地獄の姉弟《ヘルツインズ》~赤と白を宿した双子   作:デンドロビウム

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タイトルまんまです。


告白です

 

 

今から大体四年前。

 

俺はアザゼルさんからの依頼で冥界でとあるハグレ悪魔の討伐を頼まれた。

 

その悪魔は仙術と妖術を使う厄介な相手だったが何とか追い詰めた。

 

その時に奴が現れた。

 

聖王剣・コールブランドの使い手、アーサー・ペンドラゴン。

 

どうやら仲間らしく、数合打ち合って剣の腕だけなら良くて相打ち、ギリギリで負けると思った。

 

それに武器の性能の違いで確実に勝ちは無いとわかった。

 

伝説の聖剣に匹敵する武器は流石に持ってなかったし。

 

とはいえ向こうも逃がしてくれるような甘い相手ではなく崖に追い詰められて結局斬られて川に落ちて勝負は着いた。

 

気づいた時、俺は手当てされてベッドに横になっていた。

 

あれほど生を実感した時はなかった。

 

助けてくれたのはとある悪魔の貴族。

 

川のほとりで倒れていた俺を助けてくれたのはその家の長女で次期当主様だった────

 

 

 

「え、あの時の彼は・・・イッセーだったの?」

 

驚いたリアス部長が聞いてくる。

 

「そうです。今更ながらあの時は本当にお世話になりました。」

 

「でも、見た目も雰囲気も全然違うわ。そもそも気配は悪魔だったわ。」

 

「ああ、あれはアザゼルさんの偽装術式を組み込んだ腕輪付けてたんで。」

 

そう言ってポケットから腕輪を見せる。

 

「その腕輪・・・。」

 

「見覚えあります?そもそも冥界に人間の気配出して歩いてたら速攻で怪しまれますからね。」

 

「そんな・・・。」

 

「まあ、あのあと気が付いた俺の手当てしてもらったのに何も言わずに出て行ったことは申し訳なかったですが。」

 

「どうして黙って出て行ったの?傷は深かったし普通に動ける状態ではなかったはずなのに。」

 

ん~・・・ネタバラししないとかな?

 

「実はですね、サーゼクスさんに連れて行ってもらったんですよ・・・。」

 

「お兄様が!?」

 

「依頼はアザゼルさんからだったんですが、サーゼクスさんがアザゼルさんに相談して僕が派遣されたそうです。で、グレモリーの家に保護されていると聞いてわざわざ会いに来てくれたそうです。」

 

「それであの時お兄様がいらしたのね。」

 

「俺もですがサーゼクスさんも驚いてましたよ?俺がやられた事もですが保護された先が自分の実家で助けたのが妹だったんですから。で、まあ話した結果このままお世話になってバレるのも問題だったんでサーゼクスさんに頼んでアザゼルさんに引き渡してもらったんです。」

 

リアス部長は俺の話に思案している。

 

「それじゃあ、お兄様はアザゼルとつながっていると?」

 

「そうなります。まあ、あのあとなんだかんだで両方の依頼受けたりして顔見知りになりましたが。それとサーゼクスさんとアザゼルさんは個人的に昔から付き合いあったみたいですよ?ああ、この話は秘密でお願いします。それにあの二人は繋がってはいますが裏で策謀とかしてるわけじゃないですよ。なのでリアス部長にはサーゼクスさんには今迄通り接してもらえると助かります。」

 

「ええ、わかったわ。」

 

戸惑いながらも了承してくれた。俺のせいで兄妹仲悪くなっても申し訳ないし。

 

「それにしても何で直ぐに教えてくれなかったの?」

 

・・・・・。

 

「照れくさかったから?ですかね。まあ、事情の知らないリアス部長に話す訳にもいかなかったですしそもそも入学した当初は堕天使寄りでしたからね、バレて疑われるのもまずいな~と。」

 

でも、とリアス部長は言い。

 

「それならこの学園に入学しなかったほうが良かったんじゃない?」

 

ごもっともな意見!

 

「いや~、命の恩人の通う学園なんで影ながら助けられたらな~・・・なんて。」

 

若干無理があるかも!?

 

「それだけ・・・なの?」

 

バレてる!?嫌、今更どっちでもいい!

 

「それだけでした・・・・・最初は。まぁ、都合よく進めばお礼位は言える日が来ないかな~なんて思ってましたけどね。で、まぁ、入学当初この部室の前まで来た時に上を見上げたら二階の窓を開いて外を眺めてるリアス部長を見て───────一目惚れしました。元々サーゼクスさんに話を聞いて気にはなってたんですが、あの時のリアス部長・・・リアス・グレモリーの凜とした表情に惹かれたんです。」

 

俺の言葉に呆然としている。

 

ええい!勢いで言ってしまおう!

 

「リアス───好きです。付き合ってください!」

 

ちょ、涙流してるんですけど!?まさか───

 

「ふふっ、大丈夫よ。この涙は嬉しくてよ。私もイッセーのこと大好きよ。部活に入って一緒に活動してイッセーの気遣いや優しさにふれて、ライザーの事で怒って、戦ってくれて───私って、ちょろいのかしら?」

 

「ぷっ、リアスからちょろいとか聞かされるとは思わなかった。まあ、俺も一目惚れなんで似たようなもんですよ。」

 

そう言ってリアスを抱きしめる。

 

「そういえばイッセーって人の為にしか本気で怒らないって聞いたんだけど?」

 

ちょ!

 

「まさか───」

 

「里奈がそう言ってたわよ?ライザーの時に怒ってくれたのは、私の為?」

 

リアスが意地悪そうな顔をして言ってくる。

 

「当たり前でしょうが。惚れた女をあんな低俗な奴に任すなんて出来ないでしょう?」

 

「じゃあ、問題ない様な相手だったら?」

 

意地悪な!

 

「ええい、タラレバの話なんて聞きません!そんな口はこうします!」

 

そう言ってリアスに口付ける。

 

最初は驚いていたが途中から受け入れてくれる。

 

数秒か十数秒かキスをして離れる。

 

「イッセーって意外と情熱的なのかしら?」

 

「そうじゃないんですけどね・・・でもそうかもしれない。リアスといると抑えられない。」

 

「私もそうね。両思いになったからかしら?」

 

そう言って今度はリアスからキスしてくれる。

 

俺達はそうして日が暮れるまで抱き合ってキスしてを繰り返していた。




急展開なんですが・・・この先も似た感じに。

順番バラバラだったりストーリーすっとばしたりします。
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