地獄の姉弟《ヘルツインズ》~赤と白を宿した双子   作:デンドロビウム

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すんごい急展開です。

あと一部スレイヤーズD×Dとネタが被ってます。

書いてから気付いたので修正しませんでした。

適当にスルーでお願いします。


超急展開

 

 

二人を閉じ込めた後暫くして私達は部室の前から離れた。

 

「盗み聞きは野暮よね〜。」

 

「結界はどうするんですか?」

 

朱乃が聞いてくる。

 

「後五分もしたら切れるわよ?」

 

「優しいお姉ちゃんですね。」

 

小猫がちょっと寂しそうにして言ってくる。

 

どうしたのかしら?気になるけど・・・聞かない方が良さそうね。

 

「まあ、可愛い弟で半身みたいなものだからね〜、幸せになってもらいたいじゃん?」

 

「上手くいくといいですわね。」

 

「大丈夫じゃない?あの二人の状態で上手く行かない方が考えにくいし。」

 

「確かにそうだね。」

 

裕斗が苦笑しながら同意してくる。

 

「さて〜、まだ時間もあるし何か食べに行かない?奢るわよ。」

 

「パフェがいいです!」

 

小猫が目をキラキラさせながら食いつく。

 

そういえば甘い物好きだったわね。

 

「オッケー。じゃあ行きましょうか。」

 

その後みんなで食べに行ったんだけど・・・小さいのによく食べる小猫に驚くのだった。

 

財布の中身が・・・。

 

 

 

リアスとイッセーが付き合い始めてから数日。

 

「そろそろ元に戻ってくれないかしら?」

 

誰にともなく呟く。

 

「そうですね、連日これでは胸焼けしますわね。」

 

朱乃も若干ジト目で二人を見る。

 

「里奈先輩のせいです。」

 

小猫もウンザリ口調だし。

 

確かに付き合い出してからずっとイチャイチャしているし。最初は微笑ましく見てたんだけど・・・。

 

「え〜い!あんたら、毎日毎日イチャイチャ、イチャイチャと──────」

 

『!!』

 

しびれを切らした私が二人に文句を言おうとした時町に強力な気配が現れた。

 

「姉ちゃん!」

 

さすがに気付いたおかげかイッセーが元に戻る。

 

「どうしたの?二人共。」

 

リアス達は気付かなかったらしく私達の様子が変わったことに戸惑っている。

 

「ちょっと厄介な奴がこの町に入り込んだみたいなのよ。」

 

「取り敢えずアザゼルさんに連絡してくる。」

 

イッセーはそう言って少し離れて連絡をとる。

 

「里奈、入り込んだのって・・・。」

 

「堕天使幹部のコカビエルよ。」

 

『コカビエル!!』

 

みんなが驚く。

 

「アザゼルさんに聞いてきたけど教会から聖剣盗んでこの町に来たみたい。」

 

なんつ〜事を!!面倒な。

 

「そんで、アザゼルはどうしろって?」

 

「できれば俺達で・・・・・。」

 

「あ・・・・・・解決。」

 

ドオオオオオオオオオオン!

 

私が言った直後に爆発音が響いた。

 

「今度は何なの?」

 

驚いたリアスが聞いてくる。

 

「あ〜・・・・・・・父さんがコカビエルぶっ飛ばした音かしら?」

 

「は?」

 

「取り敢えず行きましょうか。」

 

そう言ってみんなと現場に向った。

 

 

 

現場に着いた私達を待っていたのは地面にめり込んで動かなくなってるコカビエルらしい物体といい汗かいたみたいな顔をしている父さんだった。

 

「よ〜、里奈にイッセー。来るの遅いぞ〜、もう終わったぜ〜。」

 

「イヤイヤ、父さん一撃で倒したよね!?」

 

「ああ、いきなり人の仕事場にやって来て『立ち去れ』とか言うからぶっ飛ばしてやった。これ(・・)堕天使だろ?後始末任せていいか?今仕事立て込んでてな、忙しいんだよ。」

 

「あ〜、オッケーよ。アザゼルにも連絡してあるから。」

 

「お〜、すまんな。それじゃあな。」

 

そう言って父さんは去って行った。

 

取り敢えずコカビエルを拘束、封印して動けなくする。

 

ついでに周りで倒れている仲間らしき奴等も拘束して聖剣も回収しておく。

 

『・・・・・・・・・・・。』

 

