地獄の姉弟《ヘルツインズ》~赤と白を宿した双子 作:デンドロビウム
リナが里奈になってるのは変換そのまま使ったからです。スレイヤーズD×Dとつながりはありません。
「死んで頂戴。」
言葉と共に真っ黒い羽を生やした美女が俺に光の槍のようなものを俺に向かって投げてきた。
そして俺は────
話は数日前に遡る。
「あの、私天野夕麻といいます。───私とお付き合いしてくれませんか!」
俺は学校帰りに女の子に突然告白された。
黒髪ロングで年は俺と同じ位だろうか?名門女子高の制服を着ており、かなりの美人さんだ。おっぱいも大きい!
なんで!?話したことも無いのに告白!?
前に何回かこの辺で見かけたことあったけどそれだけだ。
それなのに俺に告白!?
ととととと、とりあえず何か言わなきゃ!
「え~と、嬉しいんだけどどうして?」
な、なんとか平静を装った感じで声を出せた(はず)。
「以前に何回かこの辺で見かけてて、道行くおばあさんに声掛けて助けてあげたりというのを何回か見てまして。それからお友達と一緒の時の笑顔が素敵で・・・。」
おおおおおおおお!善行はしておくもんだ!偉いぞ俺!
『相棒!その女は・・・。』
うっさい黙れアルビオン!
『はぁ~、後悔するぞ。』
ぜって~しねぇ!
『・・・・。』
「あの~、どうかしたんですか?」
黙り込んだ俺を心配してくれる夕麻ちゃん。
「ああ、なんでもないよ。え~と告白してくれた返事なんだけど・・・俺でよければ!」
「ほんとですか!やったぁ!ありがとうございます!」
俺の返事に嬉しそうにはしゃいでいる。
とうとう俺にも春が!
そうしてしばらくお話しをして今日デートしたんだけど最後に立ち寄った公園で彼女は豹変した。
そう、文字通り態度も姿すらも・・・。
目の前にいる彼女は背中に真っ黒な羽を生やしボンデージのような衣装を身に纏いそして俺に言ってきた。
「死んで頂戴。」
と。
言葉と共に光の槍を投げつけてくる。
槍はそのまま俺に突き刺さる・・・・・直前で弾けて消えた。
「なっ!」
その光景に驚愕する彼女。
もう一度俺に槍を投げようとした時横から別の声がかかった。
「何回やっても無駄よ。」
声と共に現れたのは茶色い髪をポニーテールにした俺と同じ位の女の子だった。
「イッセー・・・面白そうなことやってるわね?」
後から来た女の子が俺に声を掛けてきた。
「そう見える?」
「だから私もアルビオンも言ったじゃない、堕天使の女なんてやめなさいって。」
「だって!こんな美人さんに告白されたんだよ!一縷の望みくらい持ったっていいじゃないか!」
いいながら俺は血涙を流す。だって嬉しかったんだもん。
「あ~、わかったわかった。仕方ないわね~。」
そう言いながら俺に近づいてくる。
「そんで?そこの堕天使さんはなんでイッセーを殺そうとしたのかしら?」
口調は軽いが開放した殺気と魔力がハンパ無い!
「な、な・・・・・。」
あ~堕天使の子完全に呑まれて言葉すら発せないでいるな。
「姉ちゃんストップ!威圧しすぎ!」
俺は茶髪の女の子、俺の双子の姉を抑える。
「え~、これくらいで呑まれるなんて根性無いわね~。」
「いやいやいや!上級クラスの魔力出しといてこれくらいとかおかしいからね!?」
「仕方無いわね~。」
そう言って魔力を抑える。・・・それでも中級クラスは出してる。
「さて、もう一度聞くわよ?なんでイッセーを狙ったのかしら?」
そういって堕天使の女に再度聞く。
「え、え~と・・・上司に危険な
やっぱりかぁ~・・・・・。
「だから言ったでしょ?堕天使の女なんて駄目だって。・・・・・そんで?上司の名前は?」
「え、いえ、その・・・。」
「い・え・る・わ・よ・ね?」
怯える堕天使の女を魔力を解放して威圧する姉ちゃん。・・・こええよ!
「ど、ど、ドーナシーク様です・・・・。」
「あいつか!人間だからって私のこと見下すいけ好かない奴!」
姉ちゃん知ってるのか。この感じだと・・・ドーナシークって奴確実に死ぬな。
「さて~、奴の居場所と今回の目的をキリキリ吐いてもらいましょうか?最近この辺にいる堕天使の事も含めてね・・・。」
レイナーレ(堕天使の女の名前ね)聞き出した内容は・・・放っては置けない内容だった。
教会を追放された元聖女をこの町の廃教会に呼び出し、その元聖女が持っているという
「それでその
「はい、そう言っていました。」
「姉ちゃん、それって逆効果になるんじゃ?」
「なるわね。・・・とりあえずアザゼルに連絡ね。」
そう言って小型の魔法陣を展開する。
「え!それってどういう・・・。」
レイナーレが姉ちゃんの言葉に驚いている。
それもそうか、人間が堕天使の総督に連絡だからな。
「俺達はアザゼルさんと知り合いなんだよ。聞いた事ない?兵藤姉弟って?」
レイナーレはしばらく考えていたが
「ああ!もしかして
その呼び名はちょっと・・・なんつーかひどい。間違ってないけども。特に姉ちゃんが。
「まあ、当たり。」
「すいませんすいません!知らなかったとはいえとんだ御無礼を!」
平伏するレイナーレ・・・・・いや、そこまで畏まらなくてもいいんだけど。
「まあまあ、気にしてないから頭上げてくれよ。」
「はい、すいませんでした。」
そう言って頭を上げてくれる。
「んで、姉ちゃん、どうだった?」
通信を終えた姉ちゃんに聞く。
「あ~、こっちでなんとかしてくれって。なんか忙しいらしくて報酬は出すからって。」
「後始末は?」
「それはしてくれるって。それと元聖女の保護もしてくれってさ。」
「また丸投げかよ。」
「まあまあいいじゃない、ストレス解消に報酬付き!!」
「姉ちゃんやり過ぎるなよ~。」
あの爛々とした目の輝きをしてる時は危険だ・・・主に町の破壊度という意味で。
以前に敵のアジトのある山ごと魔法で消し去ったからな~・・・流石に町にあるからそれは無い・・・と信じたい。
「あの~、私はどうしたら・・・。」
「あ~、忘れてた。アザアゼルの命令を伝えるわ。しばらく修行と謝罪の意味も込めて私達の家でメイドとして働きなさい!だそうよ。それと私とイッセーで修行つけてくれって。」
「え・・・・。」
固まるレイナーレ。
「だいじょぶだいじょぶ、何も害がなかったら姉ちゃん優しい?から。修行以外は。」
「お、お手柔らかにお願いします。」
「オッケー。じゃあドーナシーク叩き潰しに行きましょうか!」
姉ちゃんの言葉で俺達は廃教会へと向かうのだった。
アザゼル好きなんで最初から出そうとすると展開が他二作と同じに・・・。変えればよかったかな?と後悔。