するが、最悪のパターンだけは避けなければならないので承諾して欲しい。
「そんな・・・・輝夜くん一人じゃ危険よ!私が援護を「駄目だ!!!」っ!?」
「いいか!?お前らは絶対に手ェ出すなよ!?アイツに呑み込まれたくなかったらな!!!」
それだけ告げて、俺はバーテックスとシェイプシフターのもとへと跳ぶ。
―――――――――――†――――――――――
「クソっ・・・・遅かった」
二体の側に到着した時には、既にバーテックスはシェイプシフターを取り込んでおり、進化───シェイプシフトしていた。
最初にバーテックスを見た時から感じていた、あの時の感覚。そこから推測した、バーテックスの正体。
すなわち、
シェイプシフターは、視認、もしくは接触した人間の心に"悪意"を注ぐ。抵抗力のある者はなんとも無いが、そうでない者は悪夢を見、終いには錯乱状態に陥る。
「友奈たちに抵抗力があって助かった。接触さえしなけりゃ、あいつらは錯乱しない」
だから、俺が終わらせる。
ニルヴァーナを奴に突き刺して分解させちまえば後は──────
そんな俺の作戦を嘲笑うかの様に、シェイプシフトし下半身だけ筋骨粒々となったバーテックスは、目にも留まらぬ速さで俺の背後に回り込むのだった!
「っな!?ごはっ・・・・!!」
蹴られた。と理解した瞬間には、俺の身体は宙を舞っていた。
(クソ─────嘘だろ・・・・・なんて速さだよ・・・・・)
だがそれだけではなかった。
俺が地面に落ちるよりも速く、強化バーテックスは俺を蹴り上げる。
恐らく、都合四度。
蹴り上げられ、天高く舞い上がった俺の脳天目掛けて、強化バーテックスはオーバーヘッドキックをお見舞いするのだった。
「─────────ッハ」
地面に叩きつけられた俺は、悲鳴すら上げられず、肺の中の空気を吐き出した。
上空のバーテックスがそのまま落下してくる。恐らく踏み潰すつもりなのだ。
「ァァァァァあああああああああ!!!!!!!!!」
だが、そうはならなかった。
バーテックスを落下途中で撃墜した奴がいたのだ。
「─────これ以上」
友奈だ。友奈が落下するバーテックスを蹴り飛ばしたのだ。
「かぐやちゃんをいじめるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」
友奈の絶叫が、樹海に響き渡るのだった。
シェイプシフターについて・・・
二年前の瀬戸大橋にも現れた謎の存在。
見た者、触れた者の心に"悪意"を注ぎ、悪夢を見せて錯乱させる能力を持つ。
そういったものに抵抗力のない者は、簡単に錯乱してしまうが、神の加護等により、抵抗力を持っている者には全く効果が無い。
バーテックスと融合(これを"シェイプシフト"と呼ぶ)する事でバーテックスを強化する事ができる。