あまりにもな展開で誰も何も言えない。

 

そして魔法陣が現れアザゼルが部下と共に現れた。

 

「里奈・・・どういう状況だ?」

 

「父さんが全部瞬殺で片付けたのよ。なんか運悪く職場に乗り込んで来たみたいで。」

 

「・・・・・源太郎のとこに何で────ああ、近づいちゃいけないリスト見たのか。重要拠点とか何か勘違いしたんだろうな。」

 

アザゼルが何やら気になるワードを

 

「何?その近づいちゃいけないリストって。」

 

「そのまんまだぜ?お前等の両親の職場。それとお前等の学園に家だな。」

 

・・・・・危険地帯ってことかしら?そうだったら失礼な話だが納得出来るのは部分があるのはなにか悔しい。

 

「まあその話はいいわ、それで?コカビエルはいいけど他の奴等と聖剣はどうするの?」

 

「他の奴等はこっちで引き受ける。聖剣は・・・イッセー使ってみるか?」

 

「は?」

 

いきなりふられて驚くイッセー。

 

「それはまずいでしょう。俺嫌ですよ?教会の奴等に追われるの。」

 

「まあ、取り敢えずお試しで使ってみろ。」

 

そう言ってアザゼルは一本の聖剣をイッセーに投げる。

 

「おっとと。これって何の聖剣?」

 

天閃(ラピッドリィ)だな。加速だ。」

 

暫くして感触を確かめる。

 

そこへ

 

「里奈、聖剣って因子無いと使えないんじゃないの?」

 

「そうね。でもイッセーは高い適性あるからほとんどの聖剣扱えるはずよ。」

 

「・・・・・・。」

 

まあ、気持ちはわかるけども。

 

「なるほど。───はっ!」

 

声がしたと思ったら既にかなり離れた所に立っていた・・・見えなかったんだけど。

 

「おお〜、すげえ!」

 

「イッセー、今のスピード制御できるの?私見えなかったんだけど。」

 

「ギリギリだけどね。でも使い勝手悪いかな、能力毎に剣変えないといけないとか。」

 

確かに戦闘で一々変えていられないしね〜。

 

と、そこへ───

 

をや?この気配は・・・

 

「やっほ〜、里奈ちゃんにイッセー君。」

 

声の方を見れば白いフードを着た二人組が近付いて来た。

 

「もしかしてイリナ?」

 

私は声をかける。

 

「そうよ〜。なにか強い力と音が聞こえたから来たんだけど、里奈ちゃん達だったのね〜。」

 

イリナの連れの方がイッセーを睨んで

 

「その聖剣はどうした!それは我々の物だ!返してもらおう!」

 

そう言って問答無用で斬りかかる。

 

「あ、ゼノヴィア!だめ!」

 

イリナは叫ぶが

 

「遅い。」

 

イッセーはそう言いながらゼノヴィアの攻撃を避ける。

 

「くっ、これならどうだ!」

 

ゼノヴィアは剣の力を上げ攻撃するが

 

キンッ、という乾いた音を立ててゼノヴィアの剣が斬られた(・・・・)

 

「なに!?。」

 

呆然とするゼノヴィア。

 

「事情も聞かないで斬りかかってくるとか死んでも文句いえないぜ?まあ、イリナの連れだから手加減したけどさ。」

 

言い放つイッセーにイリナは近付き

 

「ごめんね、イッセー君。悪魔に転生してて更に聖剣持ってたからだと思うんだけど、ゼノヴィアは凄い真面目なのよ〜。」

 

「いやいや、真面目だからで斬りかかられたらたまらないんだけど?!」

 

確かにそうよね〜。

 

「そんで?イリナ達は聖剣回収の任務で来たって事でいいの?」

 

「そうなんだけど・・・・想像してた展開と大分違ってて・・・・。」

 

「あ〜、お父さんのせいって言ったら納得できる?」

 

「ああ〜、納得納得。」

 

さすが幼馴染み、話が早くて助かるわね。

 

「じゃあ、聖剣はイリナに渡せばいいのか?」

 

イッセーがイリナに聞く。

 

「そうしてくれると助かるんだけど・・・。」

 

「だって、アザゼル。」

 

私はアザゼルに言う。

 

「ああ、そこの嬢ちゃんに渡せばいいんだな。そっちのほうが面倒無くて助かるぜ。」

 

「──────。」

 

イリナが口を開いているが声がでないようだ。まあ、アザゼルって聞いて分からないことはないわよね〜。

 

「ペトロ、バシレイオス、ディオニュシウス、そして聖母マリアよ。我が声に耳を傾けてくれ。」

 

と、イリナを見て面白がってたがゼノヴィアが何かの文言を唱えている。

 

「悪魔なんかにやられる訳がない!もう一度本気で勝負だ!この刃に宿りしセイントの御名において、我は解放する。――デュランダル!!」

 

ぶ!こんな奥の手隠してたのか!

