地獄の姉弟《ヘルツインズ》~赤と白を宿した双子 作:デンドロビウム
あれから数日後の放課後、部室でみんなでお茶をしていると珍しく来客があった。
「失礼するわよ、リアス。」
「あら、珍しいわねソーナ。」
やって来たのはソーナ会長と生徒会のメンバー。
「お互い新しい眷属が増えたので顔合わせに来ました。匙、挨拶して。」
呼ばれて前に男が一人出て来る。
「匙元士郎です。ソーナ・シトリー様の
ふ〜ん、なりたてにしては割と強いみたいね。
「みんなも挨拶して。」
リアスに言われてイッセーとアーシアと前に出る。
「兵藤里奈よ。
「兵藤一誠です、
「アーシア・アルジェントです。
私達は順番に挨拶したが
「兵藤姉弟が!?」
「何か文句ある?」
匙が驚いてるので面白そうだからちょっと威圧してみる。
「無いぜ。ちょっと意外だったんだよ。主席二人揃ってなんてな。でも戦闘なんて出来るのか?」
ちょっと馬鹿にした感じで言ってくる。
「問題無いわよ?少なくともあんたよりは遥かに強いし。何だったら相手になるわよ?」
「上等じゃねぇか!」
「匙!」
ソーナが制止するが
「ソーナ会長、ここはお互いの力量見るのに良いと思うんで許可してくれませんか?加減はするんで。なぁ、姉ちゃん。」
イッセーも乗ってきたけど、私にやれと。実際挑発したのは私だからいいけど。
「・・・わかりました。お願いしますね。」
ソーナの許可も貰ったので訓練所に移動する事にした。
移動した私達は私と匙が真ん中で他のメンバーは壁際で観戦している。
「二人でもいいんだぜ?」
はぁ〜
「相手の実力測れるのも実力よ。
「なっ!?だが俺は駒消費4個だ!負けるはずがない!」
面倒くさいな〜
「じゃ〜、かかってきなさいよ。」
匙が腕を前に出して構える。
「こい!」
叫んだと同時に匙の腕に黒い蜥蜴のような物が現れる。
『ほう、ヴリトラか。懐かしいな。』
という事は
「
「食らえ!」
私のつぶやきに気付かなかったらしく匙がラインを飛ばしてくる。
「
私は風の魔法でラインを吹き飛ばし魔法を唱えながら匙に接近する。
「隙だらけよ〜。」
そう言って魔法を発動する。
「おしまい。
キン!
乾いた音を立てて匙は氷漬けになった。
「びくとり〜!」
私はピースをしながら勝利宣言をするのだった。
その後匙が難癖付けてきたので今度はイッセーが
部室に戻りソーナから私達の説明を聞いた後さすがに匙も謝ってきた。
「分かればいいわよ〜。」
「ああ、すまなかった。とはいえ普段は何も感じなかったんでな。」
「魔力ダダ漏れで生活出来るかよ。ここにいますってアピールして騒動巻き込むなんてごめんだぜ?」
イッセーがジト目で答える。
「あの量の魔力を完璧に抑えるだけでもすげ〜な。」
「それが出来ないと普通の人は俺達はおっかない雰囲気持ってるって思われるからな。」
なるほどな〜、なんて感心している。
「強くなりたいなら俺達の修行に参加したら色々教えてやるぜ?」
「死ぬんじゃね?」
イッセーに返事する匙の顔が青ざめている。
「ダイジョウブダヨ?フフフ。」
「死ぬ!その言い方と表情がこええよ!」
イッセーの悪い顔に匙は引いている。
「まあ、冗談だ。本気出すのは姉ちゃんとティアぐらいだから。」
「ティア?」
「ああ、
「な、な、な、なにいぃぃぃぃぃ!五大龍王じゃねぇか!どうやったら使い魔になるんだよ!」
ま〜、驚くわよね。
「え〜と、死ぬ気で戦う?」
「・・・・・・・。」
さすがに言葉が出ないようだ。
「えと、イッセー君でいいかしら?」
「ええ、構いませんよ。」
ソーナに答えるイッセー。
「修行って私達もいいのかしら?」
「誰でもウェルカムですよ。ソーナ会長も強くなりたいんですか?」
「そうですね。あなた達が規格外とはいえリアスや他の眷属も強くなっています。同世代の中でもかなり上位の強さだと思います。なので私達生徒会も参加して共に強くなれればと思ってます。リアス、いいですか?」
なるほどね、要は悔しいと。
「ええ、構わないわよ。というか私達もイッセーや里奈から教わってる立場だけれど。」
と言い私に視線を送ってくる。
「向上心ないと着いていけないわよ?それでも良いなら体術とかの近接はイッセー、魔法とかの遠距離なら私が教えてあげるわ。」
「魔法メインの人は姉ちゃんに回避とか距離の取り方習うだけでも変わると思いますよ?体術も普通の人より出来るので。」
実戦向けだけどね。
「毎日とはいきませんが参加させてもらいたいと思います。よろしくお願いしますね?」
こうして生徒会も修行に参加する事になった。
次回はギャー君登場です。