地獄の姉弟《ヘルツインズ》~赤と白を宿した双子 作:デンドロビウム
「ふう。」
私はため息と共に鎧を
周囲をみまわす。
あ、フィールドにヒビ入ってる。
『里奈様、止めていただきありがとうございました。』
「まあ、それはいいんだけどこれって勝者誰になるのかしら?」
『・・・。』
考えてなかったようである。ある意味仕方無いけども。
おし!
「それなら、勝者私で!条件はイッセーと同じでいいわ。とはいえそのままだとおもしろ・・・じゃなくて、試合を壊した責任と条件を出した責任てことでイッセーをリアスの眷属にするってのはどう?」
『!?』
「イッセーの出した条件を私達が許容しても周りはそうはいかないかもしれないじゃない?そういう時の護衛を兼ねてリアスの眷属になってもらう。そっちとしては破格の条件だと思うけど?白龍皇が悪魔陣営につくんだし。」
『イッセー様の意思は・・・。』
「大丈夫よ。問題は実力差よね〜。
サーゼクスの名前を出したのは魔王公認にしたいのだ。後で難癖つけられても困るしね。
『ごほん、サーゼクス・ルシファーです。今の条件を飲みましょう。ただ、特例になるので他言無用にお願いします。公式ではイッセー君は通常の方法で転生したことにします。後ほどイッセー君本人の意思確認して同意していただけましたら転生してもらおうと思います。』
サーゼクスから自ら言うなんてね。
それで〜
「イッセーはどうなの?起きてるんでしょ?」
そう言うとイッセーは倒れたまま
「起きてるけど・・・正直ダメージデカくて動けないんだよ。先に回復してくれ。」
あ〜、本気でやったからな〜。
「
イッセーに回復の魔法をかけてあげる。
暫くして回復してきたのか起き上がり
「全力のドラスレ食らって生きてる俺すげ〜。」
「あれ位やんないと止まらないでしょ?キレると手つけられなくなるんだから、もうちょっと精神修行積みなさい。」
イッセーはあはは〜なんてバツの悪そうに笑っている。
「そんで?眷属の話どうすんの?」
暫く考えてから
「なれるならお願いするかな。ここ迄やって後は知りませんとか出来ねえし。姉ちゃんは?」
「ん〜、別にいいけど二人共だと誤魔化せなくなりそうね。」
「マジで!?絶対嫌がると思ったんだけど。」
イッセーは驚きながら言う。
「ま〜、私も関わっちゃったからね〜。それで、私もリアスの眷属になっても大丈夫なの?」
『とりあえず、私の眷属になってから少し時間置いてトレードという形をとりましょう。ただ、
「え!
『それでもいいのですが、通常の駒だと心配なので
なるほどね。
「オッケー、わかったわ。」
『それでは後日行いたいと思いますので本日はこれで終了となります。みなさんも本日の事は秘密にお願いします。』
「コレどうすんの?」
私は未だ倒れているライザーを指差す。
『え〜、ライザー・フェニックスはこちらで治療してその後私が再教育致します。徹底的に。』
最後の言葉が恐ろしいわね。
「里奈、イッセー!!」
観戦席に戻った私達にリアス達が駆け寄って来た。
「いいの?二人共。」
申し訳無さそうに聞いてくる
「いいわよ。もう決めちゃったしね〜。最後まで責任とったげる。」
「まあ、今日の発端は俺にもあるんで気にしないで下さい。それよりも改めてこれからお願いします。」
イッセーに意地悪な視線を送りつつ
「そうよね〜、ほぼイッセーのせいよね〜。」
「くっ、間違ってないだけに反論出来ない!!」
なんてやってる私達の所にリアスが来て
「ホントに二人共いいの?」
心配性ね〜、リアスは。ほんと、優しいんだから。
「問題無いわよ!試合だけの事で判断してる訳じゃないし。今迄の部活とか普段の言動とか行動でも信用出来ると思ってるから。」
「そうですよ。責任感だけで長い時間一緒にいられる訳無いじゃないですか。」
うんうん、イッセー良いこと言う。
「ご両親はいいの?」
リアスの言葉にイッセーと私は固まる。
「「・・・・・・・・・・・・。」」
「ど、どうしたの?」
固まる私達にリアスが心配になったのか聞いてくる。
「しまったああぁぁぁ!!」
「それがあったああぁぁぁぁ!!」
「姉ちゃん!バレたらまずいよ!」
「ええ、そうね。でも今更変更出来ないわ!」
「確かに!決めちゃったし!」
「バレたら大変なの?それなら・・・。」
リアスの言葉に。
「確かに大変なんだけど!!」
「多分、考えてる方向性が違う!!」
「え〜と・・・。」
リアスは私達の言動に困っている。
気持は分かるが私達はそれどころじゃない。
「リアス部長!悪魔になったら身体強化されるんですよね?上限も上がるんですよね?!」
「ええ、そうね。朝には弱くなるけど、慣れれば──」
「だああああ!またあの日々が始まってしまう!!」
「悪魔の限界ってどんだけだ?」
「果てがなさそう・・・・・。」
「姉ちゃん!ここはやっぱり───」
「いえ、無理よ!奴等には魔法も半減だって効かないのよ!体術じゃ敵わないから無理よ!」
そして再び二人で固まる。
「イッセー?里奈?」
「「・・・・・。」」
よし!
「バレたら考えよう!」
「姉ちゃん・・・直ぐバレる。奴等の直感ハンパない。動物以上だし。」
「そうなると・・・諦めるしかないかぁ〜。」
二人して溜息をつく。
「どういう事なのかしら?」
「あ〜、俺達が強い原因は
「で、現状がほぼ強さの上限だろうって事で開放されたんだけど、悪魔になって上限上がったと知ったらどうなるか・・・。」
恐ろしい。
「ご両親は人間なのよね?」
「です。カテゴリ上は・・・。」
「ただ、英雄とか英傑と呼ばれる子孫らしく、強さも頭の良さも人間じゃないその上野生すら超える直感力。」
「英雄の子孫・・・。」
とはいえ今考えても仕方無いわね。
「とりあえずこの問題は考えない様にしましょう。流石に全力出したから疲れたわ。」
「確かに。」
イッセーも同意のようである。
「二人共、今日は本当にありがとう。」
リアスは私達に頭を下げる。
「気にしなくていいわよ。だってイッセーはリアスの事ゴニョゴニョ。」
「あ〜!も〜!姉ちゃん帰るぞ!細かい事は明日の放課後話しましょう。それじゃあ!!」
私はイッセーに引きずられるようにして会場を後にした。
というわけで二人共悪魔転生です。里奈は悩んだんですがとりあえず転生することにしました。