 

とはいえこれはやりすぎである。

 

「イッセー。」

 

「分かってるよ。」

 

お、思いの外冷静みたいね。成長したかしら?

 

「ゼノヴィア、冷静になって!」

 

イリナが剣を抜いてイッセーの前に立つが

 

「イリナ、大丈夫。」

 

イリナの肩に手を置きイッセーが前に出る。

 

「イッセー君。」

 

イッセーは右手を前に出し。

 

「ゼノヴィアだっけ?聖剣の声も聞こえないのか?」

 

「なんだと?」

 

イッセーはため息をつき

 

「デュランダルが嫌がってるのもわかんね〜のか。────来い!デュランダル!!」

 

バジッという音が鳴りデュランダルがゼノヴィアの手を弾きイッセーの手に収まる。

 

「そ、そんな・・・。」

 

「あのなぁ、自分の意地の為に使われるのは嫌だってさ。俺は悪魔だけど転生前から聖剣の因子を高いレベルで持ってる。だから分かるんだけどデュランダルはお前を正統な使い手だと認めてるが、お前はどうなんだ?デュランダルを理解しようとしたか?してねぇよな。していればデュランダルがどう思ってるかわかるもんな。」

 

イッセーはゼノヴィアに聖剣持ちとしての心構えを説いている・・・っぽい。

 

「お前は分かると言うのか!?」

 

「わかるぜ?少なくともお前よりはな。だから今俺の手にある。それから───」

 

イッセーはおもむろにデュランダルを構え空を斬る。

 

切った所の空間が一瞬斬られて次元の狭間が見えた。

 

「なっ!」

 

「俺が出来るのはこれが限界だな。お前ならもっと斬れるはずだ。力に振り回されるのはわかるが、抑えないで制御することを考えるんだな。」

 

イッセーは言い終わった後ゼノヴィアの前にデュランダルを突刺しこっちに戻って来た。

 

「おつかれ、イッセー。」

 

「ああ。イリナ、ゼノヴィアにもっと聖剣に向き合えって言っといてくれ。ゼノヴィアの才能もデュランダルもこのままだと勿体無いからな。」

 

「相変わらず凄いね、イッセー君。私もイッセー君から色々教わったおかげで聖剣使える様になったけど。」

 

イッセーは手を横に振りながら

 

「聖剣を扱える因子は運だからな〜、後は使い方次第だからな。俺が教えられるのはそれ位だよ。」

 

「でも、剣の声を聞くなんてイッセー君に言われなかったら考えもしなかったよ?」

 

「聖剣とか伝説クラスの剣には大体簡単な意思があるしそうじゃ無くても剣の状態を見て確認したりとかさ、命を預ける相棒なんだからきちんと扱わないとだろ?」

 

この考え方はイッセーの才能よね〜。両親も感心してたくらいだし。

 

イッセーはアザゼルから聖剣を受け取りイリナに渡す。

 

「これ頼んだぜ。破壊(ディストラクション)も修理してやってくれ、悪い事をした。」

 

「任されたわ。ほらゼノヴィア、分かってるんでしょ?イッセー君に謝って。」

 

「さっきはすまなかった。剣士として恥ずかしい限りだ。」

 

「分かってくれたならいいよ。折角伝説の聖剣持ってるんだから勿体無いぜ?その気になれば何でも(・・・)斬れるんだからさ。」

 

ゼノヴィアはデュランダルを見ながら

 

「もっとデュランダルと向き合ってみるよ。いい勉強になった。ありがとう。」

 

そう言って何か吹っ切れた顔をしてイッセーに感謝していた。




エクスカリバー編がほぼ終了。

数話に分ける予定だったんだけど・・・。

源太郎(お父さん)入れたら終わってしまった。

源太郎はオリキャラです。実力魔王クラスのチートです。

ネタで盛り込んだら一撃でコカビエルやられてました。

物語にはそんなに出さないでいこう。強すぎるんで。
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